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しおりを挟む「んあぁっ……」
ずるりとアナルからディルドを引き抜き、川上蒼ははあはあと荒い息を吐いた。
ベッドについていた膝ががくりと崩れ、そのままシーツの上に突っ伏す。
気持ちのいい自慰が終わったあとは、いつも虚しい気持ちが沸き上がる。
手に握ったローションまみれのディルドをぼんやりと見つめる。
本当は、玩具じゃなくて生身の人間に抱かれてみたい。それは蒼がずっと抱いている願望だ。
蒼の恋愛対象は同性だ。しかし内気で小心者の蒼は誰にもそれを打ち明けられなかった。そもそも人見知りが激しく人と話すことが苦手で、友人もいない。
恋人を作り恋人に抱かれたいという気持ちはあるが、そもそも人と殆ど関わらないので誰かを好きになることもないし誰かに好意を持たれることもない。
人肌恋しい思いが募っても、自分から出会いを求めて動く勇気もない。
そんな蒼にできることは自慰だけだった。
最初は普通にオナニーを。一人暮らしをはじめてからはアナニーやチクニーを嗜んだ。ゲイビを観ながら、妄想しながら、アダルトグッズでひたすら自慰に耽る。自分で慰める手段しか持たないのに、悲しいかな、蒼は性欲が強かった。
毎日毎日遅くまで残業し、体はくたくたで、ストレスも多い。快楽に溺れ欲望を吐き出すことだけが、蒼の人生の楽しみだった。
どれだけ疲れて嫌なことがあっても、自慰の最中はなにも考えずただ欲望に身を任せ、快感だけを追い求められた。
これで明日も頑張れる。
蒼はノロノロと体を起こし、後片付けをしようとディルドから手を離した。
そのとき。
「助けてください!」
いきなり、目の前に美少女が現れた。
驚きすぎて声も出なかった。
輝くような艶々の金髪のツインテールが宙を舞う。ひらひらした真っ白い純白の衣服を身につけた、天使のように愛らしい少女。
もしかしたら本当に天使なのかもしれない。だって少女の体はふわふわと宙に浮いているのだ。
ひょっとして自分は死んだのだろうかと蒼は思った。こんな低いベッドから転げ落ちて頭をぶつけ、打ち所が悪くて死んだなんて、とんでもない不運だ。いや、それよりも問題なのは自分の格好だ。Tシャツ一枚で下半身はすっぽんぽん。ローションでぬるぬるの尻の穴。ベッドの上に転がるディルド、バイブ、ローター。
こんな状態で死体で発見されるなんて、とんだ恥さらしだ。恥ずかしすぎて成仏できない。
一気に血の気が引いた。
どうしよう。この少女が天使なのだとしたら、せめてこの玩具だけは処分してから天国へ連れていってほしい。頼んだら聞き入れてもらえるだろうか。
蒼がぐるぐるとそんなことを考えている間も、少女は懸命にこちらに声をかけつづけていた。けれどそれどころではなかった蒼には、少女の声が全く聞こえていなかった。
痺れを切らした少女に肩を掴まれ、蒼の意識は漸く現実に引き戻された。
「いい加減人の話を聞いてください! 助けてって言ってんですよ!!」
「えっ、あ、ご、ごめん、なさい……?」
「とにかく一緒に来てください!」
少女がそう言った次の瞬間、周りの景色がガラリと変わった。
「え、えっ……!?」
びっくりして、キョロキョロと左右に首を振る。
蒼の暮らす安アパートの部屋ではない。床も壁も剥き出しの木の板。
寝室なのか、ベッドだけが置いてあるシンプルな室内。ベッドの上ではなにかが蠢いている。ガチャガチャと金属の揺れるような音。そして男の呻き声。
ベッドから離れた床に座っている蒼には、ベッドの上がどうなっているのかが見えない。
「どこ、ここ……」
自分は死んだのではないのか。これは夢なのかもしれない。ベッドに突っ伏して、そのまま眠ってしまったのかもしれない。
呆然とする蒼を見ながら、少女が話をはじめる。
「さっきも言ったんですけど、聞いてなかったみたいなのでもう一度説明しますね」
「あ、すみません……」
反射的な謝罪は蒼の癖のようなものだ。
「私の名前はユリアルマ。この世界の秩序を司る大精霊です」
ああ、やっぱり夢なのだ。よかった。死に恥をさらすことにならなくて。
ほっと胸を撫で下ろす蒼を、ユリアルマと名乗った少女が睨む。
「聞いてますか、川上蒼さん!?」
「あ、は、はい、すみませんっ」
ふう、と一つ溜め息を零し、ユリアルマは再び説明をはじめた。
「この世界は貴方の暮らす世界とは別の世界です。魔物を統べる魔王と呼ばれる生き物が存在しています。彼らはこの世界を手にするべく、秩序もなく人間を虐殺し、非道の限りを尽くしています」
「はあ……」
「そこでこの世界を守るため、魔王が出現すれば魔王を倒す存在として勇者が生まれます。そう、彼こそが今回の勇者であるテオドールです!」
ユリアルマはビシッとベッドを指差した。
彼女はテコテコとベッドに近づく。
蒼も立ち上がり、Tシャツの裾を捲れないように両手で押さえてそちらに向かった。
ベッドの上を見て、蒼は唖然とした。
「な、なな……っ」
ベッドの上には一人の青年が、大の字に鎖で繋がれていた。先ほどから聞こえるガチャガチャという音は彼が必死に手足を動かしているせいで、呻き声は布で口を塞がれた彼が発しているものだ。
射殺さんばかりの鋭い視線でユリアルマを睨み付けているのを見ると、決して同意の上の行為ではないのだろう。彼女が無理やり彼の自由を奪ったのだ。
「な、なんで、こんな……」
「彼が勇者だからです」
「いやいや、理由になってないよ……」
「彼は勇者ですが、まだ勇者としての力を持っていません。彼を勇者として目覚めさせるには、聖女の協力が必要なんです。そして」
ユリアルマは蒼に視線を向けた。
「その聖女というのが貴方です、川上蒼さん」
あまりにも突拍子もないことを言われると、反応に困る。笑えばいいのか呆れればいいのか。人付き合いの下手な蒼には、笑い飛ばすことも突っ込むことも難しい。
「えっと、僕、男だから……」
「性別は関係ありませんよ。初代の聖女が女性だったから『聖女』と呼ばれるようになっただけで、聖女が女性とは限りません」
「そう、なんですか……」
「ええ。それで、勇者は聖女に童貞を捧げることによって、魔王に匹敵する大きな力を手に入れるのです!」
「…………は?」
今のは聞き間違いだろう。とんでもない聞き間違いをしてしまった自分を恥じた。
「す、すみません、なんて……?」
「勇者は聖女に童貞を捧げるんです。そうすれば勇者としての強大な力が目覚めます」
「え?」
思わずまた聞き返してしまった。どうも耳がおかしい。
ユリアルマは半眼で蒼をまっすぐに見つめ、はっきりと言った。
「貴方には勇者とセックスしてもらいます」
「ええ!?」
蒼は顔を真っ赤にして飛び上がった。
なにより、こんな可愛らしい少女の口から「セックス」という単語が出たことがショックだった。
「ななななに言ってるの……!?」
「何度同じことを言わせれば気が済むんですか?」
「き、君が、へ、へ、変なこと言うから……っ」
「変なことなど言ってません。これは神聖な儀式です」
ユリアルマはぷりくと頬を膨らませる。こんな表情は年相応の少女のもので大変愛らしいが、彼女の発言は納得できるものではなかった。
「儀式? 神聖な? 人をベッドに縛り付けて動けなくして?」
これが神聖な儀式だとは思えない。寧ろ犯罪の匂いしかしない。
「これは仕方がないんです。彼があまりにも抵抗するから、私も本当ならこんなことはしたくないですけど、彼に媚薬を飲ませて、痛む胸を押さえながら手足を縛らせていただきました」
「び、媚薬……!? 仕方がないって……無理やり、こんなの、よくないよ……」
「しかしですね、彼に勇者となって魔王を倒してもらわなければ、この世界は魔王に乗っ取られいずれ滅びてしまいます」
「だ、だからって、彼の意思は……」
「運命だと思って諦めてもらうしかないんです。運命が、彼を勇者と定めてしまったから」
「他の人に代われないの?」
「無理です。彼が命を落とさない限り、勇者は彼ただ一人です」
ユリアルマはきっぱりと断言する。
「そんな……。今まで、勇者になりたくないって人はどうしてたの?」
「今までは、多少は悩みはしても皆さん自分の運命を受け入れてくださいました。テオドールのように頑なに嫌がる人ははじめてで……」
ユリアルマは肩を落とし、深く溜め息を零す。
「私だって、好きでこんなことしてるわけではないんですよ。でも私は、この世界の秩序を守らなくてはなりません。魔王に世界を支配されるわけにはいかないのです」
「それは、そうだろうけど……」
「だからお願いです、蒼さん、彼の童貞を奪っちゃってください!」
「無理だよ!」
青ざめ、即答する。涙目になり、震える声で言った。
「そそ、そんなの強姦だよ、犯罪だよ……っ」
「いいえ、罪にはなりません。なにせ世界の秩序を守る大精霊の私が許可しているんですから」
「それでも無理っ、そんなことできない……」
ぶんぶんと首を横に振る。
既に蒼はこれが夢だとは思えなくなっていた。交わされる会話も、目に映る景色もリアルすぎる。
恐らくこれは現実だ。本当に異世界に連れてこられ、鎖で縛られ身動きの取れない青年の童貞を奪えと言われているのだ。現実でそんなこと、できるはずがない。
できないと訴える蒼に、ユリアルマが瞳を潤ませた。
「蒼さんは、この世界が滅びてもいいっておっしゃるんですか……?」
「そ、そうじゃないよっ、そうじゃないけど……っ」
「でも、勇者が魔王を倒さなければ世界は滅びます。人間は魔物に虐殺されるんですよ。魔物は子供と女性の新鮮な血肉が大好物なんです。生きたまま内臓を引きずり出されて目玉を抉られ、脳を」
「ややややややめてよ!!」
悲壮な顔でつらつらと語るユリアルマの声を思わず遮る。蒼はグロが苦手なのだ。
ユリアルマはうるうると涙の浮かぶ瞳で蒼を見つめる。
「蒼さん、お願いします、この世界を、この世界に暮らす何万という人間の命を助けてください……っ」
「…………ず、ずるいよ」
そんなこと言われたら断れない。罪なき青年の童貞と、罪なき何万という人間の命とでは、重さが違いすぎる。童貞と命では、どうしたって命の方が大事だ。
やはり、彼に犠牲になってもらうしかないのか。
蒼は改めてベッドに縛り付けられている青年を見た。
彼はずーっとガチャガチャと動かない手足を動かし、ふごふごと塞がれた口でなにかを言っている。相当不満なのだろう。それはそうだ。運命だかなんだかに勝手に勇者にされて、冴えない男に童貞を奪われようとしているのだから。
「……因みに、聖女って僕しかいないんだよね……?」
「ええ、そうです。聖女もただ一人の存在です。蒼さんが命を落とさない限り、新たな聖女は現れません」
予想通りの答えに、もう覚悟を決めるしかないのだと悟る。
さすがに蒼も死にたくはない。たとえ蒼が命を落としたとしても、新たな聖女も男の可能性があるのだ。
蒼はぎゅっと拳を握る。
「わ、わかった、やるよ……」
「本当ですか!? ありがとうございます!」
両手を合わせて輝くような笑顔を見せるユリアルマとは反対に、テオドールは更に激しく暴れはじめた。しかし太い鎖が切れることも緩むこともない。
こうも強い拒絶反応を見せられると、罪悪感に胸が痛んだ。
それを察したように、ユリアルマは言う。
「蒼さんが、罪悪感を感じる必要はありませんよ。貴方はなにも罪を犯してはいません」
とても納得はできず、蒼は曖昧に頷いた。
「では、私は姿を消しますね。終われば蒼さんはきちんと責任を持って元の世界へ送り届けますので、そこは安心してください」
「あ、ちゃんと帰れるんだ」
よかった。使用済みのアダルトグッズをベッドに放置したまま行方不明にはなりたくない。
「それでは、よろしくお願いしまーす」
軽い調子で言い残し、ユリアルマは姿を消した。蒼の目の前で、一瞬で消えてしまった。
テオドールと二人きりにされ、一気に緊張感が増した。視線を向けると、テオドールは唸り声を上げる。鎖に繋がれた猛獣のようだ。
口を塞がれ、怒りで顔が歪んでいるが、とても整った顔立ちをしているのがわかる。目付きは少し悪いけれど、でも男らしくて格好いい。
恐らく十代後半だろう。未来ある若者の童貞を奪うのはあまりにも申し訳なかった。
好きな女の子に捧げるはずだったものを、こんな形で掠め取られるなんて、さぞや悔しいことだろう。こんなことがなければ、普通に彼女と嬉し恥ずかし初体験を迎えられたはずなのだ。
嫌で嫌で堪らないであろう、彼の気持ちを思うと胸が苦しい。
こうなったら、さっさと済ませてしまおう。
「ごめんね、ほんとにごめんね……」
蒼は何度も彼に謝った。
テオドールからすれば謝られても気休めにもならないだろうが、謝らずにはいられなかった。
謝りながら、彼の下半身へ手を伸ばす。媚薬のせいだろう、彼のそこはズボンの上からでもわかるくらい膨らんでいた。
ふごごっ……と、恐らく制止の声を上げるテオドールを無視して下着ごとズボンを引き下ろす。
「っ……」
ぶるんっと飛び出す性器を見て、息を呑む。
蒼の愛用している玩具よりも大きくて、太い。浮き出る血管。張り出した亀頭。
当たり前だが玩具とはまるで違う。ピクピクと動いて、先端から先走りが零れ、これが生身の人間のペニスなのだとはっきりわかる。
蒼はごくりと喉を鳴らした。
これを、今から自分のアナルに入れるのだ。
ぞくりと体が震える。期待しているのか恐怖しているのか自分でも判断がつかない。
ふごーっと怒鳴るようなテオドールの呻き声に、ハッと我に返る。
彼の立派な性器は、蒼がまじまじと見つめていいものではない。慌てて目を逸らす。
確かに、一度でいいから生身の男性に抱かれてみたいとは思っていたが、それはこんな形ではない。蒼は強姦したかったわけではない。
この状況を喜ぶなんて、あってはならない。
深く息を吐いて、ベッドに上がった。テオドールが暴れようとしてガチャガチャと鎖が鳴る。
蒼は彼に背を向けた。蒼の顔を見ながらされるのは嫌だろう。
大の字になる彼の下半身を跨ぐ。
自慰を楽しんだあとでよかった。
そのお陰でアナルはローションで濡れているし、散々ディルドを突っ込んだあとだからまだ解れている。これならすぐに突っ込めるだろう。余計な時間をかけずに済む。
「ご、ごめん、ごめんね、い、入れるからね……っ」
後ろを振り向くことはできなかった。きっと鬼の形相でこちらを睨み付けていることは、見なくてもわかる。
蒼は片手で彼の陰茎に触れた。生々しい体温が伝わり、ああ、本当に自分は今からセックスするのだ、と実感する。
これが強姦ではなく、恋人との初体験だったらどんなによかったか。お互いに。
余計な考えを振り払う。今は一刻も速く終わらせることだけに集中しなくては。
もう片方の手で後孔を開く。そして、先走りで濡れた先端をそこへ宛がった。
「んひっ……」
熱い肉塊がアナルに触れる感触に、思わず声が漏れた。
男の喘ぎ声を聞かせるわけにはいかない。テオドールにこれ以上不愉快な思いをさせたくなかった。
蒼は自分の手に噛みつき、それからゆっくりと腰を落としていく。
「ふっ、んっ、んっ、~~~~っ」
ずぷずぷずぷっと、楔が埋め込まれていく。腸壁を擦られる快感に、血が滲むほど手を噛んで耐えた。
玩具とは全く違う。はじめて味わう生身の男根に体は歓喜し、快楽を求めて腰が動きそうになる。前立腺に亀頭を擦り付け、目も眩むような快感に溺れてしまいたい。
その欲求をこらえ、ひたすら出し入れを繰り返した。
これは自慰ではない。蒼が気持ちよくなるための行為ではないのだ。テオドールに気持ちよくなってもらい、欲望を吐き出してもらうことだけを目的に動いた。
それでも肉筒を擦られる感覚は快感をもたらし、蒼のペニスは触らずとも勃起していた。それを無視して、懸命に腰を振る。
「ふうっ、ふ、んっ、んん……」
必死に嬌声を噛み殺し、テオドールの陰茎を刺激することだけを考えた。
やがて、体内で熱が弾けるのを感じた。熱いものが腹の奥に注がれている。
ああ、終わったのだと蒼は動きを止めた。
中出しされる感覚に感動のようなものを感じ、蒼は自分の腹を撫でる。
そのとき、バキンッとなにかが弾けるような音が後ろから聞こえた。
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