362 / 435
第十一章〜王子は誇りを胸へ〜
46.大詰め
しおりを挟む
雨はアルスとフランが戦うこの場限りの局所的なものであり、雷雨を落とす雲はアルスが魔法で作ったものだ。これを維持する余裕がある限り、まだアルスは戦える。
だからこそフランは、ゆっくりとアルスに近付いていく。地面にうずくまり、もはや動くことすら難しいアルスを相手にだ。
それ程までにフランはアルスを警戒していて、一瞬の油断が命取りになると理解していた、
「……フラン。」
アルスがそう呼びかける。フランは答えずに、足を前に出す。
「『絶剣』は確かに強力だ。ちょっとした油断が、こうやって致命傷になる。だけど欠点がある、そうだろ。」
その欠点は、他ならぬフランから聞いたものだ。
この効果に対してはあまりにも弱い欠点であり、普通ならこんなもの大した欠点にはならない。しかし今回限りはこれが重要だった。
「一つ、剣を使わない場合は用途が限られる。二つ、対象が大きければ大きいほど体への負荷が強くなる。」
アルスは勝ち方を選ばなくてはならなかった。殺して終わりにはできないのだ。
「三つ、武器への負担が大きい。その為にお前はずっと、決して壊れない丈夫な剣を使ってたはずだ。」
そしてその剣は今、スカイの手元にある。確かに今、フランが持っている剣も名剣に違いないが、この戦いの中に何度も絶剣を放てば必ず負担は大きくなる。
しかしそれでも、普通なら壊れる事はない。どれぐらいが限界なんてフランが一番よく分かっている。必ず余裕を持って使うはずだ。
「だから、俺の勝ちだ。」
振り下ろされるフランの剣を、真正面からアルスの十束剣が迎え撃つ。
刃が宙を舞う。フランの手に残ったのは折れた剣だけだ。間髪入れずにアルスが追撃を入れようと迫るが、その折れた剣では止めることはできない。
フランの腹へと、鋭く掌底が突き刺さる。後方へと倒れ、何度か地面を転がった。
「この雨は、俺の魔法そのものだ。少し指向性を持たせたり、性質を変えたりする事ぐらいなら簡単にできる。」
折れた剣の、刃の方を拾ってアルスはフランに見えるように持った。
「当然、お前の剣もよく濡れている。水を強い酸性の液体に変えて、一部分だけでいいから小さな傷を作る。そうすればこうやってぶつけ合った時に折れる。それが折れた原理だよ。」
剣を壊す、これこそがアルスが選んだ勝ち方だった。フランを殺さずして勝つにはこうする必要があった。
フランは動けない。この折れた剣でも戦えなくはないが、アルスを相手にはもう勝機がないからだ。
これがいつもの剣なら折ることはできなかっただろう。洗脳されて思考力が削がれていなかったら、鋭い直感でアルスの狙いに気付いた可能性もあった。
「やっぱり、いつものお前より弱いな。俺の知ってるフランは、何かを背負っている時のフランは、この程度じゃない。」
頭を剣の側面で叩かれて、フランは気を失った。抵抗はされなかった。
場所はまた移る。
大きなクレーターができた場所があった。周囲の家屋は無惨にも崩れ去り、人の気配は殆どない。いるのは大精霊を従えるエルディナと、ヒカリとアースだけだ。
ヒカリが使う聖剣の効果により二人の周辺に被害はなかったが、これだけの攻撃の中で無事ではいられない。
「結界が……!」
ヒカリの声が虚しく響きながら、聖剣につく珠が光を失って結界が消えた。
『降伏せよ。男の命だけを我が前に晒せ。さすれば、無用に人から命は奪わん。』
大精霊の声がもう一度響く。アースは何も言わずに、ヒカリの前にその体を出した。
迷いはなかった。アースは死を恐れない。何より恐ろしい事は、国を守れない事であるからだ。アースは決して迷わない。判断を遅らせる事はそのまま、被害を大きくする事に繋がるかもしれないからだ。
アースは、諦めない。スカイがそうしたように、アースは最後の一瞬まで諦める事はしない。ただスカイとの最大の違いは、結局は自分で何も出来ないという事。
「……ヒカリ、俺様はお前がよくやっている事を知っている。ただ、一つ足りないものもあげるとするなら――」
その声はヒカリの耳の中によく響いた。大精霊に背を向けて、アースはヒカリと目を合わせる。
「自信だ、自信を持て。お前には勇気があるんだ。後はお前の力を信じてやれ。」
そうだ、そうに決まっている。誰がどう考えたって、この状況を覆す事はできない。
今まで勇気を持って踏み出したその時には、今手に持っている聖剣が応えてくれているという感覚があった。できるんじゃないかっていう根拠のない自信を聖剣がくれていた。
しかし今は違う。聖剣は反応していない。この世界の住民とは違って、平和な日本で生まれ育った力を持たないただの人だ。聖剣がなければ何もできはしない。
「その勇者のスキルは、与えられた力でも、体に外にある武器なようなものなんかでもねーんだ。魂に刻まれたお前自身だ。この世のどこに、自分の右手に祈る奴がいる?」
スキルとは今でもその殆どが明らかになっていない。神々が与えたもうた、原理すら判明しない特殊な力こそがスキルなのだ。
それでも自分のスキルを恐れる奴なんてこの世にいない。結局は体の延長線上にあるものであり、その使い方だって感覚的に理解できるものに過ぎない。この世界で生まれた存在でないヒカリには、それが上手く理解できていなかった。
「自分を信じろ。」
ヒカリの視界がぼやける。特に聖剣がよく見えない。手に持っている剣がどんなものなのか、頭の中に浮かばない。
見えない。だけどこれは見えないだけで幻想ではなく、確かにここに実体を持つ。あの時、カリティと戦ったその時からずっと自分の中にいるのだ。見えなかったというだけで。
『命を差し出すという事で、良いか?』
「いいや、違うね。勝ちが確定したからこそ、俺様はここまで悠長に話をしているんだ。」
ヒカリは後ろから肩を掴まれる。子供の頭を撫でるときのように優しい手で、ヒカリの体からつい力を抜ける。代わりに前に出たのは巨体の、キャソックに身を包んだ男だった。
「よく耐え抜きましたね。よく生き残りましたね。遅くなって申し訳ない。ですが、もう安心なさい。」
低く優しい声だった。ヒカリはその男に、警察官であった父の姿を幻視する。
「私の名はグラデリメロス、教会の神父をやっております。」
グラデリメロスはそう名乗った。それでも、その正体をよく知るアースにとっては十分に安心できる情報量だった。
何より、ここにいるのはグラデリメロスだけじゃない。
『次は汝が立ち塞がるか?』
「いいえ、私の剣は人を守り、罪人を刺すためにあります。決して罪なき者を刺すことはありません。」
グラデリメロスはエルディナの方を指さす。
「相手は後ろですよ。」
――ディーテの光の加護は、風の大精霊の探知すら振り切る。その情報を知っても、記憶して留める事ができないからだ。
だから気付かなかった、後ろから近付く存在に。
前へと注意が集中していた大精霊とエルディナは突然、いないはずの空間から現れたその存在へ対応する事ができなかった。
「動くな。頭を打ちぬかれたくなかったらな。」
エルディナの首を絞め、拳銃がエルディナの頭につきつけられる。それをしたのは当然、ディーテだった。
