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第1部
その41 地味かな?
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「…それで?どうやってクリアしたんですか?」
「苦労しましたわルーロさん達ったらあっちこっち行くんですからまあ、そのおかげでリチャードを解放させることが出来ましたわ」
そう言って見せてくれたのが星型のデザインの鍵だった。
「あ! それって!」
確かオープニングでチラッとだけ出てきた星型の鍵!
本編では星の鍵はどこを探しても出てこなかったからなんだったのだろうと思ったけどまさかリチャードルートの鍵だったとは……なんかダジャレっぽいけど気にしないでおこう…
「でも、アデラントさん、これをどこで?」
「スターペルンって言う雑貨屋さんで手に入れましたわ安値で」
「や…安値!?」
メイリンちゃんの方へ振り向くとコクリと笑顔で頷いた。
なるほどそういう事か。
「それで解放するにあたって条件は?」
「ああ、すごく地味な作業なんですよ、何せアサシン側からすれば」
「それってどういう…?」
どういうことかと聞こうとしたらアデラントさんはニコッと笑った。
「昨日貴女方を襲った不埒な男共は私の親戚のアサシンです。
何せ彼らもこんな地味な依頼は初めてでしょうから依頼をするのには骨が折れましたが。」
「え!」
まさかあの不良グループがアデラントさんの親戚だったとは…世間も狭い……もとい、驚きだわ。
「じゃあ解放アイテムは既にリリアナ様が?」
「ええ、既にアサシンの1人が昨日ドレスの外ポケットにそして今朝、リリアナ様の邸宅に潜入なさってるメイドによって制服の内ポケットに忍ばせましたわ」
「いつの間に…」
「さあ、ご覧下さいなリリアナ様」
「ええ…分かったわ。」
私は制服の内ポケットに手を突っ込むと何やら硬い何かが入っていたことに気付きそれを取り出すと星の鍵とデザインが似ているキーロックが入っていた。
なんか既視感あるな…。
「で?これがなんですの?」
「そのロックとキーは星祭に起こるイベントで必要なものなんです。
まあ、本来のシナリオではヒロインのどちらかが片方づつ入手してるんですが…あのポンコツ……ゴホン、コゼット・マーブルとメイリン・ヤンヌのどちらかが所持していれば星祭イベに支障がないです、が
ポンコツヒロインはともかく、メイリンさんは入手することを忘れアーサー教官に熱い視線を送っていたようですが」
「そ…それはその……だって好きな人とデートなんて心臓張り裂けそうだったし目で追う方がまだマシと言うかなんと言うか…ゴニョニョ…」
あの性格を知ってる私からすればありゃ鬼だね悪魔だね、それを…それでも好きと言い張れるこの子は大物になれるよ、極悪ヒロインと違ってね。
「まあ、星祭までもう少しなので今のうちに他のイベントも来ちゃうので進めましょうか」
「確かこの時期に来るイベントと言えば…」
「そう、私達も参加した1、2年合同合宿ですわ」
「ああ、あれですか…慣れない1年からしてみれば地獄の行事でしたわね、ミニゲームでプレイした時は楽しそうと思いましたが実際体験するとなると…」
「ええ、貴族にとっては地獄の林間学校ですわ」
「まあ、でも私たちは元々平民の生まれ変わりだからそれなりに楽しかったけどね」
「班わけはどうなるのでしょうね」
「それは…………あ、アデラントさんヤンヌさんが話についていけずぽかんとしてますよ」
「あっ…すみません… と、とにかくヤンヌさん大丈夫ですわ! 私たちと同じ班になれたらフォローは致しますので!」
「アザース!」
軽いなおい。
その時私たちは知らなかった、合宿先であんな事件が起こるなんて……。
「苦労しましたわルーロさん達ったらあっちこっち行くんですからまあ、そのおかげでリチャードを解放させることが出来ましたわ」
そう言って見せてくれたのが星型のデザインの鍵だった。
「あ! それって!」
確かオープニングでチラッとだけ出てきた星型の鍵!
本編では星の鍵はどこを探しても出てこなかったからなんだったのだろうと思ったけどまさかリチャードルートの鍵だったとは……なんかダジャレっぽいけど気にしないでおこう…
「でも、アデラントさん、これをどこで?」
「スターペルンって言う雑貨屋さんで手に入れましたわ安値で」
「や…安値!?」
メイリンちゃんの方へ振り向くとコクリと笑顔で頷いた。
なるほどそういう事か。
「それで解放するにあたって条件は?」
「ああ、すごく地味な作業なんですよ、何せアサシン側からすれば」
「それってどういう…?」
どういうことかと聞こうとしたらアデラントさんはニコッと笑った。
「昨日貴女方を襲った不埒な男共は私の親戚のアサシンです。
何せ彼らもこんな地味な依頼は初めてでしょうから依頼をするのには骨が折れましたが。」
「え!」
まさかあの不良グループがアデラントさんの親戚だったとは…世間も狭い……もとい、驚きだわ。
「じゃあ解放アイテムは既にリリアナ様が?」
「ええ、既にアサシンの1人が昨日ドレスの外ポケットにそして今朝、リリアナ様の邸宅に潜入なさってるメイドによって制服の内ポケットに忍ばせましたわ」
「いつの間に…」
「さあ、ご覧下さいなリリアナ様」
「ええ…分かったわ。」
私は制服の内ポケットに手を突っ込むと何やら硬い何かが入っていたことに気付きそれを取り出すと星の鍵とデザインが似ているキーロックが入っていた。
なんか既視感あるな…。
「で?これがなんですの?」
「そのロックとキーは星祭に起こるイベントで必要なものなんです。
まあ、本来のシナリオではヒロインのどちらかが片方づつ入手してるんですが…あのポンコツ……ゴホン、コゼット・マーブルとメイリン・ヤンヌのどちらかが所持していれば星祭イベに支障がないです、が
ポンコツヒロインはともかく、メイリンさんは入手することを忘れアーサー教官に熱い視線を送っていたようですが」
「そ…それはその……だって好きな人とデートなんて心臓張り裂けそうだったし目で追う方がまだマシと言うかなんと言うか…ゴニョニョ…」
あの性格を知ってる私からすればありゃ鬼だね悪魔だね、それを…それでも好きと言い張れるこの子は大物になれるよ、極悪ヒロインと違ってね。
「まあ、星祭までもう少しなので今のうちに他のイベントも来ちゃうので進めましょうか」
「確かこの時期に来るイベントと言えば…」
「そう、私達も参加した1、2年合同合宿ですわ」
「ああ、あれですか…慣れない1年からしてみれば地獄の行事でしたわね、ミニゲームでプレイした時は楽しそうと思いましたが実際体験するとなると…」
「ええ、貴族にとっては地獄の林間学校ですわ」
「まあ、でも私たちは元々平民の生まれ変わりだからそれなりに楽しかったけどね」
「班わけはどうなるのでしょうね」
「それは…………あ、アデラントさんヤンヌさんが話についていけずぽかんとしてますよ」
「あっ…すみません… と、とにかくヤンヌさん大丈夫ですわ! 私たちと同じ班になれたらフォローは致しますので!」
「アザース!」
軽いなおい。
その時私たちは知らなかった、合宿先であんな事件が起こるなんて……。
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