401 / 1,197
第十三節「想い遠く 心の信 彼方へ放て」
~激動のプロローグ~
しおりを挟む
東京のとある海沿いの街……雲の無い晴天が広がり日の光が周囲を照らす。
勇達がナイーヴァ族と激闘を繰り広げている頃……とある研究機関施設……。
その奥深くにある研究室には、以前福留がカプロから譲ってもらった魔剣が配線を通して機器に繋がれ専用の台座に安置されていた。
「……ここで現在想定しうるあらゆる方法を用いて魔剣の特性を調査中です。 あれが例の……」
研究員の一人がガラス製の窓越しに見える魔剣を指差し、誰かにその説明を静かに語る。
「えっ……魔剣をですか……? しかしそれでは……」
研究員が戸惑う。
指差していた魔剣へ不安を纏う眼差しを向けながら。
「……仕方ありませんね……貴方の言う事であれば問題無いでしょう」
その言葉を皮切りに、研究員が魔剣のあるガラス張りの空間へ繋がる暗証番号付きの扉を開き、中へと入っていく。
彼の目の映るのは……台座に置かれて絶縁テープで配線端子を貼り付けた、まさに研究対象として扱われる魔剣の姿。
すると研究員は何を思ったのか……おもむろに魔剣を手に取り、付いた配線類を引き千切る様に粗雑に剥がした。
部屋の外で観測していたであろう研究員達がその姿を追う様にと見つめる中……彼は部屋から出て行き、先程の人物へと魔剣を手渡す。
「それでは、大事に扱ってください。 これからその魔剣で実験を行う予定ですので」
「ありがとう、それじゃあ僕は行きますよ。 では……」
魔剣を受け取った男はそのまま踵を返すと、堂々とした足取りで研究室の外へ歩み出した。
彼の視線にあるのは扉、そして壁に取り付けられたカードリーダー。
カードキーロックと思われる重厚な造りの扉を、丁寧にカードを通して開き歩いて出ていく。
扉を抜けると……その視線は自然と、受け取った魔剣へ。
荒々しく打たれたであろう金属の表皮は細かい隆起が見られ、かつ磨き上げられた滑らかな角部が鈍い輝きを放たせていた。
そんな金属の塊とも言える魔剣をまじまじと見つめ、男が「フフッ」と笑みを零す。
「随分粗雑な作りじゃあないか……まぁ無いよりはマシだよね」
チラリと薄く白い歯を覗かせる不敵な笑みは、どこか危なげな香りすら感じさせる雰囲気を纏っていた。
研究所の入り口の扉が開き、男が外気を感じさせる日の下へと姿を晒す。
日の光が彼を照らし、眩しい輝きを遮る様に手で顔を覆うと……男の顔に影を作り、その輪郭が露わとなった。
獅堂 雄英……カラクラの里の王として君臨せし人間であり、『こちら側』の人間でもある男。
獅堂は手に持ったカードキーを投げ捨てると、道端に転がりその表紙が上に向く。
そこには「井上 真司」という名前と、その人物の顔であろう写真が刻印されてあった。
「さて、帰るとするか。 彼等は……へぇ、なかなか面白い事になってるじゃあないか……」
彼には何かが見えているのだろうか……。
獅堂はそう呟きながら研究所の入退場ゲートを何も無かったかの様に通り抜けると、外に付けてあった外車の後部座席へと乗り込む。
間も無くその外車は発進し、無数の車が走る街中へとその姿を消したのだった。
――――――
あれから……ナイーヴァとの戦いから6日間が過ぎた。
再び週末が訪れ、朝であっても登校する生徒や出勤する大人達はどこか嬉しそうな雰囲気を作る。
普段よりも登校する生徒の数が少ない年度末の朝。
それもそうであろう……既に時期は3月初頭、間もなく春休みが訪れ3学期が終わる。
3年生は既に進学や就職に向けた準備で登校しなくなる時期である。
