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攻略対象者1人目
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私がボソッと名前を呟いたら、先程まで飄々としていた男性の顔が固まった。そして苦々しそうに「知ってたのか?」と聞いてきた。
やっぱりあの人の縁者の方か・・・
確かグランディール子爵家って別宅に愛人を囲っていて愛人が先に子供を産んだ事で、正妻の立場が低くく、5年越しに産まれた子は病弱で跡取りにはなれず、正妻も何年か前に病死したって噂だった気がする・・
確か正妻の子は今20歳くらいだったかな?
目の前にいる男性を見て私は恐らくこの人物が噂にあった正妻の子なのではと思った。
まあ病弱っていうのは嘘みたいだけどね・・・
「幼い頃に貴方のお兄様に会った事があるだけです。」
「・・・そうか。」
男性は否定しなかった・・・って事は・・・
「では貴方はリュシアス・グランディール様という事でよろしいでしょうか・・・」
私は覚えていた正妻の子の名前を口にして問いかけた。
「止めて下さい・・・俺はグランディールの名はもう捨ててますから、今の私は只のリュシアスです。今回はカセレリア大公の指示で貴女の護衛をする為に参りました。」
男性は自分がリュシアスであると認めた。そしていきなり礼儀正しい態度に変わり私へと膝を折って頭を下げた。
叔父上の指示か・・・ッ・・・ってあれ?!・・あれ・・・あれ・・・あれッッッ?!・・・
確か私がヒロインの攻略対象者って・・・
『王弟が派遣した護衛騎士』だったよね?!
き、騎士?・・・この人騎士?・・・違うよね。農村の民みたいな格好してるもんね・・・
私は疑念を振り払いたくて恐る恐るリュシアスへ問いかけた。
「貴方は大公とはどういった繋がりなのでしょうか?」
「はい。身内事なのですが私が11歳の頃私の母が病死で亡くなりまして、その後父親と我が家の愛人から家を追い出され町で野垂れ死になる所をカセレリア大公には拾って頂き大公家の騎士として生きてきました。あ、因みに冒険者との交渉は私が行っていまして、さっきの態度やこの格好は町に溶け込む時にしております。」
シリアスな話をしていたかと思ったらいきなり爆弾発言を言ってきた。
ほ、冒険者との交渉?・・・
は・・・は?・・・はぁぁぁあああああ?!
リュシアスの視線は私の耳や首、そして鞄に向けられていた。
さ、さ、最高ランクの魔道具かーーー!!!
「ザイロ様から貴女の変身した容姿の特徴や行き先を聞いておりましたので、先回りしておりました。・・・此処より先は私が貴女をお守り致し━━。」
「お前が?・・・リヴィを守る?・・・は?」
リュシアスの話の途中で我慢しきれなくなったラルフがぶちキレた。身体中から黒いモヤみたいな物をユラユラさせながらヤバい何かを放出して威嚇していた。
「リヴィの側には俺だけが居ればいい。俺が守る・・・お前はいらない・・・消えろ・・・消えろ・・・消えろッ!!!」
ちょ、こんな町中で闇魔法を爆発させたらまずいよ!
私は慌ててラルフをギューっと抱きしめながら「落ち着きなさい、ラルフッ!!!大丈夫だから私の護衛はラルフだから・・・護衛で居たいなら暴走するのは止めなさい!」と怒鳴りつけた
すると怒りに支配され我を忘れていたラルフはハッと私を見て泣きそうになりながら「ご、ごめんなさい。」と言い落ち込んでいた。
その姿はやはり飼い主に怒られた犬にしか見えなかった。
私達はあの騒ぎを誰にも見られていない事を確認して、急ぎその場を離れて町中へと入っていった。そして話の続きをする為に宿の一室を借り、先程の話を続ける事にした。
因みにラルフはリュシアスを威嚇ながら、私の背後から抱きつき自身の腕と足を使って私を囲っていた。そんな姿に私とリュシアスは互いに目を合わせて苦笑いをしてしまった・・・
「えっと・・・では先程の護衛の話ですが、私にはラルフがいますので・・・ご、護衛はいりません。」
何て説得力の無い言葉なのだろう・・・
護衛であるラルフが先程暴走してしまい、守るべき私に止まられて、泣きついて、更には今のこの状況・・・この姿を見られたらどうやっても信頼は得られないと思うよ・・・ラルフ・・
だがラルフはそんな私の考えなどお構いなしに好き勝手に振る舞っていた・・・
スンスン・・・スンスン・・・
「あ、あの・・・それは何を・・・」
限界まで顔を引きつらせた表情のリュシアスはラルフの行動の意味を聞いてきた。
「・ッ・・わ、私の匂いを嗅ぐと落ち着くみたいで・・・」
は、恥ずかしいぃぃぃーーー!
私何説明してるのッ?!
2人旅だと思ってたから好き勝手にさせ過ぎた弊害だ!
「へ、へぇ・・・・・・・・・って!何やってるんですか!良いわけないでしょう!人前で何やってるんですか!離れなさいッ!というより匂いを嗅ぐのを止めなさーーーい!!!」
リュシアスは私達へと怒りながら近づき引き離そうとした。すると邪魔された事に腹を立てたのか「近寄るなッ!」とリュシアスの腕を弾き返していた。
私はその態度にまた怒ろうとしたが、その前にリュシアスが砕けた口調で優しくラルフへ話しかけていた。
「お前ラルフだっけ?・・・なぁ、今のままで本当にいいのか?護衛としても男としても半人前以下で・・・。守りたい女に迷惑かけっ放しで嫌にならないのか?オリヴィア様が必死にお前と居れるように俺を説得していたのに、お前は勝手にぶちキレて、今も好き勝手に行動して・・・本当に守る気あるのか?・・・」
迷惑ばっかじゃなかったけど・・・もう少し大人になってもらえると助かるかな・・・
私がリュシアスの優しくも厳しい言葉を少し他人事のように聞いていると・・・
「貴女もですよ。オリヴィア様・・・
逃亡中の身で何で、よりにも自分を殺しに来た暗殺者を護衛にしちゃってるんですか!それに婚約者でもない異性との距離感が可笑しすぎます!何なんですか!この状況はッ!!」
私の今までのありえない行動の数々への叱責がやってきて恥ずかしく少し後ろめたい気持ちになった。
でも不可抗力な事はいっぱいあったんだよ。
私がラルフに敵わなそうなのもそうだし・・・
「はい。危険な行動をとった事は重々承知の上です。ですが私1人では逃げられないと思った事と、この懐きっぷりに絆されてしまいました。それに異性というのは事実なのですが、私達の間には怪しい出来事など一つもありませんよ?」
私の薄っぺらい反省を感じ取ったのか・・・
「はあ?・・・懐かれたって言ってますけど、この者は正真正銘男です!何か見てると・・・あれ?犬かな?と思える瞬間があるのはわかります。ですが!こいつは何処をどう見ても成人済みの男です!・・・性欲だって人並みにあるはずですよ。」
「え、、は?せ、性欲?・・・お、落ち着いて下さい。ラルフは男です。それはわかってますし、そういった気持ちもあるのでしょう。ですが、それが私へと向けられる事はありえません!何故なら私達の間には口説かれたって思える状況は一度も起きてませんから・・・」
「・・・チッ・・・この箱入り娘が・・・・・・ではこれを見てもそう言えますか?・・・」
軽くイラついているリュシアスは私の腕を引き無理矢理私達を引き離し、ラルフの局部に視線を向けさせた。するとそこには不自然に盛り上がった部分が存在していた。
「え・・・・・・な、何で・・・」
私は思いもよらなかった光景を目の当たりにして思考が停止しかけていた・・・そんな私の姿にラルフは慌てて弁解してきた。
「ち、違うから!こ、これは成人男のせ、生理的現象だから・・・そ、そういったあ、あれじゃないから!」
「あ、・・・そ、そっか・・・」
「まあ・・・生理的現象でも興奮しない相手には反応しないけどな・・・」
私が生理的現象なら仕方ないのか?と思っていたらリュシアスのだめ押しによって考えを改める事になった。
ラルフは犬に見えるが性欲のある男。
しかも驚く事に私も性欲の対象となるらしい。
理解した私はここぞとばかりに・・・
「これからは絶対に同じベットでは寝ません」と宣言した。
やっぱりあの人の縁者の方か・・・
確かグランディール子爵家って別宅に愛人を囲っていて愛人が先に子供を産んだ事で、正妻の立場が低くく、5年越しに産まれた子は病弱で跡取りにはなれず、正妻も何年か前に病死したって噂だった気がする・・
確か正妻の子は今20歳くらいだったかな?
