112 / 182
1歳!行動範囲が拡がります!
阿呆な弟の襲来!4
しおりを挟む
「あらまぁ、なんとも面倒な生徒に遭遇してしまったのね?
あの子、1人で抱え込んでしまう癖があるから...悩んでいるのかもしれないわね。
マグレイン君、教えてくれてありがとう。」
「いえ?今日の朝登校前のレイが、
『...授業中とか関係なく口説くから授業が止まって迷惑。』
って呟いてたのを思い出しただけなので。」
私的、両手に花状態で歩くこと...どのくらい経ったのかな?
マグ兄様やヒルダさんのお話しを聞きながらヒリアさんのことを色々と心配していたら、いつの間にか...門が見えてきてました。
あれ?学園って、テントなの?建物は無いんだね...意外!門を入って直ぐのところに、左からオレンジとピンクと緑色のドーム型のテントが、横並びに隣り合って建てられてて、あ!入り口の所が突き出てるんだね!
上から見たら鍵穴みたいな形かな?
あ、でも、入り口の出っ張りが小さすぎるかな?
「ほら、リーン?ここが学園だよ?」
「ほぇー、れーにぃは?」
「ん?レイは、あっちに鍛練場があるからそこにいるよ!」
ほぅ、あっちか...。
門を潜るときに、段差があるからと私を抱き上げたマグ兄様が、オレンジのテントを回り込んでから指差した方を見ると、薄い紫色のテントだったと思われる残骸?が辺りに散らばってるみたい。
先生や生徒らしき人影もあるんだけど...呆然としているみたいだねぇ。
あらら、事故かな?事件かな?
「あら?爆発でもあったのかしら?」
「さぁ、どうでしょう?
ま、取り敢えずその辺の人に聞いてみましょう!」
「おー!」
皆々様ぁー!我が家随一極度のブラコンであるマグ兄様が怒ってますよー!
誰かー!迅速に、詳しい説明を求めまーぁす!!
「あのぉ?これ、どうしたんですか?」
「ヒィ!あ、なんだ、マグ先輩か...ビックリしたぁー!」
「何があったのかしら?
あら、貴方怪我してるわよ?」
「え?あ、これくらいなら大丈夫です。
後でちゃんと医務室に行きますので...。
えっと...これは、急に.....その、ですね?
うん、ヒリア先生に言い寄ってた馬鹿が暴走して、こうなりました。」
マグ兄様に肩を叩かれた男の子は、マグ兄様の顔を見ると安心したみたい。
頬を切ってしまっているんだけど、あまり気にしてなかったみたいで血を拳で拭ってからふわっと頬笑むと、少し言いにくそうにしてますね。
ま、予想通りかな?
「ヒリアは?大丈夫なの?」
「えっと、暴走した生徒は成績上位の生徒複数で取り抑えたんですが...ヒリア先生を庇ったレイ君が怪我をしてしまって、医務の先生達が総出で診てるんです。」
「レイが怪我を?ヒリア先生は?」
あ、何か黒い靄が出始めたね...。
うん、マグ兄様のブラコンがはち切れそうかも?
ま、私が何とか癒しましょうかね?
ほら、貴方の妹のリーンですよー!
私の頬っぺたをプニプニしても良いのよ?
「はい、レイ君の一番酷い怪我は打ち身だそうですけど、本人は気付いていないけど頭を打っているかもしれないので...その、念のため検査しておこうと言ってました。
えっと、ヒリア先生はかすり傷程度のようです。」
「教えてくれてありがとう。
ヒルダさん、医務室に向かいましょうか。」
「あら、2人は医務室に向かって?
私はここの子達の手当てをするわ。
私には応急処置くらいしか出来ないけど、しないよりも良いでしょう。」
鞄から包帯や消毒液?を出し始めたヒルダさんから、医務室に行ってらっしゃいな?と、頭を撫でられました。
ヒルダさん、めっちゃ格好いい!!
*
あの子、1人で抱え込んでしまう癖があるから...悩んでいるのかもしれないわね。
マグレイン君、教えてくれてありがとう。」
「いえ?今日の朝登校前のレイが、
『...授業中とか関係なく口説くから授業が止まって迷惑。』
って呟いてたのを思い出しただけなので。」
私的、両手に花状態で歩くこと...どのくらい経ったのかな?
