280 / 354
Xmas!! 旅だ!旅行だ!年末年始だ☆
292: ☆地味令嬢とヤンキー in 白濁
しおりを挟む「残念なお知らせが1つある。」
アレックスの言葉に、フワフワとした気分から現実に引き戻される。
「やだ、ちょっとまって!嫌ですよ??こんなところまで来て、ヒロインとかち合うとか無いですよね??」
嫌な予感がバシバシと霰の様に降ってきて、私は思わず叫ぶように訊く。
「……凄いな。どうして判ったんだ?……パライヴァ御一行のせいで、俺達はペントハウスを取れなかったんだ。
此処はこの宿で2番目に良い部屋だ。事前に予約出来ない分不利とはいえ、ちょっと腹立たしいな…。
あ、後、大浴場が今日1日、パライヴァによって貸切にされている……。」
「え、やぁだぁ!白濁のお湯が更に白濁しちゃう!」
全く!なんてこったい!なんてこったい!!
こんな所まで来て被るのかよぉぉ。しかも、貸切とか、する事1つじゃん!!しかも、御一行って言ったよ?!全員居るじゃん!?いっぱい白濁に白濁が吐き出されるヤツ!流石R18乙女ゲー!
ちゃんと清掃されたとしてもその後は入りたくないよぉ!!
この世界、基本的に温泉は海外みたいに混浴で、何か服とか水着着て入るから、大浴場1つしかないのよぉぉ!ふぇぇーん!!
思わず溢した愚痴に、アレックスが茹で蛸の様に真っ赤になった。
「お、おい!!伯爵令嬢がなんて破廉恥な事を口にするんだ!?
馬鹿め…!全く、馬鹿め…!」
「あらぁ?未婚で学生の伯爵令嬢と裸でこんな狭い浴槽に一緒に入っておいて何言ってるんです?今更。」
アレックスの可愛い反応に、まぁ良いかと気を取り直し、湯の中を鰐のように進んでアレックスに圧し掛かる。
白濁に白濁を混ぜちゃうのは、うちらもだしね……。
「………凄いな、湯に浸かっていた部分がキッチリ桜色だ。まるでオフショルダーのドレスを着ているみたいだぞ?」
圧し掛かられて恥ずかしそうにしてた癖に、アレックスの膝に私が跨がると、途端に余裕そうな顔してそんなことを囁いてくる。
「ふぅむ……ローズクォーツ男爵令嬢が好むもんだから嫌厭していたが、フェローもピンクのドレスが似合いそうだ……。今度、贈ったら着てくれるか?」
「んっ♡」
「ハハハ…そうか。良かったよ。」
ちょっと!
返事をするタイミングで、ピン、と湯の中のクリを弾かれてしまい、思わず腰を引いて声を漏らせば、それを返事と取られてしまった。
こんな質問、元々肯定しかしないけど、それでも何だか腹立たしい。
ムッとして睨むも、そのままピンピンとクリを弾きながら胸の尖端を舌で転がされる。
これはいけない。
何だか胸までいつもより気持ち良いじゃないか。
「ほんと、馬鹿だよな…フェローは。ちょっと恥じらって見せれば直ぐに跨がってくれる。」
2
お気に入りに追加
2,295
あなたにおすすめの小説
追放されましたが、私は幸せなのでご心配なく。
cyaru
恋愛
マルスグレット王国には3人の側妃がいる。
ただし、妃と言っても世継ぎを望まれてではなく国政が滞ることがないように執務や政務をするために召し上げられた職業妃。
その側妃の1人だったウェルシェスは追放の刑に処された。
理由は隣国レブレス王国の怒りを買ってしまった事。
しかし、レブレス王国の使者を怒らせたのはカーティスの愛人ライラ。
ライラは平民でただ寵愛を受けるだけ。王妃は追い出すことが出来たけれど側妃にカーティスを取られるのでは?と疑心暗鬼になり3人の側妃を敵視していた。
ライラの失態の責任は、その場にいたウェルシェスが責任を取らされてしまった。
「あの人にも幸せになる権利はあるわ」
ライラの一言でライラに傾倒しているカーティスから王都追放を命じられてしまった。
レブレス王国とは逆にある隣国ハネース王国の伯爵家に嫁いだ叔母の元に身を寄せようと馬車に揺られていたウェルシェスだったが、辺鄙な田舎の村で馬車の車軸が折れてしまった。
直すにも技師もおらず途方に暮れていると声を掛けてくれた男性がいた。
タビュレン子爵家の当主で、丁度唯一の農産物が収穫時期で出向いて来ていたベールジアン・タビュレンだった。
馬車を修理してもらう間、領地の屋敷に招かれたウェルシェスはベールジアンから相談を受ける。
「収穫量が思ったように伸びなくて」
もしかしたら力になれるかも知れないと恩返しのつもりで領地の収穫量倍増計画を立てるのだが、気が付けばベールジアンからの熱い視線が…。
★↑例の如く恐ろしく、それはもう省略しまくってます。
★11月9日投稿開始、完結は11月11日です。
★コメントの返信は遅いです。
★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません
王子と公爵令嬢の駆け落ち
七辻ゆゆ
恋愛
「ツァンテリ、君とは結婚できない。婚約は破棄せざるをえないだろうな」
ツァンテリは唇を噛んだ。この日が来るだろうことは、彼女にもわかっていた。
「殿下のお話の通りだわ! ツァンテリ様って優秀でいらっしゃるけど、王妃って器じゃないもの」
新しく王子の婚約者に選ばれたのはサティ男爵令嬢。ツァンテリにも新しい婚約者ができた。
王家派と公爵派は、もう決して交わらない。二人の元婚約者はどこへ行くのか。
二人の公爵令嬢 どうやら愛されるのはひとりだけのようです
矢野りと
恋愛
ある日、マーコック公爵家の屋敷から一歳になったばかりの娘の姿が忽然と消えた。
それから十六年後、リディアは自分が公爵令嬢だと知る。
本当の家族と感動の再会を果たし、温かく迎え入れられたリディア。
しかし、公爵家には自分と同じ年齢、同じ髪の色、同じ瞳の子がすでにいた。その子はリディアの身代わりとして縁戚から引き取られた養女だった。
『シャロンと申します、お姉様』
彼女が口にしたのは、両親が生まれたばかりのリディアに贈ったはずの名だった。
家族の愛情も本当の名前も婚約者も、すでにその子のものだと気づくのに時間は掛からなかった。
自分の居場所を見つけられず、葛藤するリディア。
『……今更見つかるなんて……』
ある晩、母である公爵夫人の本音を聞いてしまい、リディアは家族と距離を置こうと決意する。
これ以上、傷つくのは嫌だから……。
けれども、公爵家を出たリディアを家族はそっとしておいてはくれず……。
――どうして誘拐されたのか、誰にひとりだけ愛されるのか。それぞれの事情が絡み合っていく。
◇家族との関係に悩みながらも、自分らしく生きようと奮闘するリディア。そんな彼女が自分の居場所を見つけるお話です。
※この作品の設定は架空のものです。
※作品の内容が合わない時は、そっと閉じていただければ幸いです。
※執筆中は余裕がないため、感想への返信はお礼のみになっております。……本当に申し訳ございませんm(_ _;)m
嫌われ皇后は子供が可愛すぎて皇帝陛下に構っている時間なんてありません。
しあ
恋愛
目が覚めるとお腹が痛い!
声が出せないくらいの激痛。
この痛み、覚えがある…!
「ルビア様、赤ちゃんに酸素を送るためにゆっくり呼吸をしてください!もうすぐですよ!」
やっぱり!
忘れてたけど、お産の痛みだ!
だけどどうして…?
私はもう子供が産めないからだだったのに…。
そんなことより、赤ちゃんを無事に産まないと!
指示に従ってやっと生まれた赤ちゃんはすごく可愛い。だけど、どう見ても日本人じゃない。
どうやら私は、わがままで嫌われ者の皇后に憑依転生したようです。だけど、赤ちゃんをお世話するのに忙しいので、構ってもらわなくて結構です。
なのに、どうして私を嫌ってる皇帝が部屋に訪れてくるんですか!?しかも毎回イラッとするとこを言ってくるし…。
本当になんなの!?あなたに構っている時間なんてないんですけど!
※視点がちょくちょく変わります。
ガバガバ設定、なんちゃって知識で書いてます。
エールを送って下さりありがとうございました!
【完結】偽聖女め!死刑だ!と言われたので逃亡したら、国が滅んだ
富士とまと
恋愛
小さな浄化魔法で、快適な生活が送れていたのに何もしていないと思われていた。
皇太子から婚約破棄どころか死刑にしてやると言われて、逃亡生活を始めることに。
少しずつ、聖女を追放したことで訪れる不具合。
ま、そんなこと知らないけど。
モブ顔聖女(前世持ち)とイケメン木こり(正体不明)との二人旅が始まる。
【完結】そんなに側妃を愛しているなら邪魔者のわたしは消えることにします。
たろ
恋愛
わたしの愛する人の隣には、わたしではない人がいる。………彼の横で彼を見て微笑んでいた。
わたしはそれを遠くからそっと見て、視線を逸らした。
ううん、もう見るのも嫌だった。
結婚して1年を過ぎた。
政略結婚でも、結婚してしまえばお互い寄り添い大事にして暮らしていけるだろうと思っていた。
なのに彼は婚約してからも結婚してからもわたしを見ない。
見ようとしない。
わたしたち夫婦には子どもが出来なかった。
義両親からの期待というプレッシャーにわたしは心が折れそうになった。
わたしは彼の姿を見るのも嫌で彼との時間を拒否するようになってしまった。
そして彼は側室を迎えた。
拗れた殿下が妻のオリエを愛する話です。
ただそれがオリエに伝わることは……
とても設定はゆるいお話です。
短編から長編へ変更しました。
すみません
私が死んだあとの世界で
もちもち太郎
恋愛
婚約破棄をされ断罪された公爵令嬢のマリーが死んだ。
初めはみんな喜んでいたが、時が経つにつれマリーの重要さに気づいて後悔する。
だが、もう遅い。なんてったって、私を断罪したのはあなた達なのですから。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる