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0歳!異世界ライフ始まるよ!

はい、話し合いですよー!12

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「あ、ムーアしゃー?」

「あぁ!話し合い終わったんですか?
ギルドカード作る人います?」

「ムァムァー!ンフフー。」

「...僕。」

「おぉ!じゃあ、こっちね。
あっ、この子は僕の妹です。」

「お兄ちゃん?その子、独り占めは駄目よ?
私も抱っこしたいわ!」

「んにょ!」

受付には、角のある可愛らしい女の子とムーファさんがいました。
風が通ると余計にモフモフですね。
抱っこしてもらって、堪能いたします。ムフフ。
レイ兄様が登録するんですけど...その可愛い子妹さんなの?!
あ、角とか耳とか羊さんですね。

「にゃおん!にゃう?
[おっはよう!あれ?]」

ミーちゃん、何故このタイミング?
あぁ、リアンナさんの腕から逃れてきたのね...。
少しくらい我慢しなさいよ。

「うん、分かってるよ?
抱っこは後でね。
ほら、この子のギルドカード発行して。」

「あら、金虎だわ。珍しいわね。
じゃあ、そこの子、こっちに来てね。」

「...ん。」

「さて、私はそこの二足歩行する羊の妹で、ミーファって言います。
羊の耳と角があるでしょう?
私は人型だから、羊っぽさはこのくらいなの。
将来、ギルドに所属するんでしょう?
これから、よろしくお願いします。」

「...レイグルド・マクルーファです。
よろしくお願いします。」

「まぁ、やっぱりマクルーファさん達の息子さんなのね。
お母さんには、とてもお世話になっております。
お父さんはこのギルドの稼ぎ頭だし、期待してるわ。

この紙に、名前と出身地と得意な魔法とか武器とか...まぁ、指示通りに書いてね。
後、貴方はまだ未成人だからご両親の署名をここに。」

「...ん。分かりました。」

「にゃお?
[まだ終わらないの?]」

「あーぉ!まー?
[今からカードを作るの。少し待ってなさいな?]」

「にゃ!
[はーい!]」

「...ん。」

書くの早くない?書類2枚あったよね?
お父さんとお母さんが署名してる...どんな内容なんだろ?

「...ん。書きました。」

「はい。処理してくるので、少々お待ちくださいませ。」

「...。」

レイ兄様が出した書類にザッと目を通して、ニコッとはにかむ笑顔を見せると、薄い黄色で楕円の水晶に書類を乗せました。
何してるんだろ?
音が鳴ることもなく、光ることもなく、10秒くらい経ったら書類を持って戻ってきました。

「さて、これからカードの認証になります。
利き手を前に出して、手のひらを上にしてくださいね?」

「...はい。」

「はい、今から手のひらに乗せるのは特殊な鉱物ですので、魔力に反応して勝手にカードになります。
詳しくは知りませんので、研究者にでも直接聞いてくださいね。」

「...ん。」

おぉ!綺麗な丸いツルツルのビー玉くらいの石?がグニョンと形を変えました。
気持ち悪!

「...出来た?」

「はい、そのカードにさっき書類に書いた内容が登録されてますか?」

「...ん。」

「それでは、文字よ消えろーと念じてみてください。
名前と出身地と年齢と性別だけが表示されていれば大丈夫ですよ。」

「...ん?うん。」

おぉ!遠目なので文字は読めませんが、表示されていた文字が少なくなりましたね。
へぇー、念じると消せるのねー。
ハイテクだわ。

「では、慰謝料を振り込みますので、カードをこちらの緑の水晶に翳してください。」

───ピョー!───

「...ん。」

ピョーってなにさ?
電子マネー的な?シャリーンみたいな?振り込みとか払い出しとかの音なの?
なんでピョーなのよ...鳥かと思ったわ!





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