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後期だ!(まだ始まってない)

163: ★トんだ地味令嬢、ヤンキーはお仕置きを切り上げる。

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…ずっ……ずちゅっ……ずっ……ちゅっ…ずっ……

「ぁぁぁ…ゃっばぃ……あれっくふぅ……。」

微かな機械音と淫らな水音が響く。

「何か全然お仕置きにならなかったな……。
 まぁ、可愛いし、眺めが最高だから良いけど。」

どうせなら、と仰向けに寝そべった腹の上にバイブを魔力で固定して、アレックスは疑似騎乗位を愉しむ。

「魔道具作成のせいか?今日はトブの早かったな。性悪猫。」

「ぁぁぁ……キモチ、イ…ゃっばぃ……はぁぁぁ……」

「んんんぅ……。」

ヒクヒクと太腿が震え、背を丸めてうっとりと味わうように動きを止める。

「イったか?」

「ゃ、イってな、イぃ……。ぁ、あれくす…後…はあぁっなんかい?」

「今65回目だ。後45回だな。頑張れ。」

「……後、45……ぁぁっ…!」

「くくっ……フェローは素直で可愛いな。」

何か違和感があるけど、何だろ。まーいーや。
これ、きもちいー……。

腰を揺すって齎される快楽にうっとりと瞳を閉じる。

「揺す揺すはカウントしないからな、フェロー。」

「くふぅ……ぁ、きもちいー……」


「騎乗位の練習の筈が、これじゃ、
 ただフェローがキモチイーだけのオナニーショーじゃないか、フェロー?」

「ぁぁ、だってぇ、……ちょーキモチイーの…これぇ」

ゆっくりと腰を上下させて、アレックスを見ると、何だか嬉しそうな顔をしていた。

「俺の形で1人でキモチ良くなってるのは可愛いけど、
 ホンモノだったら耐えれない生殺しの動きだな。
 そんなゆっくりが好きなのか?」

アレックスが私の下っ腹をぐっと抑えて、ナカのバイブは何処かと探る。

「ぁぁぁぁ!!ゃ、や、め、……ぁぁあああ!!」

振動を強く感じて、全身をガクガクと震わせて絶頂する。

甘い快楽をずっと味わってた体が、待ってましたとばかりに強い快楽に何度も絶頂し、頭が真っ白にスパークする。

「ハハッキモチよさそーだな。フェロー。
 もう、お仕置きはいーや。ヤりたくなってきた。」

「ぁぁぁ!」

アレックスは振動させたままバイブを私から引き抜くと、さっとズボンを寛げ、私のソコにアレックスを宛がった。

「フェロー、自分で腰を沈めて。
 さっきみたいに動いて。ほら、ホンモノだよ?」

ホンモノかぁ……。

素直に腰を落とせば、マガイモノとは違う熱と、私の動きにピクリと反応するアレックスらしさを感じて、思わず口角が上がるのを感じる。

「ぁれくすぅ……はぁ。きもちいー……」

振動しないけど、熱くて、ナカで時々跳ねる、私の大好きな人の大事な部分。

バイブと違って、私の動きが直接、アレックスの快楽になる。

その事実が、悦びになって、私はさっきよりも少し激しく腰を動かした。

今なら、何でも言える気がする。


「あれっくす…す、きぃ……。」

思わず口から零れた言葉に、ナカのアレックスがぐんと跳ねて質量を増す。

「ぁっ!?」

「あっ?じゃない。全く……もう少し、その生殺しを味わおうと思ったのに、ぁぁ、無理だ、動くぞ!」

「ぁっ!まっ、て!ぁぁああ!むり!ぁぁあれくふ!うぁぁ!お、くぅ!潰れ……!むぃ!むりぃ!!!」

「悪ぃが、おねだり、され、ても、止められ、ない、かな……っ!」

「ぁぁれくふぅ!はっ!はげし……ちょと、ゆるめて、ゆるめてぇ!」

「無理無理……もーちょっとだけ…」

「ばか、ばかぁ!」

「おぅ、馬鹿だよ…」

「ばかぁ、くそ、ヤンキー!」

「そー、だなっ…」

「ふぅぅっ!も、しんじゃ、ぅう!」

「しんじゃわない、イキそーなんだろ?イけよ!ほら!」

「おちるぅぅ!や、掴まえて!おちるのぉ!」

「フェロー……んっ」


ベッドの底から奈落に墜ちそう、そう思って縋り付けば、
アレックスはキスをしながら抱き締めてくれて。



アレックスの腕に閉じ籠られて呼吸を奪われながら、

私はナカで熱いものが迸ったのを感じた。



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