(本編完結)あら...私、何か悪いこといたしました？

8 : スッキリ爽快！好きに生きますわ！！

60*

「ティリー、グレイ、スー、今、皆は幸せか？」

「お祖父様、私はとっても幸せですわ！
これからも皆で一緒にいられるのですもの。
ひよこさんの小屋とか、一緒に作りましょうね。」

「お祖父様、僕も幸せだよ。
面倒な人達とは離れたし、毎日が楽しいよ！」

「んー、僕は、気にしたことないなー。
だって、僕は大好きな人達とずっと一緒にいるんだもん！」

「あら、私には聞いてくださいませんの？」

「お前さんは、幸せだろう？」

「そうですわね、とても幸せですわ。
女性としての戸籍も名前も手に入れられたし、逞しいパートナーも見つけましたもの。
旦那様についてきて良かったですわ。」

ルーさんは、ルイーゼという名前になりましたの。
私達がルーさんと呼んでいるから、この名前になりましたのよね。
帝国の戸籍管理人の方々が、ルーという愛称を変えたくないっていうルーさんのお願いを聞いて、名前を幾つか考えてくださいましたの。
そこから、皆で話し合ってルーさんに似合う名前を選びましたの。

「我が家が見えてきたわよ？」

[[[[[[ピヨ？ピーピヨッ！ピヨッ！]]]]]]

そう、ここが私達の家ですのよ？
ひよこさん達の小屋も、事前に知らせておきましたから、セブ爺の手によって基礎は既に出来ている筈ですわ。
お兄様に設計図を書いてもらえば、直ぐに建てられますわ！

あの事件から、もう２年が経ちましたのよ？
お兄様の結婚と、帝国への併合の話しが纏まるまでに少しごたつきましたけれど、なんとか我が領地は帝国の領土となりましたわ！
モフモフな領民も、少しずつですが増えておりますの。
可愛らしいリスさんとか、スリゼルのお姉様家族とか、勿論ルーさんもおりますわ！
毎日が楽しくて、幸せで、私大満足ですわ！
これからの人生は、私の好きに行きていきますわ！！





*