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第九節「人が結ぶ世界 白下の誓い 闇に消えぬ」
~白が燃ゆる山 局~
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ちゃなが放ったのは言わば超高熱線砲の類。
超高熱の命力粒子を連続的に放射し、射線上の全てを焼き尽くすといった技である。
だがこれはもはや人間が放てる様な攻撃ではない。
技という次元を遥かに超えていると言えよう。
射程は【複合熱榴弾】と比べれば狭いが、攻撃力は格別に高い。
爆発力では無く、熱量で焼き斬る。
しかも遠く離れた相手であろうと選ぶ事無く。
これだけの威力であればもはや防ぐという手段は皆無。
ただ、それだけの攻撃ならば音も衝撃も凄まじいのではないだろうか。
しかしそこはちゃなも考えていた。
思考を巡らせた結果、導き出したのだ。
【常温膜域】を【圧力隔膜域】へと変化させる事を。
これは言わば拳銃の消音器と同じ。
気圧を遮断するフィールドを張る事で発射音を閉じ込めたのである。
だから熱線からは鳴音しか放たれていない。
爆音は全てちゃなの周囲で拡散消滅しきっている。
ちゃな自身の耳には相応の激音が響いている事だろう。
けれど〝それでも耐えてみせる〟という強い意志がこの技の実行へと至らせた。
故に、今のちゃなは例え一人ででもやりきるつもりだ。
この【超高熱線砲】で目の前の強敵を焼き斬るまで。
その猛威が迫る中、アージが必死に雪上を駆け抜ける。
脅威の熱線砲に巻き込まれぬよう、幾度と無く射線を確認しながら。
するとその時何を思ったのか、目前の小木へとおもむろに手を伸ばし。
駆け抜けざまに小枝を「バキリ」とへし折り取っていて。
「調子に乗るなァァァーーーッ!!」
それをあろう事か、投げ付けていた。
まるで手裏剣の如く、枝先をちゃなへと真っ直ぐ飛ぶ様にして。
だがその瞬間、二人の間を一人の影が遮る事となる。
「うおおおーーーッ!!」
勇だ。
勇が一瞬にして追い付いていたのだ。
それどころか、投げ付けた小枝を打ち壊すという芸当まで見せつけていて。
ちゃなが助けてくれたお陰で気力が蘇ったのだろう。
見せる気迫は先程にも劣らない程に溢れている。
故に、その勢いは留まる所を知らず。
更には駆けるアージへと追撃一閃さえ見舞うという。
「ぐううッ!? 貴様まだ諦めていなかったのかッ!?」
その一撃は惜しくも両手斧に防がれ徒労に消える。
しかしそんな事などもはや気になどしない。
当たるまで何度でも何度でも斬ってみせる。
その気概を生み続ける胆力が勇最大の長所なのだから。
幸い、大地が露出した今なら自由に動く事が出来る。
泥くらいなら足を取られる事も無い。
その程度は自慢の【鋭感覚】が加減を教えてくれるから。
そしてその視力は当然、ちゃなの熱線軌道さえも見切らせてくれる。
アージが追撃を斧で受け流し、勇の身ごと弾き返して。
でもその直後には、振り払った斧が急激に赤化していく。
勇が熱線軌道に誘導したのだ。
こうする事でアージの魔剣を巻き込もうとして。
「なんだとおッ!? コイツ学習しているッ!?」
当然勇は既に軌道外。
自ら空中へと跳ね上がり、その身をぐるりと回していて。
大地へ着くや否や、再び素早く跳ね上がる姿が。
まだ倒れていない、アージの逃げる先の木へと飛び移っていたのである。
今の状況なら先程の様な咆哮は放てない。
加えて挟撃となるからこそ、ちゃなの熱線への意識を削ぐ事が出来る。
後は逃げ道を塞ぐ様に立ち回るだけ。
故に、直接飛び込みはしない。
逃走経路へと着地し、その力を高めるだけでいい。
「いや、違うッ!! こいつらは、これが本領かあッ!? ならあの砲撃手が本命だったとッ!? ぐぅぅぅ!! このアージ、目標を見誤ったッ!!」
その姿、まさに水を得た魚の如し。
当然だ。
二人はいつも、こうやって戦ってきた。
勇が前を守り、ちゃなが後ろから攻撃する。
こうして戦い続けて来たから、この戦い方が二人のベストだ。
今、二人は本領を発揮して戦っている。
【超高熱線砲】という新技を最大限に生かし、最高の戦術を組み立てながら。
勇が斬り掛かれば、アージは避ける。
ならちゃなはその回避軌道に熱線を向ければいい。
例え熱線を避けられても不安は無い。
勇がその後も相手の動きを導いて繋いでくれるから。
アージが予想を越えて動こうが関係は無い。
今の二人が合わさって生まれた戦闘力は、アージの力を遥かに凌駕している。
二人だからこその力が今ここに。
先程まで余裕を持っていたアージも、今となっては焦燥感に苛まれていて。
躱しても攻撃が繰り返される。
反撃しても、それが熱線へと誘導される。
立場が先程とまるで逆だ。
「これはまるで我等の―――そうか、そういう事か! 二対一体が貴様らの真価かッ!?」
「そうだッ!! 俺達はこうやってずっと戦ってきたッ!! 多くの敵を乗り越えてッ!!」
しかしアージもただ一方的にやられている訳ではない。
熱戦が迫る中であろうと勇の剣を弾き、遠くへと跳ね退けて。
扇状に打ち放たれていた熱線も、その度に跳ねて躱して凌ぎ切り。
魔剣に当たっても赤化するだけで溶断には至らないからこそ。
すぐに離せばいいとわかった今、まるで扇風機の如く振り回し続ける。
「そしてアンタも越えてみせるッ!! 待ってる人達の下に帰る為にッ!!」
「それは俺とて同じ事!! 例え手足を切り裂かれようと、貴様等を討ち倒してみせるッ!!」
その激戦が続いた所為で、一帯はもう丸裸だ。
雪も木々さえもが燃え溶け、倒木の跡を次々と生み出し続けていて。
土面の一部は融解結晶化し、白蒸気を吐き続けるという。
もはや地獄の沙汰だ。
そんな地獄の様な戦場でもなお、勇とアージが飛び跳ねて魔剣を打ち合い続ける。
互いに退けぬ強い意志と信念を以て。
「うううッ!! もうダメですッ!! 勇さぁん!!」
その中で、遂にちゃなが力尽きる。
熱線砲を支える手にもう力が入らなくなったのだ。
すると途端、熱線が途切れて―――
バァンッッッ!!!
たちまち強い反衝撃が杖ごとちゃなを弾き飛ばす事となる。
こうなる程の強い潜在抗力を誇っていたが故に。
「田中さんッ!?」
でもどうやらちゃな自身は無事らしい。
勇の心配する声が聴こえたのか、遠くから手を振っていて。
幸い残った雪上に飛ばされたおかげで、別条は無さそうだ。
とはいえ、これで頼みの綱である熱線砲が失われてしまった。
あのアージを抑えられた勇達の優位性が、最善最高の手段が。
だがもう、勇は怯まない。
雪が解けた今、身軽に動く事が出来る。
ちゃなが拓いてくれたから、さっきよりもずっと気迫に満ち溢れている。
加えてアージの動きにも見慣れて来ていて。
更に、アージ自身も疲労を隠せない。
何度も魔剣を焼かれた事で、掴んでいた手も爛れている。
故に今、勇とアージの戦闘力は拮抗していた。
勇が縦横無尽に素早く動いて牽制し。
アージが力の限りに魔剣を振り回す。
どちらも躱しいなして凌ぎながら。
もうすぐこの戦いの決着が付く。
その先に立つ為に死力を尽くして。
今はただ、互いに生き残る為に。
しかし彼等はまだ気付いていない。
この時、山の頂で異変が起きていた事に。
そして麓からも、不確定要素が一人近づいていた事に。
この激戦がもたらすものとは。
その先の結末とは。
命と信念を掛けた戦いは役者と機を揃え、遂に最終局面を迎えようとしていた。
超高熱の命力粒子を連続的に放射し、射線上の全てを焼き尽くすといった技である。
だがこれはもはや人間が放てる様な攻撃ではない。
技という次元を遥かに超えていると言えよう。
射程は【複合熱榴弾】と比べれば狭いが、攻撃力は格別に高い。
爆発力では無く、熱量で焼き斬る。
しかも遠く離れた相手であろうと選ぶ事無く。
これだけの威力であればもはや防ぐという手段は皆無。
ただ、それだけの攻撃ならば音も衝撃も凄まじいのではないだろうか。
しかしそこはちゃなも考えていた。
思考を巡らせた結果、導き出したのだ。
【常温膜域】を【圧力隔膜域】へと変化させる事を。
これは言わば拳銃の消音器と同じ。
気圧を遮断するフィールドを張る事で発射音を閉じ込めたのである。
だから熱線からは鳴音しか放たれていない。
爆音は全てちゃなの周囲で拡散消滅しきっている。
ちゃな自身の耳には相応の激音が響いている事だろう。
けれど〝それでも耐えてみせる〟という強い意志がこの技の実行へと至らせた。
故に、今のちゃなは例え一人ででもやりきるつもりだ。
この【超高熱線砲】で目の前の強敵を焼き斬るまで。
その猛威が迫る中、アージが必死に雪上を駆け抜ける。
脅威の熱線砲に巻き込まれぬよう、幾度と無く射線を確認しながら。
するとその時何を思ったのか、目前の小木へとおもむろに手を伸ばし。
駆け抜けざまに小枝を「バキリ」とへし折り取っていて。
「調子に乗るなァァァーーーッ!!」
それをあろう事か、投げ付けていた。
まるで手裏剣の如く、枝先をちゃなへと真っ直ぐ飛ぶ様にして。
だがその瞬間、二人の間を一人の影が遮る事となる。
「うおおおーーーッ!!」
勇だ。
勇が一瞬にして追い付いていたのだ。
それどころか、投げ付けた小枝を打ち壊すという芸当まで見せつけていて。
ちゃなが助けてくれたお陰で気力が蘇ったのだろう。
見せる気迫は先程にも劣らない程に溢れている。
故に、その勢いは留まる所を知らず。
更には駆けるアージへと追撃一閃さえ見舞うという。
「ぐううッ!? 貴様まだ諦めていなかったのかッ!?」
その一撃は惜しくも両手斧に防がれ徒労に消える。
しかしそんな事などもはや気になどしない。
当たるまで何度でも何度でも斬ってみせる。
その気概を生み続ける胆力が勇最大の長所なのだから。
幸い、大地が露出した今なら自由に動く事が出来る。
泥くらいなら足を取られる事も無い。
その程度は自慢の【鋭感覚】が加減を教えてくれるから。
そしてその視力は当然、ちゃなの熱線軌道さえも見切らせてくれる。
アージが追撃を斧で受け流し、勇の身ごと弾き返して。
でもその直後には、振り払った斧が急激に赤化していく。
勇が熱線軌道に誘導したのだ。
こうする事でアージの魔剣を巻き込もうとして。
「なんだとおッ!? コイツ学習しているッ!?」
当然勇は既に軌道外。
自ら空中へと跳ね上がり、その身をぐるりと回していて。
大地へ着くや否や、再び素早く跳ね上がる姿が。
まだ倒れていない、アージの逃げる先の木へと飛び移っていたのである。
今の状況なら先程の様な咆哮は放てない。
加えて挟撃となるからこそ、ちゃなの熱線への意識を削ぐ事が出来る。
後は逃げ道を塞ぐ様に立ち回るだけ。
故に、直接飛び込みはしない。
逃走経路へと着地し、その力を高めるだけでいい。
「いや、違うッ!! こいつらは、これが本領かあッ!? ならあの砲撃手が本命だったとッ!? ぐぅぅぅ!! このアージ、目標を見誤ったッ!!」
その姿、まさに水を得た魚の如し。
当然だ。