目の前にいる男性を見て私は恐らくこの人物が噂にあった正妻の子なのではと思った。
まあ病弱っていうのは嘘みたいだけどね・・・
「幼い頃に貴方のお兄様に会った事があるだけです。」
「・・・そうか。」
男性は否定しなかった・・・って事は・・・
「では貴方はリュシアス・グランディール様という事でよろしいでしょうか・・・」
私は覚えていた正妻の子の名前を口にして問いかけた。
「止めて下さい・・・俺はグランディールの名はもう捨ててますから、今の私は只のリュシアスです。今回はカセレリア大公の指示で貴女の護衛をする為に参りました。」
男性は自分がリュシアスであると認めた。そしていきなり礼儀正しい態度に変わり私へと膝を折って頭を下げた。
叔父上の指示か・・・ッ・・・ってあれ?!・・あれ・・・あれ・・・あれッッッ?!・・・
確か私がヒロインの攻略対象者って・・・
『王弟が派遣した護衛騎士』だったよね?!
き、騎士?・・・この人騎士?・・・違うよね。農村の民みたいな格好してるもんね・・・
私は疑念を振り払いたくて恐る恐るリュシアスへ問いかけた。
「貴方は大公とはどういった繋がりなのでしょうか?」
「はい。身内事なのですが私が11歳の頃私の母が病死で亡くなりまして、その後父親と我が家の愛人から家を追い出され町で野垂れ死になる所をカセレリア大公には拾って頂き大公家の騎士として生きてきました。あ、因みに冒険者との交渉は私が行っていまして、さっきの態度やこの格好は町に溶け込む時にしております。」
シリアスな話をしていたかと思ったらいきなり爆弾発言を言ってきた。
ほ、冒険者との交渉?・・・
は・・・は?・・・はぁぁぁあああああ?!
リュシアスの視線は私の耳や首、そして鞄に向けられていた。
さ、さ、最高ランクの魔道具かーーー!!!
「ザイロ様から貴女の変身した容姿の特徴や行き先を聞いておりましたので、先回りしておりました。・・・此処より先は私が貴女をお守り致し━━。」
「お前が?・・・リヴィを守る?・・・は?」
リュシアスの話の途中で我慢しきれなくなったラルフがぶちキレた。身体中から黒いモヤみたいな物をユラユラさせながらヤバい何かを放出して威嚇していた。
「リヴィの側には俺だけが居ればいい。俺が守る・・・お前はいらない・・・消えろ・・・消えろ・・・消えろッ!!!」
ちょ、こんな町中で闇魔法を爆発させたらまずいよ!
私は慌ててラルフをギューっと抱きしめながら「落ち着きなさい、ラルフッ!!!大丈夫だから私の護衛はラルフだから・・・護衛で居たいなら暴走するのは止めなさい!」と怒鳴りつけた
すると怒りに支配され我を忘れていたラルフはハッと私を見て泣きそうになりながら「ご、ごめんなさい。」と言い落ち込んでいた。
その姿はやはり飼い主に怒られた犬にしか見えなかった。
私達はあの騒ぎを誰にも見られていない事を確認して、急ぎその場を離れて町中へと入っていった。そして話の続きをする為に宿の一室を借り、先程の話を続ける事にした。
因みにラルフはリュシアスを威嚇ながら、私の背後から抱きつき自身の腕と足を使って私を囲っていた。そんな姿に私とリュシアスは互いに目を合わせて苦笑いをしてしまった・・・
「えっと・・・では先程の護衛の話ですが、私にはラルフがいますので・・・ご、護衛はいりません。」
何て説得力の無い言葉なのだろう・・・
護衛であるラルフが先程暴走してしまい、守るべき私に止まられて、泣きついて、更には今のこの状況・・・この姿を見られたらどうやっても信頼は得られないと思うよ・・・ラルフ・・
だがラルフはそんな私の考えなどお構いなしに好き勝手に振る舞っていた・・・
スンスン・・・スンスン・・・
「あ、あの・・・それは何を・・・」
限界まで顔を引きつらせた表情のリュシアスはラルフの行動の意味を聞いてきた。
「・ッ・・わ、私の匂いを嗅ぐと落ち着くみたいで・・・」
は、恥ずかしいぃぃぃーーー!
私何説明してるのッ?!
2人旅だと思ってたから好き勝手にさせ過ぎた弊害だ!
「へ、へぇ・・・・・・・・・って!何やってるんですか!良いわけないでしょう!人前で何やってるんですか!離れなさいッ!というより匂いを嗅ぐのを止めなさーーーい!!!」
リュシアスは私達へと怒りながら近づき引き離そうとした。すると邪魔された事に腹を立てたのか「近寄るなッ!」とリュシアスの腕を弾き返していた。
私はその態度にまた怒ろうとしたが、その前にリュシアスが砕けた口調で優しくラルフへ話しかけていた。
「お前ラルフだっけ?・・・なぁ、今のままで本当にいいのか?護衛としても男としても半人前以下で・・・。守りたい女に迷惑かけっ放しで嫌にならないのか?オリヴィア様が必死にお前と居れるように俺を説得していたのに、お前は勝手にぶちキレて、今も好き勝手に行動して・・・本当に守る気あるのか?・・・」
迷惑ばっかじゃなかったけど・・・もう少し大人になってもらえると助かるかな・・・
私がリュシアスの優しくも厳しい言葉を少し他人事のように聞いていると・・・
「貴女もですよ。オリヴィア様・・・
逃亡中の身で何で、よりにも自分を殺しに来た暗殺者を護衛にしちゃってるんですか!それに婚約者でもない異性との距離感が可笑しすぎます!何なんですか!この状況はッ!!」
私の今までのありえない行動の数々への叱責がやってきて恥ずかしく少し後ろめたい気持ちになった。
でも不可抗力な事はいっぱいあったんだよ。
私がラルフに敵わなそうなのもそうだし・・・
「はい。危険な行動をとった事は重々承知の上です。ですが私1人では逃げられないと思った事と、この懐きっぷりに絆されてしまいました。それに異性というのは事実なのですが、私達の間には怪しい出来事など一つもありませんよ?」
私の薄っぺらい反省を感じ取ったのか・・・
「はあ?・・・懐かれたって言ってますけど、この者は正真正銘男です!何か見てると・・・あれ?犬かな?と思える瞬間があるのはわかります。ですが!こいつは何処をどう見ても成人済みの男です!・・・性欲だって人並みにあるはずですよ。」
「え、、は?せ、性欲?・・・お、落ち着いて下さい。ラルフは男です。それはわかってますし、そういった気持ちもあるのでしょう。ですが、それが私へと向けられる事はありえません!何故なら私達の間には口説かれたって思える状況は一度も起きてませんから・・・」
「・・・チッ・・・この箱入り娘が・・・・・・ではこれを見てもそう言えますか?・・・」
軽くイラついているリュシアスは私の腕を引き無理矢理私達を引き離し、ラルフの局部に視線を向けさせた。するとそこには不自然に盛り上がった部分が存在していた。
「え・・・・・・な、何で・・・」
私は思いもよらなかった光景を目の当たりにして思考が停止しかけていた・・・そんな私の姿にラルフは慌てて弁解してきた。
「ち、違うから!こ、これは成人男のせ、生理的現象だから・・・そ、そういったあ、あれじゃないから!」
「あ、・・・そ、そっか・・・」
「まあ・・・生理的現象でも興奮しない相手には反応しないけどな・・・」
私が生理的現象なら仕方ないのか?と思っていたらリュシアスのだめ押しによって考えを改める事になった。
ラルフは犬に見えるが性欲のある男。
しかも驚く事に私も性欲の対象となるらしい。
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