ぽっちゃりOLが幼馴染みにマッサージと称してエロいことをされる話

よしゆき

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桃子side

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 休日である今日、幼馴染みであり親友の芽斗めぐとと遊びに来ていた。桃子ももこの仕事が忙しく、彼と会うのは少しだけ久しぶりだ。一緒に映画を観て、それからカフェで遅めのランチを楽しんでいた。
 そろそろお互いに食事が終わりそうなタイミングで、芽斗が言った。

「桃ちゃん、デザート何にする?」

 食べる前提で訊いてくる彼に、桃子は一瞬口ごもる。

「え、えーっと……今日はやめておこうかな……」
「えっ……?」

 桃子がやんわりと断れば、彼は愕然と目を見開く。
 そんなに驚かなくても……。まあ、食後のデザートはいつも必ず食べていたので無理もないのかもしれないが。

「もしかして、体調悪いの……? お腹痛いとか……? どこか苦しい? 大丈夫?」
「だ、大丈夫、何ともない、絶好調だよ」

 身を乗り出して本気で心配してくる親友に、かぶりを振って否定する。

「じゃあ、どうして……」

 呆然と呟く芽斗。デザートを食べないという事がそんなに不思議だろうか。不思議なのだろう。

「ちょっと最近、体重増えちゃって……いや、元々太ってるんだけどね。全然運動もしないし、仕事中も座りっぱなしだし、さすがに自重しないとなーって……」

 桃子は典型的なぽっちゃり体型だ。頬もお腹も二の腕も太股もお尻も平均よりもむっちりとして肉付きがいい。
 子供の頃から食べる事が好きで、特に甘いものには目がなかった桃子は幼少期からこんな体型だった。
 対して芽斗はモデルのようにスラッとしている。顔もシュッとしていて、完璧に整っている。その美しい容姿に、女子だけでなく同性からも好意を持たれていた。
 家が近所で同い年なので、自然と一緒に行動する事が多かった。常に傍にいて、気づけば彼は桃子にとって大切な親友となっていた。
 昔から芽斗はとにかくモテた。そして芽斗に好意を寄せる女子からすれば、桃子は大変疎ましい存在だったのだろう。
 芽斗は女の子が憧れる王子様のような存在で、そして桃子は彼につきまとうブタだと子供の頃はよく陰口を叩かれていた。
 お互い社会人になり、実家を出ても付き合いは続いていた。今でもこうして休みが合えば一緒に遊ぶ。芽斗は家族と同じくらいかけがえのない存在だ。
 子供の頃から付き合いのある芽斗は、桃子が食べる事が大好きで食事のデザートを欠かさない甘いもの好きなのを知っている。
 彼にとっては桃子がデザートを食べないなどあり得ないのだろう。

「そんな……デザート食べてる時の幸せそうな桃ちゃんが見られるの、楽しみにしてたのに……」

 どんよりと暗い空気を纏い肩を落とす芽斗に、申し訳ない気持ちになる。しかし、我慢を覚えなければ体重は増える一方だ。

「えっと……ごめんね?」
「いいんだ……。無理に食べてほしいわけじゃないから……」

 芽斗は儚げに微笑む。桃子がデザートを食べない事がそんなにショックなのだろうか。
 何とか元気付ける方法はないかと考えていると、彼は思い付いたように顔をパッと上げた。

「そうだ、桃ちゃん、マッサージしない?」
「え……?」
「それがいいよ! マッサージはダイエットの効果もあるし、あ、僕は桃ちゃんにダイエットしてほしいとかは全然思ってないんだけどね。それに、仕事中座りっぱなしなら体も凝ってるだろうし、定期的にマッサージで解した方がいいと思うんだよね」

 饒舌に勧められ、桃子は戸惑った。
 彼の両親はマッサージ店を経営している。その支店の一つを医院長として彼は任されているのだ。
 以前から店に来てほしいと、マッサージを受けてみないかと誘われる事はあった。けれど、こんな肉付きのいい体をマッサージしてもらうのは恥ずかしいし、悪い。そんな思いから気が引けて、いつも断っていた。
 熱の籠った瞳で見つめられ、何となく断りにくい雰囲気だった。それに、彼の言う通り肩や腰が凝っている感じもしている。
 こんなに熱心に誘ってくれているのに、何度も断る方が申し訳ない気もする。

「うーん……。じゃあ、してもらおうかな……」
「ホント!?」

 彼は目をキラキラさせて喜んだ。何がそんなに嬉しいのか桃子にはわからなかったが、子供のように喜ぶ芽斗が可愛いのでそれでいいか、と思った。
 そうして桃子は芽斗にマッサージをしてもらう事となった。





 そして数日後。桃子は芽斗の働くマッサージ店へとやって来た。
 閉店時間ギリギリに訪れたのは、予約でいっぱいだから、閉店後に施術をしてもらう事になったからだ。
 それは申し訳ないのでやっぱり断ろうかと思ったのだが、芽斗に物凄い勢いで止められ、最終的にはマッサージさせてほしいと懇願され、結局断る事もできずこうして店までやって来た。
 ちょうどマッサージ店から最後の客が出てくるところだった。スタイルのいい、誰もが目を奪われるような美しい女性だ。
 その女性とすれ違い、清潔感に溢れた店内に足を踏み入れる。

「桃ちゃん!」

 中に入るとドアのすぐ傍に白衣姿の芽斗がいた。

「来てくれてありがとう」

 桃子を見つめ、花が綻ぶような笑みを浮かべる。

「こちらこそ、ありがとう。閉店後にごめんね」
「気にしないで! 僕がどうしてもってお願いしたんだから」

 芽斗はニコニコと上機嫌な様子で、ドアノブにクローズと書かれた札をさげる。それからドアを閉め、鍵をかけた。

「もう他の従業員は帰ったし、僕と二人きりだから緊張しなくていいからね」
「ありがとう。今日はよろしくね、芽斗くん」

 彼にマッサージをするための個室へと案内される。

「じゃあ、まずはこれに着替えてね」

 施術着が入っているであろう籠を指し、芽斗が言った。

「脱いだ服はこの籠に入れて。あと、壁にかかってるハンガーも使っていいからね。僕は外に出てるから、終わったら呼んで」
「はーい」

 芽斗が出て行き、ドアが閉まったところで早速籠に手を伸ばす。

「っえ……!?」

 中から取り出したそれは、かなり布面積の少ない白ビキニのようなものだった。ここに来る客は皆、殆ど隠す部分がない、こんな恥ずかしい格好をしているのか。
 マッサージ初体験の桃子は衝撃を受ける。
 オイルなど使うのだし、この格好がマッサージには適しているのだろう。それはわかるが、かなり恥ずかしい。ぽっちゃり体型の桃子には小さすぎると思うのだが、これがフリーサイズなのだろうか。

「桃ちゃん、どうかした? 一人で着れないようなら、僕が手伝うけど……」

 ドアの外から声をかけられる。着替えている気配がないので不審に思ったのかもしれない。

「だっ、大丈夫! 自分でできるから……っ」

 そう答えてしまったものの、これに着替えるのはかなり勇気がいる。
 しかし、いつまでも芽斗を待たせておくわけにはいかない。営業時間外に施術してもらうだけでも申し訳ないのだ。ここで無駄に時間をかける事はできない。
 別に恥ずかしがる事ではない。客は皆着ているものだ。恥ずかしがる方がおかしいのだ。
 そう自分に言い聞かせ、桃子は衣服を脱いでいった。そして、どう考えてもサイズの小さい、ビキニにしか見えない施術着を身に付けていく。
 やはり小さい。小さすぎる。紐部分が肉に食い込んでかなりみっともない状態だ。
 ビキニのようだか生地は水着とは違う。水着よりも薄く、白いので色々と透けてしまっている。
 こんな格好、どうしたって恥ずかしくて堪らない。けれど、羞恥を押し殺して桃子は芽斗を呼んだ。
 彼はすぐに入ってきた。

「待たせてごめんね」
「大丈夫だよ。じゃあ、早速はじめようか」

 桃子のあられもない姿を目にしても、彼は無反応だった。その事にホッとする。
 やはり恥ずかしがる事などないのだ。寧ろ恥ずかしがる事が自意識過剰で恥ずかしいのではないか。
 そう考えると幾分羞恥心は薄まった。

「まず、ここに座って」

 促されるまま、施術用のベッドに上がり座った。

「肩からマッサージしていくね」

 背後に立つ芽斗が肩に触れる。彼の手が肩を揉み込んでいく。

「ふぁ……っ」

 気持ちよさに、思わず声が漏れてしまった。

「肩、揉んでもらうのってはじめてかも……。気持ちいいんだねぇ」
「ホント? それならよかった。もし痛かったりしたらちゃんと教えてね」
「ん……」
「やっぱり結構凝ってるね。これからは、定期的にマッサージ受けた方がいいかも。あ、他のマッサージ店に行っちゃダメだよ。僕が揉んであげるからね」

 彼の言葉に小さく笑う。
 こんなに気持ちいいのなら、定期的に受けるのもいいかもしれない。肩が揉み解されていく感覚が心地よい。体に溜まっていた疲れが癒されていく感じがする。
 うなじや腕の付け根まで、丁寧にマッサージされる。

「腕もマッサージするね」
「うん」

 桃子のムチムチの二の腕を、芽斗が両手で揉む。

「桃ちゃんの肌、スベスベモチモチで気持ちいーね」
「ええ? 普通だと思うけど……」

 肉付きがいいからそんな風に感じるのではないだろうか。そう思ったが自虐はやめておいた。

「芽斗くんも、肌すごく綺麗だよね。顔とか、透明感っていうの? やっぱりお手入れとかしてるの?」
「まあね。やっぱりこういう仕事だし、清潔感って大切だから。結構気を付けてはいるよ」
「そうなんだね。どんな化粧品使ってるのか教えてもらおうかな」
「もちろん、いいよ」

 他愛のない会話をしながらも、マッサージは進んでいく。
 やはり肉付きがいいと揉むのは大変なのだろうか。揉まれている腕を見ながらそんな事を考えた。

「次は胸元をマッサージしていくね」
「あ、うん」

 芽斗の手が鎖骨から胸元までを摩っていく。ただのマッサージだとわかっているが、照れ臭い。
 施術着に隠れている部分以外、上も横も下も、マッサージされる。下から膨らみを持ち上げるように揉まれると、さすがに恥ずかしくて身動いでしまった。

「もしかして、擽ったかった?」
「あ、う、うん、ちょっと……」

 擽ったいのではなく恥ずかしかったのだが、恥ずかしいと言うのは真剣にマッサージしてくれている彼に申し訳ない気がした。
 桃子は羞恥をこらえ、彼の手の動きを意識しないよう努めた。

「じゃあ、胸の先端もマッサージしようか」
「……えっ……?」

 言われた事の意味がわからずポカンとしていると、施術着をずらされた。ぷるんっと揺れながら、殆ど隠れていなかった乳房が露になる。

「っえ、え、あ、あの、芽斗くん……っ」
「ん? どうしたの、桃ちゃん」

 彼は平然としている。つまり胸を晒すのは普通の事なのだ。

「な、なんでも、ない……」

 そう言うしかなかった。顔を真っ赤にしながら、恥ずかしさに耐える。

「まずは、乳首出そうね」

 芽斗の言葉に、更に顔が赤くなる。

「っ、ご、ごめっ……私の、胸……へ、変だよね……」

 陥没乳首は桃子の数あるコンプレックスの内の一つだった。乳輪が大きいのも恥ずかしくて、桃子は同性相手にも胸を見られるのが苦手だ。

「全然、変なんかじゃないよ」
「で、で、でも……普通と、違うし……」
「桃ちゃんと同じ乳首の人って結構いるんだよ。変じゃないから、気にする事ないよ」
「そう、なの……?」

 芽斗はマッサージする時にこうして客の乳首を沢山見てきたのだろうし、彼が言うのならそうなのかもしれない。

「マッサージで改善する事もあるけど、桃ちゃんは普段から触ったりしてる?」
「っ、その……お風呂で、洗う時に……」

 洗う為に乳首を出す事はあるが、それ以外で触る事はない。

「そうなんだ。……痛くないように、オイルつけるね」

 そう言って、彼は自分の手にオイルを出した。そしてオイルで濡れた手で、桃子の胸に触れる。

「んっ……」
「まずは乳輪を、こうやって……くるくるーってマッサージするね」
「ぁっ、んっ……」

 彼の指が陥没した乳首の周りをくるくると撫でる。
 これは健全なマッサージなのに、怪しい感覚に襲われて桃子は戸惑った。背中がぞく……っと震える。
乳輪を指の腹で擦られ続け、中に埋まっている乳首が疼くような感じがする。
 腹の奥がむずむずして、施術台に敷かれたタオルをぎゅっと掴む。

「次は真ん中も触るね」
「っ、ぅ、うん……」

 オイルを足してぬるぬるになった指が乳輪の中心を撫でた。ぬちゅぬちゅと濡れた音が羞恥を煽る。
 これはただのマッサージ。これはただのマッサージ。
 桃子は繰り返し自分に言い聞かせた。

「まだ出てこないけど、桃ちゃんの乳首、中でちゃんと勃起してるよ」
「そ、それは、よかった……っ」

 恥ずかしい事を言われているわけではない。彼は桃子に恥ずかしい思いをさせようなんて思ってない。桃子が勝手に恥ずかしいと感じてしまっているだけなのだ。
 桃子は懸命に平常心を保とうとした。

