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2:女のバトルと男のバトル
代官邸です。12
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「イトハキカイーコねぇ...うん、裏庭に君達の好きなクワマの木を植えてあるからご飯には困らないだろうし、ここに定住してはどうだろうか?
君を森に返そうにも、イトハキカイーコは移動し続ける種族だし...今から君の家族を見付けることは難しいと思う。」
「えぇ、そうね!そうしましょう!
裏の庭に、クワマの木を3本程植えてるのよ。
そこならきっと気に入るわ!」
[ハイデス!コノコトイルデス!]
キラキラした目で嬉しそうにプルプルしてるイトハキカイーコが、かなり可愛いんだけども!
これが、人を乗せられるくらいにはデカクなるのかー...大人になんてならなくても良いのよ?って言ってしまいたい。
ん?そう言えば、どうしてザイルさんの喉にいたんだろーか?
このイトハキカイーコは穢気とやらに侵されてたらしいから、その穢気ってやつのせいで喉に取り憑いてたんかね?
うーん、謎だ..........。
「あ、ちょっと!ふくにはいるな!」
[ダメデスカ?]
「うーむ、このワンピースにはポッケないし...でも、ふくのなかはいやだ。」
[イッショガイイデス!]
くっ!可愛い!
ウルウルの目でこっちを仰ぎ見るイモムシ改めイトハキカイーコが可愛すぎる!
でも、服の中にイモムシが入るとかマジで無理。
こちとら前世から君らが苦手なんだってぇー!
あぁ、ポッケが欲しいよ...切実に。
母様はニコニコしてこっちを見てるけど、こちとらかなり切迫してるのよ?
母様は触れるんだから、引き取ってくれても良くない?
「クリス?やっぱり、その子と会話してるよね?」
「んぬ?あぁ、しゃべるイモムシははじめてみたが...べんりだな。」
「クリス...イトハキカイーコは喋らないぞ?」
「なぬ?!しゃべっておるぞ?」
[コトバガワカルヒト、ハジメテデス!]
「ホントーか?」
[ハイデス!]
短い手?...で良いんだよね?足だっけ?を、器用に右の一番手前の1本だけを上に上げるイトハキカイーコ。
うー、まさか!とは...ね?薄々そうなのかなー?とは思ってたのよ。
でも、ほら、父様とかは聞こえてるかな?って期待してたんだ。
この子が人間の言葉を理解してるから...ね?
喋れるなんて凄いなーってことにしたかった......。
なんだろ...考えるのが凄く面倒になってきた。
うーん、眠い?うん、そうだよね...眠い!
お外も真っ暗だし、イイコはもう寝る時間なんじゃない?
まだご飯食べてそんなに経ってないと思うけど、歯は磨いた...というか洗浄魔法で磨かれたというか...いつでも寝れるように準備はしてあるし、お風呂にも入ったし眠いんだもん寝ても良いよね?
この身体は幼女なんだもん!
難しいお話しとかは、全部大人に丸投げても良いよね?
さて、ザイルさん?
今から、多分コテチンッと唐突に寝ますんで脱力して重くなると思うけど、絶対に落とさないでね?
ではでは、おやすみなさい。
*
君を森に返そうにも、イトハキカイーコは移動し続ける種族だし...今から君の家族を見付けることは難しいと思う。」
「えぇ、そうね!そうしましょう!
裏の庭に、クワマの木を3本程植えてるのよ。
そこならきっと気に入るわ!」
[ハイデス!コノコトイルデス!]
キラキラした目で嬉しそうにプルプルしてるイトハキカイーコが、かなり可愛いんだけども!
これが、人を乗せられるくらいにはデカクなるのかー...大人になんてならなくても良いのよ?って言ってしまいたい。
ん?そう言えば、どうしてザイルさんの喉にいたんだろーか?
このイトハキカイーコは穢気とやらに侵されてたらしいから、その穢気ってやつのせいで喉に取り憑いてたんかね?
うーん、謎だ..........。
「あ、ちょっと!ふくにはいるな!」
[ダメデスカ?]
「うーむ、このワンピースにはポッケないし...でも、ふくのなかはいやだ。」
[イッショガイイデス!]
くっ!可愛い!
ウルウルの目でこっちを仰ぎ見るイモムシ改めイトハキカイーコが可愛すぎる!
でも、服の中にイモムシが入るとかマジで無理。
こちとら前世から君らが苦手なんだってぇー!
あぁ、ポッケが欲しいよ...切実に。
母様はニコニコしてこっちを見てるけど、こちとらかなり切迫してるのよ?
母様は触れるんだから、引き取ってくれても良くない?
「クリス?やっぱり、その子と会話してるよね?」
「んぬ?あぁ、しゃべるイモムシははじめてみたが...べんりだな。」
「クリス...イトハキカイーコは喋らないぞ?」
「なぬ?!しゃべっておるぞ?」
[コトバガワカルヒト、ハジメテデス!]
「ホントーか?」
[ハイデス!]
短い手?...で良いんだよね?足だっけ?を、器用に右の一番手前の1本だけを上に上げるイトハキカイーコ。
うー、まさか!とは...ね?薄々そうなのかなー?とは思ってたのよ。
でも、ほら、父様とかは聞こえてるかな?って期待してたんだ。
この子が人間の言葉を理解してるから...ね?
喋れるなんて凄いなーってことにしたかった......。
なんだろ...考えるのが凄く面倒になってきた。
うーん、眠い?うん、そうだよね...眠い!
お外も真っ暗だし、イイコはもう寝る時間なんじゃない?
まだご飯食べてそんなに経ってないと思うけど、歯は磨いた...というか洗浄魔法で磨かれたというか...いつでも寝れるように準備はしてあるし、お風呂にも入ったし眠いんだもん寝ても良いよね?
この身体は幼女なんだもん!
難しいお話しとかは、全部大人に丸投げても良いよね?
さて、ザイルさん?
今から、多分コテチンッと唐突に寝ますんで脱力して重くなると思うけど、絶対に落とさないでね?
ではでは、おやすみなさい。
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