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詫び石13つ目【初心者ミッションをクリアしました】
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「……よし、たしかに3人いるな。お前達をチームとして認める。これから励めよ」
「はいっ!!」
「頑張ります!!」
「言われなくても励むわよ!」
団長、本当に意外と面倒見が良い男なんだな……俺たち以外の新人のことも、メンバーを集めてチーム結成するまでずっとカウンター席から見守ったり助言をくれていた。
……どうりで人が多いわけだ。
「リーダーはこの猫娘か……」
「誰が猫娘よこの筋肉ダルマ!!」
「で? チーム名は? 決めてあんのか?」
リーダーはもちろんツンデレのアイルちゃん、そして副リーダーが村人の俺。
エルフのルロちゃんは俺たちを応援する係である。
チーム名は最初アイルちゃんが「フィッシューズがいい!」と言って聞かなかったのだが、ルロちゃんと2人がかりで説得したりアイスクリームをあげてなだめたり、地面に寝転んでジタバタするアイルちゃんにジュースを買ってあげたりとなんやかんやあって……、
「お魚団です!!」
「ふふん……」
そう、お魚団に決定した。
「驚くほどダサいな……」
「……」
「なっ……イカスでしょ!?」
「まあいい……『お魚団』っと……よし、登録完了だ」
「ありがとうございます」
テレレッテッテテンッ!!
(……? なんだ? この音……)
初心者ミッション『仲間を3人集めよう!』をクリアしました。
初心者ミッション『ギルドに入ろう!』をクリアしました。
(な、なんだ……?!)
突然、女性らしき声や賑やかな音が響き始めるが、ルロちゃんもアイルちゃんも団長ですら反応をしていないことから。これは俺にだけ聞こえているのだろうと理解する。
(それにしてもなんで急に……)
初心者ミッション『チュートリアルを達成しよう!』をクリアしました。
クリア報酬のガチャ石1000個を所持品ボックスに加えました。
からあげを5個 手に入れた。
小石を3個 手に入れた。
「やったぜ!!」
「……っ!? ご、ご主人様……? どうされました……?」
「あっ、いや、なんでもないよ。驚かせてごめんね」
肩を縮こませるルロちゃんの頭をなでなで。
それから所持品ボックスを確認すると、たしかにできたてホカホカのからあげが増えていた。
「よし、あんた達!! 最初の依頼を選ん……って、なに食べてるの!? どこから出したの!?」
「モグモグ……気にふぃないえくえ。いはいなな」
「食べながら喋るんじゃないわよ!!」
アイルちゃんに叱られてしまったので、からあげを飲み込んでから口を開く。
「ゴクンッ……依頼だな。よし、Aランクに挑もう」
「……なんですって?」
「さすがご主人様! からあげを食べる天才です!!」
「はいっ!!」
「頑張ります!!」
「言われなくても励むわよ!」
団長、本当に意外と面倒見が良い男なんだな……俺たち以外の新人のことも、メンバーを集めてチーム結成するまでずっとカウンター席から見守ったり助言をくれていた。
……どうりで人が多いわけだ。
「リーダーはこの猫娘か……」
「誰が猫娘よこの筋肉ダルマ!!」
「で? チーム名は? 決めてあんのか?」
リーダーはもちろんツンデレのアイルちゃん、そして副リーダーが村人の俺。
エルフのルロちゃんは俺たちを応援する係である。
チーム名は最初アイルちゃんが「フィッシューズがいい!」と言って聞かなかったのだが、ルロちゃんと2人がかりで説得したりアイスクリームをあげてなだめたり、地面に寝転んでジタバタするアイルちゃんにジュースを買ってあげたりとなんやかんやあって……、
「お魚団です!!」
「ふふん……」
そう、お魚団に決定した。
「驚くほどダサいな……」
「……」
「なっ……イカスでしょ!?」
「まあいい……『お魚団』っと……よし、登録完了だ」
「ありがとうございます」
テレレッテッテテンッ!!
(……? なんだ? この音……)
初心者ミッション『仲間を3人集めよう!』をクリアしました。
初心者ミッション『ギルドに入ろう!』をクリアしました。
(な、なんだ……?!)
突然、女性らしき声や賑やかな音が響き始めるが、ルロちゃんもアイルちゃんも団長ですら反応をしていないことから。これは俺にだけ聞こえているのだろうと理解する。
(それにしてもなんで急に……)
初心者ミッション『チュートリアルを達成しよう!』をクリアしました。
クリア報酬のガチャ石1000個を所持品ボックスに加えました。
からあげを5個 手に入れた。
小石を3個 手に入れた。
「やったぜ!!」
「……っ!? ご、ご主人様……? どうされました……?」
「あっ、いや、なんでもないよ。驚かせてごめんね」
肩を縮こませるルロちゃんの頭をなでなで。
それから所持品ボックスを確認すると、たしかにできたてホカホカのからあげが増えていた。
「よし、あんた達!! 最初の依頼を選ん……って、なに食べてるの!? どこから出したの!?」
「モグモグ……気にふぃないえくえ。いはいなな」
「食べながら喋るんじゃないわよ!!」
アイルちゃんに叱られてしまったので、からあげを飲み込んでから口を開く。
「ゴクンッ……依頼だな。よし、Aランクに挑もう」
「……なんですって?」
「さすがご主人様! からあげを食べる天才です!!」
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