16 / 54
第16話 仲直り
しおりを挟む
ちょっとらしくない事をしてしまって少しだけ後悔している。
痛い想いは嫌いだから、その分だけ。
とはいえエルプリヤさんの笑顔を独り占めできたから、それだけが救いかな。
それで今は従業員を集めて清掃作業中。
爆睡中だったはずのピーニャさんさえ動員されて状況確認の真っ最中だ。
さすがの不思議旅館でも魔法みたいにシュッと消える訳にはいかないらしい。
もっとも、清掃自体は他のお客さんもが手伝ってほぼ済んでいる。
だから作業自体はすぐにでも終わりそうな雰囲気だ。
他にも医療スタッフも在中しているようで、僕とゼーナルフさん、レミフィさんはすぐに治療してもらえた。
回復魔法というものを初めて掛けてもらったけど、とても気持ちいいものだったな。
それから一時間ほどして、ようやく食事処が解放された。
それもエルプリヤさんからの迷惑料として、本日は全無料提供という形で。
おかげで店内は大盛り上がりという事らしい。
しかし事件の発端となった僕達は客間に集められる事となった。
まずは事情聴取という形の、話し合いを行うためにと。
「その、この度はわたくしどもがご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんでした」
そこで最初にこう口を開いたのはアリムさん。
彼女は強制退去させられず、事情徴収に応じてくれた。
やはりあれほどの騒ぎを起こした手前、強く反省していたらしい。
なので僕達も嘘偽りなく事情を語り、エルプリヤさんにすべてを知ってもらう。
もちろんアリムさんにもちゃんと言質を取った上で。
アリムさんももう潔くなっていて、すべてにしっかり頷いてくれていた。
「……なるほど、そういう事でしたか」
「すべては私が未熟で至らなかったため。であればしっかりと罪は償います。それが最後のエルフの一人としての責務だと思っていますから」
ただ彼女にも背負うものがあって、責任も感じている。
その責任感はとても強いものなのだと思う。
きっとこんな所に初めて来て、少しハメを外し過ぎちゃっただけに過ぎないんだ。
「責任を感じる必要はありませんよ」
「えっ……?」
「おそらく、ジニス様が来られたのは貴方の傍におられたから。きっと本来の資格があったのはアニム様だけだったのだと思います。だからこうして潔くなれたのだと、私は信じておりますから」
「エルプリヤさん……」
でもエルプリヤさんはアリムさんを訴追するつもりはないらしい。
それは反省しているから――たったそれだけでいいのだと。
実際、被害を受けた人はほとんどいない。
それに僕もゼーナルフさんもレミフィさんも同じ気持ちだから。
この温泉は、そんな罪さえも洗い流せる場所なんだってね。
「という訳で、このお話はこれでおしまい。さぁ皆さん、宴が待っていますので是非とも――」
「待ってください! それでは私の気が済みません!」
「アリム様、どうして……」
「秋月夢路、どうか私に罪を償わせて!」
しかしアリムさんはやっぱり強情だ。
不問となるのがどうしても納得いかないらしい。
責任感が強いのはわかるけど、ちょっとはこっちの気持ちも汲んで欲しいなぁ。
そこの所はジニスとそっくりだよ。
「えーっと、そういうのはもういいですよ」
「なんで!? 私は貴方に詫びをしないと気が済まなくて――」
「それ言っちゃうと、僕も謝っちゃいますよ?」
「……へ?」
だからもう僕もいっそのことぶっちゃける事にした。
アリムさんが償う必要なんてまったく無いんだってね。
「僕がアリムさんの事を性的に見ていたのは事実なんだ。それがこの旅館では当たり前の事であってもね」
「そう。ユメジの視線、とても熱い。本気になってしまうくらい」
「それが気に食わなかったのって、本当の事じゃないか」
「そ、それは……」
「僕の世界でもそれはタブーだ。となれば、僕にだって君をいやらしく見つめてしまった罪がある。だから、ごめんなさい!」
「え、ええっ!?」
なので先に僕の方が頭を下げてやった。
これにはアリムさんも驚くあまり、椅子にぺたんと背中を預けていて。
「あとレミフィさん、僕のために傷付けさせてしまってごめん! ゼーナルフさんも巻き込んでごめん!」
「くふふっ、やっぱりイイ、ユメジ」
「だな、コイツ本当に面白い奴だわ」
「そしてエルプリヤさん」
「は、はい」
「笑顔、ごちそうさまでした!」
そんな中で僕の背中にゼーナルフさんとレミフィさんの平手打ちが飛ぶ。
おかげで僕も痛くてたまらず笑いが止まらなかった。
エルプリヤさんやアリムさんまで笑わせてしまうほどにね。
「フッフフ、アッハハハ! 秋月夢路、あなた本当に変な人ね」
「ただ笑顔とかが好きな普通の人間ですよ」
「そっか……あなたみたいな人が私の世界にもいてくれれば、もっと別の未来に進む事もできたのかなぁ……」
確かにアリムさんは不幸な境遇に遭ってきたかもしれない。
でもここに来た以上は、笑ってくれないとエルプリヤさん達が可哀想だ。
せっかく色んなサービスを提供してくれるすごい旅館なんだから。
「……じゃあ秋月夢路、私に償って」
「えっ?」
「今からたっくさん飲むわよ! 付き合いなさい!」
「はぁい、わかりましたお姫様」
「アリムと呼んで! それ以外は許さないんだから!」
だからアリムさんの無茶振りにも付き合う事にしてあげた。
ゼーナルフさんやレミフィさんも巻き込んで盛大にね。
こうして僕達はアリムさんとも打ち解け、皆で食事処に戻った。
それで他の客ともお酒を酌み交わし、浴びるほどに飲みまくったよ。
僕からのお詫びも兼ねて、色んな人に酌を回しながらね。
会社でもこういう事は慣れてるからもうお手の物さ。
ただしあまりに飲み過ぎて、途中から記憶を失ってしまったけれども。
――そして今、目が覚めた。
頭が痛い。
寝起きなのにクラクラする。
たとえ異世界旅館でも二日酔いだけはどうしようもないらしい。
それでふと首を左にひねれば見覚えのある景色と物が待っていた。
自分の部屋と、あとピーニャさんに向けた書置き――の残骸。
クシャクシャになってるから、きっと怒って読み捨てたかな
という事はどうやら酔っている間に帰ってこれたらしい。
それだけが救いかな。
――なんて思っていたら、側頭部に何かが触れる。
それだけには留まらず、僕の顔をそっと引き寄せていて。
そのまま右に向いたら、アリムさんがいた。
……なんで?
「どうして、って顔してるね。忘れちゃったんだ。昨日あんなに激しかったのに」
「へ……?」
「だからかな、最初はあんなに嫌いだったのに、今ではとっても大好きになっちゃった」
そんな彼女が僕に密着するようにして寝ていて、僕に吐息が当たる。
それだけでなくそっと起き上がり、僕の額に口づけまでしてくれた。
するとそっと布団から這い出て、机の上に置かれた湯呑を口元に運ぶ。
どうやら水が入っているらしく、同じく置かれていた粉薬をパッパと投じていて。
「これ、二日酔いに効くんだって」
「えっ」
「だから飲ませて、あげるね」
薬水を己の口に含み、屈んでは髪をまくしあげながら僕の口へと運ぶ。
その感触はとても柔らかくて、甘くて、それでいてほろ苦かった。
いつまでも飲み続けられる――そう思える心地良さまで付けて。
「私、もう行くね。兄さんの事、ちゃんと確認しないといけないから」
「あ、ジニスって、アリムのお兄さんだったんだ」
「そうなの。だから安心してね。それじゃあ――あ!」
「ん?」
「また、会えるかな?」
「……うん、また会おう」
そんな切ない想いを僕に分け与え、彼女はそのまま静かに部屋を去った。
唇に残る余韻がまだ残っているのに、追う事さえも叶わず。
でも、いつかまた出会えると信じているから平気だ。
こうして約束したから、大好きって言ってくれたから。
きっとそんな強い想いがある限り、この旅館にまた来られるんだって。
痛い想いは嫌いだから、その分だけ。
とはいえエルプリヤさんの笑顔を独り占めできたから、それだけが救いかな。
それで今は従業員を集めて清掃作業中。
爆睡中だったはずのピーニャさんさえ動員されて状況確認の真っ最中だ。
さすがの不思議旅館でも魔法みたいにシュッと消える訳にはいかないらしい。
もっとも、清掃自体は他のお客さんもが手伝ってほぼ済んでいる。
だから作業自体はすぐにでも終わりそうな雰囲気だ。
他にも医療スタッフも在中しているようで、僕とゼーナルフさん、レミフィさんはすぐに治療してもらえた。
回復魔法というものを初めて掛けてもらったけど、とても気持ちいいものだったな。
それから一時間ほどして、ようやく食事処が解放された。
それもエルプリヤさんからの迷惑料として、本日は全無料提供という形で。
おかげで店内は大盛り上がりという事らしい。
しかし事件の発端となった僕達は客間に集められる事となった。
まずは事情聴取という形の、話し合いを行うためにと。
「その、この度はわたくしどもがご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんでした」
そこで最初にこう口を開いたのはアリムさん。
彼女は強制退去させられず、事情徴収に応じてくれた。
やはりあれほどの騒ぎを起こした手前、強く反省していたらしい。
なので僕達も嘘偽りなく事情を語り、エルプリヤさんにすべてを知ってもらう。
もちろんアリムさんにもちゃんと言質を取った上で。