天使は肉体を持たない。肉体のようにそこに存在したのは、実際は魔力そのものである。だからこそ、魔力の大部分を身代わりにして魂だけを逃がすなんて事だってできる。
大精霊の目を欺くためにも、ほとんどの魔力をそこに置いてアース達を庇ったように見せかけ、本体はエルディナの後ろへと回り込んでいたのだ。
『……そうか。』
大精霊は輪郭を失い、風となってその場から消え去った。ディーテはエルディナの首を強く絞めて、その意識を落とした。
「ディーテさん! 無事だったんスね!」
「たわけが、私が死ぬわけがない。」
宙に浮かんで、ディーテはヒカリの場所へと移動する。グラデリメロスは軽く会釈をするが、それには何も返さない。
一息もつきたくなるこの状況で、アースは直ぐに次の為に口を開いた。
「グラデリメロス、お前が来たって事はそういう事でいいんだな?」
「ええ、一時避難をしていた住民の中から武に長ける方を集めて制圧の為に動いています。上手く状況は掴めていませんが、時間の問題ではないかと。」
「ならいい。悪いが急いで行くぞ。元々この作戦は各地でニレアの戦力を削いで、全員で丸腰のニレアを倒すってのが狙いなんだ。スカイだけじゃ何が起こるかわからねーからよ。」
だからこそフランは、ゆっくりとアルスに近付いていく。地面にうずくまり、もはや動くことすら難しいアルスを相手にだ。
それ程までにフランはアルスを警戒していて、一瞬の油断が命取りになると理解していた、
「……フラン。」
アルスがそう呼びかける。フランは答えずに、足を前に出す。
「『絶剣』は確かに強力だ。ちょっとした油断が、こうやって致命傷になる。だけど欠点がある、そうだろ。」
その欠点は、他ならぬフランから聞いたものだ。
この効果に対してはあまりにも弱い欠点であり、普通ならこんなもの大した欠点にはならない。しかし今回限りはこれが重要だった。
「一つ、剣を使わない場合は用途が限られる。二つ、対象が大きければ大きいほど体への負荷が強くなる。」
アルスは勝ち方を選ばなくてはならなかった。殺して終わりにはできないのだ。
「三つ、武器への負担が大きい。その為にお前はずっと、決して壊れない丈夫な剣を使ってたはずだ。」
そしてその剣は今、スカイの手元にある。確かに今、フランが持っている剣も名剣に違いないが、この戦いの中に何度も絶剣を放てば必ず負担は大きくなる。
しかしそれでも、普通なら壊れる事はない。どれぐらいが限界なんてフランが一番よく分かっている。必ず余裕を持って使うはずだ。
「だから、俺の勝ちだ。」
振り下ろされるフランの剣を、真正面からアルスの十束剣が迎え撃つ。
刃が宙を舞う。フランの手に残ったのは折れた剣だけだ。間髪入れずにアルスが追撃を入れようと迫るが、その折れた剣では止めることはできない。
フランの腹へと、鋭く掌底が突き刺さる。後方へと倒れ、何度か地面を転がった。
「この雨は、俺の魔法そのものだ。少し指向性を持たせたり、性質を変えたりする事ぐらいなら簡単にできる。」
折れた剣の、刃の方を拾ってアルスはフランに見えるように持った。
「当然、お前の剣もよく濡れている。水を強い酸性の液体に変えて、一部分だけでいいから小さな傷を作る。そうすればこうやってぶつけ合った時に折れる。それが折れた原理だよ。」
剣を壊す、これこそがアルスが選んだ勝ち方だった。フランを殺さずして勝つにはこうする必要があった。
フランは動けない。この折れた剣でも戦えなくはないが、アルスを相手にはもう勝機がないからだ。
これがいつもの剣なら折ることはできなかっただろう。洗脳されて思考力が削がれていなかったら、鋭い直感でアルスの狙いに気付いた可能性もあった。
「やっぱり、いつものお前より弱いな。俺の知ってるフランは、何かを背負っている時のフランは、この程度じゃない。」
頭を剣の側面で叩かれて、フランは気を失った。抵抗はされなかった。
場所はまた移る。
大きなクレーターができた場所があった。周囲の家屋は無惨にも崩れ去り、人の気配は殆どない。いるのは大精霊を従えるエルディナと、ヒカリとアースだけだ。
ヒカリが使う聖剣の効果により二人の周辺に被害はなかったが、これだけの攻撃の中で無事ではいられない。
「結界が……!」
ヒカリの声が虚しく響きながら、聖剣につく珠が光を失って結界が消えた。
『降伏せよ。男の命だけを我が前に晒せ。さすれば、無用に人から命は奪わん。』
大精霊の声がもう一度響く。アースは何も言わずに、ヒカリの前にその体を出した。
迷いはなかった。アースは死を恐れない。何より恐ろしい事は、国を守れない事であるからだ。アースは決して迷わない。判断を遅らせる事はそのまま、被害を大きくする事に繋がるかもしれないからだ。
アースは、諦めない。スカイがそうしたように、アースは最後の一瞬まで諦める事はしない。ただスカイとの最大の違いは、結局は自分で何も出来ないという事。
「……ヒカリ、俺様はお前がよくやっている事を知っている。ただ、一つ足りないものもあげるとするなら――」
その声はヒカリの耳の中によく響いた。大精霊に背を向けて、アースはヒカリと目を合わせる。
「自信だ、自信を持て。お前には勇気があるんだ。後はお前の力を信じてやれ。」
そうだ、そうに決まっている。誰がどう考えたって、この状況を覆す事はできない。
今まで勇気を持って踏み出したその時には、今手に持っている聖剣が応えてくれているという感覚があった。できるんじゃないかっていう根拠のない自信を聖剣がくれていた。
しかし今は違う。聖剣は反応していない。この世界の住民とは違って、平和な日本で生まれ育った力を持たないただの人だ。聖剣がなければ何もできはしない。
「その勇者のスキルは、与えられた力でも、体に外にある武器なようなものなんかでもねーんだ。魂に刻まれたお前自身だ。この世のどこに、自分の右手に祈る奴がいる?」
スキルとは今でもその殆どが明らかになっていない。神々が与えたもうた、原理すら判明しない特殊な力こそがスキルなのだ。
それでも自分のスキルを恐れる奴なんてこの世にいない。結局は体の延長線上にあるものであり、その使い方だって感覚的に理解できるものに過ぎない。この世界で生まれた存在でないヒカリには、それが上手く理解できていなかった。
「自分を信じろ。」
ヒカリの視界がぼやける。特に聖剣がよく見えない。手に持っている剣がどんなものなのか、頭の中に浮かばない。
見えない。だけどこれは見えないだけで幻想ではなく、確かにここに実体を持つ。あの時、カリティと戦ったその時からずっと自分の中にいるのだ。見えなかったというだけで。
『命を差し出すという事で、良いか?』
「いいや、違うね。勝ちが確定したからこそ、俺様はここまで悠長に話をしているんだ。」
ヒカリは後ろから肩を掴まれる。子供の頭を撫でるときのように優しい手で、ヒカリの体からつい力を抜ける。代わりに前に出たのは巨体の、キャソックに身を包んだ男だった。
「よく耐え抜きましたね。よく生き残りましたね。遅くなって申し訳ない。ですが、もう安心なさい。」
低く優しい声だった。ヒカリはその男に、警察官であった父の姿を幻視する。
「私の名はグラデリメロス、教会の神父をやっております。」
グラデリメロスはそう名乗った。それでも、その正体をよく知るアースにとっては十分に安心できる情報量だった。
何より、ここにいるのはグラデリメロスだけじゃない。
『次は汝が立ち塞がるか?』
「いいえ、私の剣は人を守り、罪人を刺すためにあります。決して罪なき者を刺すことはありません。」
グラデリメロスはエルディナの方を指さす。
「相手は後ろですよ。」
――ディーテの光の加護は、風の大精霊の探知すら振り切る。その情報を知っても、記憶して留める事ができないからだ。
だから気付かなかった、後ろから近付く存在に。
前へと注意が集中していた大精霊とエルディナは突然、いないはずの空間から現れたその存在へ対応する事ができなかった。
「動くな。頭を打ちぬかれたくなかったらな。」
エルディナの首を絞め、拳銃がエルディナの頭につきつけられる。それをしたのは当然、ディーテだった。
天使は肉体を持たない。肉体のようにそこに存在したのは、実際は魔力そのものである。だからこそ、魔力の大部分を身代わりにして魂だけを逃がすなんて事だってできる。
大精霊の目を欺くためにも、ほとんどの魔力をそこに置いてアース達を庇ったように見せかけ、本体はエルディナの後ろへと回り込んでいたのだ。
『……そうか。』
大精霊は輪郭を失い、風となってその場から消え去った。ディーテはエルディナの首を強く絞めて、その意識を落とした。
「ディーテさん! 無事だったんスね!」
「たわけが、私が死ぬわけがない。」
宙に浮かんで、ディーテはヒカリの場所へと移動する。グラデリメロスは軽く会釈をするが、それには何も返さない。
一息もつきたくなるこの状況で、アースは直ぐに次の為に口を開いた。
「グラデリメロス、お前が来たって事はそういう事でいいんだな?」
「ええ、一時避難をしていた住民の中から武に長ける方を集めて制圧の為に動いています。上手く状況は掴めていませんが、時間の問題ではないかと。」
「ならいい。悪いが急いで行くぞ。元々この作戦は各地でニレアの戦力を削いで、全員で丸腰のニレアを倒すってのが狙いなんだ。スカイだけじゃ何が起こるかわからねーからよ。」
0
お気に入りに追加
286
あなたにおすすめの小説
辺境の契約魔法師~スキルと知識で異世界改革~
有雲相三
ファンタジー
前世の知識を保持したまま転生した主人公。彼はアルフォンス=テイルフィラーと名付けられ、辺境伯の孫として生まれる。彼の父フィリップは辺境伯家の長男ではあるものの、魔法の才に恵まれず、弟ガリウスに家督を奪われようとしていた。そんな時、アルフォンスに多彩なスキルが宿っていることが発覚し、事態が大きく揺れ動く。己の利権保守の為にガリウスを推す貴族達。逆境の中、果たして主人公は父を当主に押し上げることは出来るのか。
主人公、アルフォンス=テイルフィラー。この世界で唯一の契約魔法師として、後に世界に名を馳せる一人の男の物語である。
残滓と呼ばれたウィザード、絶望の底で大覚醒! 僕を虐げてくれたみんなのおかげだよ(ニヤリ)
SHO
ファンタジー
15歳になり、女神からの神託の儀で魔法使い(ウィザード)のジョブを授かった少年ショーンは、幼馴染で剣闘士(ソードファイター)のジョブを授かったデライラと共に、冒険者になるべく街に出た。
しかし、着々と実績を上げていくデライラとは正反対に、ショーンはまともに魔法を発動する事すら出来ない。
相棒のデライラからは愛想を尽かされ、他の冒険者たちからも孤立していくショーンのたった一つの心の拠り所は、森で助けた黒ウサギのノワールだった。
そんなある日、ショーンに悲劇が襲い掛かる。しかしその悲劇が、彼の人生を一変させた。
無双あり、ザマァあり、復讐あり、もふもふありの大冒険、いざ開幕!
