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第十七節「厳しき現実 触れ合える心 本心大爆発」
~トウシュ キタル~
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ミーティングルームが静寂に包まれて間も無く……ラクアンツェのものとは異なる足音が僅かに廊下に響く。
気付かない程に小さく、細かく刻む様に。
「おやおや、皆さんお早いお揃いで……おやぁ、何かあったんでしょうか?」
各々が自分達に対する『酷評』に対して考えを巡らせている中、聞きなれた声が部屋の入口から上がった。
姿を現したのは……福留であった。
あたかも彼等がそこに居る事が当然だというような物言いに、勇と茶奈が思わず首を傾げる。
そんな彼等を前に笠本がぽつりと口を挟んだ。
「ラクアンツェ氏による講習がありまして……折角ですので福留先生の集合指示に合わせて頂いたのです」
「あぁ、そういう事でしたか」
勇達、福留、双方共にその言葉を聞いて納得し頷く中、福留がミーティングルームへと足を踏み入れると……その背後から見慣れぬ人影がゆらりと現れ彼に続く。
小柄であるがどこか品のある歩き方。
だが芯が太いのだろう……「カツッカツッ」という高い足音を響かせる。
その者、顔に僅かなシワを浮かばせた年相応の女性であった。
「え、あの人って……」
小さな声が囁かれる中、二人がミーティングルームの奥へと辿り着くと……福留では無くその女性が壇の裏に立ち、勇達をその鋭い瞳で見下ろしていた。
「……何ですかこの体たらく、これが世界の代表として戦場に立つ者達というのであるならどれだけ頼りない事か」
ラクアンツェの其れとは方向性の異なる辛らつな言葉を連ねるその女性……彼女の名は「小嶋 由子」……現総理大臣である。
卑屈の似合いそうな低めのトーンを帯びた彼女の声が室内に響き、勇達の注目を浴びる。
溜め息を吐き、落胆とも思える表情を浮かべる彼女を前に、勇達はただ困惑する。
―――この国の代表とも言えるべき彼女が何故この場に居るのだろうか―――
「―――とでも思っているのでしょうね」
彼等の心情を察した小嶋はそう呟き連ねる。
「誰スか、このオバサン?」
不意にカプロが口を滑らせるも、彼女の表情は変わる事もなく「オホン」と一つ咳き込むと……その口を再び開いた。
「こんにちは、皆さん。 ご周知の事かと思いますが……私、現総理大臣を務めさせて頂いております小嶋由子、と申します。 本日ここに赴いたのは……決して皆さんに対する激励でも後押しでもありません……一度皆さんと直接会い、伝えたい事があって今日この場にやってきました」
だがその顔が作るのは冷たい視線と静かな憤りを伴う冷淡な表情。
「……前任である鷹峰氏が皆さんの後援者であった時は自由だったかもしれませんが、今は私が皆さんを管理する『オーナー』とも言える存在です。 私がそういう立場である以上……皆さんをただ遊ばせるつもりは無いのでそのおつもりで」
その態度もまた一層の厳しさを滲ませ勇達の動揺を誘う。
彼女の言葉を前に幾人かが小言を挟み……騒ぐ彼等を前に、その眉間がピクリと動く。
「静粛に」
静かなる叱責が周囲を黙らせる。
「まだおわかりにならないようですね。 皆さんは『曲りなり』にもこの国の代表として世界で仕事を受け持っているのですよ? 自分達が置かれた責任の重要性を認識して行動するよう、肝に銘じておいてください……私からは以上です」
そう吐き捨てると……小嶋はそっと会釈し、表情を変える事も無くその部屋の入り口へと歩き向かう。
部屋の外に待機していたSPが彼女を迎えると、彼女の後を付いてきた福留と共に廊下へと出ていった。
「小嶋総理、ご苦労様でした」
そう述べて福留が彼女に向けて会釈する。
だが、そんな彼に振り向く事も無く……小嶋は足を止めてぽつりと呟いた。
