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14章
思いが通じる
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一週間後、井村は千紗を迎えに羽田空港まで来ていた。千紗が近づくと抱きしめられた。
「あ、あの。ここ日本ですよ。公共の場で過剰なスキンシップは文化上あまり馴染みがありません」
パリやローマで金髪美女がやるならともかく、羽田で日本人同士のラブシーンはどうにも気恥ずかしい。
「もう帰ってこないかと思った」
その弱々しい声に思った以上に自分のせいで、井村が参っていたのだと知る。
会社のほうには、体調不良だと伝えてもう少し休むと言ってある。だが噂になっている以上、もうやめたほうがいいのだろう。
この先のことは、まだ決めかねていた。
井村のマンションに戻り、母親に事件を知られたことや、家を売却することになったことを話す。
「とりあえず、自宅は少しずつ整理しようかなって。そしたら父の借金は返せるので」
「うん……そうだな」
「あの、会社のほうにはやめるって挨拶に行こうと思います」
「君が決めたことなら、それでいいと思う」
「それで、家を売ったらどうするの」
「母の具合も悪いし、しばらく北海道に行こうかなって」
「…………」
井村の顔を見る。ショックを受けた顔をしていた。それを見て、言わなくてはいけない言葉を思い出す。こんなことを言うのは初めてだ。胸がドキドキしてきた。
「あの……帰るって言っても、一時的にってだけで、母が落ち着いたらまた戻ります。住むところとか、仕事とか何一つ決まってないんですけど……」
すうっと息を吸い込む。正念場。
「わっ、私、井村さんとこれからも繋がってたいっていうか……その、なんだろう」
「それって……」
「そのつまり、簡単に言うともっとお互いのことを知れたらいいなと……えっと色々なことを話したり」
段々声が小さくなる。井村が千紗の手を取り、顔を覗き込む。
「つまり、俺が好きってことだよね? 付き合ってもいいってこと?」
「ありていに言えばそうなります。やぶさかではないって言うか」
「もうやり捨てされるかと思ってた」
「や、やり捨て? 私が?」
結構強引にことに及んでおいて、やり捨てとは聞き捨てならない。
井村が千紗の胸に顔を埋めた。心底ほっとしている様子に、千紗はこの優しい人に変な心配をかけすぎてしまったことを思い知った。
「ごめんなさい。ちゃんと言います。井村さんが好きです。ちゃんと好きです。田吾作さんと同じくらい……」
「──なんだろう、この達成感と多幸感は。仕事でも学業でも味わったことがない……。もう俺のとこには戻ってこないと思ってた」
空港に迎えに来た時から、なんだか元気がなくてくたびれた顔をしていた。自分のせいだったのかと思うと、申し訳ないのと同時に、愛しさが湧いてくる。
少し癖のある、明るい色の髪に触れてみる。
──昔飼ってた犬に似てる……。
犬が苦手だったのに、父が知人から貰ってきた。千紗が逃げ回ってもいつまでもいつまでも寄ってきて、結局根負けして千紗は犬嫌いを克服したのだが。
「井村さん、なんで私なんですか。もうすぐ無職だし、家なき子だし。人と関わるのも苦手だから面白い話なんてなんにもできないのに」
顔を上げた井村が千紗の顎に手をやった。こういう芝居じみた仕草もイケメンがやると無駄に絵になるので怖い。
「人を好きになるのに理由なんかいらない。好きなとこなら、たくさんあるけど。ただ言葉にすると、どれも安っぽくてありきたりになるから」
「Jポップの歌詞みたい」
恥ずかしさから茶化してしまう。こういうところがモテない理由なのだろう。
「真実味がない? 本当に好きだと人は語彙力を失うのかもしれない」
「この前はなんだか雰囲気と勢いで、爛れた関係になっちゃいましたけど、やっぱり徐々に心を通わせて、段々仲が深まっていくっていうのが、望ましい男女交際なんじゃないかなって……って聞いてます!?」
千紗が理想の恋愛について語っている間に、押し倒された。
顔が近づいてきて、唇が重なった。なし崩し的に関係をもってしまった前回より、緊張が増す。なにより普段は優しい井村の夜が結構すごいのを思い出してしまった。
──一晩に何度も……あれは普通なのかな?
いない時にこっそりネットで調べてみようと思う。
千紗の戸惑いをよそに、井村は完全に臨戦態勢に入っている。
「一年以上かけて、徐々に仲は深まったから、このまま沼に落ちてしまっていいと思う」
「あの? 昼間ですけど」
「んー。すぐ夜になるよ」
すぐに唇が重なる。
「あ、あの。ここ日本ですよ。公共の場で過剰なスキンシップは文化上あまり馴染みがありません」
パリやローマで金髪美女がやるならともかく、羽田で日本人同士のラブシーンはどうにも気恥ずかしい。
「もう帰ってこないかと思った」
その弱々しい声に思った以上に自分のせいで、井村が参っていたのだと知る。
会社のほうには、体調不良だと伝えてもう少し休むと言ってある。だが噂になっている以上、もうやめたほうがいいのだろう。
この先のことは、まだ決めかねていた。
井村のマンションに戻り、母親に事件を知られたことや、家を売却することになったことを話す。
「とりあえず、自宅は少しずつ整理しようかなって。そしたら父の借金は返せるので」
「うん……そうだな」
「あの、会社のほうにはやめるって挨拶に行こうと思います」
「君が決めたことなら、それでいいと思う」
「それで、家を売ったらどうするの」
「母の具合も悪いし、しばらく北海道に行こうかなって」
「…………」
井村の顔を見る。ショックを受けた顔をしていた。それを見て、言わなくてはいけない言葉を思い出す。こんなことを言うのは初めてだ。胸がドキドキしてきた。
「あの……帰るって言っても、一時的にってだけで、母が落ち着いたらまた戻ります。住むところとか、仕事とか何一つ決まってないんですけど……」
すうっと息を吸い込む。正念場。
「わっ、私、井村さんとこれからも繋がってたいっていうか……その、なんだろう」
「それって……」
「そのつまり、簡単に言うともっとお互いのことを知れたらいいなと……えっと色々なことを話したり」
段々声が小さくなる。井村が千紗の手を取り、顔を覗き込む。
「つまり、俺が好きってことだよね? 付き合ってもいいってこと?」
「ありていに言えばそうなります。やぶさかではないって言うか」
「もうやり捨てされるかと思ってた」
「や、やり捨て? 私が?」
結構強引にことに及んでおいて、やり捨てとは聞き捨てならない。
井村が千紗の胸に顔を埋めた。心底ほっとしている様子に、千紗はこの優しい人に変な心配をかけすぎてしまったことを思い知った。
「ごめんなさい。ちゃんと言います。井村さんが好きです。ちゃんと好きです。田吾作さんと同じくらい……」
「──なんだろう、この達成感と多幸感は。仕事でも学業でも味わったことがない……。もう俺のとこには戻ってこないと思ってた」
空港に迎えに来た時から、なんだか元気がなくてくたびれた顔をしていた。自分のせいだったのかと思うと、申し訳ないのと同時に、愛しさが湧いてくる。
少し癖のある、明るい色の髪に触れてみる。
──昔飼ってた犬に似てる……。
犬が苦手だったのに、父が知人から貰ってきた。千紗が逃げ回ってもいつまでもいつまでも寄ってきて、結局根負けして千紗は犬嫌いを克服したのだが。
「井村さん、なんで私なんですか。もうすぐ無職だし、家なき子だし。人と関わるのも苦手だから面白い話なんてなんにもできないのに」
顔を上げた井村が千紗の顎に手をやった。こういう芝居じみた仕草もイケメンがやると無駄に絵になるので怖い。
「人を好きになるのに理由なんかいらない。好きなとこなら、たくさんあるけど。ただ言葉にすると、どれも安っぽくてありきたりになるから」
「Jポップの歌詞みたい」
恥ずかしさから茶化してしまう。こういうところがモテない理由なのだろう。
「真実味がない? 本当に好きだと人は語彙力を失うのかもしれない」
「この前はなんだか雰囲気と勢いで、爛れた関係になっちゃいましたけど、やっぱり徐々に心を通わせて、段々仲が深まっていくっていうのが、望ましい男女交際なんじゃないかなって……って聞いてます!?」
千紗が理想の恋愛について語っている間に、押し倒された。
顔が近づいてきて、唇が重なった。なし崩し的に関係をもってしまった前回より、緊張が増す。なにより普段は優しい井村の夜が結構すごいのを思い出してしまった。
──一晩に何度も……あれは普通なのかな?
いない時にこっそりネットで調べてみようと思う。
千紗の戸惑いをよそに、井村は完全に臨戦態勢に入っている。
「一年以上かけて、徐々に仲は深まったから、このまま沼に落ちてしまっていいと思う」
「あの? 昼間ですけど」
「んー。すぐ夜になるよ」
すぐに唇が重なる。
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