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次の一手編

色を「塗る」か「染める」か【中編】

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 席に座った宗介は、先に着席していた富岳の顔を一瞥する。

 富岳は欠伸を噛み殺している。何度も何度も。

 (寝てないのか?)

 そんなに夜遅くまで研究していたんだろうか。それとも学校の勉強だろうか。

 (たしかまだ中学生なんだよな。大変だもんな。義務教育は)

 宗介は中学2年生の時に棋士になった。今春から大学に通っている。大学は時間の融通が効くので、今までより囲碁の研究に時間を割ける。準決勝に駒を進めるのがやっとだった金緑石戦に、今年は始めて決勝進出した。

 ただし、相手は立花富岳。富岳との対戦は初めてではない。宗介の4戦全敗。かなり相性が悪い。

 去年の金緑石戦。畠山京子との決勝で、富岳が勝つものだと思っていたので、来年こそはと思っていたのに。一番当たりたくない相手が対局相手になってしまった。かといって、畠山京子となら相性がいいのかといわれれば、答えははっきりNOなのだが。


 今年の新入段で年上の棋士がニギリを行うよう、促す。宗介の初めての番勝負が始まる。


 金緑石アレキサンドライト戦 決勝 三番勝負 第一局

 秋山宗介 四段 対 立花富岳 四段


 ニギリの結果、富岳が黒番となった。

「「お願いします」」

 ゆっくりと礼をすると、富岳はすぐさま黒石を手にし、勢い良く碁盤に打ち付けた。

 初手天元。

 真珠戦とは違い、誰も驚嘆の声を上げなかった。

 そして、宗介には想定内の初手だった。

「立花くんてさ。畠山さんをだいぶ敵視してるよね」

 対局が始まったのに、宗介は富岳に話しかける。

 宗介は「意識」ではなく「敵視」というきつめの言葉を使った。


 畠山京子という異端児が現れてから、囲碁界には今までに無い特殊な空気が流れている。

 女弟子は取らない主義の岡本幸浩の唯一の女弟子。

 最強のアマチュアと謳われた畠山亮司の一人娘。

 デビュー戦で対戦相手を病院送りにする問題児。

 史上三人目の女性の金緑石王。

 容姿も相成り、設定てんこ盛りで弥が上にも注目を集め、そして予想以上の活躍を見せている。


 その畠山京子と対戦を重ね、五分の戦いを繰り広げてるのが、立花富岳だ。

 富岳もデビュー時には、京子以上に注目を集めていた。

 史上初の原石戦優勝による入段。

 史上七人目の小学生の入段。


 しかしその話題は、女流棋士採用試験合格の報せと共に畠山京子がかっさらっていった。


「そうですね。俺もプロなんで、俺より注目されている棋士がいるのは我慢なりませんね」

 富岳が先ほどの宗介の質問に答える。

 (正直過ぎない?)

 だがそれは言い換えれば、富岳は京子と敵対関係にあると公言したようなものか。二人の仲の悪さを隠すつもりは更々無いらしい。

「それより、時計が進んでますよ」

 富岳が指摘する。遠回しに「さっさと打て」と言いたいらしい。

「ああ。失礼」

 宗介は白石を手にする。宗介は右下隅星に打った。

 相手富岳が何をしたいのか、大体見当はつく。しかし、宗介は相手の挑発に乗るつもりは無い。例え相手が何者でも、自分の碁を貫き通す。

 三手目。富岳は右上隅小目に打った。



 ●○●○●○



「あれ?三嶋、なんで棋院にいるの?札幌に行くって言ってなかったっけ?」

 三嶋大成に声を掛けたのは、院生になってからの親友、木幡こわた翔だった。先週の研究会で「雲丹、食いたい」と、北海道に行くと宣言していたのだ。当の木幡は今週対局があるので見送った。

「そのつもりだったんだけどさ、真珠戦もやってるだろ。圃畦塾に人がいなくなるからって、京子に留守番を命じられたんだよ」

「そっか。真珠戦か。なんだかんだで三嶋、京子ちゃんに文句言いながらも結局、言いなりになってるよな。妹弟子思いだな」

 (そうじゃない。言いなりにならなきゃならない理由があるんだよ)

 と言い返したいが、これだけは誰にも言えない。これは絶対墓に持っていく。

「で、どうなってる?どっちも」

「どっちも一方的だよ。まだ午前中なのに、いつ決着がついてもおかしくない」

 二人はモニターに視線を移す。モニターは二つある。向かって右側は金緑石戦。左側は真珠戦だ。

 右側のモニターを見た木幡が呟く。

「なんだこれ?富岳、もしかして天元打ち?」

「ああ。研究会でも何度か打ってたから、やるだろうとは思ってたけど」

 木幡も研究会を思い出す。真珠戦第一局の後、やたら初手天元を打っていた。

「相当、京子ちゃんを意識してるよな。富岳」

「ああ」

 意識せずにはいられないだろう。一年遅く入段した女に先を越されて金緑石王の称号を手に入れられてしまったのだから。しかも、京子を金緑石王にしたのは他ならぬ富岳自身だったのだから。


 昼食休憩の後、秋山が88手目を打つ。中央の白石をなんとか蘇らせようと、あの手この手を駆使しているが、富岳は手堅く白を捌いている。

「なんだろう?なんか富岳らしくないな」

 木幡が呟く。

「そうか?なんで?」

「いつもの富岳なら、定石なんて気にせず、もっとガツガツ攻めるだろ。今、富岳が打ってる碁は、なんていうか……、教科書に載ってる天元打ちを、そのまま打ってるみたいなんだよな」

 確かに天元打ちのお手本のような碁だ。優等生のような碁は富岳らしくない。むしろ優等生のような碁を打つのは京子のほうだ。理路整然と論理的に、パズルのように、ピースをひとつひとつ丁寧に嵌めていく碁を打つのが京子だ。だから真珠戦は、京子の碁をよく知る人間は心底驚いた。


 その二人が、お互い全く異なる印象の碁を打っている。

 富岳は京子のような碁を、京子は富岳のような碁を打っている。

 (こりゃ、お互い感化されたのかな)

 でも、それでいい。時代の流れに沿って自分の碁を進化させるには、今までと全く異なるモノを自分に取り入れる事だ。とても大切だが大変な作業だ。

 勝利の方程式をひとつに限定してしまうと、そこから脱出するのは大変だということを三嶋は幼い頃、兄弟子・江田のスランプを見て学んでいる。


 富岳と京子。二人は相変わらず顔を合わせれば喧嘩しているが、以前よりは落ち着いているように思う。少しは大人になったのだろう。


 富岳が89手目を打った。画面の上方に秋山の頭部が映った。体を揺らしているらしい。

「どうするかな。宗介」

 木幡がまた呟く。「どうする」とは、いつ投了するか、という意味だろうと、三嶋は勘繰った。

 三嶋は真珠戦が映し出されているモニターに視線を移した。こちらももうすぐ決着が付きそうだと判断すると、木幡に「そんじゃ塾に行ってくるわ」と告げ、棋院を後にした。



 ●○●○●○



 真珠パール戦挑戦手合第三局は、黒番・畠山京子の一方的な攻めで、序盤から細川真珠王を圧倒していた。


 (あかーん。もうあかん。どうにも出来ひん。)

 京子が打つたび、細川は心の中で絶叫する。

 今日は京子が黒番なので、また天元に打ってくるかと予想していたが、見事に外れ、三連星を打ってきた。そう、細川が若い頃、女流棋士の頂上に登り詰めた、得意の三連星だ。

 その三連星を京子は、現代の碁に適応するように改編し、細川相手にこれ見よがしに攻撃してくる。


 (なんかもう泣きたいわ。こんなん「あなたの得意戦法は現代でも充分戦えますよ」言うてるような碁を打たれて。そんでウチ、ここまでコテンパンにされて。立つ瀬ないわ)