マグ兄様やヒルダさんのお話しを聞きながらヒリアさんのことを色々と心配していたら、いつの間にか...門が見えてきてました。
あれ?学園って、テントなの?建物は無いんだね...意外!門を入って直ぐのところに、左からオレンジとピンクと緑色のドーム型のテントが、横並びに隣り合って建てられてて、あ!入り口の所が突き出てるんだね!
上から見たら鍵穴みたいな形かな?
あ、でも、入り口の出っ張りが小さすぎるかな?
「ほら、リーン?ここが学園だよ?」
「ほぇー、れーにぃは?」
「ん?レイは、あっちに鍛練場があるからそこにいるよ!」
ほぅ、あっちか...。
門を潜るときに、段差があるからと私を抱き上げたマグ兄様が、オレンジのテントを回り込んでから指差した方を見ると、薄い紫色のテントだったと思われる残骸?が辺りに散らばってるみたい。
先生や生徒らしき人影もあるんだけど...呆然としているみたいだねぇ。
あらら、事故かな?事件かな?
「あら?爆発でもあったのかしら?」
「さぁ、どうでしょう?
ま、取り敢えずその辺の人に聞いてみましょう!」
「おー!」
皆々様ぁー!我が家随一極度のブラコンであるマグ兄様が怒ってますよー!
誰かー!迅速に、詳しい説明を求めまーぁす!!
「あのぉ?これ、どうしたんですか?」
「ヒィ!あ、なんだ、マグ先輩か...ビックリしたぁー!」
「何があったのかしら?
あら、貴方怪我してるわよ?」
「え?あ、これくらいなら大丈夫です。
後でちゃんと医務室に行きますので...。
えっと...これは、急に.....その、ですね?
うん、ヒリア先生に言い寄ってた馬鹿が暴走して、こうなりました。」
マグ兄様に肩を叩かれた男の子は、マグ兄様の顔を見ると安心したみたい。
頬を切ってしまっているんだけど、あまり気にしてなかったみたいで血を拳で拭ってからふわっと頬笑むと、少し言いにくそうにしてますね。
ま、予想通りかな?
「ヒリアは?大丈夫なの?」
「えっと、暴走した生徒は成績上位の生徒複数で取り抑えたんですが...ヒリア先生を庇ったレイ君が怪我をしてしまって、医務の先生達が総出で診てるんです。」
「レイが怪我を?ヒリア先生は?」
あ、何か黒い靄が出始めたね...。
うん、マグ兄様のブラコンがはち切れそうかも?
ま、私が何とか癒しましょうかね?
ほら、貴方の妹のリーンですよー!
私の頬っぺたをプニプニしても良いのよ?
「はい、レイ君の一番酷い怪我は打ち身だそうですけど、本人は気付いていないけど頭を打っているかもしれないので...その、念のため検査しておこうと言ってました。
えっと、ヒリア先生はかすり傷程度のようです。」
「教えてくれてありがとう。
ヒルダさん、医務室に向かいましょうか。」
「あら、2人は医務室に向かって?
私はここの子達の手当てをするわ。
私には応急処置くらいしか出来ないけど、しないよりも良いでしょう。」
鞄から包帯や消毒液?を出し始めたヒルダさんから、医務室に行ってらっしゃいな?と、頭を撫でられました。
ヒルダさん、めっちゃ格好いい!!
*
0
お気に入りに追加
861
あなたにおすすめの小説
異世界道中ゆめうつつ! 転生したら虚弱令嬢でした。チート能力なしでたのしい健康スローライフ!
マーニー
ファンタジー
※ほのぼの日常系です
病弱で閉鎖的な生活を送る、伯爵令嬢の美少女ニコル(10歳)。対して、亡くなった両親が残した借金地獄から抜け出すため、忙殺状態の限界社会人サラ(22歳)。
ある日、同日同時刻に、体力の限界で息を引き取った2人だったが、なんとサラはニコルの体に転生していたのだった。
「こういうときって、神様のチート能力とかあるんじゃないのぉ?涙」
異世界転生お約束の神様登場も特別スキルもなく、ただただ、不健康でひ弱な美少女に転生してしまったサラ。
「せっかく忙殺の日々から解放されたんだから…楽しむしかない。ぜっっったいにスローライフを満喫する!」
―――異世界と健康への不安が募りつつ
憧れのスローライフ実現のためまずは健康体になることを決意したが、果たしてどうなるのか?
