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第十一章〜王子は誇りを胸へ〜
18.雨
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『あー、聞こえるかね? まあ一方的な連絡だ。聞こえなかったのなら撮り直せば良いか。』
声が響く。少し高く、響きの良い男の声である。そのハキハキとした喋り方は、彼をよく知らない人にはまず好印象を与えられるだろう。
『付近に人はいないかね? いや、君の事だから心配はいらないだろうが念の為だ。最近は策が失敗続きで気が滅入っているんだ。これぐらいは許して欲しいとも。』
なめらかに、淀みなく声は響き続ける。その声に起伏はあるが感情はない。ただ嬉しいというわけでもなく、悲しいというわけでもなく、興奮しているというわけでもない。
ただ起こった事実を報告するだけのように、声には感情というものが欠落していた。
『ああ、安心してくれ。大した用ではない。君が動きやすいようにほんの少し協力をしようと思ってね。それだけの話だ。』
そのまま男は話を続ける。
『流石にグレゼリオンは対処しづらい。実際、グレゼリオンで行った作戦は一つだけでね。目的としてはエルディナの暗殺、あわよくばフィルラーナまで殺せれば上々だったのだが失敗してしまった。幹部を二人も出した大掛かりな作戦だったのだがね。君も軽く知ってはいるだろう?』
彼が言うのは恐らく、王都での一件であろう。繁華街と闘技場の地下に、それぞれ組織の幹部である怠惰欲と睡眠欲が現れた事件である。
爆発的な被害こそなかったが、数十名の死者が出た悲惨な事件として記憶に新しいはずだ。
『やはり問題はリラーティナ家の御息女であるフィルラーナだ。あの忌々しい女は常に我らの一手先を行く。細々とした作戦は成功しているが、重要な作戦に限って上手くいかない。』
地下に現れた怠惰欲を止めたのはフィルラーナである。事実、あれを止めていなければエルディナの殺害は成功していただろう。
当日にはオーディンもいたが、いくら悠久の時を生きる魔女でも全ての存在に目を光らせて、全ての人を守ることはできない。それは人一人には限界がある以上、当然の事である。
『だから今回の策は、ノーリスクハイリターンを目指したわけだ。』
どれだけ大きなメリットがあっても、それを上回るデメリットがあれば意味がない。知者とは自分に発生する利益をそのままに、極力危険性を減らせる者である。
この男は悪人であるが、違いなく知者である。その中でも特に、危険性を減らすという一点おいて、彼より優れた策士はいないであろう。
『話が長くなってしまったね。それでは簡潔に本題を話して連絡事項は終わりとしよう。』
彼の組織、すなわち名も無き組織を成り立たせているのは違いなく彼であった。
武力は必要だ、財力は必要だ、しかしそれらを支える知力があって組織はやっと成り立つ。それは、こうやって彼の声を聞いている人が、未だに彼の情報を得られていないという事からも証明されている。
『――ファルクラム領に魔物の大群が来るぞ。上手く地獄になる事を祈っている。』
音を発する水晶が、ひとりでに砕けた。
つつがなくアースの演説は進行していく。俺が学園から会場に戻った後、もちろん警戒はしていたが全く何も起こらない。
流石に警戒されていると分かっているタイミングで仕掛ける奴もそういないのだろう。演説が終盤に差し掛かる中、俺はそう思った。
「……これが終われば、後はリラーティナ領、アグラードル領に行って王都に戻るんスよね?」
俺達のいる控室があまりにも静かだったのに耐えられなかったのか、ヒカリはそう切り出した。
「そうだな、王都に戻って最終演説を終えて、そして国民投票の後に陛下が最終決定を下す。」
「結局、国王陛下が決めちゃうんスよね。投票で勝っていてもそれで負けちゃったら、なんかやり切れないッスよね。」
「……まあな。それが成り立って上手くいってるんだから、グレゼリオンはおかしいと思うよ。」
歴史を習った時に何度も思った。人類史の長さで言うのなら地球と大きく変わらないこの世界に、民主主義国家が増えないのはグレゼリオン王国のせいであると。
王国制は必ず途中で破綻する。それは地球の歴史が証明しているし、この世界でも変わらぬ事実だ。それなのに何故かグレゼリオン王国だけが滅びずに上手くいってしまっている。そして人は、上手くいっているものを真似ようとする。
その結果、無駄に国が生まれては潰れてを繰り返しているのだ。この世で最も完璧に近い治世を行うグレゼリオンが、まさか間違っているなんて誰も思わないわけで。
「やっぱり異世界は、不思議な事が沢山あるッスね。もちろん地球だって凄いッスけど、異世界でしか見られないものもあるというか……」
「言いたい事は分かるよ。魔力があるからこそ可能な事はこの世界には多い。」
その分、危険性も高いがな。魔物なんてその最たる例だ。この世界において高層建築や都市化が未だに進まないのは、魔物との対策を同時に行わなくてはならない点にある。それは魔物の根絶に成功したグレゼリオンだってそうだ。
