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レティシアの結婚式
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良く晴れた日、教会に向かうバレット公爵家一家。
教会に着くとレティシアは準備の為、別室に入っていった。
髪を結い上げ頭の上には、豪華な宝石をつけきらきらと輝いているティアラをのせる。純白のウェディングドレスに身を包みレティシアは控室で待っていた。
準備の終わったレティシアのもとへ、バレット公爵夫妻がやってくる。
「おめでとうレティシア、なんて綺麗なのかしら。輝いているわ。レティシアが愛のある結婚が出来て、本当に嬉しい。あなたとルーサー様なら助け合って生きて行く事が出来るわね。
ルーサー様を思う気持ちを大切に幸せな家庭を築いていってね。
何か困った事があったら、いつでも私達を頼るのよ。何があろうと私達はあなたの味方よ。」
「おめでとう、レティシア。本当に素敵な女性になったね。
少し前まではまだまだ小さくて、私の可愛い天使だったのに。
幸せになるんだよ。レティシアが幸せな事が一番良い事だからな。」
「ありがとうございます。お父様、お母様。
今日まで育ててくださってありがとうございました。
お父様とお母様に愛されて育てて頂いた事に感謝の気持ちでいっぱいです。
ルーサー様との結婚生活、お互いを大切に思いあえる温かい家庭を築いていきたいと思います。
お父様とお母様も是非、私達の新居に遊びに来てくださいね。」
準備が整い、ルーサーがレティシアを迎えに来た。
レティシアの美しさに見惚れて固まっていたルーサー。
気が付いたルーサーはバレット公爵夫妻と挨拶をすると、レティシアを優しくエスコートして教会の中へと入っていく。
清楚で可憐なイメージだったレティシア。今は気品ある美しい女性になり、今日愛する人と結婚する。愛しそうに互いを見つめ合い幸せそうな若い2人に、出席者達も温かい気持ちが溢れてきて祝福していた。
2人の結婚式は盛大に行われた。国王一家に3公爵家一同、貴族達や有力者達等大勢の人達に祝福されてとても素敵な式になった。
ルーサーとレティシアは出席者達に感謝の言葉を伝えると、一度退出して着替えてパーティー会場に現れた。
パーティー会場で久しぶりに、レティシアはカトリーナとミーナと話す。
「ご結婚おめでとうございます。今日のレティシア様は、いつも以上に輝いていてとても綺麗ですわ。ルーサー様とお幸せになって下さい。」
「本当に素敵です。レティシア様、ご結婚おめでとうございます。」
「ありがとうございます。カトリーナ公爵夫人、ミーナ様。」
「レティシア様に公爵夫人と言われるとなんだか不思議な感じがしますわ。
レティシア様にお会いすると、昔一緒に頑張っていたころに気持ちが戻ってしまうからでしょうか。」
そういうと、カトリーナもレティシアも一緒に笑う。
「懐かしいですわね。あの頃は本当に必死でしたわ。カトリーナ様やミーナ様と親しくしくなれたのは良かったですけれど、大変だったけれど楽しかったですわね。」
「ええ、本当に。」
「ミーナ様は、夢だった騎士になられて、その上女性初の教官に就任なされたんですよね。おめでとうございます。
女性騎士の待遇改革等の活動をなさって、規則や寮の改善をして、随分女性の騎士が増えたと聞きました。1割にも満たなかった女性騎士が4割にまで増えているそうですね。
素晴らしい事ですわ。それに女性騎士が増えたおかげか騎士団で結婚する人も増えたとか。」
「ありがとうございます。レティシア様が魔力量の研究を公表して下さったお陰ですわ。
魔力量が少なくて騎士を諦める人が減ったんです。
それに、バレット公爵家の領とルーサー様にレティシア様の領で、女性の職改善運動が広まった影響で騎士を目指す女性も増えたんです。
カトリーナ様にも医薬品の分野で、いつも騎士団がお世話になり、ありがとうございます。」
