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6: 羅武と賭けと追加と追加と……。
しおりを挟む「昨日もいっぱい出したから、だいぶセーエキ薄くなったね。
んー……。止めろって言われてもなぁ、それ入ってるだけで動かしてるのは羅武なんだよね……。」
何か監禁野郎が訳の判らないことを呟いたが、本当に訳が判らなかった。
「…はっ、何いっ…てぁ、あ、あ、あ、~~っくぅぅ!!」
刺激が強くて、顔中いつの間にか涙やら涎やらでぐちょぐちょになってるのを、監禁野郎が優しく涙を舐め取ったりキスしながら拭いてくれるが、そんな事はしなくて良いから、何とかしてくれと思う。
「はぁ、凄いな、羅武……。可愛い羅武が乱れる姿、いつまででも見てられる。」
あろうことかスマホで録画しながら言う監禁野郎に、巫山戯るなと言ってやりたかったが、もう、マトモに声も出せなかった。
俺の意思とは関係なく体がジタバタと足掻いて、鎖がガチャガチャと耳障りな音を立てる。もう、いい加減へばって、感覚が鈍くなってきたと思ったら、満を持してローターのスイッチを入れられ、俺は再び元気に暴れまくった。
何を言ったかなんて覚えてない。只管叫んだ気がする。
気が付いたら気絶してて、目が覚めて又快楽に脳味噌がぶっ壊れて、又気絶から目が覚めて……。
そうやって一日が経過し、監禁野郎はおかず動画に喜び、俺は、空イキだかナカイキだかを覚え、相変わらず、イイネの通知音は鳴らなかった。
「大丈夫?……ねぇ、羅武。まだ続けるの?」
俺にゼリー飲料を飲ませながら、監禁野郎が訊いてきた。
流石にもうボロボロだからか、いつものうっとりした顔じゃなくて、心配そうな顔で俺を見てる。
腹の中に落ちていくゼリー飲料が、何だか心地好くて、気を抜くと眠りそうになりながら、俺は監禁野郎を見た。
「…………流石に…、次が最後だよ…?
判ってるでしょ?ほら、こーーんなに流れちゃってる。」
俺が呟いてから、もう、二日経つ。監禁野郎の指がスクロールすれば、緋狼のキラキラした呟きがくるくると沢山流れていった。
ああ、緋狼……。 それでも、俺は……。
一体、今、俺はどんな顔して緋狼の呟きを見てたんだろう。
ふと、スマホの横の監禁野郎の顔を見ると、何とも言えない、泣きそうにも見える顔をしていた。
折角、綺麗な顔してるのに台無しだ、なんて思ってしまった。
俺が元々、冷たくされても女々しく付き纏って、毎朝5時半にイイネ連打して、登下校時間を合わせて、毎休み時間に緋狼の教室前に行くような粘着野郎だからかな…。
綺麗な顔した監禁野郎がぶつけてくる、暴力的な迄の愛情に、少し絆されてるのを自覚する。
だから、本当に……。
「これが最後だ……。後一日追加したい。」
監禁野郎が盛大に溜め息を吐いた。
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