2年生である勇達も、一ヵ月後には進級を果たす……勇もどうやら瀬玲のサポートが功を実り、何とか進級は出来そうだった。
「はぁ~参ったぜほんと……」
心輝が溜息を吐きながら歩く姿に、勇達は横目で眺めながら並んで歩く。
「『穏やかの森 慟哭編』がまさか買えないとは……くそぉ……発売寸前PV汚ねぇよぉ……」
『穏やかの森 慟哭編』とは、心輝が密かに楽しみにしていた先日発売のゲームタイトルだ。
ひっそりとした森に主人公が迷い込み、そこで生活をしながら森を開拓するゲームのシリーズ続編である。
穏やかなのに慟哭……その名が示す『クソゲー感』から、心輝はきっと売れ残るから心配ないと踏み予約していなかった様だ。
「なんで予約しなかったのよ……」
「だってよぉ、ほら最近魔剣のトレーニングで忙しかったしよぉ!! ひでぇよアージさん、課題とかマジ止めてくれよ……毎日やる事やれねぇよ!!」
勇が「ハハハ」と笑い受け流す。
それは嘲笑では無く、関心の笑い。
―――でもしっかりちゃんとこなしてるんだな……―――
先週の戦いの折、心輝達は自分達が全く役に立っていなかった事を気にしていた。
勇にとっては気絶したちゃなを守ってくれただけでも有り難かったが、本人達は納得しなかった様で。
そして気絶してしまったちゃな本人もまた―――
「勇さん……鞄持ちますっ!」
「ちょ、え? いいって……」
「だ、ダメです、私は勇さんの役に立ちたいんです!」
「私も役に立つー!!」
「うおあ、ちょっ、あずー!?」
突然二人が協力し始め、お互いが命力を込めた腕で勇の体を持ち上げると、エッサホイサと掛け声を上げながら暴れる勇を運んで行った。
担ぎ去っていく彼女達を遠目に、心輝と瀬玲が微笑みを向けて見つめていた。
「空回りしてるねぇ……」
「田中ちゃん相当気にしてたしなぁ……俺らも苦労させられたもんなぁ……」
空気の読めない言葉を発する心輝に、瀬玲が横目で睨みつける。
「……穏やかの森……」
「くぁー!! なんでだよォもぉー!!」
突然瀬玲がぼそりとそう呟くと、心輝が再び頭を抱え始めた。
それ程までに……彼にとってそのゲームのウェイトは大きかったのだろう。
だが何よりも、恐るべきはそれを容易に操る瀬玲か。
彼女は不機嫌そうな顔を浮かべながら、頭を抱えて蹲る心輝を置いて校門へと歩き去っていったのだった。
いつも通りの風景、いつも通りの情景……その日はいつもとなんら変わらない。
皆、そう願っていた……。
勇達がナイーヴァ族と激闘を繰り広げている頃……とある研究機関施設……。
その奥深くにある研究室には、以前福留がカプロから譲ってもらった魔剣が配線を通して機器に繋がれ専用の台座に安置されていた。
「……ここで現在想定しうるあらゆる方法を用いて魔剣の特性を調査中です。 あれが例の……」
研究員の一人がガラス製の窓越しに見える魔剣を指差し、誰かにその説明を静かに語る。
「えっ……魔剣をですか……? しかしそれでは……」
研究員が戸惑う。
指差していた魔剣へ不安を纏う眼差しを向けながら。
「……仕方ありませんね……貴方の言う事であれば問題無いでしょう」
その言葉を皮切りに、研究員が魔剣のあるガラス張りの空間へ繋がる暗証番号付きの扉を開き、中へと入っていく。
彼の目の映るのは……台座に置かれて絶縁テープで配線端子を貼り付けた、まさに研究対象として扱われる魔剣の姿。
すると研究員は何を思ったのか……おもむろに魔剣を手に取り、付いた配線類を引き千切る様に粗雑に剥がした。
部屋の外で観測していたであろう研究員達がその姿を追う様にと見つめる中……彼は部屋から出て行き、先程の人物へと魔剣を手渡す。
「それでは、大事に扱ってください。 これからその魔剣で実験を行う予定ですので」
「ありがとう、それじゃあ僕は行きますよ。 では……」
魔剣を受け取った男はそのまま踵を返すと、堂々とした足取りで研究室の外へ歩み出した。
彼の視線にあるのは扉、そして壁に取り付けられたカードリーダー。
カードキーロックと思われる重厚な造りの扉を、丁寧にカードを通して開き歩いて出ていく。
扉を抜けると……その視線は自然と、受け取った魔剣へ。
荒々しく打たれたであろう金属の表皮は細かい隆起が見られ、かつ磨き上げられた滑らかな角部が鈍い輝きを放たせていた。
そんな金属の塊とも言える魔剣をまじまじと見つめ、男が「フフッ」と笑みを零す。
「随分粗雑な作りじゃあないか……まぁ無いよりはマシだよね」
チラリと薄く白い歯を覗かせる不敵な笑みは、どこか危なげな香りすら感じさせる雰囲気を纏っていた。
研究所の入り口の扉が開き、男が外気を感じさせる日の下へと姿を晒す。
日の光が彼を照らし、眩しい輝きを遮る様に手で顔を覆うと……男の顔に影を作り、その輪郭が露わとなった。
獅堂 雄英……カラクラの里の王として君臨せし人間であり、『こちら側』の人間でもある男。
獅堂は手に持ったカードキーを投げ捨てると、道端に転がりその表紙が上に向く。
そこには「井上 真司」という名前と、その人物の顔であろう写真が刻印されてあった。
「さて、帰るとするか。 彼等は……へぇ、なかなか面白い事になってるじゃあないか……」
彼には何かが見えているのだろうか……。
獅堂はそう呟きながら研究所の入退場ゲートを何も無かったかの様に通り抜けると、外に付けてあった外車の後部座席へと乗り込む。
間も無くその外車は発進し、無数の車が走る街中へとその姿を消したのだった。
――――――
あれから……ナイーヴァとの戦いから6日間が過ぎた。
再び週末が訪れ、朝であっても登校する生徒や出勤する大人達はどこか嬉しそうな雰囲気を作る。
普段よりも登校する生徒の数が少ない年度末の朝。
それもそうであろう……既に時期は3月初頭、間もなく春休みが訪れ3学期が終わる。
3年生は既に進学や就職に向けた準備で登校しなくなる時期である。
2年生である勇達も、一ヵ月後には進級を果たす……勇もどうやら瀬玲のサポートが功を実り、何とか進級は出来そうだった。
「はぁ~参ったぜほんと……」
心輝が溜息を吐きながら歩く姿に、勇達は横目で眺めながら並んで歩く。
「『穏やかの森 慟哭編』がまさか買えないとは……くそぉ……発売寸前PV汚ねぇよぉ……」
『穏やかの森 慟哭編』とは、心輝が密かに楽しみにしていた先日発売のゲームタイトルだ。
ひっそりとした森に主人公が迷い込み、そこで生活をしながら森を開拓するゲームのシリーズ続編である。
穏やかなのに慟哭……その名が示す『クソゲー感』から、心輝はきっと売れ残るから心配ないと踏み予約していなかった様だ。
「なんで予約しなかったのよ……」
「だってよぉ、ほら最近魔剣のトレーニングで忙しかったしよぉ!! ひでぇよアージさん、課題とかマジ止めてくれよ……毎日やる事やれねぇよ!!」
勇が「ハハハ」と笑い受け流す。
それは嘲笑では無く、関心の笑い。
―――でもしっかりちゃんとこなしてるんだな……―――
先週の戦いの折、心輝達は自分達が全く役に立っていなかった事を気にしていた。
勇にとっては気絶したちゃなを守ってくれただけでも有り難かったが、本人達は納得しなかった様で。
そして気絶してしまったちゃな本人もまた―――
「勇さん……鞄持ちますっ!」
「ちょ、え? いいって……」
「だ、ダメです、私は勇さんの役に立ちたいんです!」
「私も役に立つー!!」
「うおあ、ちょっ、あずー!?」
突然二人が協力し始め、お互いが命力を込めた腕で勇の体を持ち上げると、エッサホイサと掛け声を上げながら暴れる勇を運んで行った。
担ぎ去っていく彼女達を遠目に、心輝と瀬玲が微笑みを向けて見つめていた。
「空回りしてるねぇ……」
「田中ちゃん相当気にしてたしなぁ……俺らも苦労させられたもんなぁ……」
空気の読めない言葉を発する心輝に、瀬玲が横目で睨みつける。
「……穏やかの森……」
「くぁー!! なんでだよォもぉー!!」
突然瀬玲がぼそりとそう呟くと、心輝が再び頭を抱え始めた。
それ程までに……彼にとってそのゲームのウェイトは大きかったのだろう。
だが何よりも、恐るべきはそれを容易に操る瀬玲か。
彼女は不機嫌そうな顔を浮かべながら、頭を抱えて蹲る心輝を置いて校門へと歩き去っていったのだった。
いつも通りの風景、いつも通りの情景……その日はいつもとなんら変わらない。
皆、そう願っていた……。
0
お気に入りに追加
85
あなたにおすすめの小説
悠久の機甲歩兵
竹氏
ファンタジー
文明が崩壊してから800年。文化や技術がリセットされた世界に、その理由を知っている人間は居なくなっていた。 彼はその世界で目覚めた。綻びだらけの太古の文明の記憶と機甲歩兵マキナを操る技術を持って。 文明が崩壊し変わり果てた世界で彼は生きる。今は放浪者として。
※現在毎日更新中
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
悪役令嬢にざまぁされた王子のその後
柚木崎 史乃
ファンタジー
王子アルフレッドは、婚約者である侯爵令嬢レティシアに窃盗の濡れ衣を着せ陥れようとした罪で父王から廃嫡を言い渡され、国外に追放された。
その後、炭鉱の町で鉱夫として働くアルフレッドは反省するどころかレティシアや彼女の味方をした弟への恨みを募らせていく。
そんなある日、アルフレッドは行く当てのない訳ありの少女マリエルを拾う。
マリエルを養子として迎え、共に生活するうちにアルフレッドはやがて自身の過去の過ちを猛省するようになり改心していった。
人生がいい方向に変わったように見えたが……平穏な生活は長く続かず、事態は思わぬ方向へ動き出したのだった。
42歳メジャーリーガー、異世界に転生。チートは無いけど、魔法と元日本最高級の豪速球で無双したいと思います。
町島航太
ファンタジー
かつて日本最強投手と持て囃され、MLBでも大活躍した佐久間隼人。
しかし、老化による衰えと3度の靭帯損傷により、引退を余儀なくされてしまう。
失意の中、歩いていると球団の熱狂的ファンからポストシーズンに行けなかった理由と決めつけられ、刺し殺されてしまう。
だが、目を再び開くと、魔法が存在する世界『異世界』に転生していた。
家族で突然異世界転移!?パパは家族を守るのに必死です。
3匹の子猫
ファンタジー
社智也とその家族はある日気がつけば家ごと見知らぬ場所に転移されていた。
そこは俺の持ちうる知識からおそらく異世界だ!確かに若い頃は異世界転移や転生を願ったことはあったけど、それは守るべき家族を持った今ではない!!
こんな世界でまだ幼い子供たちを守りながら生き残るのは酷だろ…だが、俺は家族を必ず守り抜いてみせる!!
感想やご意見楽しみにしております!
尚、作中の登場人物、国名はあくまでもフィクションです。実在する国とは一切関係ありません。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる