81 / 435
第四章〜狂いし令嬢と動き始める歯車〜
11.経験
しおりを挟む
同刻、アルスとヘルメスが話していた頃。
都市がある十層の中でも、都市部から大きく離れた所に二人の女性がいた。
一人は鮮血のように真っ赤な赤色の髪の背丈の小さい女の子であり、その自身の髪で右目を隠している。
もう一人は薄赤色の髪と、猛犬を思わせる鋭い目に白衣を身にまとう女性であった。
「それで、何の御用でしょうかティルーナさん。」
白衣を着た女性、デメテルがティルーナにそう尋ねた。
彼女を呼び出したのは紛れもなくティルーナであり、その当人はというと、ただただ真剣な目でデメテルを見ていた。
「お願いが、あるのです。」
「……内容よります。とにかく話してみてください。」
ティルーナは言葉を選ぶように、口を少し開けたまま黙っていた。
しかしそれも一瞬であり、決心がついたのか口を開き始める。
「私に回復魔法を教えてください。」
そう言ってティルーナは深く頭を下げた。
デメテルは少し困ったように眉を顰め、そしてティルーナに頭を上げさせることなく問いかける。
「あなたが回復魔法を使うことは知っています。貴族であるというのに回復魔法を使う人間という事で教会の間でも有名でしたから。」
普通、回復魔法は貴族が学ぶものではない。
回復魔法というのは人のために自分を犠牲にするような魔法であり、人に施す側の人間である貴族にとっては対極に位置するものだったからだ。
「そしてその腕も知っています。回復魔法とは攻撃魔法とは大きく方向性が異なり、取得難易度は桁違いです。だからこそ癒し手は教会がほとんど独占している。そんな教会の癒し手であっても一流になるのには十年の歳月が必要とされています。」
回復魔法は攻撃魔法に比べて遥かに発動そのものが難しい魔法だ。
まず一つ目に他人に干渉する魔法は否が応でも相手の魔力が邪魔し、発動が難しいからだ。
二つ目に状況に則した魔法を使うための知識が必要なのだ。原因を即座に理解し、相手の異常を的確に取り除く。これが難しいのだ。
「ですが、あなたなら成人の時。15には一流の癒し手になれるはずです。だからこそ分かりません。何故そこまで急ぐので?」
癒し手として完成するのは殆どが二十代になってから。遅い人間なら40歳になってやっと一人前、なんて人もいるのだ。
そんな中で15歳にその域に達せるとしたら、それは十分だと言えるだろう。
だからこそデメテルには分からなかった。才能もあり、努力も欠かさず、慢心もない。そんな少女がわざわざ急ぐ必要があるのかと。
「……私は、フィルラーナ様の役に立たねばならないのです。」
「そこまでの才能があるというのに、何を急ぐ必要が?」
「……」
その言葉にはティルーナは押し黙った。
デメテルは大きなため息を吐き、そして事もなさげに心の内を言い当てる。
「アルスさんと比べているのですか?」
「……」
「それこそベクトルが違う。回復魔法は誰かが傷ついた時にしか役に立ちません。攻撃魔法の方が活躍の機会が多くて派手なのは当然でしょう。」
無論、習得難易度が桁違いなのもあって人が寄り付かないのもあるが、やはり見栄えが地味であることに違いない。
「それに、あなたは回復魔法の才能はあるかもしれないが向いていない。」
その段階に来て、初めてティルーナが大きく動揺して顔を上げた。
「回復魔法とは、治療の為に使われる魔法の事を指します。知っていますね?」
「……はい。」
「無、火、水、風、木、雷、土、光、闇。この基本属性の全て、それらを使いこなして癒し手として一流になれるのです。」
回復魔法と言えば木属性の傷を治す魔法と考える人は多い。
しかしその実、より適切な治療を施すためにも様々な属性を使う必要があるのだ。
「より適切に、より完璧な治療を施す為に、私達は傷口をあえて広げたり、あえて心臓を止めたりします。」
傷を治す為に傷をつける。
これは現代日本で生きる人間なら受け入れが早いはずだ。
外科手術などその最たる例であり、数百年前に比べれば異様なまでに日常に溶け込んでいる。
「ですがあなたは優しい。もし、フィルラーナさんが大きな怪我をし、外科治療が必要となった時、あなたは躊躇いなく腹を斬れますか?」
「そ、れは……」
「いえ、それでいいのです。大切な人であればあるほど、治療は、特に外科に関しては難しい。」
こと医療とは矛盾的なものが多い。
毒をもって毒を制すという言葉の通りで、医療とはそういう風に発展してきた。
「しかし残酷な事に、それを平然と行える人間の方が優秀なのは確かです。」
血を怖がる人間が手術をできるか、人を傷つけられない人間に腹を切るなんてことができるか。
無論、それすらも耐えるほどの強い勇気と意思があるのなら乗り越えられるだろう。
しかし、それは間違いなく障害となる。
「癒し手とは、命を預かる責任と、命を守るために命を傷つけるという二律背反の中に生き、そこに生き甲斐を見いだせる人間でなくてはならない。」
ティルーナの中で癒し手というものが大きくのしかかる。
子供の時、フィルラーナを守るために、傷ついた時に救えるように何も考えずに回復魔法を必死に練習してきた。
しかし、才能があった故か無意識に舐めていたのだ。『癒し手』というものを。
「……別に私はあなたが癒し手になる事は反対しません。しかし、まだ時期尚早というものです。その歳で私から教わるには早過ぎる。」
デメテルの回復魔法は他の追従を許さないほどに優秀だ。
しかし、それを支えているのは彼女の強靭なメンタルに他ならない。
どんな状況下においても的確な判断をくだし、迷わず実行するだけの胆力。これが彼女を聖人足らしめている理由。
「何より、精神が見合わない技術というのは意味がありません。あなたには経験が必要です。」
そう言ってその場を去ろうとするデメテルの腕を、反射的にティルーナは掴む。
「それでもっ! 私はもっとあの人のために役に立たねばならないのです!」
彼女の中にあるのは焦燥であった。
自分が絶対に守ると、その隣に立ち続けると誓った恩人に置いてゆかれるのではないかという焦りだったのだ。
「私は……!」
「……いいですか、ティルーナさん。何がそこまであなたを焦らせているのか、私には分かりません。」
ティルーナの手を跳ね除け、その鋭い目でティルーナを射抜く。
「それでも、いえ、だからこそ言います。経験を積みなさい。回復魔法など、その付属的なものでしかありません。」
デメテルは言葉を続ける。
「場数を踏みなさい、修羅場を越えなさい。私から教わるのはその後でも遅くはない。」
得てして、才能がある人間は経験が足りない。そしてティルーナもその例に漏れない。それをデメテルは分かっていた。
だからこそ容赦なくティルーナを突き飛ばす。
「分か、りました。」
しかし、それを理解するにはティルーナは幼過ぎ、許容できるほど大人過ぎた。
「戻りますよ。あまり遅すぎると明日へ影響が出ます。」
そう言ってデメテルは宿の方へと再び歩き始めた。
たった一人のために、ティルーナはその生涯を捧げると決めた。それは間違いなく褒められるべき美徳であり、ティルーナの強さである。