「彼等には多額の国民の血税が掛かっています。 その事をしっかりと貴方が認識させるのですよ。 この事業は決して慈善事業では無いのですから、そのおつもりで」
そう伝えると彼女は再び歩み出し、そのまま廊下の先へと姿を消したのだった。
後に残る福留は一人、彼女の去った場所一点を変わらぬ表情で見つめ続ける。
「……総理、残念ですが……これは慈善事業なのですよ……」
例え礼金を受け取ろうと、責任が伴う命のやり取りを望んでやろうと思う者は居ないだろう。
彼等がそれでも戦うのは……自分達しかそれを実現出来る者が居ないからだ。
それは彼等という存在が『望まれる存在』だからこそ成り立つ「慈善」にして「偽善」……そして彼等がそう在って欲しいと望む「義善」。
そんな彼等とて人であり、意思があり、理念を持って行動している。
それを事業と括る事は余りにも早計ではなかろうか。
その様な想いを胸に……福留は彼女の言葉を自分の中で殺した。
―――今はまだ良いのですよ、彼等に責任を問うには早過ぎるのです―――
いつもの様な笑みを浮かべ、そう自分の中で纏めると……福留は部屋の外から彼等を労う。
「皆さん、短い聴講でしたがご苦労様でした。 ああ言っておられますが、皆さんの活躍を期待してのお言葉ですのでどうか勘違いしないようにお願い致しますねぇ」
そう答え「ウンウン」と頷き、手を二振りほど振って彼等に挨拶すると……福留はその場を後にした。
そんな様子を見た勇達も、その場を支配し張り詰めた空気が一気に吹き抜けるかの様に澄んだ空気へと変わり、その表情を緩ませていった。
「アレがこの国の支配者ッスかぁ~面倒臭そうな人ッスねぇ~うぴぴ」
戦闘員でない事が他人事とさせるのだろう……カプロはそんな中、ニヤニヤと珍妙な笑顔を浮かべて憎まれ口を叩く。
その事は誰しも分かっているのだろう、それに釣られて心輝が口を開いた。
「だ・よ・なぁ~……あの人だけはどうにも好きになれねぇよぉ」
「全くだ」
珍しくアージも心輝に同意し首を縦に振る。
「心輝達はまだ同じ世界の人間のしがらみがあるかもしんねぇけどよ、俺達は別にあんな奴に義理立てする理由もねぇんだ……あんな事言われて大人しく従うつもりはねぇな」
マヴォが口を「へ」の形にして言葉を連ねる。
彼等魔者側もまた彼女の言葉には納得出来る筈はないだろう。
それは彼が言った通りの意味だからこそ。
「けれどこの国を拠点にしている以上、その『しがらみ』に多少なりに恩恵を受けている事は忘れてはダメよ?」
「わかっている……だが物言いこそ限度もあろう。 互いが利用しあう仲で在りたいのであれば……指導者ならばなおさらよ」
「あの者、真意こそ測れずとも拙僧等を良しとは思うておらぬ節を感じような」
カプロの言葉を皮切りに『あちら側』の者達の不満が噴出する。
勿論勇達もまた彼等の言葉には同意であったが―――
「皆、待ってほしい」
そう、口を挟んだのは勇だった。
「確かにあの人の言い分は押し付けにも聞こえて気持ちのいいもんじゃない……けどそれはあの人の本心ではあっても俺達の行動理念じゃあない。 皆は俺達がやらなきゃいけない事を理解しているハズだろ……なら、あんな言葉そのものに耳を貸す必要なんてないんじゃないか?」
そんな勇の言葉に一同が静かに聞き耳を立てる。
「例え結果がどうなってもさ、 あの人の言葉が俺達のやる事に対して何の意味も成さないなら、俺達のやる事は何も変わらないんだ……それでいいんじゃないかなって俺は思う」
無責任であろうとする事……それは決して彼等が責任を放棄するつもりである訳ではない。
ただ、彼等にとって「やらなければならない事」は決して個人の感情に左右されるものではない……それを誰もがわかっているからこそ……彼等は一同に頭を縦に一傾させた。
「それじゃあさ……ラクアンツェさんに教えてもらった事を生かす為にどうするべきか、話し合わないかい?」
「さんせー!!」
「そうね、その方が生産的だし」
そうして、彼等の自己研鑽が再び始まり……場が纏まる。