未だにグレゼリオンはスタンピートが定期的に発生する。その規模が大きければ周辺の建築物の被害も大きくなる。変に高い建築物は飛行ができる魔物に狙われてしまうのだ。
それでも魔法があることによる利便性や、独自の文化体系はとても素晴らしいものだ。一長一短というものであろう。
「世界には色んな場所があるからな。時間があればまた――ん?」
なんとなく、記憶を辿ろうとして上を見た。その時に、空に何かがいるのが見えた。
それに違和感を覚えたのは、その存在から魔力を感じなかったからだ。確かに魔法使いなら魔力を限りなくゼロにする事はできるだろう。しかしいくら巧妙に魔力を隠せても、発動している魔法の魔力までは隠し切れない。
それはつまり、その存在が魔法以外の方法を使って空を飛んでいる事を示していた。
「……ヒカリ、いざとなれば聖剣を抜け。もしかしたら、危ないかもしれない。」
ヒカリにそう言って、俺は望遠の魔法を使ってそれの姿をよく見る。
「何かあったんスか?」
「空に人が浮かんでる。多分だが、ただ者じゃない。」
それは黒い髪の少年だった。妙に小綺麗で、どこかの商家の息子かと思うほどだ。だからこそ、何故あの少年は空に浮いているのだろうという疑問は強まった。
ヒカリは目を細めて俺の見る方へと視線を向けるが、見えていないようであった。普通の人じゃ見えないぐらいの距離だ、この中でアレに気付く人はまずいないだろう。
「……ちょっと行ってくる。」
そう一言残して、俺は体を風に変えてその少年へと迫る。俺の魔法ならそう遠い距離ではない。
あと数秒で辿り着く、というタイミングで、こいつは俺を見た。そしてその口元を歪め、ニタリと笑ってみせたのだ。
「は?」
瞬きの一瞬、その一瞬で少年の姿は搔き消え、その代わりと言わんばかりに、大量の魔物が空中に現れた。
遠目から見れば雨雲と見間違うほどにそれらは密集していて、そして種類にも統一感はなく、あらゆる魔物が集った塊のようなものがそこにあった。当然物理法則は、それらの魔物を地上へ落とす。
「しまっ――」
地上にいれば即座に結界を張れた。下から迎撃もできた。だが上からでは無理だ。下手に魔法を撃てば一般市民を巻き込んでしまう。俺は誘われてしまったのだ。あいつは、俺がこっちに来るのを待っていた。
その魔物たちは空中で街全体に広がって、雨のように落ちていく。それよりも速く地上へと駆けるが、その速度にも限界があった。少なくとも、地上に落ち切る前にこいつらを殺し切る事はできない。
悲鳴が聞こえる。俺の血の気は引いていく。何の前触れもなく都市は戦場へと移り変わったのだ。
声が響く。少し高く、響きの良い男の声である。そのハキハキとした喋り方は、彼をよく知らない人にはまず好印象を与えられるだろう。
『付近に人はいないかね? いや、君の事だから心配はいらないだろうが念の為だ。最近は策が失敗続きで気が滅入っているんだ。これぐらいは許して欲しいとも。』
なめらかに、淀みなく声は響き続ける。その声に起伏はあるが感情はない。ただ嬉しいというわけでもなく、悲しいというわけでもなく、興奮しているというわけでもない。
ただ起こった事実を報告するだけのように、声には感情というものが欠落していた。
『ああ、安心してくれ。大した用ではない。君が動きやすいようにほんの少し協力をしようと思ってね。それだけの話だ。』
そのまま男は話を続ける。
『流石にグレゼリオンは対処しづらい。実際、グレゼリオンで行った作戦は一つだけでね。目的としてはエルディナの暗殺、あわよくばフィルラーナまで殺せれば上々だったのだが失敗してしまった。幹部を二人も出した大掛かりな作戦だったのだがね。君も軽く知ってはいるだろう?』
彼が言うのは恐らく、王都での一件であろう。繁華街と闘技場の地下に、それぞれ組織の幹部である怠惰欲と睡眠欲が現れた事件である。
爆発的な被害こそなかったが、数十名の死者が出た悲惨な事件として記憶に新しいはずだ。
『やはり問題はリラーティナ家の御息女であるフィルラーナだ。あの忌々しい女は常に我らの一手先を行く。細々とした作戦は成功しているが、重要な作戦に限って上手くいかない。』
地下に現れた怠惰欲を止めたのはフィルラーナである。事実、あれを止めていなければエルディナの殺害は成功していただろう。
当日にはオーディンもいたが、いくら悠久の時を生きる魔女でも全ての存在に目を光らせて、全ての人を守ることはできない。それは人一人には限界がある以上、当然の事である。
『だから今回の策は、ノーリスクハイリターンを目指したわけだ。』
どれだけ大きなメリットがあっても、それを上回るデメリットがあれば意味がない。知者とは自分に発生する利益をそのままに、極力危険性を減らせる者である。
この男は悪人であるが、違いなく知者である。その中でも特に、危険性を減らすという一点おいて、彼より優れた策士はいないであろう。
『話が長くなってしまったね。それでは簡潔に本題を話して連絡事項は終わりとしよう。』
