最強の赤ん坊決定戦

桃月熊

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プロローグ・事の発端11

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「赤ん坊と言えばガラガラだろう」
「ガラガラが良いなら棍棒も良いって事?」
「だったら武器の性能の勝負になっちまうよ」
「でも赤ん坊に日本刀持たせても使えないだろ」
「赤ん坊が日本刀を鞘から抜く姿が想像できない」
「日本刀を抜き身で渡したら、所持者の赤ん坊自身が大怪我する」

色々な意見があり、武器、道具の持ち込める範囲は
なかなか決まらなかった。

「赤ん坊自身が控室から競技場まで
 自力で運べたら使用許可にしよう」
この意見には多くの賛同が得られた。

「機関銃を自力で運んだ赤ん坊がいたら
 機関銃も使用OK?」

「そうだね、自力で運べたらね。
 でもそんな赤ん坊が居るとは思えないし。
 仮に運べる腕力があるなら、
 その赤ん坊は機関銃に頼る必要は無いと思う」

人々の意識に共通の認識が流れた。
しょせん、『赤ん坊は赤ん坊である』と。
何のかんの言っても『赤ん坊は赤ん坊でしかない』と。



赤ん坊に対して、人々の下げすさみが世界を覆った。
その時、全ての赤ん坊にある出来事が起こった。
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