アリムさんももう潔くなっていて、すべてにしっかり頷いてくれていた。
「……なるほど、そういう事でしたか」
「すべては私が未熟で至らなかったため。であればしっかりと罪は償います。それが最後のエルフの一人としての責務だと思っていますから」
ただ彼女にも背負うものがあって、責任も感じている。
その責任感はとても強いものなのだと思う。
きっとこんな所に初めて来て、少しハメを外し過ぎちゃっただけに過ぎないんだ。
「責任を感じる必要はありませんよ」
「えっ……?」
「おそらく、ジニス様が来られたのは貴方の傍におられたから。きっと本来の資格があったのはアニム様だけだったのだと思います。だからこうして潔くなれたのだと、私は信じておりますから」
「エルプリヤさん……」
でもエルプリヤさんはアリムさんを訴追するつもりはないらしい。
それは反省しているから――たったそれだけでいいのだと。
実際、被害を受けた人はほとんどいない。
それに僕もゼーナルフさんもレミフィさんも同じ気持ちだから。
この温泉は、そんな罪さえも洗い流せる場所なんだってね。
「という訳で、このお話はこれでおしまい。さぁ皆さん、宴が待っていますので是非とも――」
「待ってください! それでは私の気が済みません!」
「アリム様、どうして……」
「秋月夢路、どうか私に罪を償わせて!」
しかしアリムさんはやっぱり強情だ。
不問となるのがどうしても納得いかないらしい。
責任感が強いのはわかるけど、ちょっとはこっちの気持ちも汲んで欲しいなぁ。
そこの所はジニスとそっくりだよ。
「えーっと、そういうのはもういいですよ」
「なんで!? 私は貴方に詫びをしないと気が済まなくて――」
「それ言っちゃうと、僕も謝っちゃいますよ?」
「……へ?」
だからもう僕もいっそのことぶっちゃける事にした。
アリムさんが償う必要なんてまったく無いんだってね。
「僕がアリムさんの事を性的に見ていたのは事実なんだ。それがこの旅館では当たり前の事であってもね」
「そう。ユメジの視線、とても熱い。本気になってしまうくらい」
「それが気に食わなかったのって、本当の事じゃないか」
「そ、それは……」
「僕の世界でもそれはタブーだ。となれば、僕にだって君をいやらしく見つめてしまった罪がある。だから、ごめんなさい!」
「え、ええっ!?」
なので先に僕の方が頭を下げてやった。
これにはアリムさんも驚くあまり、椅子にぺたんと背中を預けていて。
「あとレミフィさん、僕のために傷付けさせてしまってごめん! ゼーナルフさんも巻き込んでごめん!」
「くふふっ、やっぱりイイ、ユメジ」
「だな、コイツ本当に面白い奴だわ」
「そしてエルプリヤさん」
「は、はい」
「笑顔、ごちそうさまでした!」
そんな中で僕の背中にゼーナルフさんとレミフィさんの平手打ちが飛ぶ。
おかげで僕も痛くてたまらず笑いが止まらなかった。
エルプリヤさんやアリムさんまで笑わせてしまうほどにね。
「フッフフ、アッハハハ! 秋月夢路、あなた本当に変な人ね」
「ただ笑顔とかが好きな普通の人間ですよ」
「そっか……あなたみたいな人が私の世界にもいてくれれば、もっと別の未来に進む事もできたのかなぁ……」
確かにアリムさんは不幸な境遇に遭ってきたかもしれない。
でもここに来た以上は、笑ってくれないとエルプリヤさん達が可哀想だ。
せっかく色んなサービスを提供してくれるすごい旅館なんだから。
「……じゃあ秋月夢路、私に償って」
「えっ?」
「今からたっくさん飲むわよ! 付き合いなさい!」
「はぁい、わかりましたお姫様」
「アリムと呼んで! それ以外は許さないんだから!」
だからアリムさんの無茶振りにも付き合う事にしてあげた。
ゼーナルフさんやレミフィさんも巻き込んで盛大にね。
こうして僕達はアリムさんとも打ち解け、皆で食事処に戻った。
それで他の客ともお酒を酌み交わし、浴びるほどに飲みまくったよ。
僕からのお詫びも兼ねて、色んな人に酌を回しながらね。
会社でもこういう事は慣れてるからもうお手の物さ。
ただしあまりに飲み過ぎて、途中から記憶を失ってしまったけれども。
――そして今、目が覚めた。
頭が痛い。
寝起きなのにクラクラする。
たとえ異世界旅館でも二日酔いだけはどうしようもないらしい。
それでふと首を左にひねれば見覚えのある景色と物が待っていた。
自分の部屋と、あとピーニャさんに向けた書置き――の残骸。
クシャクシャになってるから、きっと怒って読み捨てたかな
という事はどうやら酔っている間に帰ってこれたらしい。
それだけが救いかな。
――なんて思っていたら、側頭部に何かが触れる。
それだけには留まらず、僕の顔をそっと引き寄せていて。
そのまま右に向いたら、アリムさんがいた。
……なんで?