彼の組織、すなわち名も無き組織を成り立たせているのは違いなく彼であった。
武力は必要だ、財力は必要だ、しかしそれらを支える知力があって組織はやっと成り立つ。それは、こうやって彼の声を聞いている人が、未だに彼の情報を得られていないという事からも証明されている。
『――ファルクラム領に魔物の大群が来るぞ。上手く地獄になる事を祈っている。』
音を発する水晶が、ひとりでに砕けた。
つつがなくアースの演説は進行していく。俺が学園から会場に戻った後、もちろん警戒はしていたが全く何も起こらない。
流石に警戒されていると分かっているタイミングで仕掛ける奴もそういないのだろう。演説が終盤に差し掛かる中、俺はそう思った。
「……これが終われば、後はリラーティナ領、アグラードル領に行って王都に戻るんスよね?」
俺達のいる控室があまりにも静かだったのに耐えられなかったのか、ヒカリはそう切り出した。
「そうだな、王都に戻って最終演説を終えて、そして国民投票の後に陛下が最終決定を下す。」
「結局、国王陛下が決めちゃうんスよね。投票で勝っていてもそれで負けちゃったら、なんかやり切れないッスよね。」
「……まあな。それが成り立って上手くいってるんだから、グレゼリオンはおかしいと思うよ。」
歴史を習った時に何度も思った。人類史の長さで言うのなら地球と大きく変わらないこの世界に、民主主義国家が増えないのはグレゼリオン王国のせいであると。
王国制は必ず途中で破綻する。それは地球の歴史が証明しているし、この世界でも変わらぬ事実だ。それなのに何故かグレゼリオン王国だけが滅びずに上手くいってしまっている。そして人は、上手くいっているものを真似ようとする。
その結果、無駄に国が生まれては潰れてを繰り返しているのだ。この世で最も完璧に近い治世を行うグレゼリオンが、まさか間違っているなんて誰も思わないわけで。
「やっぱり異世界は、不思議な事が沢山あるッスね。もちろん地球だって凄いッスけど、異世界でしか見られないものもあるというか……」
「言いたい事は分かるよ。魔力があるからこそ可能な事はこの世界には多い。」
その分、危険性も高いがな。魔物なんてその最たる例だ。この世界において高層建築や都市化が未だに進まないのは、魔物との対策を同時に行わなくてはならない点にある。それは魔物の根絶に成功したグレゼリオンだってそうだ。
未だにグレゼリオンはスタンピートが定期的に発生する。その規模が大きければ周辺の建築物の被害も大きくなる。変に高い建築物は飛行ができる魔物に狙われてしまうのだ。
それでも魔法があることによる利便性や、独自の文化体系はとても素晴らしいものだ。一長一短というものであろう。
「世界には色んな場所があるからな。時間があればまた――ん?」
なんとなく、記憶を辿ろうとして上を見た。その時に、空に何かがいるのが見えた。
それに違和感を覚えたのは、その存在から魔力を感じなかったからだ。確かに魔法使いなら魔力を限りなくゼロにする事はできるだろう。しかしいくら巧妙に魔力を隠せても、発動している魔法の魔力までは隠し切れない。
それはつまり、その存在が魔法以外の方法を使って空を飛んでいる事を示していた。
「……ヒカリ、いざとなれば聖剣を抜け。もしかしたら、危ないかもしれない。」
ヒカリにそう言って、俺は望遠の魔法を使ってそれの姿をよく見る。
「何かあったんスか?」
「空に人が浮かんでる。多分だが、ただ者じゃない。」
それは黒い髪の少年だった。妙に小綺麗で、どこかの商家の息子かと思うほどだ。だからこそ、何故あの少年は空に浮いているのだろうという疑問は強まった。
ヒカリは目を細めて俺の見る方へと視線を向けるが、見えていないようであった。普通の人じゃ見えないぐらいの距離だ、この中でアレに気付く人はまずいないだろう。
「……ちょっと行ってくる。」
そう一言残して、俺は体を風に変えてその少年へと迫る。俺の魔法ならそう遠い距離ではない。
あと数秒で辿り着く、というタイミングで、こいつは俺を見た。そしてその口元を歪め、ニタリと笑ってみせたのだ。
「は?」
瞬きの一瞬、その一瞬で少年の姿は搔き消え、その代わりと言わんばかりに、大量の魔物が空中に現れた。
遠目から見れば雨雲と見間違うほどにそれらは密集していて、そして種類にも統一感はなく、あらゆる魔物が集った塊のようなものがそこにあった。当然物理法則は、それらの魔物を地上へ落とす。
「しまっ――」
地上にいれば即座に結界を張れた。下から迎撃もできた。だが上からでは無理だ。下手に魔法を撃てば一般市民を巻き込んでしまう。俺は誘われてしまったのだ。あいつは、俺がこっちに来るのを待っていた。
その魔物たちは空中で街全体に広がって、雨のように落ちていく。それよりも速く地上へと駆けるが、その速度にも限界があった。少なくとも、地上に落ち切る前にこいつらを殺し切る事はできない。
悲鳴が聞こえる。俺の血の気は引いていく。何の前触れもなく都市は戦場へと移り変わったのだ。
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