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3:冒険者ギルド
拠点にて...。3
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「ん?クリス、おはよう。」
「あ!クリスちゃん!
おっはよーう!!
昨日はとっても疲れてただろうけど、よく寝れたかしら?
あらまぁ、その服本っ当に可愛いわ!」
「おはよー。
うんうん、似合ってるし可愛いねぇー。」
うん、おはよー。
あの...可愛いって言われるのは嬉しいけどさ?
皆で取り囲むのはやめてけれ!
ん?ガルドさん?
「クリス用の椅子を用意した。
ほれ、座ってみて座り心地はどうだ?」
「ガルドさん、おはよー。
つくえにらくにとどくから、ありがたい。」
子供用の椅子を用意してくれるなんて、嬉しい。
きっと子供用の椅子なんて無いだろうから、ご飯を食べるのならば誰かしらの膝に乗らないといけないかと思ってたんだよねー。
これで、食べさせられるんじゃなくってちゃんと自分で食べられる。
「あ、みんな、おはよー。」
「ガルド、狡いぞ?」
「そうよそうよ!
私が座らせてあげようと思ってたのに!」
「抱っこしたかったでーす。」
リーレスさんは皆の様子にクスクス笑ってるだけで、多分自分の席に座ってる。
んで、いつの間にやらしれっとザイルさんがワタシの横に座ってたのには驚いたなぁ...。
文句を言う皆をしれっと無視して、お食事用のよだれ掛け的なやつを着けてくれた。
んで、よだれ掛け的なやつをしげしげと眺めるワタシの頭を撫でながらお腹を鳴らしてる。
お腹減ってるんだね...寝起きだもんね。
「はいはい、席につかないとご飯抜きにするよ?」
「それは困る!」
「横暴だわ!」
「料理上手くなったねぇー。」
「まだ教えてもらったのしか作れないけど...。」
ん?初顔!
リーレスさんと同じくらいの男性?青年?どっちでもあまり変わらないかな...まぁ、男の人。
頭の上にはフサフサの三角のお耳があって、お尻の辺りにはフッサフサの尻尾があるの。
髪色と同じダークグレーで、シュルトさんにご飯を褒められて、嬉しそうにピコピコ動いてバッサバッサと振られてたのをワタシは見た。
「はい、君には丸パンは固いから白パンね。
で、具材がホロホロになるまで煮込んだシチュー。
過酷な生活してたらしいし、消化に良いものから食べようね。
あ、自己紹介してなかったっけ?
リーレスと同じ境遇のバルクス。
冒険者になるために、修行中なんだ。
沢山食べて大きくなれよ?」
「ん、クリスともうす。
バルクス、よろしくおたのみもうします。
いただきます!」
「フフフ、召し上がれ。」
スプーンを持たせてもらって、いざ!
「クリス?仲間なのだから、ちゃんと名乗りなさい。」
「ん?ちゃんと?」
「昨日、クリス・クルスクになったのを忘れたのかい?」
「...??」
「あ、理解してないみたいだね。
リーダー、まだ小さいし、仕方無いよ。」
「んー、なったの?
てつづきは、してないぞ?」
「...鑑定で読めなくなってたけど、父さんが許可したからクルスクになってる。」
「ほぇー、しらんかった。
バルクス、すまんの...あらためまして、クリス・クルスクともうす。
よろしくおたのみもうします。
たべてもいい?」
「知らなかっただけなのに、怒ってしまってごめんね。
君が通常よりも賢いから、理解していると思っていたよ。
食べても良いよ。」
食べようと意気込んでたらリーダーさんに怒られてしまったが、どうやら誤解?だったらしい。
さ、気を取り直して、食べるぞー!!
*
「あ!クリスちゃん!
おっはよーう!!
昨日はとっても疲れてただろうけど、よく寝れたかしら?
あらまぁ、その服本っ当に可愛いわ!」
「おはよー。
うんうん、似合ってるし可愛いねぇー。」
うん、おはよー。
あの...可愛いって言われるのは嬉しいけどさ?
皆で取り囲むのはやめてけれ!
ん?ガルドさん?
「クリス用の椅子を用意した。
ほれ、座ってみて座り心地はどうだ?」
「ガルドさん、おはよー。
つくえにらくにとどくから、ありがたい。」
子供用の椅子を用意してくれるなんて、嬉しい。
きっと子供用の椅子なんて無いだろうから、ご飯を食べるのならば誰かしらの膝に乗らないといけないかと思ってたんだよねー。
これで、食べさせられるんじゃなくってちゃんと自分で食べられる。
「あ、みんな、おはよー。」
「ガルド、狡いぞ?」
「そうよそうよ!
私が座らせてあげようと思ってたのに!」
「抱っこしたかったでーす。」
リーレスさんは皆の様子にクスクス笑ってるだけで、多分自分の席に座ってる。
んで、いつの間にやらしれっとザイルさんがワタシの横に座ってたのには驚いたなぁ...。
文句を言う皆をしれっと無視して、お食事用のよだれ掛け的なやつを着けてくれた。
んで、よだれ掛け的なやつをしげしげと眺めるワタシの頭を撫でながらお腹を鳴らしてる。
お腹減ってるんだね...寝起きだもんね。
「はいはい、席につかないとご飯抜きにするよ?」
「それは困る!」
「横暴だわ!」
「料理上手くなったねぇー。」
「まだ教えてもらったのしか作れないけど...。」
ん?初顔!
リーレスさんと同じくらいの男性?青年?どっちでもあまり変わらないかな...まぁ、男の人。
頭の上にはフサフサの三角のお耳があって、お尻の辺りにはフッサフサの尻尾があるの。
髪色と同じダークグレーで、シュルトさんにご飯を褒められて、嬉しそうにピコピコ動いてバッサバッサと振られてたのをワタシは見た。
「はい、君には丸パンは固いから白パンね。
で、具材がホロホロになるまで煮込んだシチュー。
過酷な生活してたらしいし、消化に良いものから食べようね。
あ、自己紹介してなかったっけ?
リーレスと同じ境遇のバルクス。
冒険者になるために、修行中なんだ。
沢山食べて大きくなれよ?」
「ん、クリスともうす。
バルクス、よろしくおたのみもうします。
いただきます!」
「フフフ、召し上がれ。」
スプーンを持たせてもらって、いざ!
「クリス?仲間なのだから、ちゃんと名乗りなさい。」
「ん?ちゃんと?」
「昨日、クリス・クルスクになったのを忘れたのかい?」
「...??」
「あ、理解してないみたいだね。
リーダー、まだ小さいし、仕方無いよ。」
「んー、なったの?
てつづきは、してないぞ?」
「...鑑定で読めなくなってたけど、父さんが許可したからクルスクになってる。」
「ほぇー、しらんかった。
バルクス、すまんの...あらためまして、クリス・クルスクともうす。
よろしくおたのみもうします。
たべてもいい?」
「知らなかっただけなのに、怒ってしまってごめんね。
君が通常よりも賢いから、理解していると思っていたよ。
食べても良いよ。」
食べようと意気込んでたらリーダーさんに怒られてしまったが、どうやら誤解?だったらしい。
さ、気を取り直して、食べるぞー!!
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