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1:はじまりはじまりー!
ギルドでーす!2
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「ほらほらぁー、お父様のところにおいで?」
-クリスちゃん、聞こえてるかな?-
「ん?おとうさんじゃないぞ?」
-き..こえてるけど...?-
「うん、たしかに実のお父様じゃないけど...クリスちゃんは、うちの一族の子だよね?ね?そうだよね?
よしよし、1人で森をさ迷っていたなんて、寂しい思いをしたねぇ。」
-クルス一族の人間は、今は方々にかなり散らばってるんだよね。
あ、今はクルスク家になってるんだけどね?
遥か昔の転生者の、来栖 久連が祖先なんだ。-
「あまりきおくにないから、さびしくはないぞ?
こら、おなかやおしりを、なでるでない!
こしょばい!!」
-くるす くれん?...ワタシの、ははのあにと、おなじなまえだ!
ただ、ワタシがうまれるまえに、しっそうしたんだ。
だから、ちょくせつはしらない。-
ザイルさんのお父さんにさわさわと全身を撫で回されながら(セクハラよー!)、衝撃の事実が知らされたんだけど!
あのさ?それ、かなりこしょばいんだよねー...そろそろ止めてくれませんかね?
「ガルドール君が見付けたってことは大丈夫だと思うんだけど...怪我が心配なの。
確認してるだけだから、今は我慢しなさい。
うん、どうやら筋肉痛だけみたいだね、良かった。」
-そっかぁ、もしかしたらその人かもしれないね。
うん、これからは、一族の人間としてずっとうちにいればいいよ。-
あ、はい、ご心配おかけしました。
それと、住むとこゲット!
「自分で歩くと主張されたので、クリスが疲れたと言うまでは歩かせましたから...。」
うん、ワタシの我が儘を聞いてくれてありがとう!
そして、ガルドさんが敬語を話しているのに違和感が!
まぁ、パーティメンバーであるザイルさんのお父さんだけど、代官様だからね...敬語で話すよね。
でも、やっぱり違和感があるの。
「うん、それが良いよ。
さ、妻も楽しみに待ってるんだ!
皆で代官邸に行こうか。」
-妻はクルス一族の人間じゃないから、これ出来ないからね?-
-はーい。-
そっか、クルスク一族の力的なヤツなんだね...了解です!
「あれ?シュレン君は?」
「クリス用の服や食器、後は当分依頼を受けませんので食材などを調達に行ってます。」
「あらら、ん?ルーザちゃんもいないね?」
「任務で汗をかいたので、代官邸へ向かう前に流しに行っていますよ。」
「そっかぁ、妻が2人にも会えるのを楽しみにしてたんだけど...仕方ないか。」
「そうですね...。」
うん、シュレンさんもルーザさんも、いつの間にか消えてたな。
シュレンさんは代官の奥様から逃げたみたいなんだけど、ま、言わなくても良いのかな?
知らぬが仏ってヤツ?だよね?
「..........ん。」
-母は、1人くらいは女の子が欲しかったらしいから、ルーザとシュレンは着せ替え人形のように扱われる。
シュレンは細身だからか女装させられるから、いつも逃げてる。-
-シュレンさんのじょそう、みてみたい。-
-やめてやれ。泣くぞ?-
-え、なくの?......なかしてみたい、かも?きっとかわいい。うん。-
「......ん。」
-やめてやれ。-
うーん、シュレンさんは中性的な容姿をしているから、女装、一度くらい見てみたかったのになぁ...。
ザイルさんに、可愛らしい困り眉でめっちゃ真剣に止められた。
うん...ワタシのほっぺをふにふにと撫でられながら止められた。
はいはい、やめときますよー。
エヘヘ.........今はね?
「クリスちゃんは、お洋服をお着替えしないとね。
お洋服は妻が用意してるから、楽しみにしててね?」
え...?!もしかして、私も着せ替え人形化するの?!
ちょ!止めてけれ!あぁ!容赦なく運ばないでぇーー!
「うーん、今のクリスちゃんは筋肉痛が酷そうだし...被るだけのワンピースが楽かな?
あぁ、でも!あの短いズボンも可愛いんだよなぁ...ま、今日は着るの大変かもだから、やっぱり被るだけのワンピースだね。」
うん、ワンピースなら頭から被るだけだから比較的楽かな?
あれ?でもさ?え、3歳児サイズの女の子用の服とかなんで持ってるの?!
男の子しかいないんじゃなかったの?
まさか!ザイルさんとかも幼い頃に着せられてたりする?
うわ、見てみたかったなぁ......。
あ、目を反らした!させられてたんだー...見たかったなぁ。
*
-クリスちゃん、聞こえてるかな?-
「ん?おとうさんじゃないぞ?」
-き..こえてるけど...?-
「うん、たしかに実のお父様じゃないけど...クリスちゃんは、うちの一族の子だよね?ね?そうだよね?
よしよし、1人で森をさ迷っていたなんて、寂しい思いをしたねぇ。」
-クルス一族の人間は、今は方々にかなり散らばってるんだよね。
あ、今はクルスク家になってるんだけどね?
遥か昔の転生者の、来栖 久連が祖先なんだ。-
「あまりきおくにないから、さびしくはないぞ?
こら、おなかやおしりを、なでるでない!
こしょばい!!」
-くるす くれん?...ワタシの、ははのあにと、おなじなまえだ!
ただ、ワタシがうまれるまえに、しっそうしたんだ。
だから、ちょくせつはしらない。-
ザイルさんのお父さんにさわさわと全身を撫で回されながら(セクハラよー!)、衝撃の事実が知らされたんだけど!
あのさ?それ、かなりこしょばいんだよねー...そろそろ止めてくれませんかね?
「ガルドール君が見付けたってことは大丈夫だと思うんだけど...怪我が心配なの。
確認してるだけだから、今は我慢しなさい。
うん、どうやら筋肉痛だけみたいだね、良かった。」
-そっかぁ、もしかしたらその人かもしれないね。
うん、これからは、一族の人間としてずっとうちにいればいいよ。-
あ、はい、ご心配おかけしました。
それと、住むとこゲット!
「自分で歩くと主張されたので、クリスが疲れたと言うまでは歩かせましたから...。」
うん、ワタシの我が儘を聞いてくれてありがとう!
そして、ガルドさんが敬語を話しているのに違和感が!
まぁ、パーティメンバーであるザイルさんのお父さんだけど、代官様だからね...敬語で話すよね。
でも、やっぱり違和感があるの。
「うん、それが良いよ。
さ、妻も楽しみに待ってるんだ!
皆で代官邸に行こうか。」
-妻はクルス一族の人間じゃないから、これ出来ないからね?-
-はーい。-
そっか、クルスク一族の力的なヤツなんだね...了解です!
「あれ?シュレン君は?」
「クリス用の服や食器、後は当分依頼を受けませんので食材などを調達に行ってます。」
「あらら、ん?ルーザちゃんもいないね?」
「任務で汗をかいたので、代官邸へ向かう前に流しに行っていますよ。」
「そっかぁ、妻が2人にも会えるのを楽しみにしてたんだけど...仕方ないか。」
「そうですね...。」
うん、シュレンさんもルーザさんも、いつの間にか消えてたな。
シュレンさんは代官の奥様から逃げたみたいなんだけど、ま、言わなくても良いのかな?
知らぬが仏ってヤツ?だよね?
「..........ん。」
-母は、1人くらいは女の子が欲しかったらしいから、ルーザとシュレンは着せ替え人形のように扱われる。
シュレンは細身だからか女装させられるから、いつも逃げてる。-
-シュレンさんのじょそう、みてみたい。-
-やめてやれ。泣くぞ?-
-え、なくの?......なかしてみたい、かも?きっとかわいい。うん。-
「......ん。」
-やめてやれ。-
うーん、シュレンさんは中性的な容姿をしているから、女装、一度くらい見てみたかったのになぁ...。
ザイルさんに、可愛らしい困り眉でめっちゃ真剣に止められた。
うん...ワタシのほっぺをふにふにと撫でられながら止められた。
はいはい、やめときますよー。
エヘヘ.........今はね?
「クリスちゃんは、お洋服をお着替えしないとね。
お洋服は妻が用意してるから、楽しみにしててね?」
え...?!もしかして、私も着せ替え人形化するの?!
ちょ!止めてけれ!あぁ!容赦なく運ばないでぇーー!
「うーん、今のクリスちゃんは筋肉痛が酷そうだし...被るだけのワンピースが楽かな?
あぁ、でも!あの短いズボンも可愛いんだよなぁ...ま、今日は着るの大変かもだから、やっぱり被るだけのワンピースだね。」
うん、ワンピースなら頭から被るだけだから比較的楽かな?
あれ?でもさ?え、3歳児サイズの女の子用の服とかなんで持ってるの?!
男の子しかいないんじゃなかったの?
まさか!ザイルさんとかも幼い頃に着せられてたりする?
うわ、見てみたかったなぁ......。
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