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熱い ☆
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人によってこんなにも抱き方が違うということをショウは初めて知った。初めて相手をしたご主人様や従者はどんなに昂った時でも貴族のような落ち着きを保ったままだったように思う。
一見物静かに見える先生は思いのほか情熱的だった。
本当はショウの方から客である先生をもてなすべきなのかもしれないが、そうする隙は与えられない。全身を味わうかのように撫でまわす手と唇と舌の、貪るような愛撫に身を任せた。
ショウが奉仕する時も教えられたやり方を披露する猶予はなかった。先生の熱塊が口唇をこじ開けて押し入り、内側の粘膜を余すことなくたどって奥まで蹂躙した。
どくどくと脈打つ屹立はショウの胎内に入る時もその熱を保ったままだった。
張り出した亀頭が蕩ける内部を擦りながら押し入ってくる。
「……あっ、ダメ……も、出ちゃ……ぅ!あ、ぁあ――――っ!」
あまりにも熱く執拗に準備されてきたせいで、ショウは挿入されてすぐに達してしまった。
「ご、ごめんなさい……こんな、すぐに……」
まだ少しも先生を楽しませていないのに勝手に1人で気持ちよくなってしまった。
荒い呼吸に合わせて、とろとろと精子が垂れ続けるのが恥ずかしくて、消え入りそうな声で謝った。
「謝らなくていい。敏感で素直な身体じゃないか」
「それに……」
「どうした?」
「あの、俺の声……うるさくてごめんなさい。我慢しようとしても、どうしても声が出ちゃって……」
すると先生は呻くように「……問題ない」と言うと、ギラギラとした目でショウを見つめながら唇にかぶりついた。
それと同時に、挿入したままの熱い杭で内側の全てを味わい尽くすように捏ねまわす。
さらに胸の突起を摘んで捏ねるように潰される。
3カ所も同時に激しく責められては喘ぎ声を抑えることは出来なかった。
その様子を見て先生は満足そうに微笑むと、全身でのしかかるようにして、より一層奥まで侵入する。
最奥にその杭の形を覚え込ませるように何度も捻じ込み、敏感なしこりには淫欲の熱をたっぷりと刷り込んだ。
「せ、……先生ぇっ!ナカ、あつくて……とけちゃうぅ……ああっ、んっ!」
絶え間なく押し寄せる快楽の波に溺れそうになる。震える腕で必死に先生の身体にしがみつきながらショウは甘い悲鳴をあげ続けた。
何度目かの絶頂を迎えてぎゅっと締まる蜜壺の奥で、淫靡な欲が弾けた。
溢れそうなほどたっぷりと注がれた迸りは、とても熱かった。
◇ ◇ ◇
この部屋は、大きなベッドを2つ隙間なく並べたように置いてあって、大人が4人で使っても十分な広さがあった。
だからショウが色々な姿勢で先生ともつれ合っていても、隣にいるノア達にぶつかったりはしない。でも、2人がしていることはとてもよく見えた。
先生に全てを委ねているショウとは対照的に、ノアは最初から積極的だった。
キスをしたり、旦那様のものを慰めたり、自分の胸を舐めてもらうのも、旦那様が服を脱ぐ時も。あの可愛らしい笑顔で「いい?」って言われたらニコニコと全部許してしまうのも仕方ない。
今ショウは先生に後ろから抱えられて、やわやわと性器や胸の飾りを撫でられながらノアが抱かれている様子を眺めていた。
普段の少年のような雰囲気とは違い、小悪魔的な魅力で旦那様を虜にしているように見えた。右のお尻の上の方にある小さくハート型のようなアザが特にお気に入りのようで、しょっちゅう撫でたり舐めたりされていた。
旦那様の膝の上に座り、剛直を咥え込んだ後蕾を見せつけて喘ぐ艶めかしいノアの姿に、ショウは見惚れた。
「旦那がその子を自慢したいのもわかる気がするな」
「そうだろう?俺1人で可愛がりたいが、隠しておくのももったいなくてな」
思わず納得したらしい先生にそう答えると、旦那様はノアの細い腰を抱え込み、より一層激しく突き上げた。
「お、く……奥に、ちょうだい……!」
おねだりした通りに奥に吐出してもらい、艶めかしく背中を反らせたノアは満足そうに身体を震わせた。
「旦那は『けがれ』を抱かなくていいのか?」
先生に問われて、旦那様は困ったような顔をした。
「俺はノア一筋だからなぁ。幸運をもたらすというのは気になるが……そうだ、ノアに手伝ってもらおうか」
そう言うとノアに優しくキスをした。
一見物静かに見える先生は思いのほか情熱的だった。
本当はショウの方から客である先生をもてなすべきなのかもしれないが、そうする隙は与えられない。全身を味わうかのように撫でまわす手と唇と舌の、貪るような愛撫に身を任せた。
ショウが奉仕する時も教えられたやり方を披露する猶予はなかった。先生の熱塊が口唇をこじ開けて押し入り、内側の粘膜を余すことなくたどって奥まで蹂躙した。
どくどくと脈打つ屹立はショウの胎内に入る時もその熱を保ったままだった。
張り出した亀頭が蕩ける内部を擦りながら押し入ってくる。
「……あっ、ダメ……も、出ちゃ……ぅ!あ、ぁあ――――っ!」
あまりにも熱く執拗に準備されてきたせいで、ショウは挿入されてすぐに達してしまった。
「ご、ごめんなさい……こんな、すぐに……」
まだ少しも先生を楽しませていないのに勝手に1人で気持ちよくなってしまった。
荒い呼吸に合わせて、とろとろと精子が垂れ続けるのが恥ずかしくて、消え入りそうな声で謝った。
「謝らなくていい。敏感で素直な身体じゃないか」
「それに……」
「どうした?」
「あの、俺の声……うるさくてごめんなさい。我慢しようとしても、どうしても声が出ちゃって……」
すると先生は呻くように「……問題ない」と言うと、ギラギラとした目でショウを見つめながら唇にかぶりついた。
それと同時に、挿入したままの熱い杭で内側の全てを味わい尽くすように捏ねまわす。
さらに胸の突起を摘んで捏ねるように潰される。
3カ所も同時に激しく責められては喘ぎ声を抑えることは出来なかった。
その様子を見て先生は満足そうに微笑むと、全身でのしかかるようにして、より一層奥まで侵入する。
最奥にその杭の形を覚え込ませるように何度も捻じ込み、敏感なしこりには淫欲の熱をたっぷりと刷り込んだ。
「せ、……先生ぇっ!ナカ、あつくて……とけちゃうぅ……ああっ、んっ!」
絶え間なく押し寄せる快楽の波に溺れそうになる。震える腕で必死に先生の身体にしがみつきながらショウは甘い悲鳴をあげ続けた。
何度目かの絶頂を迎えてぎゅっと締まる蜜壺の奥で、淫靡な欲が弾けた。
溢れそうなほどたっぷりと注がれた迸りは、とても熱かった。
◇ ◇ ◇
この部屋は、大きなベッドを2つ隙間なく並べたように置いてあって、大人が4人で使っても十分な広さがあった。
だからショウが色々な姿勢で先生ともつれ合っていても、隣にいるノア達にぶつかったりはしない。でも、2人がしていることはとてもよく見えた。
先生に全てを委ねているショウとは対照的に、ノアは最初から積極的だった。
キスをしたり、旦那様のものを慰めたり、自分の胸を舐めてもらうのも、旦那様が服を脱ぐ時も。あの可愛らしい笑顔で「いい?」って言われたらニコニコと全部許してしまうのも仕方ない。
今ショウは先生に後ろから抱えられて、やわやわと性器や胸の飾りを撫でられながらノアが抱かれている様子を眺めていた。
普段の少年のような雰囲気とは違い、小悪魔的な魅力で旦那様を虜にしているように見えた。右のお尻の上の方にある小さくハート型のようなアザが特にお気に入りのようで、しょっちゅう撫でたり舐めたりされていた。
旦那様の膝の上に座り、剛直を咥え込んだ後蕾を見せつけて喘ぐ艶めかしいノアの姿に、ショウは見惚れた。
「旦那がその子を自慢したいのもわかる気がするな」
「そうだろう?俺1人で可愛がりたいが、隠しておくのももったいなくてな」
思わず納得したらしい先生にそう答えると、旦那様はノアの細い腰を抱え込み、より一層激しく突き上げた。
「お、く……奥に、ちょうだい……!」
おねだりした通りに奥に吐出してもらい、艶めかしく背中を反らせたノアは満足そうに身体を震わせた。
「旦那は『けがれ』を抱かなくていいのか?」
先生に問われて、旦那様は困ったような顔をした。
「俺はノア一筋だからなぁ。幸運をもたらすというのは気になるが……そうだ、ノアに手伝ってもらおうか」
そう言うとノアに優しくキスをした。
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