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種付け
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しおりを挟む真柴の高らかな宣言と共に、二、三歩引いて待っていた男が再び祭壇へと近付く。淫具に悶える優輝の下腹を正面に据え、鎌首をもたげている己の一物の先端を彼の蕾に押し当てた。
「…っあ…待ってっ、…いや…っいやだっっ」
揺れる腰を止められないまま、追い詰められた優輝の僅かに残る理性が必死に拒否の言葉を叫ぶ。が、勿論それは聞き届けられること無く、特大のフランクフルトがひくつく後孔にズブリと沈められた。
「ひぃぃっっ!」
一度抜いたそれは、男の興奮度が高まった為か先程までよりひと回り近くも大きくなったように見える。今度はジェル無しでグイグイと突き進んでくる怒張を、優輝は息を詰めながら呑み込んでいった。けれどそれは最奥に到達する手前で踵を返し、まずは入り口近くからとでも言うように浅い位置で抽挿を開始する。媚肉を擦る亀頭の熱さと前に挿された淫具の刺激に、思わず知らずの艶声が漏れた。
「んっ、んふっ、はぅぅっ、あぁひぃっっ!」
浅いとはいえその動きは決して温いものでは無い。力強く突き入れられ激しくピストンされると、革ベルトで固定したペニスがブルンブルンと揺れる。揺れながらも蜜口から飛び出した棒端の紅白標はくるくる回りながら大きく上下し、誰の目から見ても、中に挿入された淫具が滞り無く仕事をこなしていることを物語っていた。尿道を貫き、官能の源泉を直接攻め立てる。そしてその裏側にあたる最奥の粘膜に、いきなり奥深くまで押し入ってきた剛直が遠慮も無く熱い切っ先を突き立てた。
「~~~~~~っっっ!!!」
前立腺を前後から挟まれ揉みしだかれるように捏ねられて、優輝は声も出せずに仰け反った。開きっ放しになった唇の端から、透明な唾液が垂れ流れていく。
「駄目だよ、優輝くん。どんなに悦くて、言葉も出ないほど感じていたとしても、声は出さなきゃ。今ここにいる雄くん達だけでなく、これからどんどん見学者が増えてくるんだよ。君を犯して自分の子供を産んで欲しい、種付けして孕ませてみたいっていうセレブの男達が山のようにいるんだからね。他の男がどんなふうに君を犯しているのか、種付けされながら君はどんな反応をするのか。事前に生の孕ませを見学して確認しておこうというわけだ。だから、イく時だけじゃなくそれ以外の時も必ず声を出して、どんなに悦がっているか、どこがそんなに気持ちいいのか、ちゃんと伝えられるようになっておかないとね。――あぁ別に、はっきり喋りなさいと言っているわけじゃないんだ。思い切り恥ずかしい喘ぎでも啼き声でも構わないんだよ。君がどれだけ感じていて、あとどのくらい攻められたらイきそうなのか、それを聴いただけでも充分分かる。それに、お客様方もその方が喜ぶだろうからね」
真柴の言葉もほとんど耳に入らない。前のシリコンと後ろの男根に官能の源泉を捏ねくり回され、全身がビクビクと痙攣する。息も絶え絶えに喘いでいる優輝の様子に、真柴はニタリと口角を引き上げつつ嘆息した。
「仕方ないな。じゃ、少しだけ出力を絞って刺激を軽くしてあげる。まだ初日だしね」
彼がリモコンを操作すると、その言葉通り淫具の回転が少し緩やかになる。しかしそれでも前立腺への二孔攻めによる快感は圧倒的に強烈だった。フランクフルトの異名をとる男の極太肉棒も、狭い場所で内壁や柔襞を荒っぽく擦り立てながら、ズンズンと前立腺を狙い撃ちしてくる。堪らず優輝は前後のピストンに弄ばれ規則的に上擦ってしまう声で、甲高く啼いた。
「っはぁっ! あぅんっっ、ひ、ぃ、ぃ、はひぃっっ!!」
これから毎日、前にコレを着けられ後ろを太い肉棒に貫かれて、死にそうなほどの快楽を一日中味わわされるのだ。そして何度も何度もイかされ、何度も何度も孕まされる。どんなに嫌がっても、雄達の手で否応無く悦がらされ、繰り返し襲い来る絶頂に我を忘れて咽び啼きながら、たっぷりと雄の子種を受け入れさせられるのだろう。儀式の映像や誓約書を押さえられている以上、逃げることももはや不可能なのだ。泣こうが喚こうが、もうこの種付け地獄から抜け出す術は無い。
はぁひぃと喘ぎつつ腰を躍らせる優輝のペニスを、じっくりと眺める真柴。
「こうして見ると、前も犯されているように見えるね。肉棒代わりの波形棒が君のペニスを犯してる。尿道を通って前立腺まで、弱い所を隈なく攻めてるだろう。狭い孔に突っ込んでピストン運動までしてるんだ。これはもう立派な雄だよね♪ イイところを絶妙な加減で突かれて揉まれて、悦くて堪らないんだろう? ベルトや二色標の赤は優輝くん専用だっていう印なんだけど、色白の君によく似合ってるし――。ホントに、君を犯して悦ばせる為に作られたような、よく出来た道具だよ。前も後ろもたっぷり犯して貰えて、君は幸せ者だねぇ」
その言葉に妙に納得してしまう。真柴のセリフ通り、今の自分は二つの孔を二匹の雄に犯されているようなものなのだ。現実には有り得ないが、尿道にまで雄の肉棒が捩じ込まれているかのような錯覚を起こし、一層感度の増した優輝は激しく奥を突き上げる怒張の逞しさに身を震わせた。
「あぁっ、あっ、そ、そこ…っ、感じるっ、感じるぅ~~~っっ!」
絶頂が近付く身体に戻ってくる射精感。淫具に塞がれ放出できない欲望が、全身をより熱くさせている。吐精を望む優輝の心情は正常な男の本能として当然のものだ。なのに、調教され花開かされてしまった孕む為の身体は、このままでイきまくって早く孕ませられたいと訴えるように快感を貪り、射精感を薄らがせてしまうのだ。だんだんと小さくなる解放の欲求の一方で、どんどん大きく膨らんでいく悦楽の感覚。正直感じ過ぎて、何処もかしこも爆発しそうになっている。――そろそろだ。そろそろ…来る…っ。
「っああぁっ、いい…っ、イ、イくっ、あぁイくっ、イくっっ!!」
祭壇の上で揺れる両脚、その足首から先がピンと突っ張る。優輝とほぼ同時に達した男が放った精を体内に感じて、爪先が引き攣るようにピクピクと震えた。
忙しなく息を吐く彼の中で、柔らかくなった男根がみるみる復活していく。儀式中から一向に衰える気配の無い精力を見せ付けるように、硬度の戻った剛直がまたぞろ内奥を穿ち始めた。絶頂直後の敏感な部分を無遠慮にグイグイと攻め立ててくる。緩急をつけながら前立腺に刺さる二つの雄に、優輝は狂おしく翻弄された。
「あっ、あっ、も、ダメに、なっちゃうっ、おかしくなるぅっっ!!」
「大丈夫。君ほどの名器は、これくらいでおかしくなったりしないよ。君は正気を保ったまま、毎日犯され続けて悦がり泣く。そして、こんな夢のような『性活』をさせて貰える幸福を噛み締めながらイきまくり、孕み続けるんだよ。君は、一生快楽の世界に生きるんだ」
男が大きく腰をグラインドさせる。淫具の動きと相俟った耐え難いほどの快感に優輝の唇が戦慄いた。高まりと共に知らず識らず腰が浮き、波形棒が出入りするペニスをもっと見てと言わんばかりに天高く突き出す。
「あああぁぁぁぁぁっ、イく~~~~~~っっ!!!」
立て続けの極みに絶叫する優輝。止まない律動が性感を刺激し続け、何処か別の世界へ飛んでいってしまいそうな浮遊感に恍惚となる。ズクズクと突かれるリズムに合わせ勝手に蠢いてしまう身体。乳首に残る紅を舐め取る舌の動きに、激しく啜り啼いてしまう。己の肉体に弄ばれる精神の脆さを思い知らされた時、クスクスという嗤い声が聞こえた。
「自分から腰を振り立てるなんてはしたないよ、優輝くん。美味しいフランクフルトを、もっと奥まで食べさせて欲しいの?」
横から腰下に手を挿し込まれ、怒張を咥えた双丘の片側を真柴に揉まれる。グニグニと変形する尻肉が狭間に突き立つ肉棒に触れ、犯されていることを実感した身体の芯が嬉しげに悦んだ。
「あふっ、…った、食べ…、も、食べ…っ、はっ、ひぃんっっ」
「ホントに君は食いしん坊だなぁ。――雄くん。優輝くんは君の肉棒が美味しくて堪らないそうだ。もっともっと下のお口で沢山食べたいって言ってるよ。望み通り、一番奥までズコズコ突っ込んで、お腹いっぱい食べさせてあげてくれるかな。勿論、種付け中なんだから特濃の子種ミルクもたっぷり飲ませてやるんだよ」
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