魔法に魔物、お貴族様。
夢と現実の狭間のような日々の中で、
転生者サラが自身の夢を叶えるために
新ニコルとして我が道をつきすすむ!
『目指せ健康体!美味しいご飯と楽しい仲間たちと夢のスローライフを叶えていくお話』
※はじめは健康生活。そのうちお料理したり、旅に出たりもします。日常ほのぼの系です。
※非現実色強めな内容です。
※溺愛親バカと、あたおか要素があるのでご注意です。
出来損ない王女(5歳)が、問題児部隊の隊長に就任しました
瑠美るみ子
ファンタジー
魔法至上主義のグラスター王国にて。
レクティタは王族にも関わらず魔力が無かったため、実の父である国王から虐げられていた。
そんな中、彼女は国境の王国魔法軍第七特殊部隊の隊長に任命される。
そこは、実力はあるものの、異教徒や平民の魔法使いばかり集まった部隊で、最近巷で有名になっている集団であった。
王国魔法のみが正当な魔法と信じる国王は、国民から英雄視される第七部隊が目障りだった。そのため、褒美としてレクティタを隊長に就任させ、彼女を生贄に部隊を潰そうとした……のだが。
「隊長~勉強頑張っているか~?」
「ひひひ……差し入れのお菓子です」
「あ、クッキー!!」
「この時間にお菓子をあげると夕飯が入らなくなるからやめなさいといつも言っているでしょう! 隊長もこっそり食べない! せめて一枚だけにしないさい!」
第七部隊の面々は、国王の思惑とは反対に、レクティタと交流していきどんどん仲良くなっていく。
そして、レクティタ自身もまた、変人だが魔法使いのエリートである彼らに囲まれて、英才教育を受けていくうちに己の才能を開花していく。
ほのぼのとコメディ七割、戦闘とシリアス三割ぐらいの、第七部隊の日常物語。
*小説家になろう・カクヨム様にても掲載しています。
次は幸せな結婚が出来るかな?
キルア犬
ファンタジー
バレンド王国の第2王女に転生していた相川絵美は5歳の時に毒を盛られ、死にかけたことで前世を思い出した。
だが、、今度は良い男をついでに魔法の世界だから魔法もと考えたのだが、、、解放の日に鑑定した結果は使い勝手が良くない威力だった。
異世界転生した時に心を失くした私は貧民生まれです
ぐるぐる
ファンタジー
前世日本人の私は剣と魔法の世界に転生した。
転生した時に感情を欠落したのか、生まれた時から心が全く動かない。
前世の記憶を頼りに善悪等を判断。
貧民街の狭くて汚くて臭い家……家とはいえないほったて小屋に、生まれた時から住んでいる。
2人の兄と、私と、弟と母。
母親はいつも心ここにあらず、父親は所在不明。
ある日母親が死んで父親のへそくりを発見したことで、兄弟4人引っ越しを決意する。
前世の記憶と知識、魔法を駆使して少しずつでも確実にお金を貯めていく。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
社畜から卒業したんだから異世界を自由に謳歌します
湯崎noa
ファンタジー
ブラック企業に入社して10年が経つ〈宮島〉は、当たり前の様な連続徹夜に心身ともに疲労していた。
そんな時に中高の同級生と再開し、その同級生への相談を行ったところ会社を辞める決意をした。
しかし!! その日の帰り道に全身の力が抜け、線路に倒れ込んでしまった。
そのまま呆気なく宮島の命は尽きてしまう。
この死亡は神様の手違いによるものだった!?
神様からの全力の謝罪を受けて、特殊スキル〈コピー〉を授かり第二の人生を送る事になる。
せっかくブラック企業を卒業して、異世界転生するのだから全力で謳歌してやろうじゃないか!!
※カクヨム、小説家になろう、ノベルバでも連載中
辺境伯令嬢に転生しました。
織田智子
ファンタジー
ある世界の管理者(神)を名乗る人(?)の願いを叶えるために転生しました。
アラフィフ?日本人女性が赤ちゃんからやり直し。
書き直したものですが、中身がどんどん変わっていってる状態です。
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる