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0歳!異世界ライフ始まるよ!

帰ってきた!!父と...?!2

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「わぅ?ワフッ!!ワフッワゥンッ!!ワゥンッワゥンッ!!
[え?だって!!この人、リンの匂いをさせてたんだよ!!
この人に付いてくればリンに会えるじゃないか!!]」

「狼君、まずは腹ごしらえをしようじゃないか。
大丈夫だよ。後できちんと話をしてから、リーンと遊べば良い。」

「うぅーワゥッ!!
[うーん、分かったよ!!]」

お母さんがフェンちゃんを撫でながら困り顔してますね。
すみません、本当は私が喋れるようになったら来る予定だったんですがね?
早すぎるよフェンちゃん!!

そして、私の匂いがする父に付いてきたからって、私に会えるとは限らないのよ?
アホの子なの?ねぇ、そうなの??

まぁ、お父さんもお母さんも、悪いようにはしないけど...ね?

「...リーン?手を拭こう。
ウルフも足を拭こうか。」

「あぃ!!」

「ワフッ!!
[お願いします!!]」

「うふふ!可愛いわねー二人共。」

レイ兄様が濡れたタオルを2枚持って来まして、一枚はお母さんに渡されました。
レイ兄様が、仰向けに寝転がったフェンちゃんの足を丁寧に拭いていきます。
外から来たしねー。
私触っちゃったしねー。

しっかし、そんなに無防備で大丈夫かい?
フェンちゃんや...。
服従のポーズだよ...それ?

...あぁ、私はお母さんに拭いてもらいましたよ。
ついでにお母さんも自分の手を拭いてる......あぁ、触ってましたね...そういえば...。

「...後で風呂に入れるか...。」

「わぅ?...うぅー。
[風呂?...水嫌い。]」

「メーよっ!!
[お外で汚れてるんだから、お風呂は入りなさい!!]」

「わぅぅー...。
[仕方無いな...。]」

タオルが結構汚れたのを見てレイ兄様が呟くと、フェンちゃんが剥れて...後退ります。
フェンちゃんを指差して怒ってみると、小さく丸まりながら拗ねた顔をします。
あー...可愛いなー。

フェンちゃんがゴロンゴロンっと猫がするマーキングっぽい動きをしていて、なんか楽しんでるみたいだから、そのまま放置でご飯食べましょー!!

「リーン?ご機嫌だねー。
折角だから、今日は父さんと食べるかい?」

「!!リーンにはパパが食べさせてあげるよ?!初めてだねー!!」

「あぃ!!」

「...ん。」

マグ兄様が、私の頭を撫でながらお父さんに笑顔を向けます。

そうですね...私、一人ではまだ食べれません。
ナイフ使えないし、スプーンもまだ使いにくいし、大変です。
あぁ、フォークは刺すだけだから使えますよ?
でも、お父さんが寂しそうな目をしてるから今日は食べさせてもらおうかな?
初めてのお父さんとのご飯です。

「リーンちゃんはフォークが使えるのよ!
まだ一歳にならないのに、凄いでしょう?」

「うん。凄いね!!
でも、今日はパパが食べさせてあげたいのー。

フフフ......あのアホ今度絞め落とす。」

あはは...。
前ギルドマスターさーん、逃げてー!
お父さんがお怒りですよー!!
でも、お父さんに会えなかったの寂しかったし...うん、尊い犠牲ですね。
南ー無ー。

「リーン、あーんして?」

「あーー」

「美味しい?」

「んー!!」

お父さんの膝に座って、スプーンで掬ったオムレツをいただきます。
スープは野菜たっぷりの鶏だしです。
お父さんがデレデレしながらもゆっくり食べさせてくれるので、幸せです。
そして、美味しいー!!
正面に座っているお母さんが、ふわふわ笑ってます。
ウフフ、可愛いなー。

「お父さん?ご飯が終わったら、狼君のお風呂お願いしても良い??
なんだかやんちゃそうだし、まだ念話とか出来ないだろうし。」

「うん。良いよ!
フローラ、マグ、レイ...?
長いこと留守にして、ごめんな?
リーンやママ、この家を守ってくれてありがとう。

ママ??前ギルドマスターに何もされてないかい?
アイツは君に惚れてたから、嫌がらせとか、心配してたんだよ。
まぁ.......手は、出せないだろうけどね。」

私に食べさせながらも、お父さんは自分の分を食べてました。
いつの間に?!早業です。

コテンとフローラ姉様が首を傾げながらお願いすると、ニコニコと快諾して、姉様達やお母さんに近況を尋ね始めました。
途中、ボソっと低い声で呟いてたけど、私が知る限りはお母さんの毒舌に殺られてたと思うよ?
だから、大丈夫だよーお父さん。








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