二人はいつも、こうやって戦ってきた。
勇が前を守り、ちゃなが後ろから攻撃する。
こうして戦い続けて来たから、この戦い方が二人のベストだ。
今、二人は本領を発揮して戦っている。
【超高熱線砲】という新技を最大限に生かし、最高の戦術を組み立てながら。
勇が斬り掛かれば、アージは避ける。
ならちゃなはその回避軌道に熱線を向ければいい。
例え熱線を避けられても不安は無い。
勇がその後も相手の動きを導いて繋いでくれるから。
アージが予想を越えて動こうが関係は無い。
今の二人が合わさって生まれた戦闘力は、アージの力を遥かに凌駕している。
二人だからこその力が今ここに。
先程まで余裕を持っていたアージも、今となっては焦燥感に苛まれていて。
躱しても攻撃が繰り返される。
反撃しても、それが熱線へと誘導される。
立場が先程とまるで逆だ。
「これはまるで我等の―――そうか、そういう事か! 二対一体が貴様らの真価かッ!?」
「そうだッ!! 俺達はこうやってずっと戦ってきたッ!! 多くの敵を乗り越えてッ!!」
しかしアージもただ一方的にやられている訳ではない。
熱戦が迫る中であろうと勇の剣を弾き、遠くへと跳ね退けて。
扇状に打ち放たれていた熱線も、その度に跳ねて躱して凌ぎ切り。
魔剣に当たっても赤化するだけで溶断には至らないからこそ。
すぐに離せばいいとわかった今、まるで扇風機の如く振り回し続ける。
「そしてアンタも越えてみせるッ!! 待ってる人達の下に帰る為にッ!!」
「それは俺とて同じ事!! 例え手足を切り裂かれようと、貴様等を討ち倒してみせるッ!!」
その激戦が続いた所為で、一帯はもう丸裸だ。
雪も木々さえもが燃え溶け、倒木の跡を次々と生み出し続けていて。
土面の一部は融解結晶化し、白蒸気を吐き続けるという。
もはや地獄の沙汰だ。
そんな地獄の様な戦場でもなお、勇とアージが飛び跳ねて魔剣を打ち合い続ける。
互いに退けぬ強い意志と信念を以て。
「うううッ!! もうダメですッ!! 勇さぁん!!」
その中で、遂にちゃなが力尽きる。
熱線砲を支える手にもう力が入らなくなったのだ。
すると途端、熱線が途切れて―――
バァンッッッ!!!
たちまち強い反衝撃が杖ごとちゃなを弾き飛ばす事となる。
こうなる程の強い潜在抗力を誇っていたが故に。
「田中さんッ!?」
でもどうやらちゃな自身は無事らしい。
勇の心配する声が聴こえたのか、遠くから手を振っていて。
幸い残った雪上に飛ばされたおかげで、別条は無さそうだ。
とはいえ、これで頼みの綱である熱線砲が失われてしまった。
あのアージを抑えられた勇達の優位性が、最善最高の手段が。
だがもう、勇は怯まない。
雪が解けた今、身軽に動く事が出来る。
ちゃなが拓いてくれたから、さっきよりもずっと気迫に満ち溢れている。
加えてアージの動きにも見慣れて来ていて。
更に、アージ自身も疲労を隠せない。
何度も魔剣を焼かれた事で、掴んでいた手も爛れている。
故に今、勇とアージの戦闘力は拮抗していた。
勇が縦横無尽に素早く動いて牽制し。
アージが力の限りに魔剣を振り回す。
どちらも躱しいなして凌ぎながら。
もうすぐこの戦いの決着が付く。
その先に立つ為に死力を尽くして。
今はただ、互いに生き残る為に。
しかし彼等はまだ気付いていない。
この時、山の頂で異変が起きていた事に。
そして麓からも、不確定要素が一人近づいていた事に。
この激戦がもたらすものとは。
その先の結末とは。
命と信念を掛けた戦いは役者と機を揃え、遂に最終局面を迎えようとしていた。
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