「どうして、って顔してるね。忘れちゃったんだ。昨日あんなに激しかったのに」
「へ……?」
「だからかな、最初はあんなに嫌いだったのに、今ではとっても大好きになっちゃった」
そんな彼女が僕に密着するようにして寝ていて、僕に吐息が当たる。
それだけでなくそっと起き上がり、僕の額に口づけまでしてくれた。
するとそっと布団から這い出て、机の上に置かれた湯呑を口元に運ぶ。
どうやら水が入っているらしく、同じく置かれていた粉薬をパッパと投じていて。
「これ、二日酔いに効くんだって」
「えっ」
「だから飲ませて、あげるね」
薬水を己の口に含み、屈んでは髪をまくしあげながら僕の口へと運ぶ。
その感触はとても柔らかくて、甘くて、それでいてほろ苦かった。
いつまでも飲み続けられる――そう思える心地良さまで付けて。
「私、もう行くね。兄さんの事、ちゃんと確認しないといけないから」
「あ、ジニスって、アリムのお兄さんだったんだ」
「そうなの。だから安心してね。それじゃあ――あ!」
「ん?」
「また、会えるかな?」
「……うん、また会おう」
そんな切ない想いを僕に分け与え、彼女はそのまま静かに部屋を去った。
唇に残る余韻がまだ残っているのに、追う事さえも叶わず。
でも、いつかまた出会えると信じているから平気だ。
こうして約束したから、大好きって言ってくれたから。
きっとそんな強い想いがある限り、この旅館にまた来られるんだって。
0
お気に入りに追加
100
あなたにおすすめの小説
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
新人神様のまったり天界生活
源 玄輝
ファンタジー
死後、異世界の神に召喚された主人公、長田 壮一郎。
「異世界で勇者をやってほしい」
「お断りします」
「じゃあ代わりに神様やって。これ決定事項」
「・・・え?」
神に頼まれ異世界の勇者として生まれ変わるはずが、どういうわけか異世界の神になることに!?
新人神様ソウとして右も左もわからない神様生活が今始まる!
ソウより前に異世界転生した人達のおかげで大きな戦争が無い比較的平和な下界にはなったものの信仰が薄れてしまい、実はピンチな状態。
果たしてソウは新人神様として消滅せずに済むのでしょうか。
一方で異世界の人なので人らしい生活を望み、天使達の住む空間で住民達と交流しながら料理をしたり風呂に入ったり、時にはイチャイチャしたりそんなまったりとした天界生活を満喫します。
まったりゆるい、異世界天界スローライフ神様生活開始です!
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
睡眠スキルは最強です! 〜現代日本にモンスター!? 眠らせて一方的に倒し生き延びます!〜
八代奏多
ファンタジー
不眠症に悩んでいた伊藤晴人はいつものように「寝たい」と思っていた。
すると突然、視界にこんな文字が浮かんだ。
〈スキル【睡眠】を習得しました〉
気付いた時にはもう遅く、そのまま眠りについてしまう。
翌朝、大寝坊した彼を待っていたのはこんなものだった。
モンスターが徘徊し、スキルやステータスが存在する日本。
しかし持っているのは睡眠という自分を眠らせるスキルと頼りない包丁だけ。
だが、その睡眠スキルはとんでもなく強力なもので──
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
異世界に転生をしてバリアとアイテム生成スキルで幸せに生活をしたい。
みみっく
ファンタジー
女神様の手違いで通勤途中に気を失い、気が付くと見知らぬ場所だった。目の前には知らない少女が居て、彼女が言うには・・・手違いで俺は死んでしまったらしい。手違いなので新たな世界に転生をさせてくれると言うがモンスターが居る世界だと言うので、バリアとアイテム生成スキルと無限収納を付けてもらえる事になった。幸せに暮らすために行動をしてみる・・・
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる