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子作りタイム
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しおりを挟む「あーーーっっ、いぃい~~~っ、イクイク~~~~~~っっ!!」
ガクガクと身体を痙攣させながら達する。強く締め付けた後孔の内側で昇り詰めた雄も、素早く自身を抜き出し優輝の腹の上に吐精した。
バンドを着けたまま、出さない絶頂をもう何度迎えさせられただろう。目も眩むような快感の連続に、息つく暇さえ碌に無かった。種付けの時間では無い為中出しはされず、雄のミルクは彼が味わった頂の数だけ腹や胸の上に散らされている。
「――ふぅ……。もう8時前か。あっという間だったな」
もう一度優輝の乳首を咥え二口三口母乳を吸ってから、ゆっくりとベッドを降りる雄。脱ぎ捨てた白衣を拾い、前髪を掻き上げながら出入口へと向かう。
「次にあんたの相手が出来るのは俺の子を孕ませる時だ。順調にいけば5日後か。待ち遠しいが、愉しみにしてるぜ」
不敵に笑んで雄は部屋から立ち去った。
一人ベッドの上に放置され、優輝は夢うつつのまま己の腹部に目を遣る。波打つ肌の上の白濁に言いようのない悲しさを感じた時、部屋の扉が再び開いた。『フォロー』の雄と交代するようなタイミングで別の雄が入ってくる。こちらは既に全裸で、手に紙コップのような物を載せたトレーを持っていた。それをひとまず室内の小机に置き、卓上にあったウェットティッシュで優輝の胸や腹を拭う。上体を起こされ重ねた枕に凭れさせられると、先程のトレーを差し出された。
「朝飯だ。これを飲んだら、『子作りタイム』の支度を始めるぞ」
載っていたのは、紙では無くプラスチックのコップだった。中にオレンジ色の液体がなみなみと入っている。
「これは……?」
雄の顔を見上げ怪訝そうに訊く優輝。雄は軽く嘆息してから説明した。
「うちの会社オリジナルの栄養満点ミックスジュースだ。これからはコレがあんたの食事になる。中身はお偉い栄養学の先生が監修していて折り紙付きだし、量も一杯で充分満腹になる逸品だ。大事な商品のあんたを飢えさせるようなことはしないから安心しろ」
「早く飲め」と急かされ、優輝は恐る恐るコップを手に取る。そっと口を付けひと口こくりと飲んでみた。
「……美味しい……」
甘めの野菜ジュースのような味。香りも良くとても美味しい。空腹だったこともあり、ゴクゴクと喉を鳴らしてひと息に飲み干した。
「よし。それじゃまずはトイレを済ませて貰おう」
言われて初めて、自分が尿意を催していることに気が付く。種付けの後や出産の前後で水分を摂らされたが、そのほとんどが汗として排出されてしまっていた。尿になった僅かな水分が今漸く膀胱に溜まったのだろう。
ベッドから下ろされ、立ち上がらせられる。拉致されて以来移動はずっと雄達に運ばれていた為、自分の足で立つのは久し振りだった。何となく身体がふらついている気がする。肩を支えられながらバスルームに連れて行かれた。
広いバスルームの一角は洗面スペースになっており、大きな洗面台の横に洋式便器が設置されている。ペニスのバンドを外されそこへ座らされたものの、傍に立つ雄の視線が気になって排尿出来なかった。モジモジしている優輝に、雄が冷ややかに言い放つ。
「今更変に恥ずかしがってないで、ちゃんと出せ。あんたの健康状態のチェックも俺達の仕事なんだ。意地張ったって、自分がしんどいだけだぜ」
その言葉に力が抜ける。自分には、もう隠せるものは何も無いのだ。脱力し項垂れた優輝のペニスから、淡黄色の奔流が勢いよく迸った。シャァァと音を立てて排尿する彼の股間を、雄がじっと覗き込む。
「――色も出方も問題ないみたいだな。溜まっていた分は残らずしっかり出しておけよ」
徐々に量が減り、排尿が終わる。次いで「便意はあるか」と訊かれ、優輝は垂れたままの首を横に振った。昨日から何も食べていない為か、全く便意が無い。ただ、真柴の部屋でコーヒーを飲んだのは、朝の排泄を済ませる前だった筈だ。軽く感じていた腹の張り――あれが何故無くなったのか、不思議でならない。――と、その疑問の答えが唐突に知らされる。トイレットペーパーでペニス先端の雫を拭われながら聞かされたそれは、衝撃的なものだった。
「まぁ、昨日儀式の前に数回浣腸して、腸内を隅々までキレイにしたからな。食事もしていないのに溜まるわけはないか」
信じられないひと言に一瞬呼吸が止まる。
(……カンチョウ…? 浣腸って……)
眠っている自分に施された、儀式前の下準備。後孔に浣腸液を注入された自分は、何も知らない間に雄達の面前で排泄し、出した物を晒していたのだ。あまりのショックに気が遠くなり掛ける優輝の頬を、雄はピタピタと叩く。
「おい、呆けてる暇はないぞ。トイレの後は種付けの『準備』だ。こっちへ来い」
無理矢理立たされ、そのまま引き摺られるようにしてシャワーの傍へ行く。熱い湯で一度流されてから洗髪され、全身にボディソープを塗りたくられた。スポンジで身体中をくまなく洗われながら、優輝は天井を仰ぐ。もう何を考える気力も無かった。
再び当てられるシャワーの湯。肌の上を流れ落ちていく泡に虚ろな目線を向けていた時、滑るように双丘の狭間に入り込んだ雄の指が後孔にズプリと沈められた。
「はあぁっっ」
背中を反らす優輝。柔肉を嬲る指の動きに、堪らず腰をくねらせる。雄は後ろから抱えるようにして優輝と肌を密着させると、その耳元に囁いた。
「スムーズに子作りに入れるよう、『準備』で気分を高めておくのさ。ここが何処かも忘れるくらい、気持ち良くしてやるからな」
雄の指がグチュグチュと奥を掻き回す。膝が震え立っていられなくなった優輝は、ズルズルとマットの上にへたり込んだ。指を抜いた雄が、今度は前から覆い被さってくる。ペニスに舌を這わせ、卑猥な水音を響かせながら舐め始めた。感じ、身悶える優輝の表情を確認しつつ、強弱をつけた快感をじわじわと与えてくる雄。バンドが外されたままのペニスは屹立し、今にも射精しそうなほどいきり勃っていたが、雄の絶妙な淫技に制され、達する一歩手前までしか追い上げては貰えない。イけない、でも気持ちいい。内腿や臍も舐められ乳首を捻られて、あらゆる性感帯を刺激される優輝の身体は、焦れてモヤモヤとする感覚に一層火照りを強くした。
「あぁぁっ、はぅん…っっ」
浣腸されたことも排泄物を見られたことも、もうどうでもいい。一面の湯気と流水音の中、快感に咽び酔う優輝の声が浴室内に木霊していた。
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