「お礼は必要ありませんわ。国を守る騎士団に優先的にまわすのは当然ですわ。それにきちんとお支払いもいただいてますし。」
カトリーナそういうと、皆微笑んだ。
「カトリーナ様も素晴らしいですわ。医療技術や薬の製造等を公開して頂いたおかげで、国の医療水準が随分上がってきましたもの。」
「ありがとうございます。レティシア様。
医療や薬は研究に膨大な時間と経費がかかりますから、公爵家ならもともと信用がありますし、ある程度販売した後は、公開しても利益はきちんと出せて領を運営していけますから。
こういう事は余力のある家がやらないと思い、行っておりますの。
それに、レティシア様の行動を参考にさせて頂いているので、上手くいっていると思っております。」
「まあ、カトリーナ様にそういって頂けるなんて光栄ですわ。」
久しぶりに会えた3人だったが、レティシアはパーティーの主役なので、暫く話しすと領地に遊びに来てくださいと言って、別の人達への挨拶へと戻っていった。
パーティーが終わり招待客が帰った後、ルーサーとレティシアは領地に戻ってきていた。
屋敷の中を寄り添って歩いているルーサーとレティシア。
「レティシア、私と結婚してくれてありがとう。
初めて君を見た時天使が舞い降りたんだと思って、目がそらせなかった。
君と会って話をすればするほど、愛らしさと聡明さ、そして愛情の深さにどんどんと惹かれていったんだ。
私が魔法研究所に勤めていたおかげで、レティシアの研究も一緒に出来たし、相談をしたりするうちにお互いの事をよく知り、信頼関係を育てていけた。
私達ならこれから何があっても、2人で一緒に乗り越えていける、そう思っている。
愛しているよ、レティシア。君と一緒に暮らしていける、こんな幸せな事は無い。
これからもよろしくお願いします。2人で幸せになろう。」
「私もルーサーの事を愛しているわ。あなたと夫婦になれて本当に嬉しいわ。
こちらこそ、これからもよろしくお願いします。2人で幸せになりましょうね。」
ルーサーとレティシアは寝室へと入っていった。
彼らが去った後、レティシアが見た映像を書き出した紙が、燃えて灰になり消えていった。
教会に着くとレティシアは準備の為、別室に入っていった。
髪を結い上げ頭の上には、豪華な宝石をつけきらきらと輝いているティアラをのせる。純白のウェディングドレスに身を包みレティシアは控室で待っていた。
準備の終わったレティシアのもとへ、バレット公爵夫妻がやってくる。
「おめでとうレティシア、なんて綺麗なのかしら。輝いているわ。レティシアが愛のある結婚が出来て、本当に嬉しい。あなたとルーサー様なら助け合って生きて行く事が出来るわね。
ルーサー様を思う気持ちを大切に幸せな家庭を築いていってね。
何か困った事があったら、いつでも私達を頼るのよ。何があろうと私達はあなたの味方よ。」
「おめでとう、レティシア。本当に素敵な女性になったね。
少し前まではまだまだ小さくて、私の可愛い天使だったのに。
幸せになるんだよ。レティシアが幸せな事が一番良い事だからな。」
「ありがとうございます。お父様、お母様。
今日まで育ててくださってありがとうございました。
お父様とお母様に愛されて育てて頂いた事に感謝の気持ちでいっぱいです。
ルーサー様との結婚生活、お互いを大切に思いあえる温かい家庭を築いていきたいと思います。
お父様とお母様も是非、私達の新居に遊びに来てくださいね。」
準備が整い、ルーサーがレティシアを迎えに来た。
レティシアの美しさに見惚れて固まっていたルーサー。
気が付いたルーサーはバレット公爵夫妻と挨拶をすると、レティシアを優しくエスコートして教会の中へと入っていく。
清楚で可憐なイメージだったレティシア。今は気品ある美しい女性になり、今日愛する人と結婚する。愛しそうに互いを見つめ合い幸せそうな若い2人に、出席者達も温かい気持ちが溢れてきて祝福していた。
2人の結婚式は盛大に行われた。国王一家に3公爵家一同、貴族達や有力者達等大勢の人達に祝福されてとても素敵な式になった。