様々な人々の思惑が交錯するものの、彼等の想いは最早不変にも近い程に固まりつつあった。
そんな『いつか来るべき平和』の為に向けた彼等の『戦い』はまだ、始まったばかりだと言えるだろう。
手探りとも言えるたった今を彼等は迷う事無く進み続ける。
気付かない程に小さく、細かく刻む様に。
「おやおや、皆さんお早いお揃いで……おやぁ、何かあったんでしょうか?」
各々が自分達に対する『酷評』に対して考えを巡らせている中、聞きなれた声が部屋の入口から上がった。
姿を現したのは……福留であった。
あたかも彼等がそこに居る事が当然だというような物言いに、勇と茶奈が思わず首を傾げる。
そんな彼等を前に笠本がぽつりと口を挟んだ。
「ラクアンツェ氏による講習がありまして……折角ですので福留先生の集合指示に合わせて頂いたのです」
「あぁ、そういう事でしたか」
勇達、福留、双方共にその言葉を聞いて納得し頷く中、福留がミーティングルームへと足を踏み入れると……その背後から見慣れぬ人影がゆらりと現れ彼に続く。
小柄であるがどこか品のある歩き方。
だが芯が太いのだろう……「カツッカツッ」という高い足音を響かせる。
その者、顔に僅かなシワを浮かばせた年相応の女性であった。
「え、あの人って……」
小さな声が囁かれる中、二人がミーティングルームの奥へと辿り着くと……福留では無くその女性が壇の裏に立ち、勇達をその鋭い瞳で見下ろしていた。
「……何ですかこの体たらく、これが世界の代表として戦場に立つ者達というのであるならどれだけ頼りない事か」
ラクアンツェの其れとは方向性の異なる辛らつな言葉を連ねるその女性……彼女の名は「小嶋 由子」……現総理大臣である。
卑屈の似合いそうな低めのトーンを帯びた彼女の声が室内に響き、勇達の注目を浴びる。
溜め息を吐き、落胆とも思える表情を浮かべる彼女を前に、勇達はただ困惑する。
―――この国の代表とも言えるべき彼女が何故この場に居るのだろうか―――
「―――とでも思っているのでしょうね」
彼等の心情を察した小嶋はそう呟き連ねる。
「誰スか、このオバサン?」
不意にカプロが口を滑らせるも、彼女の表情は変わる事もなく「オホン」と一つ咳き込むと……その口を再び開いた。
「こんにちは、皆さん。 ご周知の事かと思いますが……私、現総理大臣を務めさせて頂いております小嶋由子、と申します。 本日ここに赴いたのは……決して皆さんに対する激励でも後押しでもありません……一度皆さんと直接会い、伝えたい事があって今日この場にやってきました」
だがその顔が作るのは冷たい視線と静かな憤りを伴う冷淡な表情。
「……前任である鷹峰氏が皆さんの後援者であった時は自由だったかもしれませんが、今は私が皆さんを管理する『オーナー』とも言える存在です。 私がそういう立場である以上……皆さんをただ遊ばせるつもりは無いのでそのおつもりで」
その態度もまた一層の厳しさを滲ませ勇達の動揺を誘う。
彼女の言葉を前に幾人かが小言を挟み……騒ぐ彼等を前に、その眉間がピクリと動く。
「静粛に」
静かなる叱責が周囲を黙らせる。
「まだおわかりにならないようですね。 皆さんは『曲りなり』にもこの国の代表として世界で仕事を受け持っているのですよ? 自分達が置かれた責任の重要性を認識して行動するよう、肝に銘じておいてください……私からは以上です」
そう吐き捨てると……小嶋はそっと会釈し、表情を変える事も無くその部屋の入り口へと歩き向かう。
部屋の外に待機していたSPが彼女を迎えると、彼女の後を付いてきた福留と共に廊下へと出ていった。
「小嶋総理、ご苦労様でした」
そう述べて福留が彼女に向けて会釈する。
だが、そんな彼に振り向く事も無く……小嶋は足を止めてぽつりと呟いた。
「彼等には多額の国民の血税が掛かっています。 その事をしっかりと貴方が認識させるのですよ。 この事業は決して慈善事業では無いのですから、そのおつもりで」
そう伝えると彼女は再び歩み出し、そのまま廊下の先へと姿を消したのだった。
後に残る福留は一人、彼女の去った場所一点を変わらぬ表情で見つめ続ける。
「……総理、残念ですが……これは慈善事業なのですよ……」
例え礼金を受け取ろうと、責任が伴う命のやり取りを望んでやろうと思う者は居ないだろう。
彼等がそれでも戦うのは……自分達しかそれを実現出来る者が居ないからだ。
それは彼等という存在が『望まれる存在』だからこそ成り立つ「慈善」にして「偽善」……そして彼等がそう在って欲しいと望む「義善」。
そんな彼等とて人であり、意思があり、理念を持って行動している。
それを事業と括る事は余りにも早計ではなかろうか。
その様な想いを胸に……福留は彼女の言葉を自分の中で殺した。
―――今はまだ良いのですよ、彼等に責任を問うには早過ぎるのです―――
いつもの様な笑みを浮かべ、そう自分の中で纏めると……福留は部屋の外から彼等を労う。
「皆さん、短い聴講でしたがご苦労様でした。 ああ言っておられますが、皆さんの活躍を期待してのお言葉ですのでどうか勘違いしないようにお願い致しますねぇ」
そう答え「ウンウン」と頷き、手を二振りほど振って彼等に挨拶すると……福留はその場を後にした。
そんな様子を見た勇達も、その場を支配し張り詰めた空気が一気に吹き抜けるかの様に澄んだ空気へと変わり、その表情を緩ませていった。
「アレがこの国の支配者ッスかぁ~面倒臭そうな人ッスねぇ~うぴぴ」
戦闘員でない事が他人事とさせるのだろう……カプロはそんな中、ニヤニヤと珍妙な笑顔を浮かべて憎まれ口を叩く。
その事は誰しも分かっているのだろう、それに釣られて心輝が口を開いた。
「だ・よ・なぁ~……あの人だけはどうにも好きになれねぇよぉ」
「全くだ」
珍しくアージも心輝に同意し首を縦に振る。
「心輝達はまだ同じ世界の人間のしがらみがあるかもしんねぇけどよ、俺達は別にあんな奴に義理立てする理由もねぇんだ……あんな事言われて大人しく従うつもりはねぇな」
マヴォが口を「へ」の形にして言葉を連ねる。
彼等魔者側もまた彼女の言葉には納得出来る筈はないだろう。
それは彼が言った通りの意味だからこそ。
「けれどこの国を拠点にしている以上、その『しがらみ』に多少なりに恩恵を受けている事は忘れてはダメよ?」
「わかっている……だが物言いこそ限度もあろう。 互いが利用しあう仲で在りたいのであれば……指導者ならばなおさらよ」
「あの者、真意こそ測れずとも拙僧等を良しとは思うておらぬ節を感じような」
カプロの言葉を皮切りに『あちら側』の者達の不満が噴出する。
勿論勇達もまた彼等の言葉には同意であったが―――
「皆、待ってほしい」
そう、口を挟んだのは勇だった。
「確かにあの人の言い分は押し付けにも聞こえて気持ちのいいもんじゃない……けどそれはあの人の本心ではあっても俺達の行動理念じゃあない。 皆は俺達がやらなきゃいけない事を理解しているハズだろ……なら、あんな言葉そのものに耳を貸す必要なんてないんじゃないか?」
そんな勇の言葉に一同が静かに聞き耳を立てる。
「例え結果がどうなってもさ、 あの人の言葉が俺達のやる事に対して何の意味も成さないなら、俺達のやる事は何も変わらないんだ……それでいいんじゃないかなって俺は思う」
無責任であろうとする事……それは決して彼等が責任を放棄するつもりである訳ではない。
ただ、彼等にとって「やらなければならない事」は決して個人の感情に左右されるものではない……それを誰もがわかっているからこそ……彼等は一同に頭を縦に一傾させた。
「それじゃあさ……ラクアンツェさんに教えてもらった事を生かす為にどうするべきか、話し合わないかい?」
「さんせー!!」
「そうね、その方が生産的だし」
そうして、彼等の自己研鑽が再び始まり……場が纏まる。
様々な人々の思惑が交錯するものの、彼等の想いは最早不変にも近い程に固まりつつあった。
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