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本編
お兄様の帰還
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あれから一週間がたった・・・
毎日掃除、洗濯、料理をこなし、夜には猫化の訓練をする日々を送っていた。
猫化の訓練は、少しだけ前進した。
毎日猫化になり、苦労したが・・・
三日目には猫化している間に意識がボンヤリあるようになったみたい。
(頭の中で夢を見ているみたいな感じだって)
五日目は、意識がかなりハッキリしていて、猫化してる最中にディー様の意識も言葉にでていた。
(意識がある分、今までの比で無いくらい恥ずかしいみたいだ・・・。)
そして、現在は、猫化している最中に主導権を握れるように訓練している最中です。
(これがなかなか難しい・・・
意識があっても、匂いが嗅ぎたい!触りたい!と言う本能がディー様自身にある為抗うことが出来ないとの事。)
えーー。今まで言ったディー様の心の声を、毎朝反省会として、ジュリアス様に尋問されています。
(もう、毎朝見ていられない光景だよ・・・)
そして遂に私は小姑から認めて頂ける事になり、ジュリアス様と呼ぶ事を許可され、私の事もティアナと呼ぶようになりました!!
(茶菓子が気に入ったようです♪ふふふ~♪)
つ・い・で・に!!!
ディー様は私の事をティアと呼ぶようになり、この呼び名は他の人が使ったら許さないと脅されました・・・。
(猫化の時と違って全然可愛くない!!!)
で!ずーーっと待っていたお兄様は未だに手紙の一つもくれません!!!
騎士団の方には連絡が来たみたいで元気に動き回ってるとの事でした。
何それ!妹にも連絡してよ!!
因みに、リリーからは連絡が届き、
恋人と楽しく過ごしているようでお姉ちゃんは安心しました♪
*****
昼食も終わったし、午後は何しようかな~
茶菓子の準備は終わってるし・・・
んーーー。どうしようかな~
「ティアナちゃん!アル帰ってきたよ!」
「え?!」
「執務室にいるから行こう!」
え?帰って来たの?
何の知らせもないから、まだ帰って来ないのかと思ってたよ!
・・・・・・。
「入るよ~。」
え?ノックは???
「ラインハルト!ノックぐらいしなさい!」
「あはは~。ごめーん。」
絶対またやりそう!ラインハルト様!!
部屋を見渡すと、お父様によく似た顔のお兄様がいた。
「おう。久しぶりだな!!元気にしてたか?」
私は自分で思ってたよりも切羽詰まってたみたいで、お兄様の顔見て涙が止まらなくなってしまった。
「ち、ちょっと待て!!泣くなよ!落ち着け!
・・・あーー。もう一人にして悪かったよ。
リリーの様子も見てきたし、親父も問題ない!
家の方も何とか出来そうだ!
だから安心しろ!!!」
その言葉を聞いて私はもっと涙が止まらなくなり、お兄様に抱きついてしまった・・・。
毎日掃除、洗濯、料理をこなし、夜には猫化の訓練をする日々を送っていた。
猫化の訓練は、少しだけ前進した。
毎日猫化になり、苦労したが・・・
三日目には猫化している間に意識がボンヤリあるようになったみたい。
(頭の中で夢を見ているみたいな感じだって)
五日目は、意識がかなりハッキリしていて、猫化してる最中にディー様の意識も言葉にでていた。
(意識がある分、今までの比で無いくらい恥ずかしいみたいだ・・・。)
そして、現在は、猫化している最中に主導権を握れるように訓練している最中です。
(これがなかなか難しい・・・
意識があっても、匂いが嗅ぎたい!触りたい!と言う本能がディー様自身にある為抗うことが出来ないとの事。)
えーー。今まで言ったディー様の心の声を、毎朝反省会として、ジュリアス様に尋問されています。
(もう、毎朝見ていられない光景だよ・・・)
そして遂に私は小姑から認めて頂ける事になり、ジュリアス様と呼ぶ事を許可され、私の事もティアナと呼ぶようになりました!!
(茶菓子が気に入ったようです♪ふふふ~♪)
つ・い・で・に!!!
ディー様は私の事をティアと呼ぶようになり、この呼び名は他の人が使ったら許さないと脅されました・・・。
(猫化の時と違って全然可愛くない!!!)
で!ずーーっと待っていたお兄様は未だに手紙の一つもくれません!!!
騎士団の方には連絡が来たみたいで元気に動き回ってるとの事でした。
何それ!妹にも連絡してよ!!
因みに、リリーからは連絡が届き、
恋人と楽しく過ごしているようでお姉ちゃんは安心しました♪
*****
昼食も終わったし、午後は何しようかな~
茶菓子の準備は終わってるし・・・
んーーー。どうしようかな~
「ティアナちゃん!アル帰ってきたよ!」
「え?!」
「執務室にいるから行こう!」
え?帰って来たの?
何の知らせもないから、まだ帰って来ないのかと思ってたよ!
・・・・・・。
「入るよ~。」
え?ノックは???
「ラインハルト!ノックぐらいしなさい!」
「あはは~。ごめーん。」
絶対またやりそう!ラインハルト様!!
部屋を見渡すと、お父様によく似た顔のお兄様がいた。
「おう。久しぶりだな!!元気にしてたか?」
私は自分で思ってたよりも切羽詰まってたみたいで、お兄様の顔見て涙が止まらなくなってしまった。
「ち、ちょっと待て!!泣くなよ!落ち着け!
・・・あーー。もう一人にして悪かったよ。
リリーの様子も見てきたし、親父も問題ない!
家の方も何とか出来そうだ!
だから安心しろ!!!」
その言葉を聞いて私はもっと涙が止まらなくなり、お兄様に抱きついてしまった・・・。
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