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後期だ!(まだ始まってない)
179: ★地味令嬢は天国から地獄、ヤンキーは生殺しタイムからお楽しみタイムへ。
しおりを挟む「ふふふ……こんな動いてるのに、まだ寝てるの?
アレックスったら……。」
「ハハッ…そんなワケないだろう。起きてるよ?フェロー。」
えっ。
ずらした手の下から出てきたのは、嬉々としたアメジストの瞳とキラキラ爽やか笑顔だった。
予想外の事態に状況把握が追い付かなくて固まる私の指先を、
アレックスが掴んで引き寄せ、嬉しそうにキスをする。
「キモチよさそーに腰振って……。
半勃ちの俺はそんな美味しかった?」
「いつ、から……起きて…?」
あっという間に口の中がカラカラになって、頭は黒い渦がぐるぐる。
血の気がすーーーっと下がっていく。
反対に、ナカのアレックスはムクムク大きく熱く、硬くなってくる。
「んー……最初は本当に寝てたしなぁ。
気が付いて驚いたけど、
俺ので勝手にキモチ良くなってるフェローが可愛くて
暫く…眺めてたかな。」
揺す、揺す、とゆっくり動かれて思わず吐息が洩れる。
「こないだ可愛く腰振ってくれるのを堪能しようとして失敗したし、
今日は心行く迄堪能しようと思って、動くのずっと我慢してたんだ。
まぁ、その甲斐はあったな。」
ゆーっくり、円を描くようにして優しくナカをかき混ぜられ、腰がふるふると震える。
「今日もやっぱり生殺しな動きだけど、可愛いし、
前戯には丁度良いな。凄い気分が盛り上がる。
こっち見て嬉しそうに喘いで、超可愛かったぞ?」
アレックスのアメジストの瞳が探るようにこっちを見つめる。
じっと見つめられ、顔に熱が集まる。
可愛いって言われる度にナカが反応してしまい、アレックスの瞳を見れない。
「一生懸命腰振ってるのに、少し大きくなっただけでドンドン動きが鈍くなってさ…。
半勃ち程度なのに、そんなにキモチ良くなっちゃうのか…って思うと、
可愛くて、何度か笑いそうになったよ。」
恥ずかしくて、どんどん体から力が抜けていく。
アレックスがゆっくりと腰を上下する。
その動きに心当たりがあって、ナカがキュンとする。
初めの方から起きてない?これ……。
「いやぁ、可愛いフェローを堪能出来た。
最高だったぞ。
…あーでも、今の、ワケわかんない顔可愛いなぁ。
少し怯えてて…ゾクゾクする。」
「ぁあぅ!」
アレックスの言葉と共にナカで完全におっきくなったナニがずくり、と動いて思わず腰がひける。
逃がさない、とばかりに両掌が腰をがっしりと掴んでアレックスに押し付ける。
「にしても、まだ足らなかったんだな。
寝てる俺の上で腰を振るなんて…。
ごめんな?お詫びに今日は1日、たーんまりしてやるよ。
泣いても、気絶しても、それこそ寝てしまっても、
攻めて攻めて、ド淫乱のまま戻らなくしてやる。」
「ぁ、ヤダ、違う、違うの……!あっ!ご、ごめんな、さい!あぁぁっ!あん!いっ!ーーー!!」
言うが早いか、ドスドスと突き上げられ、そこそこ出来上がっていたナカがすぐに絶頂へと追い詰められる。
その後の事は余り覚えてないが、徹頭徹尾泣いて謝ってた気がする。
勿論、アレックスがそれで絆されてくれる筈もなく……。
宣言通り1日ヤり通されたらしく、
朝起きたはずなのに疲労困憊で今すぐ寝たかった。
え、明日から新学期?
嘘だろ、おい。
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