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後期だ!(まだ始まってない)
107: levelup!な地味令嬢の背中はヤンキーの黒歴史。
しおりを挟むチャチャッチャチャッラッチャー♪
え、この世界ってレベル制やったん??
初めて知ったけど!!
まぁ、原作やってないし、コミカライズは恋愛メインで話が進んでた所しか読んでなかったし?
でも、今まで一回もレベルなんて単語聞いたことないよ??
「まぁ、自分のレベルやスキル、称号なんかを確認する魔道具が凄い魔力喰うからな。
高いんだよ。
だから、貴族ですら大抵はレベルやスキルを気にしない。
ほら、自分の向き不向きって何となく判るだろ?だから、それで充分なんだよ。
でも、レベルアップした時に感覚が暫く狂いやすいのは割と常識だと思うんだが……
まぁ、令嬢には無縁でもおかしくはないか。」
そー言われると納得。
令嬢はお淑やかであれ。以上。って感じのムンストーン家だもんな。
ぐごぎゅるごるぅ~~~……ぎょるる?
「えっ!?なに今の!私のお腹??ヤダ!どうしよう!?病気??寄生型モンスター??しんじゃう??しんじゃうの??」
突然、私の腹から聞いたこともないよーな、魔物のうなり声みたいな音がして、プチパニックになる。
絶対中から何かが腹を喰い破って出てくる系!!
「アッハッハ…!おめでとうフェリシア。
それは完璧にレベルアップだよ。
レベルアップ直後は腹が減るんだ。」
「え。今、直後って事は、私、さっきの最中に
レベルアップしたってことですか??」
「プッ…そーなるなぁ。ククッ………フスッ!」
「魔物倒さなくてもレベルアップするんですか?」
「勿論だ。……職人なんか、町から出たことないのに高レベルなやつもいるんだぞ?」
ははぁ、成る程、鍛冶職人lv5みたいな感じか。
……てことは、
「えっ?じゃぁ、私、エッチなことして、
それに関した何かのレベルが上がったってこと?」
「ハハハハハ!やめろよ!笑っちゃうだろ。我慢してたのに。プフッ…。
ほら、ずっと魔力の蔦で拘束されてたし、なんか、
そーゆー事に対するレベルアップかも知れないだろ?」
フォローありがとう。絶対そう思ってないよね?
呆然とする私の横でアレックスがヒーヒー笑い転げる。
ふん!と気にしてない素振りでベッドから降り、ふと鏡が目に入る。
「ギャ!?…すご、え、背中にも何か…」
「ぁ…!待て!見るな!」
身体中落書きだらけになってるのに驚いて鏡の前であちこち確認する。
こーゆー落書きは下品に見える筈なのに、アレックスが優雅な文字で、
しかも、唐草模様とか格好いい枠で飾り付けるから、
何か英字系のタトゥーいっぱい入れてる女マフィアみたいにしか見えない。
所々薔薇とか百合書いてあるし。
カリグラフィー出来て絵心あるんだね、
アレックスしゅごーい。
背中にも何か書かれている、と思って見てると、
真っ赤になったアレックスにシーツでグルグル巻きにされる。
めっちゃ仰々しくアレクサンドロ・オブシディアンって書いてあるのは読めた。
何故人の背中に署名?
ていうか、これ、何か見覚えあると思ったら、
前世のラッピングペーパーとかの、お洒落なラベル柄!
アンティークラベル柄!あれみたいになってる!
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