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準一は姫を見て、
「姫、逃げないと!」
姫も我に還ってました。
「うん!」
姫は壁に立てかけてあった箒を掴みます。箒にまたがると、姫と準一の足はフローリングから離れました。
2人を乗せた箒は、雨戸に開いた穴に向かいます。準一の耳にドアを激しく開く音が聞こえてきました。
「待てーっ!」
が、準一は振り返りません。
2人の背中にかかる怒号。けど、2人を乗せた箒は窓の外に出て行ってしまいました。
箒にまたがって上空を飛ぶ姫と準一。姫はつぶやいてます。
「準一て本当に固いんだね? それとも私、あまり魅力的な女じゃないのかなあ?・・・」
準一。
「姫は魅力的な女の子だよ。けど、まだ子どもだよ」
「12歳だからダメだっていうの、また~? 13歳になったら性交してくれるの?」
「前にも言ったでしょ。オレの世界じゃ、18歳になるまで性交しちゃいけないんだって」
「え~!・・・
じゃ、こうするよ。私、13歳になったらいろんな男の人と性交して、いろいろとテクニックを磨くよ」
準一は苦笑いして、思いました。
「おいおい、女王様が言うことかよ、それ?」
「準一もいろんな女の人と性交して、テクニックを磨いてね。私、たくさんの女の人を紹介するから。
私、性交で失神してみたいんだ。思いっきり潮も吹いてみたい・・・」
「ええ~?・・・」
性交で失神してみたい、思いっきり潮も吹いてみたいって・・・ 姫はなんでそんなこと知ってるんだ? 本当に12歳の女王なのか?
準一は童貞。姫の発言はかなり刺激的です。
姫の発言が続きます。
「ところでさぁ、輪廻転生て信じられてるの、準一の世界では?」
「輪廻転生? う~ん、どうなんだろ? 宗教によって違うんじゃないのかな?」
「準一は?」
「信じてる方かな?」
「私は信じてるよ。私の世界では輪廻転生の女神様がいるんだ。現世で結ばれることがなかったカップルが輪廻転生の女神様に祈れば、来世で2人は結ばれるんだ。もちろん現世で正しい行いをしてないといけないんだけどね」
「あは、それじゃオレは絶対ムリだ。実の父親を殺しちまったからな、オレは・・・」
「あは、そっかあ・・・」
「姫、なんでそんな話をするの?」
「なんか私、すぐに死んじゃうような気がするんだ・・・」
「ええ?」
「だって、ノルン王国は今、グラニ帝国とウルズ王国とスクルド王国と3つの国に狙われてるんだよ。
やつらの狙いはきっと私だよ。私の命を獲るということは、ノルン王国を乗っ取るということ。いつ殺されても不思議じゃないんだよ、私!」
「ふふ、そのために武器を調達してきたんだろ? 小銃があればやつらに勝てるよ、絶対」
「そうだといいけど・・・
あ~あ、死ぬ前に一度でいいから性交したいなあ・・・」
姫は振り返り、準一の肩に掛かったカバンを見て、
「そう言えば、準一、何持ってきたの?」
「パトロール魔女ジェニーのDVDとそれを見る機械だよ。姫は魔女はみんな悪の存在だと思ってるけど、世の中には正義の魔女もいるんだよ。このアニメにはそれが収められてるんだよ」
姫は懐疑的。
「う~ん、信じられない・・・」
「ふふ、これを見るばわかるよ」
この2人のやりとりをさらに高いところから見てる人影がありました。箒に横乗りしたブリュンです。ブリュンはニヤッとして、
「やっと見つけたわよ、姫様!」
ブリュンは夜の街を見渡して、
「姫様の身体が発してるマナの力を辿って見つけようと思ってたけど、この世界たら、マナの力を持ってる人がたくさんいて、捜すの、ほんと苦労したわよ」
「姫、逃げないと!」
姫も我に還ってました。
「うん!」
姫は壁に立てかけてあった箒を掴みます。箒にまたがると、姫と準一の足はフローリングから離れました。
2人を乗せた箒は、雨戸に開いた穴に向かいます。準一の耳にドアを激しく開く音が聞こえてきました。
「待てーっ!」
が、準一は振り返りません。
2人の背中にかかる怒号。けど、2人を乗せた箒は窓の外に出て行ってしまいました。
箒にまたがって上空を飛ぶ姫と準一。姫はつぶやいてます。
「準一て本当に固いんだね? それとも私、あまり魅力的な女じゃないのかなあ?・・・」
準一。
「姫は魅力的な女の子だよ。けど、まだ子どもだよ」
「12歳だからダメだっていうの、また~? 13歳になったら性交してくれるの?」
「前にも言ったでしょ。オレの世界じゃ、18歳になるまで性交しちゃいけないんだって」
「え~!・・・
じゃ、こうするよ。私、13歳になったらいろんな男の人と性交して、いろいろとテクニックを磨くよ」
準一は苦笑いして、思いました。
「おいおい、女王様が言うことかよ、それ?」
「準一もいろんな女の人と性交して、テクニックを磨いてね。私、たくさんの女の人を紹介するから。
私、性交で失神してみたいんだ。思いっきり潮も吹いてみたい・・・」
「ええ~?・・・」
性交で失神してみたい、思いっきり潮も吹いてみたいって・・・ 姫はなんでそんなこと知ってるんだ? 本当に12歳の女王なのか?
準一は童貞。姫の発言はかなり刺激的です。
姫の発言が続きます。
「ところでさぁ、輪廻転生て信じられてるの、準一の世界では?」
「輪廻転生? う~ん、どうなんだろ? 宗教によって違うんじゃないのかな?」
「準一は?」
「信じてる方かな?」
「私は信じてるよ。私の世界では輪廻転生の女神様がいるんだ。現世で結ばれることがなかったカップルが輪廻転生の女神様に祈れば、来世で2人は結ばれるんだ。もちろん現世で正しい行いをしてないといけないんだけどね」
「あは、それじゃオレは絶対ムリだ。実の父親を殺しちまったからな、オレは・・・」
「あは、そっかあ・・・」
「姫、なんでそんな話をするの?」
「なんか私、すぐに死んじゃうような気がするんだ・・・」
「ええ?」
「だって、ノルン王国は今、グラニ帝国とウルズ王国とスクルド王国と3つの国に狙われてるんだよ。
やつらの狙いはきっと私だよ。私の命を獲るということは、ノルン王国を乗っ取るということ。いつ殺されても不思議じゃないんだよ、私!」
「ふふ、そのために武器を調達してきたんだろ? 小銃があればやつらに勝てるよ、絶対」
「そうだといいけど・・・
あ~あ、死ぬ前に一度でいいから性交したいなあ・・・」
姫は振り返り、準一の肩に掛かったカバンを見て、
「そう言えば、準一、何持ってきたの?」
「パトロール魔女ジェニーのDVDとそれを見る機械だよ。姫は魔女はみんな悪の存在だと思ってるけど、世の中には正義の魔女もいるんだよ。このアニメにはそれが収められてるんだよ」
姫は懐疑的。
「う~ん、信じられない・・・」
「ふふ、これを見るばわかるよ」
この2人のやりとりをさらに高いところから見てる人影がありました。箒に横乗りしたブリュンです。ブリュンはニヤッとして、
「やっと見つけたわよ、姫様!」
ブリュンは夜の街を見渡して、
「姫様の身体が発してるマナの力を辿って見つけようと思ってたけど、この世界たら、マナの力を持ってる人がたくさんいて、捜すの、ほんと苦労したわよ」
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