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第1部

その60 うぇっへっへっへという下品な笑い方する悪役令嬢ってどう思う?

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それから翌日、1泊2日の親睦合宿もこれで終わりを迎えることが出来そうだ。

ヒロインがやけに生き急ぎしていたが何かを企んでるのは分かってたが私を陥れるためだったということは分かった。

まあ、直ぐに退場されてもこちらとしてもつまらないしもう少し遊んでから退場されてもいいだろう。

さてと、ここから問題も起こらなければこの後の星祭りのイベントも厳かに……は無理だろうが、恐らく極悪ヒロインはなにか悪巧みをしている。

ほら、ご覧よ、あの子性懲りも無く男をはべらせて娼婦まがいのことをしてる、あれは流石に周りの女子も白い目でヒロイン見てるあららら、どんどん敵が増えてくね、どんまーい。

これには草生えるわ。
人の不幸は蜜の味とはよく言ったものだ。

そんなこと思ってる私ってかなり性格悪いな…いや!
全てはあの女の行動が招いた結果だから言ってもいいんだよ!むしろ許される!うん!

……誰に許されるかわかんないけどとりあえずみんなに混ざってあと片付け手伝おう。

救護テントから出ると私に気づいた女子達がわっと集まってきた。

「リリアナ様! あの女は我々女性の敵ですわ!」

お、おう?急にどうした?

「そうですとも! リリアナ様からもガツンと言ってください!」

いや待て落ち着け、この前ガツン言ったが効果なしだったよ?

「今は貴族や庶民関係なしにあの女が憎いです!」

だろうね、私もあの女は好かん。

とりあえずみんなをなだめよう、話はそこからだ。

「え、あ…みなさん落ち着い…」

「ワタクシなんてあの女狐にワタクシの婚約者の頬に接吻をしましたのよ!?」

落ち着かせようとわたしが言い切るか言いきらない時にある女子が言葉をかぶせ、その言葉に周りの女子はざわめき出す。

わお、こいつぁ…驚きだ…ていうかアイツ勇者かな?
婚約者の目の前でほっぺにチューって…ヤベェな…。

「接吻…ですか…」

「ええ! それもワタクシの婚約者トムは満更でもなく頬を赤らめあの女狐を抱き寄せ唇に…キィィィィィィ!!」

もうこれだけ聞くとよくある寝取られ…ゲフンゲフン……まあ、意味一緒だけど婚約者を奪われ嘆き怒りの集団かコレ…。

その中にマリアンナもいたりして?


でもダメだよ君たち、アイツを潰すにはまだ早い上げて落とした方がスッキリするというものだよ。

うぇっへっへっへ

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