だからこそ彼女はアルスに自分と同じものを求め、そしてそれに達しないアルスを好きになれない。
だが、それとは別にティルーナが劣っているというのもまた事実である。
いくつもの修羅場を抜け、挫折を潜り抜け、精神的に完成しつつあるアルスと、未だ経験が浅く、平和な世界で生きてきたティルーナではこの差が全く別に映る。
だからこそ、ティルーナは焦るのだ。自分がアルスより劣っているという自覚があるから。そして何より、フィルラーナの役に立つことができないという恐怖から。
薄暗く光り続けるダンジョン街で、少女は闇に溶けていった。
都市がある十層の中でも、都市部から大きく離れた所に二人の女性がいた。
一人は鮮血のように真っ赤な赤色の髪の背丈の小さい女の子であり、その自身の髪で右目を隠している。
もう一人は薄赤色の髪と、猛犬を思わせる鋭い目に白衣を身にまとう女性であった。
「それで、何の御用でしょうかティルーナさん。」
白衣を着た女性、デメテルがティルーナにそう尋ねた。
彼女を呼び出したのは紛れもなくティルーナであり、その当人はというと、ただただ真剣な目でデメテルを見ていた。
「お願いが、あるのです。」
「……内容よります。とにかく話してみてください。」
ティルーナは言葉を選ぶように、口を少し開けたまま黙っていた。
しかしそれも一瞬であり、決心がついたのか口を開き始める。
「私に回復魔法を教えてください。」
そう言ってティルーナは深く頭を下げた。
デメテルは少し困ったように眉を顰め、そしてティルーナに頭を上げさせることなく問いかける。
「あなたが回復魔法を使うことは知っています。貴族であるというのに回復魔法を使う人間という事で教会の間でも有名でしたから。」
普通、回復魔法は貴族が学ぶものではない。
回復魔法というのは人のために自分を犠牲にするような魔法であり、人に施す側の人間である貴族にとっては対極に位置するものだったからだ。
「そしてその腕も知っています。回復魔法とは攻撃魔法とは大きく方向性が異なり、取得難易度は桁違いです。だからこそ癒し手は教会がほとんど独占している。そんな教会の癒し手であっても一流になるのには十年の歳月が必要とされています。」
回復魔法は攻撃魔法に比べて遥かに発動そのものが難しい魔法だ。
まず一つ目に他人に干渉する魔法は否が応でも相手の魔力が邪魔し、発動が難しいからだ。
二つ目に状況に則した魔法を使うための知識が必要なのだ。原因を即座に理解し、相手の異常を的確に取り除く。これが難しいのだ。
「ですが、あなたなら成人の時。15には一流の癒し手になれるはずです。だからこそ分かりません。何故そこまで急ぐので?」
癒し手として完成するのは殆どが二十代になってから。遅い人間なら40歳になってやっと一人前、なんて人もいるのだ。
そんな中で15歳にその域に達せるとしたら、それは十分だと言えるだろう。
だからこそデメテルには分からなかった。才能もあり、努力も欠かさず、慢心もない。そんな少女がわざわざ急ぐ必要があるのかと。
「……私は、フィルラーナ様の役に立たねばならないのです。」
「そこまでの才能があるというのに、何を急ぐ必要が?」
「……」
その言葉にはティルーナは押し黙った。
デメテルは大きなため息を吐き、そして事もなさげに心の内を言い当てる。
「アルスさんと比べているのですか?」
「……」
「それこそベクトルが違う。回復魔法は誰かが傷ついた時にしか役に立ちません。攻撃魔法の方が活躍の機会が多くて派手なのは当然でしょう。」
無論、習得難易度が桁違いなのもあって人が寄り付かないのもあるが、やはり見栄えが地味であることに違いない。