ルーサーとレティシアは出席者達に感謝の言葉を伝えると、一度退出して着替えてパーティー会場に現れた。
パーティー会場で久しぶりに、レティシアはカトリーナとミーナと話す。
「ご結婚おめでとうございます。今日のレティシア様は、いつも以上に輝いていてとても綺麗ですわ。ルーサー様とお幸せになって下さい。」
「本当に素敵です。レティシア様、ご結婚おめでとうございます。」
「ありがとうございます。カトリーナ公爵夫人、ミーナ様。」
「レティシア様に公爵夫人と言われるとなんだか不思議な感じがしますわ。
レティシア様にお会いすると、昔一緒に頑張っていたころに気持ちが戻ってしまうからでしょうか。」
そういうと、カトリーナもレティシアも一緒に笑う。
「懐かしいですわね。あの頃は本当に必死でしたわ。カトリーナ様やミーナ様と親しくしくなれたのは良かったですけれど、大変だったけれど楽しかったですわね。」
「ええ、本当に。」
「ミーナ様は、夢だった騎士になられて、その上女性初の教官に就任なされたんですよね。おめでとうございます。
女性騎士の待遇改革等の活動をなさって、規則や寮の改善をして、随分女性の騎士が増えたと聞きました。1割にも満たなかった女性騎士が4割にまで増えているそうですね。
素晴らしい事ですわ。それに女性騎士が増えたおかげか騎士団で結婚する人も増えたとか。」
「ありがとうございます。レティシア様が魔力量の研究を公表して下さったお陰ですわ。
魔力量が少なくて騎士を諦める人が減ったんです。
それに、バレット公爵家の領とルーサー様にレティシア様の領で、女性の職改善運動が広まった影響で騎士を目指す女性も増えたんです。
カトリーナ様にも医薬品の分野で、いつも騎士団がお世話になり、ありがとうございます。」
「お礼は必要ありませんわ。国を守る騎士団に優先的にまわすのは当然ですわ。それにきちんとお支払いもいただいてますし。」
カトリーナそういうと、皆微笑んだ。
「カトリーナ様も素晴らしいですわ。医療技術や薬の製造等を公開して頂いたおかげで、国の医療水準が随分上がってきましたもの。」
「ありがとうございます。レティシア様。
医療や薬は研究に膨大な時間と経費がかかりますから、公爵家ならもともと信用がありますし、ある程度販売した後は、公開しても利益はきちんと出せて領を運営していけますから。
こういう事は余力のある家がやらないと思い、行っておりますの。
それに、レティシア様の行動を参考にさせて頂いているので、上手くいっていると思っております。」
「まあ、カトリーナ様にそういって頂けるなんて光栄ですわ。」
久しぶりに会えた3人だったが、レティシアはパーティーの主役なので、暫く話しすと領地に遊びに来てくださいと言って、別の人達への挨拶へと戻っていった。
パーティーが終わり招待客が帰った後、ルーサーとレティシアは領地に戻ってきていた。
屋敷の中を寄り添って歩いているルーサーとレティシア。
「レティシア、私と結婚してくれてありがとう。
初めて君を見た時天使が舞い降りたんだと思って、目がそらせなかった。
君と会って話をすればするほど、愛らしさと聡明さ、そして愛情の深さにどんどんと惹かれていったんだ。
私が魔法研究所に勤めていたおかげで、レティシアの研究も一緒に出来たし、相談をしたりするうちにお互いの事をよく知り、信頼関係を育てていけた。
私達ならこれから何があっても、2人で一緒に乗り越えていける、そう思っている。
愛しているよ、レティシア。君と一緒に暮らしていける、こんな幸せな事は無い。
これからもよろしくお願いします。2人で幸せになろう。」
「私もルーサーの事を愛しているわ。あなたと夫婦になれて本当に嬉しいわ。
こちらこそ、これからもよろしくお願いします。2人で幸せになりましょうね。」
ルーサーとレティシアは寝室へと入っていった。
彼らが去った後、レティシアが見た映像を書き出した紙が、燃えて灰になり消えていった。
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