「そろそろ乳首出そうだね」
「は、は、ひ……」
「オイル、かけるね」
「ひ……ぃんっ」

 胸元に直接オイルをかけられ、ビクッと肩が跳ねた。

「温感タイプだから冷たくはないと思うけど……びっくりしちゃった?」
「んっ……ごめ、大丈夫……」

 トロリとしたオイルの感触に、変な声を上げてしまった事を恥じた。気を引き締めなければ……と体を強張らせれば、芽斗に肩の力を抜いてリラックスして、と言われてしまう。

「大丈夫だよ、痛くないからね。両方とも出して、勃起した乳首、いっぱいマッサージしようね」
「っ、っ、お、ねがい、します……っ」

 くちゅくちゅと音を立てて、オイルを胸の先端に塗り込まれる。

「もう少しで出てきそうかな?」
「んっ……ふっ……ぅぅ……っ」

 乳輪を優しく上下に引っ張られ、ぷるっと乳首が飛び出した。ぷっくりと膨らんだ乳首がオイルで濡れ光っているのが卑猥に見えて、隠してしまいたい衝動に駆られた。

「桃ちゃんのピンクで可愛い乳首、ちゃんと出てきて偉いね」
「ぁんっ」

 褒めるように指先で乳首を撫でられ、甲高い声が漏れてしまう。
 どっと羞恥が押し寄せるが、芽斗は特に気にした様子もなくてホッとした。

「じゃあ、反対の乳首も出そうね」
「う……う、うん……」

 またオイルをかけられる。乳輪の中心をぬちゅくちゅと爪の先でやんわりと引っ掻かれ、ビクッビクッと体が震えた。

「ん。こっちもぷくって出てきたね。ふふ……可愛いね」

 何が可愛いのか桃子にはさっぱりわからない。けれど、芽斗の声は酷く楽しそうだった。
 乳首は存在を主張するようにつんと尖っている。こんな状態になるのを見るのははじめてだった。オイルでぬるぬるになって、とても恥ずかしい状態なのではないかと思えてくる。いかがわしい事など何もしていないのに。これは普通のマッサージなのだから。

「それじゃあ、乳首もマッサージしていこうね」
「お願い、します……」

 背後から回された彼の両手が、桃子の重量のある胸の膨らみを下から持ち上げるように掴む。そのまま、指で乳首を優しく挟まれた。

「ひん……っ」

 軽い力で摘まれただけなのに、鋭い刺激が走り抜け思わず声が漏れた。

「ごめん、痛かった?」
「んっ……大丈夫、痛くない、よ……」
「もし痛かったら教えてね」
「わかっ、た……っ」

 つまんだ乳首をクリクリと優しい力で捏ねられ、桃子は咄嗟に唇を噛み締めた。そうしなければ、とんでもない声を出してしまいそうだった。

「んっ……ふ……ぅ、ん……っ」
「あれ? 桃ちゃん、声我慢してる?」
「う……その……大きい声、出ちゃいそうで……」
「我慢する事ないよ。他のお客様も、皆声は出ちゃうものだから」
「で、でも……変な、声が……」
「気にしなくて大丈夫だよ。僕しか聞いてないんだし、僕は変だなんて思わないから」
「でもぉ……」

 芽斗が気にしなくても、こちらは気になって仕方ないのだ。

「声を我慢すると体に力が入っちゃうでしょ? そうすると、マッサージの効果が薄くなっちゃうから。だからマッサージ中、声は我慢しないで出した方がいいんだ」
「わかった……。我慢、しないように気を付けるね……」

 芽斗に諭され、桃子は頷くしかなかった。

「うん。肩の力を抜いて、リラックスしてね」
「はい。……んっ、ひっあっ」

 再び両方の乳首を二本の指で捏ね回され、甘ったるい声が上がる。一般的なマッサージを受けているだけでこんな声を出してしまうのも恥ずかしいし、それを芽斗に聞かれているのも恥ずかしくて堪らない。
 穴に埋まってしまいたいくらい恥ずかしいというのに、乳首へのマッサージが気持ちいいというのもまた恥ずかしい。しかもその「気持ちいい」が性的なものだというのだから、羞恥は募っていく一方だ。
 オイルでぬるぬるになった乳首を指で優しくクリクリされて、ひっきりなしに声が漏れてしまう。

「あっんっ、んっあっあっ……」
「桃ちゃん、力加減大丈夫? 乳首気持ちいい?」
「ひっ……う、んっ……気持ち、いいっ」

 芽斗は純粋にマッサージが気持ちいいか尋ねているというのに、桃子は違う意味で気持ちよくなっている。あまりにも恥ずかしく、居たたまれない。
 乳首をマッサージされて、下腹部がじんじんと熱を持ちはじめる。腹の奥が疼き、脚の間がむずむずする。桃子は無意識に何度も内腿を擦り合わせていた。

「よかったぁ。乳首クリクリされるの気持ちいいんだね、桃ちゃん」
「んっ……あっ、きもちぃ、よっ……んぁっあっ」
「じゃあ次は、カリカリしてみようか」
「えっ? あっ、ひぅんっ」

 短く綺麗に整えられた爪の先で、乳頭を甘やかすように引っ掻かれる。
 強い刺激が駆け抜け、ビクンッと体が反応する。すぐ後ろに立っている芽斗の胸に背中が当たり、慌てて離れようとした。

「あっ、ご、ごめん……っ」
「そのままで大丈夫だよ。僕に寄りかかって」

 前に引こうとした体を彼の胸に引き寄せられる。

「でも……重くない……?」
「全然重くなんてないよ。くっついてた方がやりやすいから、ね?」

 そう言われては断れない。ピタリと彼の胸に背中をつけた状態で乳首のマッサージが再開された。

「桃ちゃんの乳首、ビンビンに尖ってマッサージしやすいね」

 耳元で囁かれ、後ろから抱き締められているような体勢でカリカリと胸の突起を引っ掻かれる。まるでセックスの前戯をされているようだと、そんな風に考えてしまった自分が恥ずかしい。

「ひうっ、んんっ、あっあっあっあーっ」

 更に喘ぎ声としか思えない声が断続的に漏れ続け、恥ずかしさはとどまるところを知らない。マッサージとはこれほど羞恥を伴うものなのだと、桃子ははじめて知った。

「あっ、ごめぇっ、うるさく、てっ、んんんっ」
「うるさくなんてないよ。可愛い声、いっぱい出していいからね」
「んああぁっ」

 マッサージされればされるほど、乳首が敏感になっていく気がする。
 体ははっきりと快感を得ていた。脚の間がじわじわと濡れていくのがわかる。施術着には見てわかるほどに愛液が染みてしまっているだろう。
 このままではマズイ気がした。健全な普通のマッサージをされて、性的な意味で気持ちよくなってしまっているのが彼にバレてしまう。

「ひっあっ、んっ、めぐ、と、くぅんんっ、も、もう、ちくびはっ、ちくびは、やめっ、あっあっ」
「ん? もしかして、痛くなってきた? オイル足そうか」

 心配そうな彼の声が間近で聞こえる。耳に吐息がかかり、それにすらも感じてしまう。

「ちがっ、あっ、いたくは……ない、けどぉっ、んっひっあっ」
「ああ、擽ったいのかな? でも、もう少しで終わるから我慢しようね」

 純粋にマッサージをしているだけの芽斗に、エッチな意味で気持ちよくなっちゃうからやめてほしいだなんて言えなかった。
 もじもじと腰を捩り、何度も内腿を擦り合わせる。