「それに、あなたは回復魔法の才能はあるかもしれないが向いていない。」
その段階に来て、初めてティルーナが大きく動揺して顔を上げた。
「回復魔法とは、治療の為に使われる魔法の事を指します。知っていますね?」
「……はい。」
「無、火、水、風、木、雷、土、光、闇。この基本属性の全て、それらを使いこなして癒し手として一流になれるのです。」
回復魔法と言えば木属性の傷を治す魔法と考える人は多い。
しかしその実、より適切な治療を施すためにも様々な属性を使う必要があるのだ。
「より適切に、より完璧な治療を施す為に、私達は傷口をあえて広げたり、あえて心臓を止めたりします。」
傷を治す為に傷をつける。
これは現代日本で生きる人間なら受け入れが早いはずだ。
外科手術などその最たる例であり、数百年前に比べれば異様なまでに日常に溶け込んでいる。
「ですがあなたは優しい。もし、フィルラーナさんが大きな怪我をし、外科治療が必要となった時、あなたは躊躇いなく腹を斬れますか?」
「そ、れは……」
「いえ、それでいいのです。大切な人であればあるほど、治療は、特に外科に関しては難しい。」
こと医療とは矛盾的なものが多い。
毒をもって毒を制すという言葉の通りで、医療とはそういう風に発展してきた。
「しかし残酷な事に、それを平然と行える人間の方が優秀なのは確かです。」
血を怖がる人間が手術をできるか、人を傷つけられない人間に腹を切るなんてことができるか。
無論、それすらも耐えるほどの強い勇気と意思があるのなら乗り越えられるだろう。
しかし、それは間違いなく障害となる。
「癒し手とは、命を預かる責任と、命を守るために命を傷つけるという二律背反の中に生き、そこに生き甲斐を見いだせる人間でなくてはならない。」
ティルーナの中で癒し手というものが大きくのしかかる。
子供の時、フィルラーナを守るために、傷ついた時に救えるように何も考えずに回復魔法を必死に練習してきた。
しかし、才能があった故か無意識に舐めていたのだ。『癒し手』というものを。
「……別に私はあなたが癒し手になる事は反対しません。しかし、まだ時期尚早というものです。その歳で私から教わるには早過ぎる。」
デメテルの回復魔法は他の追従を許さないほどに優秀だ。
しかし、それを支えているのは彼女の強靭なメンタルに他ならない。
どんな状況下においても的確な判断をくだし、迷わず実行するだけの胆力。これが彼女を聖人足らしめている理由。
「何より、精神が見合わない技術というのは意味がありません。あなたには経験が必要です。」
そう言ってその場を去ろうとするデメテルの腕を、反射的にティルーナは掴む。
「それでもっ! 私はもっとあの人のために役に立たねばならないのです!」
彼女の中にあるのは焦燥であった。
自分が絶対に守ると、その隣に立ち続けると誓った恩人に置いてゆかれるのではないかという焦りだったのだ。
「私は……!」
「……いいですか、ティルーナさん。何がそこまであなたを焦らせているのか、私には分かりません。」
ティルーナの手を跳ね除け、その鋭い目でティルーナを射抜く。
「それでも、いえ、だからこそ言います。経験を積みなさい。回復魔法など、その付属的なものでしかありません。」
デメテルは言葉を続ける。
「場数を踏みなさい、修羅場を越えなさい。私から教わるのはその後でも遅くはない。」
得てして、才能がある人間は経験が足りない。そしてティルーナもその例に漏れない。それをデメテルは分かっていた。
だからこそ容赦なくティルーナを突き飛ばす。
「分か、りました。」
しかし、それを理解するにはティルーナは幼過ぎ、許容できるほど大人過ぎた。
「戻りますよ。あまり遅すぎると明日へ影響が出ます。」
そう言ってデメテルは宿の方へと再び歩き始めた。
たった一人のために、ティルーナはその生涯を捧げると決めた。それは間違いなく褒められるべき美徳であり、ティルーナの強さである。
だからこそ彼女はアルスに自分と同じものを求め、そしてそれに達しないアルスを好きになれない。
だが、それとは別にティルーナが劣っているというのもまた事実である。
いくつもの修羅場を抜け、挫折を潜り抜け、精神的に完成しつつあるアルスと、未だ経験が浅く、平和な世界で生きてきたティルーナではこの差が全く別に映る。
だからこそ、ティルーナは焦るのだ。自分がアルスより劣っているという自覚があるから。そして何より、フィルラーナの役に立つことができないという恐怖から。
薄暗く光り続けるダンジョン街で、少女は闇に溶けていった。
0
お気に入りに追加
286
あなたにおすすめの小説
辺境の契約魔法師~スキルと知識で異世界改革~
有雲相三
ファンタジー
前世の知識を保持したまま転生した主人公。彼はアルフォンス=テイルフィラーと名付けられ、辺境伯の孫として生まれる。彼の父フィリップは辺境伯家の長男ではあるものの、魔法の才に恵まれず、弟ガリウスに家督を奪われようとしていた。そんな時、アルフォンスに多彩なスキルが宿っていることが発覚し、事態が大きく揺れ動く。己の利権保守の為にガリウスを推す貴族達。逆境の中、果たして主人公は父を当主に押し上げることは出来るのか。
主人公、アルフォンス=テイルフィラー。この世界で唯一の契約魔法師として、後に世界に名を馳せる一人の男の物語である。
拝啓、お父様お母様 勇者パーティをクビになりました。
ちくわ feat. 亜鳳
ファンタジー
弱い、使えないと勇者パーティをクビになった
16歳の少年【カン】
しかし彼は転生者であり、勇者パーティに配属される前は【無冠の帝王】とまで謳われた最強の武・剣道者だ
これで魔導まで極めているのだが
王国より勇者の尊厳とレベルが上がるまではその実力を隠せと言われ
渋々それに付き合っていた…
だが、勘違いした勇者にパーティを追い出されてしまう
この物語はそんな最強の少年【カン】が「もう知るか!王命何かくそ食らえ!!」と実力解放して好き勝手に過ごすだけのストーリーである
※タイトルは思い付かなかったので適当です
※5話【ギルド長との対談】を持って前書きを廃止致しました
以降はあとがきに変更になります
※現在執筆に集中させて頂くべく
必要最低限の感想しか返信できません、ご理解のほどよろしくお願いいたします
※現在書き溜め中、もうしばらくお待ちください
残滓と呼ばれたウィザード、絶望の底で大覚醒! 僕を虐げてくれたみんなのおかげだよ(ニヤリ)
SHO
ファンタジー
15歳になり、女神からの神託の儀で魔法使い(ウィザード)のジョブを授かった少年ショーンは、幼馴染で剣闘士(ソードファイター)のジョブを授かったデライラと共に、冒険者になるべく街に出た。
しかし、着々と実績を上げていくデライラとは正反対に、ショーンはまともに魔法を発動する事すら出来ない。
相棒のデライラからは愛想を尽かされ、他の冒険者たちからも孤立していくショーンのたった一つの心の拠り所は、森で助けた黒ウサギのノワールだった。
そんなある日、ショーンに悲劇が襲い掛かる。しかしその悲劇が、彼の人生を一変させた。
無双あり、ザマァあり、復讐あり、もふもふありの大冒険、いざ開幕!
しっかり者のエルフ妻と行く、三十路半オッサン勇者の成り上がり冒険記
スィグトーネ
ファンタジー
ワンルームの安アパートに住み、非正規で給料は少なく、彼女いない歴35年=実年齢。
そんな負け組を絵にかいたような青年【海渡麒喜(かいときき)】は、仕事を終えてぐっすりと眠っていた。
まどろみの中を意識が彷徨うなか、女性の声が聞こえてくる。
全身からは、滝のような汗が流れていたが、彼はまだ自分の身に起こっている危機を知らない。
間もなく彼は金縛りに遭うと……その後の人生を大きく変えようとしていた。
※この物語の挿絵は【AIイラスト】さんで作成したモノを使っています
※この物語は、暴力的・性的な表現が含まれています。特に外出先等でご覧になる場合は、ご注意頂きますようお願い致します。
転生したらただの女の子、かと思ったら最強の魔物使いだったらしいです〜しゃべるうさぎと始める異世界魔物使いファンタジー〜
上村 俊貴
ファンタジー
【あらすじ】
普通に事務職で働いていた成人男性の如月真也(きさらぎしんや)は、ある朝目覚めたら異世界だった上に女になっていた。一緒に牢屋に閉じ込められていた謎のしゃべるうさぎと協力して脱出した真也改めマヤは、冒険者となって異世界を暮らしていくこととなる。帰る方法もわからないし特別帰りたいわけでもないマヤは、しゃべるうさぎ改めマッシュのさらわれた家族を救出すること当面の目標に、冒険を始めるのだった。
(しばらく本人も周りも気が付きませんが、実は最強の魔物使い(本人の戦闘力自体はほぼゼロ)だったことに気がついて、魔物たちと一緒に色々無双していきます)
【キャラクター】
マヤ
・主人公(元は如月真也という名前の男)
・銀髪翠眼の少女
・魔物使い
マッシュ
・しゃべるうさぎ
・もふもふ
・高位の魔物らしい
オリガ
・ダークエルフ
・黒髪金眼で褐色肌
・魔力と魔法がすごい
【作者から】
毎日投稿を目指してがんばります。
わかりやすく面白くを心がけるのでぼーっと読みたい人にはおすすめかも?
それでは気が向いた時にでもお付き合いください〜。
レジェンドテイマー ~異世界に召喚されて勇者じゃないから棄てられたけど、絶対に元の世界に帰ると誓う男の物語~
裏影P
ファンタジー
【2022/9/1 一章二章大幅改稿しました。三章作成中です】
宝くじで一等十億円に当選した運河京太郎は、突然異世界に召喚されてしまう。
異世界に召喚された京太郎だったが、京太郎は既に百人以上召喚されているテイマーというクラスだったため、不要と判断されてかえされることになる。
元の世界に帰してくれると思っていた京太郎だったが、その先は死の危険が蔓延る異世界の森だった。
そこで出会った瀕死の蜘蛛の魔物と遭遇し、運よくテイムすることに成功する。
大精霊のウンディーネなど、個性溢れすぎる尖った魔物たちをテイムしていく京太郎だが、自分が元の世界に帰るときにテイムした魔物たちのことや、突然降って湧いた様な強大な力や、伝説級のスキルの存在に葛藤していく。
持っている力に振り回されぬよう、京太郎自身も力に負けない精神力を鍛えようと決意していき、絶対に元の世界に帰ることを胸に、テイマーとして異世界を生き延びていく。
※カクヨム・小説家になろうにて同時掲載中です。
底辺召喚士の俺が召喚するのは何故かSSSランクばかりなんだが〜トンビが鷹を生みまくる物語〜
ああああ
ファンタジー
召喚士学校の卒業式を歴代最低点で迎えたウィルは、卒業記念召喚の際にSSSランクの魔王を召喚してしまう。
同級生との差を一気に広げたウィルは、様々なパーティーから誘われる事になった。
そこでウィルが悩みに悩んだ結果――
自分の召喚したモンスターだけでパーティーを作ることにしました。
この物語は、底辺召喚士がSSSランクの従僕と冒険したりスローライフを送ったりするものです。
【一話1000文字ほどで読めるようにしています】
召喚する話には、タイトルに☆が入っています。
異世界に転生したのでとりあえず好き勝手生きる事にしました
おすし
ファンタジー
買い物の帰り道、神の争いに巻き込まれ命を落とした高校生・桐生 蓮。お詫びとして、神の加護を受け異世界の貴族の次男として転生するが、転生した身はとんでもない加護を受けていて?!転生前のアニメの知識を使い、2度目の人生を好きに生きる少年の王道物語。
※バトル・ほのぼの・街づくり・アホ・ハッピー・シリアス等色々ありです。頭空っぽにして読めるかもです。
※作者は初心者で初投稿なので、優しい目で見てやってください(´・ω・)
更新はめっちゃ不定期です。
※他の作品出すのいや!というかたは、回れ右の方がいいかもです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる