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10章

悲運な遭遇と誤解

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 井村は朝から憂鬱だった。
 休日に市場調査のため訪れた展示会で、部下の佐藤と行くはずが、やってきたのは立花だった。
 なんでも急用で代打だという。仕事はすぐに終わったが、会場の近くで別のイベントが行われていて、そのために集まった人でごった返していた。

「なんでしょう? あれ。オタクのイベントかなぁ。下品なコスプレ。ああいうのするのってどんな心理なんでしょうね」
「さぁ……」

 歌声がするほうを見ると広場の真ん中に人だかりができている。ちょうど一曲終わったところで、皆が歓声を上げている。アンコールを求める拍手が鳴りやまない。

「なんだろう。あの女の子二人」
「あーーーっ!!」

 立花の視線の先には、たしかに千紗がいた。
 いつも通りお面をしてはいるが、見間違えるはずもない。もう一人の知らない女性と一緒に演奏していたようだった。

 ──立花さんに高倉さんの秘密がバレたらまずい。

「ちょっと、もう帰ろうか」
「部長、このあと暇ですか」
「いやものすごい急用思い出した」
「私仕事のことで色々悩んでて、聞いてもらえませんか。10分だけでもいいんです」

 食い下がる立花に相談をもちかけられ、仕方なくカフェでお茶をする。とりあえず千紗のことがばれないようにしなくてはと足止めのため付き合った。

「私、このまま営業でいいんでしょうか」
「いいと思うよ。立花さんみたいなメンタル強い女子ってあんまりいないし……」
「私そんなに強くありません! いつもこの先どうしようって悩んでて」

 頭は上の空だがとりあえず、傾聴してその場をしのいだ。
ようやく帰ろうと店を出ると、

「わっ」
「えっ?」

店にやってきた眼鏡もお面もしていない素顔の千紗と鉢合わせしてしまう。
 千紗が二人を見て、ぎょっとする。立花がそんな千紗を見て気づいてしまった。

「あれ……もしかして高倉さん?」
「────!」
「やっぱり高倉さんじゃない! なんか服も髪もいつもと違う。 もしかしてさっきイベントでギター弾いてたのが高倉さん? あの人も似た服着てたよね」
 立花は千紗を凝視し、不審そうな顔をする。いつもよりすっきりして垢ぬけた格好は千紗の美貌を余すことなく露呈していた。
 ──やっぱりかわいい。宇宙一かわいい。
 だが、見とれている場合ではなかった。千紗の秘密がばれないように、うまくこの場をごまかさねばならない。





 まったくもってついてない。
 アイさんの撮影が終わった頃、立花と井村のデート現場に遭遇してしまった。

「さっきコスプレしてる女性の隣でギター弾いてたの、高倉さん?」
「違います。私楽器なん
て弾いたことありませんし、コスプレ仲間もいません」

 立花が千紗の頭からつま先まで値踏みするように見た。

「眼鏡ないから、一瞬誰かわからなかったわ。いつもと随分違うのねぇ」
「ちょっと友達にメイクしてもらって……」
「へぇ~。なんだかいつもは変装してるみたいな格好だものね。眼鏡とマスクと長い前髪で」

 なんだかめっぽう不審がられている。
 シンプルで体形の出るブラウスは、いつも会社で着ている服とは違い、綺麗に体のラインを見せてくれる。

「私の趣味ではないです」
「だよね。いつもの格好のが似合うもん。でも高倉さんがこういうイベント来るのはなんかわかるわ。なんか一般社会と空気が違うっていうか。アニメとか好きそうだものね」

 立花が千紗を見下すように、視線を移動した。

「今日は部長と展示会に来てて、帰りになんかキテレツな衣装着てる人たちが見えたから。どんな人達なんだろうって」
「はぁ」

 ちらりと井村を見るとなぜか慌てた顔をして否定する。

「いやプライベートじゃなくて……」

会社の外でも逢うような仲なのか。ビジュアル的にはお似合いの二人だ。会いたくなかった。ついてない。

「お二人でどうぞ楽しんだらいいんじゃないでしょうか。デートに向いてるお洒落なお店もたくさんありますし」

 言い訳しようとした井村の言葉を千紗はピシャリと遮る。

「そうね。こういうイベントよりはお洒落なお店のほうが合ってるみたい」

 立花がこれみよがしに、井村に腕を絡めた。
 すぐに千紗は二人に背を向けその場をあとにした。

 ──なによ。立花にも私にもいい顔して。優しい振りしてるけど、なーんも考えてないんだな! 好きだとかかわいいなんて言われて、驚いたの馬鹿みたいだ。
 頼まれたドリンクを買い。不愉快な気持ちのままアイの元へ戻る。




 
 井村はいつも美貌を隠すようにダサい格好をしている千紗が、休日にはあんなに綺麗にしているのを見て衝撃を受けた。
 すぐに、友人──おそらく配信者仲間──のいるほうへ行ってしまった。

 ──あんなにかわいい顔を丸出しにしたら、すぐにナンパされてしまう。

 思わず見とれたが、すぐに心配にもなった。やっぱりめちゃくちゃかわいい。死ぬほどかわいい。
 
「なんだろう、高倉さんてちょっと怪しくないですか」
「怪しい?」
「休日は別人みたいな格好したり、過去も謎だったり、なにかやましい秘密がありそうな気がするんですよねぇ」

 立花の言葉も、千紗が気になるあまり、心ここにあらずで右から左に抜けてしまう。

「ちょっと用事あるから、帰るわ。お疲れ様」
「え? ちょっと待ってくださいっ」
「ごめん、じゃぁ」

 頭の中は千紗のことでいっぱいだった。
 立花を振り切って、井村は千紗を追いかけた。





「高倉さん!」

 振り返った千紗の目が冷たかった。

「なんでしょう」
「いや、なんていうかその……今日はどうしたの?」
「友達の付き添いです。デート中に他の女性のところに行くなんてよろしくないです。控えめに言って最低かと」
「違う! 仕事で。もう終わったし」
「仕事で腕とか組むんですね」

 ──やばい。なんか怒ってる。
いつも不愛想だが、声に怒りを感じた。

「仕事関係のイベントで来たんだ。本当に。でももう終わったから」
「タマちゃーん!」

 ド派手なコスプレ姿の女性がやってきた。さっき歌っていた女性だと気づく。
 千紗が唇に人差し指を当てた。HNで呼ぶなという意味だろう。

「あれ? お知り合い? 来ちゃまずかった?」
「いや、高倉さんには会社でお世話になってます」
「あらぁ。会社の方なのね。今日の千紗ちゃんどうですか? 今日は私の手伝いに来てもらってるんだけど、私が服選んだんですよ。この子自分のかわいさ隠しちゃうからもったいなくて」
「高倉さんは普段からかわいいです。でも今日もかわいい……」
「わー! お兄さん人前でそれ言うのコマシっぽくて嫌いじゃないわ。真面目そうで結構遊んでるのかな? それともこの子に本気でロックオンしているの?」

 もちろんロックオンしている。ずっとしている。だからチャンスは逃したくない。

「はい」

 はっきり言うと、千紗がぎょっとした顔をする。本当のことだから隠したくない。井村聖として、千紗を口説きたい。田吾作ではない本当の自分で。

「なんか面白いことになったな。もしよかったらこのあと一緒に食事しませんか?」

 アイさんが言うと、千紗が慌てて制止した。

「ちょっと、アイさん。井村さんは忙しいと思います」
「いや、全然忙しくない。死ぬほど暇で困ってます。是非に」

 リアルの千紗に近づくチャンスだった。それにかわいさを出し惜しみしない今日の千紗にはめちゃくちゃにときめいていた。
 このまま帰りたくはない。
 
「俺、いい店知ってるんで」
「わーい、ゴチになります! そいじゃ、片付けも少し手伝ってくれますか? 女子二人だと力が足りなくて」
「アイさん。ちょ、そんな駄目です」
「いや。奢るから。奢らせて。片付けも任せてください。力仕事が三度の飯より好きで」
「男らしい!」

 近くにある高級中華料理店に三人で入る。
 アイさんとやらは、有名な人らしく、イベント撤退時にはファンがたくさんついてきた。
 中には千紗をナンパしてくる不届き者もいて、心底無理やりついてきてよかったと思った。

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