拝啓、お父様お母様 勇者パーティをクビになりました。
ちくわ feat. 亜鳳
ファンタジー
弱い、使えないと勇者パーティをクビになった
16歳の少年【カン】
しかし彼は転生者であり、勇者パーティに配属される前は【無冠の帝王】とまで謳われた最強の武・剣道者だ
これで魔導まで極めているのだが
王国より勇者の尊厳とレベルが上がるまではその実力を隠せと言われ
渋々それに付き合っていた…
だが、勘違いした勇者にパーティを追い出されてしまう
この物語はそんな最強の少年【カン】が「もう知るか!王命何かくそ食らえ!!」と実力解放して好き勝手に過ごすだけのストーリーである
※タイトルは思い付かなかったので適当です
※5話【ギルド長との対談】を持って前書きを廃止致しました
以降はあとがきに変更になります
※現在執筆に集中させて頂くべく
必要最低限の感想しか返信できません、ご理解のほどよろしくお願いいたします
※現在書き溜め中、もうしばらくお待ちください
気がついたら異世界に転生していた。
みみっく
ファンタジー
社畜として会社に愛されこき使われ日々のストレスとムリが原因で深夜の休憩中に死んでしまい。
気がついたら異世界に転生していた。
普通に愛情を受けて育てられ、普通に育ち屋敷を抜け出して子供達が集まる広場へ遊びに行くと自分の異常な身体能力に気が付き始めた・・・
冒険がメインでは無く、冒険とほのぼのとした感じの日常と恋愛を書いていけたらと思って書いています。
戦闘もありますが少しだけです。
異世界王女に転生したけど、貧乏生活から脱出できるのか
片上尚
ファンタジー
海の事故で命を落とした山田陽子は、女神ロミア様に頼まれて魔法がある世界のとある国、ファルメディアの第三王女アリスティアに転生!
悠々自適の贅沢王女生活やイケメン王子との結婚、もしくは現代知識で無双チートを夢見て目覚めてみると、待っていたのは3食草粥生活でした…
アリスティアは現代知識を使って自国を豊かにできるのか?
痩せっぽっちの王女様奮闘記。
騎士志望のご令息は暗躍がお得意
月野槐樹
ファンタジー
王弟で辺境伯である父を保つマーカスは、辺境の田舎育ちのマイペースな次男坊。
剣の腕は、かつて「魔王」とまで言われた父や父似の兄に比べれば平凡と自認していて、剣より魔法が大好き。戦う時は武力より、どちらというと裏工作?
だけど、ちょっとした気まぐれで騎士を目指してみました。
典型的な「騎士」とは違うかもしれないけど、護る時は全力です。
従者のジョセフィンと駆け抜ける青春学園騎士物語。
【TS転生勇者のやり直し】『イデアの黙示録』~魔王を倒せなかったので2度目の人生はすべての選択肢を「逆」に生きて絶対に勇者にはなりません!~
夕姫
ファンタジー
【絶対に『勇者』にならないし、もう『魔王』とは戦わないんだから!】
かつて世界を救うために立ち上がった1人の男。名前はエルク=レヴェントン。勇者だ。
エルクは世界で唯一勇者の試練を乗り越え、レベルも最大の100。つまり人類史上最強の存在だったが魔王の力は強大だった。どうせ死ぬのなら最後に一矢報いてやりたい。その思いから最難関のダンジョンの遺物のアイテムを使う。
すると目の前にいた魔王は消え、そこには1人の女神が。
「ようこそいらっしゃいました私は女神リディアです」
女神リディアの話しなら『もう一度人生をやり直す』ことが出来ると言う。
そんなエルクは思う。『魔王を倒して世界を平和にする』ことがこんなに辛いなら、次の人生はすべての選択肢を逆に生き、このバッドエンドのフラグをすべて回避して人生を楽しむ。もう魔王とは戦いたくない!と
そしてエルクに最初の選択肢が告げられる……
「性別を選んでください」
と。
しかしこの転生にはある秘密があって……
この物語は『魔王と戦う』『勇者になる』フラグをへし折りながら第2の人生を生き抜く転生ストーリーです。
異世界転生したらよくわからない騎士の家に生まれたので、とりあえず死なないように気をつけていたら無双してしまった件。
星の国のマジシャン
ファンタジー
引きこもりニート、40歳の俺が、皇帝に騎士として支える分家の貴族に転生。
そして魔法剣術学校の剣術科に通うことなるが、そこには波瀾万丈な物語が生まれる程の過酷な「必須科目」の数々が。
本家VS分家の「決闘」や、卒業と命を懸け必死で戦い抜く「魔物サバイバル」、さらには40年の弱男人生で味わったことのない甘酸っぱい青春群像劇やモテ期も…。
この世界を動かす、最大の敵にご注目ください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる