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後期だ!(まだ始まってない)

101: ☆疲れた地味令嬢、ヤンキーは相棒を使えと囁く。

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ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ………

淫猥な機械音に煽られ、私は夢中で中指を動かす。

ギュッと目を瞑り、足を投げ出し、背をクッションに預け、只管、拙い指が、クリがもたらす快楽に耽る。

機械音で、アレックスに責められたことを思い出して何とか2回はイケた。

でも、もー疲れたよパトラ○シュ…。

ナカに指突っ込んでみたけどよく判んなかったし、
胸揉んでみたけど意味判らん。
全然盛り上がらない。

よく、漫画とかで男の子がイタス時、グラビアとか見るけど、あれって見てたらいーの?
じーっと見てたらオカズになるの??と、アレックスを見詰めるけど、ちょっと良く判らない。

当のアレックスは、電マを肩に当てたまま、まだ少し残ってる課題の為に読書中だ。

ベッドに腰掛け、伏し目がちに膝の上の本を見詰める、端整な横顔を視線でなぞる。

高く通った鼻筋の先端が少し上にツンと生意気そうなラインを描く。
薄く色付いた、いつも甘いキスをもたらす唇。
長い睫の隙間から見える、綺麗なアメジストの瞳、キリリとしたラインを形作る眉、緩く波打つ、赤みがかった金髪。
その手触りは柔らかい癖に何処かツンツンしてて、私の肌を撫でたり擽ったりする。

あ、でも、何だかイケそう…。

頑張れ私。

無駄な脂肪なんかない綺麗な首筋、
さっきからずっと首と肩の境目狙ってる。

あの辺凝ってんのかな……ってあああああああ!
もーー!!雑念入ったぁぁぁ!!
頑張ったのに!頑張ったのに!!

「ぅ……もーやだ。イケない…。」

「素直にデンマ使わないからだよ。
 とっととおねだりすれば良いだろ?
 デンマ貸して下さい、ご主人様ぁって。…な?」

涙目で、そう洩らした私に、アレックスが電マを振り振り優しく言う。


それを聞いた途端、何故かすっと肩の力が抜けた気がした。

そうだ、相手はアレックスなんだから、別に変に気張る事ないや。無理なもんはリームー。

私は、ぺたんこ座りをして、ちょっとこてりと首を傾げてみる。

私に話しかけるためにベッドに胡座をかいたアレックスの方に少し前のめりになって上目遣いに、なるべく甘ったるく……

「電マ使ったって、一人でなんか、無理ですぅ。」

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