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5話
しおりを挟む翌日地獄のデートの日がやってきた。
待ち合わせの場所に5分前に着くと既に鵜久森が居た。
鵜久森君の私服モデルさんが着てそうな感じで意外な服装だった。
なんか案外似合ってる?
とりあえずいつまでもこそこそ見てるのも悪いし合流しよう。
「鵜久森君…お待たせ…。」
鵜久森君の前に立つと鵜久森君は目を見開いたと思ったらその場にしゃがみ込んだ。
「う…鵜久森君!? どうしたの!?」
「…………はぁー…いや、ギャップに萌えた。」
え?ギャップ?
「すっげぇ…可愛い」
「えっ!」
な、なにこれ…なんか変にドキドキする…どうしよう今顔めっちゃ真っ赤だよ…。
「緋菜の超絶可愛い姿を他の奴らの目に晒しながらデートするの辞めたいくらいだわ」
「え、じゃあデートは中止にしますか?私はそれでも構いませんけど」
「ふざけんなするに決まってんだろ」
その一言と同時に鵜久森君は私の手を握り鵜久森君のそばに引き寄せた。
「絶てぇ忘れられねぇ1日にしてやるからな」
「な…あ、…ば…ばかー…」
「ククッ 照れ過ぎて語彙力低下してんぞ」
鵜久森君は、悪戯っぽく笑った。
「(馬鹿にされてる感じがする…)」
「そんじゃあ……行こうかお姫様」
こ…この男は……人を変にドキドキさせて…私をどうしたいの!?
しかもなんか指からめるような手の繋ぎ方してるし…コレ恋人繋ぎ!?
「うぇっ! いつまで手を握ってるの!?」
「あ? デートなんだから手繋ぐのは当然だし当たり前だろ?」
「この繋ぎ方はやめてください! 恥ずかしいので!」
「照れんな 今更、つーか付き合ってるって言ってんだろ? いつまで認めねぇんだよ」
「だから付き合ってないって! 今日はデートするために来てるためであって…」
「へいへい お姫様は我儘で困るわー」
「話聞け!?」
「まあ、でも そんなところが可愛いから俺は好きだぜ?」
そう言いながらツンっと人差し指でおでこを突く鵜久森君。
「それで? どこ行く?」
「………………どこでもいいです」
「じゃあ俺行きたい場所あるわ 行こうか」
「行きたい場所?」
「そ。」
「なんか嫌な予感しますけどラブホじゃないですよね?」
「アホ、高校生がそんなとこ行ったら大問題だわ、まあそんなとこ行かなくても俺ん家でヤッてもいいんだぜ?」
「や…やかましい!」
「とにかくそんなとこよりもいい所だから緋菜は絶てぇ気に入る」
「…わかった。」
・・・
「(いきなり恋人繋ぎは難易度高すぎだな、でもあんな可愛い緋菜の姿見たら我慢出来るわけねぇだろ…まあ、性欲は暫くは我慢してやるけどさ)」
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