「ふふ、そんなに擽ったい?」

 身動ぎを繰り返す桃子に、勘違いした芽斗が笑う。

「桃ちゃんは感じやすいんだね」
「んえぇっ!?」
「肌が敏感だから、擽ったく感じちゃうのかな」

 バレてしまったのかと思ったが違ったようだ。胸を撫で下ろす間も、乳首のマッサージは続く。

「はっひっ、んっんっんぅううっ」
「もうすぐ終わるからね。頑張って体の力抜いて」
「ひゃいぃっ、んっあっあっ」

 彼の言葉に、桃子はあと少し耐えれば解放されるのだと安堵した。安心感から体の力が抜け、彼の胸に背中を預ける。
 その時、きゅうぅっと強く乳首を引っ張られた。

「ひああぁ……っ」

 強烈な快感が駆け巡り、ビクッと一際大きく体が跳ねた。そして、じわっと愛液が漏れるのを感じる。
 乳首への刺激で軽くいってしまったようだ。その事を自覚し、桃子は耐え難い羞恥に襲われる。
 ぷるぷる震える桃子から芽斗は手を離した。

「はい、これで乳首のマッサージは終わりだよ。頑張ったね、お疲れ様」

 芽斗には気づかれなかったのか、彼の態度は変わらない。不審に思っている様子も見られない。
 気づかれなかったからと言って、良かった、とも思えなかった。こんな事、こちらの体を気遣ってマッサージしてくれている彼に申し訳なさすぎる。

「どうしたの、桃ちゃん? 大丈夫?」

 不安げな表情で顔を覗き込まれ、桃子は慌ててかぶりを振る。

「だ、大丈夫だよ、全然! その……マッサージが気持ちよくて、ぼーっとしちゃってた……」
「そっかぁ。気持ちよくなってくれたなら嬉しいよ」

 にっこり微笑む芽斗に、罪悪感で胸が痛んだ。
 心の中で彼に謝る。申し訳ない気持ちでいっぱいだけれど、こればかりは正直に打ち明ける事はできない。

「次は、膝立てて脚広げようね」
「えっ!?」

 後ろから伸ばされた芽斗の手が、桃子の膝を立てて脚を広げてしまう。所謂M字開脚の状態になり、かああ……っと羞恥で全身が赤くなる。恥ずかしすぎる。せめてもの救いは、芽斗は後ろにいるので正面からは見られないという事だ。

「内腿と、脚の付け根をマッサージしていくね」
「んっ、う、うん……」

 芽斗の掌が、ムチムチの桃子の太股をマッサージする。

「この体勢、辛くない?」
「あ、うん、大丈夫……」
「よかった。桃ちゃん、昔から体柔らかかったよね」
「そ……かな……んんっ」

 芽斗の指がムチムチの太股に食い込み、揉みしだく。両方の内腿をしっかりと揉み解された。
 それから、芽斗の指は脚の付け根へと滑るように移動する。

「ひぅ……っ」
「ふふ、擽ったかった?」
「んっ、ちょ、ちょっと……擽ったい、かも……っ」

 擽ったいのではなく、際どい部分を撫でられて体がぞくぞくしてしまうのだ。とは言えない。

「ここもちゃんとマッサージしないとダメだから、少し我慢してね」
「う、んっ……ふっ、ぁっ……」

 脚の付け根のギリギリの部分を、彼の指が擦るように動く。下に身に付けている施術着はぐっしょりと濡れていて、それが彼に気づかれてしまうのではないかと気が気ではない。

「あっ、んん……っ」

 ギリギリどころか、花弁の端に完全に指が触れている。

「あっ、あの、芽斗くん……!」
「うん? どうかした?」

 芽斗は至って普通だ。つまり、これはマッサージとして普通の事なのだ。取り立てておかしな事ではない。
 まるでエッチな事でもされているように感じてしまっているが、桃子にエッチな事などする筈がない。先ほどすれ違った、あの客のように綺麗でスタイルのいい女性ならわかるけれど。桃子が性的な目で見られるわけがない。
 そもそも、優しくて誠実な芽斗がマッサージと称してエッチな事をするなんてあり得ない。
 自分が自意識過剰なだけなのだ。

「な、なんでもないの、ごめんね、芽斗くん」
「そう? じゃあ続けるね」

 芽斗は気にした様子もなく、再び脚の付け根に指を滑らせる。動けば完全に秘所に触れられてしまいそうで、けれどどうしても身動いでしまう。
 際どい箇所を何度も擦られて、脚の間がじくじくと疼く。新たな蜜が溢れるのを感じて、桃子は羞恥に身を縮めた。

「んっ……ふっ、んうぅっ」
「大丈夫? ずっと脚広げたままで痛くない?」
「ぁっんっ……だい、じょうぶ……っ」
「それじゃあ、今度はここ」
「ひあっ……!?」

 施術着の上からそっとクリトリスを指でつつかれ、悲鳴のような声を上げる。

「クリトリスもマッサージしようね」
「っへ、えっ……あ、えっ!?」
「どうしたの、そんなに慌てて」

 慌てふためく桃子に、芽斗はきょとんと首を傾げる。
 え、クリトリスのマッサージって普通の事なの!? 桃子は大きな衝撃を受けた。

「そ、そんな、ところも……マッサージ、するんだね……?」
「もちろん。全身、くまなくマッサージしないと。クリトリスのマッサージで体がすっきりするんだよ」
「そ、そ、そう、なの……?」

 芽斗は当たり前の事のように説明する。過剰に反応する桃子がおかしいのだろうか。

「ここは敏感だから、たっぷりオイルかけるからね」

 こちらの心の準備が整う前に、施術着の上からオイルをかけられる。

「っあ……んんっ」

 薄い施術着にオイルが浸透し、秘所にぴったりと布が張り付く。自分では見えないが、布越しに花弁がしっかりと浮かび上がっているのだろう。
 恥ずかしいけれどやめてほしいとも言えず、彼にされるがままになってしまう。

「じゃあマッサージするね。まずは痛くないように優しーくなでなでしようね」
「待っ……ひっああっ……」

 施術着の上から、指の腹でクリトリスをくるくると優しく撫で回される。敏感なそこは、軽い力で触られても強い刺激となって襲いかかってくる。痛みはないけれど、快感が強すぎてじっとしていられない。

「ひぁっあっんっ、待って、あぁっ」
「大丈夫だよ、桃ちゃん。僕に任せて。リラックス、リラックス」

 宥めるような彼の優しい囁きが耳に吹き込まれる。そうは言われても、そこを弄られてリラックスなどできない。

「ふふ……びくびくって体動いちゃうね」
「うごいちゃ、あっあっんんっ……ごめ、なさ、あぁんっ」

 口から漏れるのは完全なる喘ぎ声だ。マッサージをしてもらってこんな声を出してしまう自分が恥ずかしい。でも、止められない。

「ここは敏感だから、仕方ないよ。でも、動くとちゃんとクリをマッサージできないから、押さえさせてね」
「えっ……あっひうぅんっ」

 芽斗はクリトリスを指で挟む。強い力でつままれているわけではないが、ただつままれているだけで強い快感となって桃子を苛む。

「乳首と同じように勃起して膨らんでるからつまみやすいね。この状態でマッサージするからね」
「ひっあっ、そんな、あっあぁっ」

 つまんだクリトリスの先端をもう片方の手でカリカリと優しい力で引っ掻かれる。

「あっあっ、んぁっ、まってぇ、あっひっ、それだめぇっ」

 痺れるような快感に、桃子はあられもない声を上げ続ける。とめどなく蜜が溢れてくる。オイルと混ざり、施術着は意味をなさないほどにぐしょぐしょになっていた。

「んひっ、あっあぁっ、めぐ、くぅんっ、もっ、あっ、らめっ、まっしゃーじ、やめてぇっ」
「ダメだよ。ちゃんとマッサージして、凝りを解さないと。ね? いい子だから」
「ひゃぅんんっ」

 耳に彼の息がかかり、ぞくぞくっと肌が粟立つ。全身が敏感になってしまったかのように、彼の胸板が触れる背中も、どこもかしこも気持ちいい。
 つまんだクリトリスをぬちゅぬちゅと捏ね回され、耐え難い快楽に桃子は身悶えた。

「ひあぁっ、やっ、だめっ、あっあっあっ」

 込み上げてくる絶頂の気配に、抗う術などなかった。

「あっあっあっ、あ────っ」

 ビクンッビクンッと身を震わせ、桃子は達した。
 体から力が抜け、くたりと芽斗の体に凭れかかる。
 天を仰ぎはあはあと荒い呼吸を繰り返す桃子を、芽斗が真上から見つめていた。彼の瞳はうっとりと蕩けていた。

「気持ちよさそうな顔だね……。桃ちゃんが僕のマッサージでスッキリできたみたいで、嬉しいよ」
「ぁ……う、ん……」

 頭がぼうっとして、まともな言葉も返せない。
 親友にマッサージされていってしまうなんて……と頭の片隅でその事実に愕然とする。徐々に冷静さを取り戻せば、なんて事をしてしまったのだと頭を抱えたくなった。
 そんな桃子の心の内など知らず、芽斗は爽やかに微笑む。

「次は、うつ伏せに寝てもらえる?」

 桃子が絶頂を迎えてしまった事にも気づかずに、彼はあくまでマッサージを続けようとする。
 純粋にこちらの体を気遣ってマッサージをしてくれている彼に後ろめたさを感じつつ、促されるままうつ伏せになった。彼の優しさを無下にするのも申し訳ない。今日はこのまま最後までマッサージを受けよう。多分もう、いったりする事はない。はずだ。乳首とクリトリスのマッサージは終わったのだし、後はもうどこをマッサージされても大丈夫だろう。きっと。桃子はそう考えた。
 施術用のベッドにうつ伏せに横になると、芽斗も上がり桃子の体を跨いだ。

「じゃあ、背中のマッサージはじめるね」
「うん。お願いします」

 芽斗はオイルを手に出し馴染ませてから、桃子の背中に触れた。ぐっぐっと丁度いい強さでマッサージされる。

「んっ……ふぅ……っ」
「どう? 強すぎたりしない?」
「うん……大丈夫。気持ちいいよ」

 純粋に、マッサージとして気持ちがいい。その事に安堵し、桃子はホッと肩の力を抜いた。リラックスしてマッサージを受ける事ができているお陰か、身も心も安らいでいく。
 この調子でいけば、最後まで普通にマッサージを受けられるだろう。
 芽斗は絶妙な力加減で桃子の背中を揉み解していく。そして、背中から腰へと彼の手は移動していった。

「腰も結構固くなってるね。やっぱり定期的にマッサージした方がいいよ」
「う、うん……」

 彼の言葉に曖昧に頷く。肩や腰ならば構わないけれど、乳首やクリトリスなども定期的にしなければならないのだろうか。
 肩や腰はマッサージしてほしいが、毎回今日のように全身受けなくてはならないとなると正直遠慮したい。
 思い悩む桃子の腰を、芽斗は力を入れて揉んでいく。彼の指が肉に食い込み、力強く押されると気持ちいい。
 今は何も考えずマッサージに集中したかったので、桃子はとりあえず答えを保留にした。

「今度は足のマッサージするね」

 そう言って、芽斗は施術用のベッドから降りた。そして桃子の足元へと移動する。
 桃子の素足に、彼の手が触れた。足の裏を、両手で揉まれる。

「ふふ……。桃ちゃんの足、小さくて可愛いね」
「あはは。ありがとう。でも、他の人と変わらないんじゃないかなー」
「そんなことないよ。桃ちゃんの足、すごく可愛い」

 彼がストレートな言葉で褒めてくれるのは昔からだ。周りから貶される事の多い桃子を、彼はいつも褒めてくれた。
 彼の言葉はまっすぐで、照れ臭いけれど嬉しくもある。
 こんな風に女性を自然と褒められて、その上とんでもない美形だ。さぞかしモテるだろうに、恋人を作らないのが不思議だ。
 両足の裏のマッサージが終わると、今度はふくらはぎを揉まれる。

「そういえば、駅前に新しいパン屋さんできたよね。桃ちゃん、知ってる?」
「ああ、うん。まだ行ってないけど、テレビで紹介されてて気になってた」
「僕も気になって行ってみたんだけど、行列できてたから諦めたんだよね」
「そっかぁ。もうちょっと経ってから行ってみようかな」

 会話をしながら、芽斗は丁寧にマッサージを続ける。ふくらはぎが終わると、次は太股を。
 太股の裏も同じように揉み解されていく。ムチムチ過ぎてマッサージするのも大変なのではないかと、つい心配になってしまう。

「マッサージって体力いるよね。芽斗くん、大丈夫? 疲れてない?」
「あは、大丈夫だよ。ちゃんと体力つけてるから」
「腕とか、筋肉痛になったりしないの?」
「最初はね。今はもうないよ」
「そうなんだ。すごいなぁ……。大変な仕事だよね」

 毎日、何人も相手にこうしてマッサージをしているのだと思うと、改めて感心してしまう。
 完全に油断していた桃子は、再び脚の付け根に触れられビクッとなった。

「あ、ごめん、擽ったかった?」
「う、うん、ちょっとね……」

 誤魔化すようにあはは……と乾いた笑い声を漏らす。
 今になって気づいたが、芽斗からは桃子の股間部分が丸見えなのではないだろうか。施術着はぐっしょり濡れていて、肌が透けているのではないか。濡れているのがオイルのせいだけではないと気づかれてしまうのではないか。気づかれたとしても指摘されたりはしないだろうが、恥ずかし過ぎる。
 色々考えて落ち着かなくなる桃子だが、そんなこちらの心情には気づかず芽斗は声をかけてくる。

「オイルかけるからね」

 そう言って、臀部にオイルをかけてくる。
 オイルで濡らされた尻臀を、両手でむにむにと揉まれる。
 肉付きのよすぎるお尻を揉みしだかれるのは別の意味で恥ずかしかった。芽斗は桃子の体型など見慣れているし、今更なのだけれども。どう思われているのかと考えると居たたまれない。
 芽斗の大きな掌が、桃子の尻の肉を捏ね回す。

「んっ……ぁ、ふっ……」

 何だかまた変な感覚になってきて、熱っぽい吐息が口から漏れてしまう。

「力、強くない? 大丈夫?」
「う、んっ……だい、じょうぶだよ、んっんっ」

 芽斗の指が、双丘の狭間の際どい箇所を擦る。どうしてもビクビクッと体が反応してしまう。芽斗に変に思われていないか心配だった。

「ふぅっんっ……ぁっ」

 まるで感触を楽しむかのように丹念に揉み込まれ、ぞくぞくと背中に震えが走る。もちろん、彼はただマッサージをしているだけだ。それなのに、そんな風に感じてしまう己のはしたなさに泣きたくなる。

「よし、じゃあ最後に仰向けになってくれる?」
「あっ、うん……」

 やっと臀部のマッサージが終わり、肩の力が抜けた。施術台の上で体を反転させ、今度は仰向けに寝転がる。
 ぽよんぽよんの腹を見られるのが恥ずかしくて、桃子は思わず手で隠そうとしてしまう。施術着が下げられたままで剥き出しになっている胸よりも、桃子にとっては腹の方が恥ずかしさが上だった。

「桃ちゃん、手は横にね。お腹のマッサージするから」
「う……は、はい……」

 こんなぷよぷよの腹を揉まれるのは羞恥の極みだが、我慢しなくては。
 オイルを馴染ませた芽斗の手が、腹の肉を揉む。彼の指の動きに合わせ、ぷるぷると肉が揺れる。たとえ芽斗が何も思っていなくても、あまりにも恥ずかしい光景だ。

「そういえば、ルルちゃんは元気?」

 ルルは、桃子の実家で飼っている猫の名前だ。家を出てから桃子は毎日ルルの写真や動画を親に送ってもらっている。

「うん、元気だよ」
「久々に撫でたいなー」
「じゃあ、今度一緒に帰ろうか。私も会いたいし」

 何気ない会話で気が逸れて、気づけば腹を揉まれる恥ずかしさを忘れていた。そして会話をしている間に腹部のマッサージは終わった。

「これ、邪魔だから脱がせるね」
「えっ!?」

 下に身に付けていた施術着に芽斗が手をかける。桃子は慌てるが、彼は当たり前の事のように手際よく脱がしていく。

「えっ、え……ぬ、脱ぐの……?」
「うん。穿いてない方がマッサージしやすいから」

 動揺する桃子ににこりと微笑みかけ、彼はオイルと愛液がたっぷり染み込んだ施術着を足から抜いてしまう。
 これで下半身には何も身に付けていない状態になる。上半身は脱いでいないけれど乳房は丸出して、もうほぼ全裸だった。

「桃ちゃん、膝立ててもらえる?」
「ええっ……!?」

 さらりと言われ、思わず大きな声を出してしまう。
 芽斗は目を丸くする。

「どうしたの、桃ちゃん? あ、もしかして寒い? 室温上げようか?」
「う、ううん、全然、大丈夫……っ」

 寧ろ恥ずかしくて体温は上昇する一方だ。
 ここで恥じらう桃子がおかしいのだろうか。他の客も皆、ほぼ全裸になってマッサージされているのだろうか。
 芽斗の態度を見る限り、これが普通の事なのだろう。
 これはマッサージ。
 これはマッサージ。
 これはマッサージ。
 暗示のように頭の中で繰り返しながら、桃子はそろりと膝を立てる。
 下半身は剥き出しで、仰向けに寝た状態で両膝を立てるなんて恥ずかしがるなという方が無理だ。

「脚は開いてね」

 既に許容量いっぱいいっぱいなのに、更にこちらの羞恥をかさ増しする要求をしてくる。

「わ、かった……」

 ここでそんな恥ずかしい事できないと突っぱね、芽斗を困らせるわけにもいかない。彼は別に桃子を辱しめる為にしているわけではないのだから。彼はただ、桃子にマッサージをしてくれようとしているだけ。仕事なのだ。
 心臓が止まりそうなほどの羞恥に襲われながらも、桃子は脚を広げた。きつく目を閉じていたので、彼の視線がどこに向けられているのかわからなかった。

「綺麗だね、桃ちゃんのおまんこ」
「っ、っ、っ……!?」

 芽斗にそこを見られている事と、彼の口から卑猥な単語が飛び出した事に言葉も出ないほど驚いた。

「は、ぁ、えっ……と……」

 何と言葉を返せばいいのかわからずにいる桃子を気にせず、芽斗は言った。

「じゃあ、おまんこマッサージしていくね」
「!?」

 桃子は更なる衝撃を受ける。

「っえ、あっ、えっ、そ、そんな、ところも、するんだ……!?」
「うん。最後に体の内側からマッサージで解していくんだよ」
「そ、そ、そぅ……なんだぁ……」

 知らない事実を次々と突きつけられ、頭がくらくらした。
 こんな事ならば、前もってマッサージについて調べておくべきだった。てっきり肩や腰を揉まれるだけだと思っていたのだ。
 芽斗は照れたりする事もなく、平然としている。毎日客を相手にしているから慣れているのだろう。

「じゃあ、触るね? デリケートな部分だから、何か感じたら遠慮しないでちゃんと言ってね」
「は……は、は……はい……」

 芽斗の手が下肢へと伸ばされる。そんなところを男の人に触られるなどはじめてだ。もちろんこれはマッサージであって、それ以上の意味など何もない。病院の診察と同じ感覚でいなければならないのだ。

「っあ……」

 オイルと愛液でぬめった秘所に、彼の指がそっと触れた。

「充分ぬるぬるだから、オイルは足さなくても大丈夫かな」
「ふあっ、んっんっ……ふ、ぅ……っ」

 くちゅくちゅと音を立てて、指で花弁をなぞられる。マッサージだというのに、体は早くも快感を得ていた。

「指入れるよ、桃ちゃん」
「んぁ……っ」

 ぬぷ……と指が一本、ゆっくりと中に入ってくる。

「桃ちゃんの中……ぬるぬるで、熱くて狭いね……」

 芽斗は潤んだ瞳で桃子を見つめ、熱い吐息を漏らした。
 こちらの反応を窺うように、彼の視線は桃子の顔に注がれている。恥ずかしくて腕で隠そうとすれば止められた。

「隠しちゃダメ。桃ちゃんの顔、ちゃんと僕に見せて」
「やっ……ぁっ、んっ、私、変な顔、しちゃうから……んっ」
「変じゃない。すごーく可愛い。ほっぺが真っ赤で、目が潤んで蕩けて……食べちゃいたいくらい可愛いよ、桃ちゃん」

 桃子をまっすぐに見つめたまま、彼はくらくらするほど甘い言葉を口にする。まるで恋人に向ける睦言のようだ。
 変な錯覚をしそうになり、慌ててこれはマッサージ、単なるマッサージなのだと思い直す。

「ゆっくり指動かすからね」
「あぁっ、あっ」

 挿入された指が、探るように内壁を擦る。ぬちゅぬちゅと聞こえる水音が、オイルではなく自分の漏らした蜜のせいなのだと思うと恥ずかしい。

「んひっ、あっ、あぁっ」

 彼の指が内部の敏感な箇所を探り当て、桃子の口から甲高い嬌声が響いた。

「ここが、桃ちゃんの気持ちいいところなんだね」
「ひぁっんっ、ま、まってぇっ、あっあっ、そんな、あっ、こすっちゃ、んっんっんぁあっ」

 芽斗は興奮した顔で唇を舐め、重点的にそこを擦りはじめる。

「桃ちゃんの気持ちいいところ、いっぱい擦ってあげるから、いっぱい気持ちよくなってね」
「あっあっんっ、っめぇ、だめっ、あっあっあっ、めぐ、くぅっ、んっんんんぅっ」

 ぐちゅぐちゅと、小刻みに動く指に繰り返し同じ箇所を擦られる。気持ちよくて、止めてほしいのにまともに話すこともできない。花弁から滴るほどに、ひっきりなしに蜜が分泌されていた。

「桃ちゃんのおまんこ、ぬるぬるだけどまだぎゅうぎゅうってきついから、たっぷり時間かけて解していくからね」
「んんぁっ、まっ、あっ、もうっ……んんっ、あっあっあぁんっ」

 既に快楽で体がぐずぐずになっていってるのだ。こんなマッサージ、長く続けられたら身が持たない。

「きゃひっんんんっ、めぐ、と、くっ、んっあっ」
「大丈夫だよ、桃ちゃん。僕に任せて。桃ちゃんは寝てるだけでいいからね」

 助けを求めるように手を伸ばせば、芽斗は優しく微笑み桃子の頬を撫でた。

「んっあっ、でもぉっ、わたし、わたしぃっ、ひっあっあっん~~っ」
「おまんこの中がきゅんきゅんって動いてるね。僕の指にしゃぶりついてるみたい。いい感じだよ、桃ちゃん。おまんこの動きが活性化すればするほど、体がすっきりするからね」

 ニコニコと嬉しそうな笑顔を浮かべる芽斗に、もうやめてほしいとは言いにくい。しかし、刻一刻と限界が近づいてくる。

「あっあっ、まって、あぁっ、もっ……そこっ、こすられたらぁっ、あっあっ……くぅんんっ」

 敏感な箇所を擦られ続ければ、否が応にも絶頂が訪れてしまう。耐えようとしても耐えきれるはずもなく。

「あっあっ、──~~~~~~っ」

 ビクンビクンッと腰を揺らし、桃子は絶頂を迎えた。とぷとぷと、新たな蜜が溢れ出す。
 やってしまった。またいってしまった。と、自己嫌悪に陥る暇もなく、二本目の指が挿入された。

「んひっ、あっ、うそっ、まって、あっあっ、らめぇっ」
「桃ちゃんのおまんこ、少しずつ解れてきてるよ。指でいっぱい擦って、柔らかくしていこうね」
「まっ、あっあっひっ、んんん~~っ」

 いったばかりの膣壁を擦り回され、強烈な快感に痙攣が止まらない。休ませてほしいけれど、いったばかりだから一度止めてくれとは頼めなかった。

「めぐ、くぅぅっ、んんっ、あっ、まって、んっ、あっ、そんな、あっ、こすっちゃ、んあっあっ」
「ああ、そうだ。お口のマッサージもしておかなきゃ」
「はぇっ? んっ、えっ、なに、あっあっ」

 話ながらも芽斗は手を止めてくれないので、言われた事を理解できないまま事態は進んでいく。
 何をされるのかわからずにいる桃子の顔に、完璧に整った彼の顔面が近づけられた。

「んっ、めぐ、く? あぅっんっ、なに、なにするの、んっあっ」
「桃ちゃんのお口の中、マッサージするんだよ」
「くち……? んっんっ、そ、なの? あっんっ」
「うん。僕の舌でマッサージするからね。お口、閉じちゃダメだよ」

 うっとりと微笑む彼の顔が、更に近づいてくる。状況を理解できないまま、彼の唇が桃子の唇に重なった。

「んっ? ふ、ぁっ、んっんっ……?」

 差し込まれた彼の舌が、口の内側を擦る。口腔内を舐め回され、桃子は困惑した。
 キスされてる? いや、これはマッサージなのだから、キスではない。キスじゃない? これが?
 浮かび上がる疑問は、快楽に塗り潰される。
 口の中を舌で掻き回され、膣内を指で擦り上げられ、与えられる快感を受け入れるだけでいっぱいいっぱいだった。ただただひたすらに気持ちよくて、何かを考える事もできなくなっていった。

「んぁっ、んっんっ、ふぅっ……んんっ」
「桃ちゃん、舌出して」
「はっ……んっ、んっ」

 言われるままに舌を出せば、伸ばされた彼の舌にれろれろと舐められ、しゃぶられる。唾液が溢れ口の端からたらりと零れるけれど、それを拭う余裕もない。

「ん……桃ちゃんの唇、ぷにぷにで柔らかくて美味しいね。ちっちゃい舌も、可愛くてちゅうちゅうっていっぱい吸っちゃう」
「ふぁっ……んっ、ふっ……ぅんんっ」
「おまんこも、大分解れてきたね。もう一本、指入れるよ」
「んんんぁっ」

 ぬかるんだ蜜口に、三本目の指が挿入された。中を押し広げるように指が動き回る。

「ひあっあっ、んっんっ、あぁっ」
「痛くはなさそうだね。トロトロのお顔可愛いよ」

 息を乱した芽斗が、恍惚とした顔で桃子を見つめていた。

「おまんこ気持ちいい、桃ちゃん?」
「あっ、きもちぃっ、んっんぅっひっ、めぐと、く、んっあっあっ」
「あは。気持ちよくてワケわかんなくなっちゃってるの、かーわいいなぁ」
「めぐと、くんんっ、あっひっあぁっ、わたひ、またぁっ、あっあっあっあ~~っ」

 じゅぽじゅぽと指を抜き差しされ、桃子はまた絶頂を迎える。はしたなく脚を大きく広げ腰を突き上げ、自分がどんな痴態を晒しているのかももうわかっていなかった。
 じんじんと疼き蠢動する膣内から、指が引き抜かれる。引き止めるように絡み付く肉襞を擦りながら、ぬぽっと指が抜けた。胎内は物足りなさを感じ、きゅんきゅんと収縮を繰り返す。

「じゃあ桃ちゃん、最後の仕上げだよ」

 言いながら、彼は施術用のベッドに上がった。膝立ちの状態で桃子と向かい合う。

「しぁ、げ……?」
「うん。コレで、おまんこの奥までいっぱい擦るんだよ」

 彼はズボンの前を寛げ、陰茎を取り出した。反り返った長大なそれが、桃子の蜜口の前に突きつけられる。

「それ、で……奥まで、擦るの……?」

 ひくひくと、期待するように花弁が開閉する。

「そうだよ。桃ちゃんがいーっぱい気持ちよくなれるように、たくさんぬぽぬぽするからね」
「っあ……」

 亀頭が押し付けられ、ぞくんっと腹の奥が切なく疼いた。ぬぷりと先端が埋め込まれる。

「あっ、あっ、あっ」
「桃ちゃんのおまんこ……熱くて、ぬるぬるで、すご……っ」

 ゆっくりと、隘路を広げるように陰茎が入ってくる。指とは違う太い楔に内壁を擦られ、胎内を圧迫される感覚に桃子はぶるぶると身を震わせた。

「桃ちゃん、大丈夫? 痛くない?」
「んっ、んっ、だいじょっ、ぶ、んんっ、いたく、ないよぉっ、あっあっあっ」
「じゃあ、ゆっくりぬぽぬぽしていくからね」
「あっ、ぅんっ、んあっ、あっ、あぁっ」

 芽斗は腰を動かし、陰茎を出し入れする。ぬちゅっぬちゅっと音を立て中を擦られると、快感が全身を駆け抜けた。

「ひっあっ、んっんっん~~っ」
「桃ちゃんの気持ちよさそうな顔、可愛い……」

 芽斗は情欲の滲む瞳を細め、唇を歪める。彼のこんな顔を見た事がなかった。凄絶な色気を放ち、桃子の胎内をぐちゅぐちゅと擦り続ける。
 向けられる彼の視線に、はじめて見る彼の表情に、ぞくん、ぞくんと背筋が震えた。

「っは……おまんこ、ぎゅうって締め付けて……しゃぶりついてくるみたい」
「あっあぁっ、んっ、めぐと、くぅっ、んひっ、あっあっあっ」
「締め付けてくるから、おまんこいっぱい擦れちゃうね」
「んうっうっ、こしゅれるっ、んっひっ、いっぱい、こしゅれて、あぁっあっんんっ」

 肉壁が何度も何度も擦られる。何も考えられないまま、強烈な快感を与えられ続ける。何をされているのかもきちんと理解できず、ただ快楽を享受した。

「ひぁっあっ、きもちぃっ、あっあっあぁんっ」
「ふふ……。気持ちいいの、桃ちゃん?」
「いいっ、んっんっ、まっさーじ、きもちいいのぉっ」

 桃子の言葉に彼は笑った。

「やだなぁ、桃ちゃん。コレはマッサージじゃないよ?」
「はへっ? えっ、んっ、んんっ?」
「僕達が今してるのは、セックスだよ?」
「せ……っくしゅ……?」
「そう。セックス」
「ひあぁ……っ」

 彼は桃子の両脚を抱え、更に深く陰茎を突き立てた。

「セックス、わかるよね?」
「せ、せっくす……っ?」

 そんなはずはない。彼が桃子にしているのはマッサージで。でも、本当にこれはマッサージだろうか。こんな行為が、マッサージなのだろうか。
 考えようとしても、ぐぽぐぽと内奥を刺激されて思考が働かない。そんな状態の桃子に芽斗は話を続ける。

「セックスは、恋人同士とか、夫婦がするものだよね?」
「んっ、あっあっ、あぁっ」
「そうだよね、桃ちゃん?」
「~~~~っ」

 ずんっと腰を突き上げられ、桃子は快感に背中を仰け反らせる。

「桃ちゃん?」
「うんっ、うんっ、そう、そうだからぁっ、あっひうぅっ」
「だよね。桃ちゃんも、好きな人としかセックスしないよね?」
「んんっ、うんっ、しない、好きなひととしか、あっあっあっあっ、~~~~っ」

 ぐりゅぐりゅと最奥を亀頭で捏ねられ、目の前がチカチカするほどの快楽に襲われる。

「うんうん、そうだよねぇ。じゃあ、僕達は恋人同士だよね」
「へぁっ? あっあっ、えっ? んっんんっ、んっ?」
「だって、セックスしてるんだよ? ほら、僕のおちんちんが桃ちゃんのおまんこにずっぽり入ってる。わかるよね?」
「んひぃああっ、あっああぁっ」

 激しく腰を揺さぶられ、桃子は快楽の悲鳴を響かせた。

「わかりゅっ、うぅっ、わかるからぁっ、ひっあっあっ、はげし、んぁああっ」
「セックスしてるんだから、僕達は恋人。そうだよね、桃ちゃん?」

 胎内を掻き回されながら、勃起したままの乳首を爪の先でカリカリと引っ掻かれる。

「ひぁあっあっ、らめ、らめぇっ、そんな、あっあっ、されたらぁっ、んあぁっ」
「桃ちゃん、僕達恋人だよね?」
「ぅんっ、んっ、こいびとぉ、ひっんっんんっ、こいびとだからぁっ、あっあっ、らめっ」
「嬉しい! 嬉しいよ、桃ちゃん、好き、大好き」
「んんんん~~っ」

 感極まった様子の芽斗が、激しく唇を重ねてくる。桃子の舌に彼の舌が絡み付き、貪るように口腔内を舐め回される。
 キスをしながら、彼は抽送を繰り返す。ぱちゅぱちゅと胎内を突き上げられ、桃子は快楽から逃げる事もできず身悶えた。

「んぁっ、んっんっんんぅ~~っ」
「可愛い、桃ちゃん、桃ちゃん、大好きだよ」

 キスの合間に何度も名前を呼ばれ、愛を囁かれる。受け入れきれないほどの快感を与えられ、彼の甘すぎる声音に脳髄が痺れた。

「めぐ、くぅんっ、んっんっ、はっ、ぁんんっ」
「桃ちゃん……っ」

 腕を伸ばし彼にしがみつけば、胎内を穿つ動きは更に速くなる。
 最奥を抉るように擦られ、桃子は全身を痙攣させながら激しく絶頂を迎えた。
 膣内がきつく収縮し、芽斗が小さく呻く。それから、どぷどぷっと熱い体液が中に注がれた。
 胎内に染み込ませるように、彼はぐちゅりと陰茎を回す。その刺激に、桃子は掠れた声を上げぷるぷると震えた。
 ぐっしょりと汗をかき、顔も体も桃色に染め、はあはあと荒い息を吐く。髪もぐしゃぐしゃに乱れ、みっともない姿を晒す桃子を、芽斗は心底愛おしいものを見るようにうっとりと瞳を細める。

「今度桃ちゃんの実家に帰った時には、桃ちゃんのお父さんとお母さんに報告しようね」
「ぁ……え……?」
「僕達、結婚を前提にお付き合いしてるって」
「うん……。うん……? ……うん?」

 状況を把握できずに呆ける桃子の目の前で、芽斗はにんまりと微笑んでいた。




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