 手数はやっと100を越えた所だ。

 どこで投了しようか、先程からそればかり考えている。いや、昼食休憩の時から悩んでいる。フカヒレの味すら分からなかった。

 そして当の本人、これほどまでに細川を苦しめている元凶は、ノートを広げて凄い勢いで何やら書き込んでいる。


 (この顔。「もう読み切ってます」て顔やな)

 しかし、まだ100手を越えたばかりで戦える箇所も残っているというのに投了するのは、細川のプライドが許さない。腐っても……もとい、これでも女流棋士の地位を底上げした、凄い棋士なんだという自負が、投了を許さない。

 (せめて形ぐらいは……真珠王としての体裁ぐらいは繕うておかんと。ネットでなんて書かれるか)


 細川は背筋を伸ばす。考えてるフリをして、それから白石を掴む。

 すると突然、目の前の挑戦者・畠山京子が顔を上げ身震いをし、勢いよく後ろを振り返った。何事かと、細川は京子の視線の先を目で追った。

 対局室に入室してきたのは、江田のライバル・豊本武だった。

「あら。ぼんやないの。珍しい」

「細川先生、お久しぶりです。勉強させていただきます」

 二人は同じ関西総本部所属で、細川は豊本が『こども囲碁大会』に出場した頃から目に掛けている。

 (まさかこの子が見に来るとは。ああ。そういやこの娘、坊が追っかけてた畠山亮司の娘言うてたな。今度は娘の追っかけかいな)


 京子の表情が細川の視界に入る。眉間に皺を寄せ、口を『い』の形に開けて、小刻みに震えている。よく見ると、全身鳥肌が立っている。

 (なんや、この娘。坊が苦手なんか。まぁ、この容姿やしなぁ。渾名も死神やし)

 子供の頃から細身ではあったが、思春期と呼ばれる頃からこんな容貌に成長していった。なんてことはない。食事をするより、碁の研究に時間を費やした結果だ。


 (ん?坊が苦手?)

 細川の目が生き生きと輝き出す。

 (これ、チャンスやない?坊に気を取られて、この小娘がミスしたら、逆転出来たりするんちゃう?)


 京子はノートをそっと閉じ、テーブルの上に戻した。それから「なんで来たんだよ」という表情で豊本を睨み付け、そして俯いた。まだ小刻みに震えている。

 (あら?勉強、止めるん?それほど坊のこと嫌いなんか、この子。これはやっぱり、逆転のチャンスやない!?)

 細川は掴んでいた白石を一旦碁笥に戻す。仕切り直しだ。

 (さて、どないしよ)

 仕切り直しとはいっても、窮地に陥っているのには変わり無い。可能性が高い所といったら1ヶ所だけ。下辺だけだ。

 (さて、ここを出るか、切るか………)


 豊本が記録係席に座った。たとえトップ棋士といえども、普通なら部屋の隅で見学するものなのだが。

 (おそらく坊、他人の対局を見に来たんは初めてちゃうか?作法とか、知らんのか)

 まだ若い記録係も、大先輩棋士には指摘しづらいのだろう。

 (ここはウチがちゃんと言うとかんと)

 が、豊本はただ座っただけでは無かった。

「お手洗い、どうぞ」

 トイレ休憩を取って来てと、気を使った。

 言われた記録係のほうは、このまま任せていいのか、狼狽えている。当然だろう。豊本武に記録係をやらせるなど、前代未聞だ。

 記録係が助けて欲しそうにチラチラと細川に視線を投げる。

 (うん。これはウチが助けてやらな、あかん)

 細川が口を開きかけた時、一瞬早く京子が口を開いた。

「豊本先生。女流棋戦の記録係をするなんて、もしかして、何かの罰ゲームですか?」



 ●○●○●○



「で、そこで細川さんは笑いすぎて、戦闘不能になってしまいまして」


 翌週の研究会。三嶋は京子から過去最少手数で決着がついた今期真珠戦挑戦手合第三局の、棋譜には残らない対局内容を聞いていた。

「笑いすぎ?そんなんで投了するか?」

 三嶋が鰯の煮付けを口に運ぶ。研究会がある日の夕食は魚料理がメインになる。三嶋は小さい頃から魚介類が好きだし、岡本と武士沢は勿論、最近は江田も腹周りを気にし始めたからだ。

「んー、ていうか、お昼が終わった頃から細川さん、なんとなく集中出来ていなかったみたいだったし。いつ投了するか悩んでた所に豊本先生がやって来たから便乗した、みたいな感じでしたよ」

 対局する二人にしか分からない空気、というものはある。

 おそらく京子の言う通りなのだろう。



 ◇◇◇◇◇



 完全なる不意打ちだった。

 まさかこのタイミングでこんな冗談を言う子だとは、露にも思わなかった。

 なぜならさっきまで、豊本の入室を拒むように睨み付けていたから。

 第一局の前夜祭から好戦的な態度を見せ、細川に一歩も引けを取らない舌戦を繰り広げていたから。

 それが一転。豊本を嫌っていた小娘が、嫌いな豊本相手に、こんな洒落っ気を見せたのだから。


 なぜ、こんなに可笑しいのか、自分でもよく分からなかった。久しぶりに涙が出るまで笑った。

 京子を含む、皆は呆然と細川を見ていた。


「あー、おかし!あんさん、おもろい子ぉやなぁ!」

 いつもの京いけずではなく、本当に心の底から出た言葉だった。

 (しまった!まずい!言い方が悪かった!また、裏があると思われてまう!)

 言い直そうとしたら、京子が口を開いた。

「ありがとうございます!もし、囲碁棋士失業したら、お笑い芸人としてやっていけますかね?」

 細川が吹き出す。

「なんでやねん!囲碁棋士が失業とか!あははは!」



 ◇◇◇◇◇



「と、細川さんにツッコまれまして」

「凄いな、お前。あのババ……細川さんにツッコまれるとか」

 京子がやっと鰯の骨を取り終え、口に運ぶ。京子は魚の骨取りが苦手で、鰯の原型が無くなっている。今日も三嶋に「相変わらず骨取り下手だな」とツッコまれていた。

「ええ。対局後、「あんたの事、気に入ったわ」とか言って、仙台市内にあるフカヒレの美味しいお店に連れてって貰いました」

「は!?あのバ……細川さんと飯に行ったのか?」

「はい!ご飯、美味しかったですよ!」


◇◇◇◇◇



 細川が京子を連れて行ったのは、仙台市内でも一二を争う高級店だった。

 京子は人目を憚らず、「美味しい」「美味しい」を連発した。端から見れば大袈裟に美味しいを連発する京子を訝しく感じそうだが、細川は、あまりにも美味しそうにフカヒレを食す京子を全く疑わなかった。それどころか、本当に美味しそうに食べる京子を見ていて、細川は中年太りも気にせず、久々におかわりを頼んだほどだった。

 人心地ついた頃、勢い良くフカヒレを掻き込んでいた京子の手が止まった。

「そうだ。私、細川さんに謝らなければならないことがあります」

「ん?なんやろか」

 フカヒレ料理に合うワインを頼み、微酔いの細川は、京子と舌戦を繰り広げていた時とは違い、穏やかだった。

「細川さんに「嫁にもいかず」とか「私の年齢の3倍以上」とか」

「あははは!言うとったな!まぁ、かまへん。ほんまの事や」

 気にしている様子は見られない。京いけずも出てこない。おそらくこちらの方が、本当の細川の性格なのだろう。

「細川さんの若い頃には、結婚適齢期とかいうのがあって、結婚しない女性は外聞が悪かったんじゃないかなーって。それでも結婚しなかったのは、辛い恋愛経験があるからじゃないかなーって。そんな辛い事があったら、結婚に二の足を踏んでもおかしくないのに。それを私がいじり倒して笑い者にして。本当にすみませんでした」

 京子は深々と頭を下げた。

 細川がグッと押し黙る。辛い思いをした当時を思い出した訳ではない。

 結婚のけの字どころか、細川には恋愛のれの字の縦線すら無い半生だった。


 歳若く棋士になった細川は、囲碁の勉強が楽しかったので、恋愛には興味も湧かなかった。

 年頃になった頃、人なりに恋愛に興味が出てきたが、それでも恋愛する時間があるくらいなら囲碁の勉強に時間を費やしたいと考えるタイプだった。

 結婚適齢期に差し掛かった。まぁ、いい人が見つかったら、ぐらいにしか考えなかった。

 結婚適齢期後半になった。コレでも両家の血筋なのだから、見合いの話ぐらいは来るかも、なんて気楽に考えていた。一件も来なかった。

 30歳を過ぎた。こちらから男性に声をかけるなんて、はしたないと考えてる良家のご令嬢は、プライドと結婚相手に求める理想が高すぎて、婚期を逃していた。


「ええねん。今は結婚より、個人の自由を優先させる社会に変わって来とるし」

「ええ。細川さんのような方達のお陰だと思います。私、実は結婚する気は更々無いんです」

 うっかりワインの注がれたグラスを落としそうになった。

「なんでや!?まだ若いんやし、別嬪さんなんやから、もったいないやろ。まだ中学生なのに、今のうちから人生設計全部決めんたってええやろ」

「まぁそうなんですけど、私、『どこでもドア』を作りたいんです。女性が社会進出しやすい環境とか言ってるけど、それでもおそらく私が大人になっても、女性の社会的地位はあまり変わっていないと思うんです。だから、私の目の黒いうちに『どこでもドア』を完成させたいと考えると、結婚なんかしてる暇なんて無いんですよ。
 そう考えると、たった一代で女性棋士の地位を今のポジションにまで上げた細川さんは、凄い人だなーって、尊敬してるんです!」

 普段の細川なら、京子のこの言葉を「また仕掛けてきたな」と勘繰ったかもしれない。しかし今はワインで微酔い状態で、通常の判断が出来る状態では無かった。

 (なんやこの子、めっちゃええ子やん!)

 細川の本来の性格と育ちの良さから、今の京子の発言だけで細川はすっかり京子に懐柔されてしまった。

「どうやって女性棋士の地位の底上げをなさったのか、ご教授頂きたいと思います!」

 京子のこの言葉に、細川は胸をドンと叩いて「おう!まかせとき!」と、それから三時間、個人授業が行われたのであった。



 ◇◇◇◇◇



「で、細川さんの連絡先ゲットしてきました」

 三嶋は手を止めて、暫く妹弟子に見とれていた。

 (すげーな、こいつ。中二病とはよく言ったもんだな、あのババァが怖くないとか。つーかコレ、あのババァを手懐けたと言ってもいいだろ)


 今回、京子の挑戦手合に、岡本門下は誰も同行しなかったのは、対戦相手が細川だったからである。

 歳の近い武士沢は勿論、江田も棋士になりたての頃に格好の的になり精神的に病んでしまったことがある。その後のスランプに関わったのではないかというほどに。そんな話題を聞かされ育った三嶋は、触らぬ神にナントカで、なるべく関わらないようにしてきた。


 そんなモンスターを相手に一人で戦いに挑み勝利を掴み、おまけに棋士の誰もが知らないであろう細川の連絡先を手に入れてきた妹弟子は、三嶋には勇者に見えた。
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