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後期だ!(まだ始まってない)

127: 地味令嬢はヤンキーに揶揄われ顔真っ赤。

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「あっあっあっも、ぃゃ、……~~~! あぁっ!」

こしょこしょこしょこしょと、

右を外せば左が、左を外せば右が、
指が耳に襲いかかってくる。

「そっかぁ、耳許で囁かれるの弱いと思ってたけど、
 耳自体が弱かったんだな。」

楽しそうに笑って、執拗に責めてくる。

ムキー!

腹が立つのに、感覚はどんどん追い詰められていく。

腕を防ごうにもまずディフェンスが成り立たないし、
耳を擽る腕を外そうとしてもびくともしやがらねぇ!

くっそ!この!

くっそ!このぉ!

身を捩れば、腰を固定する様にのし掛かられて、もう、顔を振るしか防ぐ手立てがない。

せめて反撃してやろうと手を耳に伸ばせば、両手を片手で易々と掴まれ、片耳を右手で、反対を舌で責められる事態に陥ってしまった。

顔を振れば、舌は退くが右手の人差し指がもそもそと耳の中に侵入してくる。

それを防ごうと顔を振れば、晒された右耳を舌が蹂躙する。

ペロペロと耳をなぞり、甘噛みし、ぬろりと耳の中に侵入ってくる。


「あっ!…はぁぁぁ!…ちっくしょ…犬かよぉ、もぉ!
 ……っあー!…やめっ……うぁぁ…!」

段々、抵抗しても耳から手を外せなくなってきて、悔し紛れに悪態を吐く。

「ハハ……口が悪いぞ、性悪猫。」

お仕置きだな…。
そう耳許で囁かれて、ゾクリとしたものが背中に走る。

「自分で胸を弄れよ。手を離したり、弄るのを休んだら

 お仕置き追加だ。」

えーー……やだなぁ。

なんて思ってモジモジしていると

「あーあ。いいのか?そんな態度取って。

 こーいうのは素直に従ってた方が身の為だぞ?」

アレックスが上体を起こして髪を掻き上げながら言う。

手早くシャツを脱ぎ、程よく日に焼けた逞しい体を晒す。

革紐に通されたドッグタグが鈍色の光を反射する、その様が何だか余裕無くて、私の熱を煽る。

アレックスの指が、私の裸体の中心を縦につぃぃ、と滑る。

「胸が嫌なら、下だ。

 自分で股を開けよ。
 膝を持って、俺に良く見えるように。

 当然、手を離したり、脚を閉じたりしたら、
 お仕置き追加だ。

 これも拒むなら、

 ……次はもっと辱しめてやる。」

私を見詰めるアメジストの瞳を肉食獣の様に鋭くして囁く。



「もう一度言うが、こーいうのは素直に従ってた方が身の為だぞ…」


その迫力に気圧されて、おずおずと脚を開く。

それなのに、

「おい、お仕置きで脚を開けって言われて、
 その程度の開き具合で済むと本気で思ってるのか?」

なんて言うから、もう、

「ごめんなさい、アレックス様。ちゃんと胸弄るから、
 もう、許してください……。」

と謝ってしまった。けど、

「なんだ、胸が弄りたいのか。
 だが、それが人にモノを頼む態度か…?フェリシア。」

とか、あーもう!

「…アレックス様、…胸弄らせてください……。」

「え?何だって?」

くっこの!


「アレックス様、胸を弄らせてください。」

「それだけか?
 ……おねだりする時は何て言うんだっけ?
 フェリシア。」

「……胸を弄らせてください。お願いします、
 ご主人様ぁ。」

「はーー。そんなに自分で胸を弄るのが好きなのか?
 フェリシアは変態だなぁ。
 仕方ない、後でたーっぷり弄らせてやるよ。

 だから今は脚を開いて?  さあ。」






余りの台詞に目が点になる。




…………え?




…………は?



~~~~~~~~~~~こいつぅ!いつか、絶対、
 


   覚えとけよ!!!

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