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クール系女子大生、待てなかった

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 田中はテニスサークルに所属している。

 運動神経は普通に良い方だ。体格もそれなりに。だが田中はスポーツをするためにテニスサークルに所属しているわけではない。

 目的は他にある。無粋な為ここでは明言は避けるが、田中はきっとここなら夢を掴むことができると、既に何回か夢を掴んだ後でも田中は信じている。

 今日は飲み会があった。それなりの人数が集まって焼き鳥屋で酒を飲み大騒ぎ。田中は陰キャ寄りの性格だが、崇高な目的のために陽キャのふりをしてその場の空気にうまく溶け込もうとしていた。

「分かる~、それな~」
「ね~、あの講義の教授マジうざいよね」
「分かる~」
「田中ってそればっかりだよね~。マジウケる~」

 笑いながら田中のもとを去っていく派手めなギャル大生。

 一番胸が大きかったので非常に残念に思う田中であった。

 他の女子たちは既に女子たちだけで固まっているか、いつものメンバーで固まっているかのどちらかだった。

 田中は酒をちびちびと飲んで、心の中でため息をついた。今日も空振りか、悲しいな。

 しかし、ふと田中と同じように一人で飲んでいる女子学生の姿を見つけた。

 名前は確か朝比奈 姫和(ひより)。黒髪短髪のクール系で男女ともによくしゃべるが、特定の誰かと仲が良くなるという訳でもない、割と地味なタイプの女子だ。

 しかしその胸は非常に豊満である。

 田中はビールを持って、よっこいせと立ち上がった。数うちゃ当たるとは思ってないが、このまま一人で過ごすよりかは何倍もマシな筈だ。

 ま、仲良くなれれば御の字程度に思っておくとしよう。田中は朝比奈に「へーい」と絡みに行ったのだった。







 朝比奈 姫和は世間一般で言う田舎から都会に出てきた田舎娘という存在だった。

 田舎ではダウナー系女子として生きてきた。それで十分キャラが立っていたのだ。

 しかし都会では全く通じなかった。ただ地味なだけの田舎娘だった。お陰で今まで友達もできていない。

 これではアイツに笑われてしまう…年下の幼馴染が朝比奈にはいた。異性の友達で、来年に朝比奈と同じ大学に入るべく努力を続けている少年だ。

 彼とは、月と太陽みたいな関係だった。少年が太陽で、朝比奈が月だ。性格も見た目も正反対。だが常に一緒にいる。そんな不思議な関係だ。

 彼は朝比奈が大学に入る時に言ってくれた。来年、同じ大学に入れたら、俺の気持ちを聞いてほしいと。鈍感でもなんでもない朝比奈にとって、それは告白も同然の言葉だった。

 来年が待ち遠しい。

 だが、今の朝比奈は逆に来てほしくないという気持ちが出来つつあった。

 今の惨めな、地味な自分を見てほしくない。田舎では月だったのに、都会に来るとただの石ころだったみたいな…そんな自分を見てほしくない。

 大学の講義、バイト、そしてサークル。そつなくこなしても、どこか主人公になり切れない。自分が惨めに思えてくる。

 美容院でかっこいい感じの髪型にして、耳にピアスを開けてクールさを演出してみても…誰も見てくれないなら、意味がない。

 今日も一縷の望みを賭けてサークルの飲み会に参加してみたが、いつの間にか朝比奈は一人酒を飲んでいた。

(はあ…やっぱこうなるか…)

 悲しいとも思わないが、苦しいとは思う。浅はかだ。

「へーい、朝比奈さん、だっけ?」

 そこに、一人の男が話しかけてきた。体格は良いがどこか軽薄な印象を覚えさせる男。髪は明るい茶髪に染めている。いわゆるチャラい奴だった。

「…誰だっけ」
「えー、一応同学年なんだけどなあ…まあいいか。俺田中。俺も1人だから折角だし一緒に呑もうぜ」
「…あんたも1人なの?」
「うん」

 隣に座ってきた。1人で悩んでいた朝比奈の隣に、1人であることを全く気にしてないような男が座ってきたのが何だか少しおかしかった。

「1人なのに、随分元気じゃん」
「まあな。そこだけが取り柄みたいなもんだし」

 そして気が付けば、朝比奈はその男と他愛ない会話を繰り広げていた。

 出身はどこだったとか、そこだとこういう観光名所が良いよなとか、年下の幼馴染の事とか…朝比奈が好きな事がどんどんと引き出され、肯定されていく。

 朝比奈はそれが少し心地よかった。

 気が付けばお酒を飲み過ぎて、眠くなってきた時も、田中は優しく「そろそろ飲み会もきついでしょ。俺が送るよ」と言ってくれた。

 都会にもこんなに良い人がいるんだと思って、朝比奈は田中の背中で眠りについたのだった。







 ちょっろ。田舎娘チョロすぎ。マジチョロいわ。

「んっ…ああっ…♡」
「ほら、もっと口開けて」
「うんっ…♡」

 話を引き出して、とにかく肯定しまくる。それでいい気分になったところをお酒を飲ませて酔わせる。田中がしたことと言えばそれだけだ。

 上手くいったのは、朝比奈がクール系を気取っただけのただの根暗女子だったからだろう。

 田舎娘だからか、田中がいかにも女受けを狙った見た目をしていたり、自分が狙われていたりしていても、全く気付くことは無く…気が付けば田中は朝比奈の家に転がり込んで、そのままセックスをしていた。

 最初は嫌がっていた朝比奈も、指でアソコをずぶ濡れにさせられたところから田中の事を受け入れ始め、今では濃厚なイチャラブセックスにも応えてしまう程に出来上がってしまっていた。幼馴染君…。

 薄暗がりの中、綺麗に整頓されていた女子部屋でぎしぎしとベッドが揺れる音が、そしてそれに交じってぬちょぬちょと卑猥な音が響く。

「姫和ちゃ~ん、ダメだよ都会の男をそう簡単に信用したら。こういう感じになっちゃうよ~?」
「んっ…だめっ、撮らないでぇっ♡」
「大丈夫だって、コレ姫和ちゃんの携帯だし。つか、幼馴染とのツーショット以外は、全部ご飯か猫の画像ばっかじゃん。これからは肌色もたくさん追加しような♡」

 撮ってやれば、朝比奈のアソコがきゅっと反応してくる。羞恥心が快楽に変わりやすいタイプだと学習した田中は、カメラを動かしたままのしかかるようなピストンを始めた。

「ひぎっ♡?にゃにこれぇっ、しらにゃいっ…♡!」
「おらっ、コンドーム越しに中出しされてアクメする顔、とっとと見せろ!イけ、イきまくれ!」
「ん”ぉっ♡ だめ、イくっ、イくぅっ…!♡」
「おおっ!処女喪失からの初中出しアクメ…!マンコきっつっ…」

 ビュルルルルッ、朝比奈の中で大きく膨らむコンドーム。田中はそれを引き抜いて、アクメを迎えて呆然とする朝比奈の顔の横に落とした。

「人生初のマンコで絞った精液だぞ。しっかり記念撮影しような。ほら、いえ~い」
「い、いえ~…い…♡」

 無理やりピースサインを作らせて、田中は写真を撮りまくった。

 それからは、ただただ爛れた日々が始まった。

「…あの、コンドーム、買ってきたから…」
「お、ご苦労さん」

 朝比奈の家でゆっくりしていた田中が、家主を迎え入れる。朝比奈は顔を真っ赤にして、ポケットから極薄のコンドームを取り出した。

「ちゃんと袋貰わずに買えたじゃん。でも、次からはポケットに入れずに手に持って帰って来いよな」
「…は、恥ずかしい…」
「恥ずかしいの好きだろ?つーか、こういうの入れて買いに行ってる時点でそういう次元じゃねえから」
「んっ♡ひ、引っ張らないでっ…♡」

 とおもちゃを入れさせたままコンドームを買いにいかせたり。

「…ぁっ、だめっ…私、講義に出なきゃ…」
「夢の為?一日くらい休んでも大丈夫だって」
「お”っ♡ だ、ダメなのにぃ…♡」

 と、一日中朝比奈の部屋でセックス三昧の一日を過ごしたりした。

 小奇麗な女子部屋だった朝比奈の部屋は、たった数週間で色々と変わっていった。掃除する時間もセックスをせがまれる為散らかり始め、ゴミ箱には使用済みのコンドームやティッシュが山盛りになり始めた。

「あー、女子の為に防犯強めにしてあるアパートのベランダで、女犯すの解放感あっていいなぁ…」
「う、うるさいっ…静かにヤってよっ…♡!」

 と、ベランダで声を押し殺す開放的なセックスをするのも朝比奈の身体はよく反応した。

「他に好きな男いる女の顔で、『顔ズリ』すんの気持ちいいなぁ」
「ふっ…ん…♡」

 ある日は、風呂に入る前に朝比奈のクールな顔にイチモツをこすりつける田中の姿があったりした。イチモツにすべすべな小鼻や額、そして唇などの突起が刺激を与えて、これが中々に気持ちがいいものであった。

 朝比奈は田中の命令で、顔ズリ中はずっとオナニーをしていた。イチモツの匂いに夢中になって指を動かす朝比奈の姿は、田舎でのクール系美少女の影はどこにもない。

「このまま顔にかけるからな…あ~、気持ちいい~…」
「っ…♡♡」

 どぷっ、どぷっ、と精液が朝比奈の顔に大量にかかった。便器扱いされた朝比奈は、流石に屈辱的なのか、意地でも声を出さないままアクメをしたのだった。

 朝比奈の携帯の写真フォルダは順調に朝比奈本人のハメ撮りで埋まっていった。その上自撮りをさせ、それを田中の携帯に送らせる遊びも何度か行われた。顔を真っ赤にしてオナニーをする朝比奈は、月とかクールとかなんだったの?と聞きたいくらい雌の顔をしていた。

「ぉっ♡ おぉ”っ…♡」
「あー、すげえいい。全自動オナホマジ優秀だわ…」

 朝比奈が田中の腰の上に跨り、快感に耐えて腰を上下に動かしていたその時だった。朝比奈の携帯に着信があった。

「…お、幼馴染君じゃん」
「えっ…高夜…?」
「ほら、出ろよ」

 田中に押し付けられ、朝比奈は田中とつながったまま慌てて携帯に出る。

「あっ…高夜…?」
『よおっ、姫和!最近連絡してくんねーからこっちから連絡してみた。そっちはどうよ?』
「んっ…まあ、ぼちぼち、かな…っ♡ そ、そっちは…?」
『勉強は順調だぜ。早く姫和に会いてえから、寝る間も惜しんで勉強してんだ』

 こっちは寝る間も惜しんでセックス三昧である。

「(う、ご、け)」

 田中が口パクで朝比奈に命令する。

 腰がくねくねと音が出ないようにゆっくり動き始める。

『…なんか、息上がってねえか?』
「んっ…今、運動してた、から…っ♡」
『なんだ、体調が悪いのかと思った!元気そうで何よりだよ!それにしても、運動だなんて姫和らしくないな。インドア派だったのに』
「そうかな…、これくらいっ…普通だし…ぉ”っ♡」

 弱点にごりっとイチモツが押しあたって、朝比奈の口から喘ぎ声が飛び出した。

『ん?いま、何か…』
「こ、高夜…そういう訳だから、今日はこれくらいで…ね?…んっ♡」
『なんだよ、久しぶりなのに、相変わらず冷てえなあ』

 ぐち、ぐちぐち、とみっちりと詰まった田中のイチモツが、朝比奈の弱点を満遍なく潰して刺激してくる。

「やべっ、もう出そう…」
『…あのさ、今誰かと一緒に―――』
「ん”っ♡ ごめんっ、そういう事だから、ぁっ♡!」
『え、おい、待てよ―――』

 ぴっ、と待ちきれなかった朝比奈が携帯を消す。と同時に、ドプッ、ドビュルルルルッ!、と朝比奈の膣内で田中が射精した。

「おぉ”っ♡ な、中出しっ…♡!赤ちゃんできちゃう…♡」
「ふー…あーあ、外に出す約束だったのに。幼馴染君の所為だからな。ちゃんと後でアフピル買っとけよ?」

 朝比奈は待てなかった。色々な事に。もう後戻りはできない。

「…もう、最悪…っ♡」

 中出しを一度してしまった朝比奈は、その後吹っ切れたように田中の口にキスを堕としたのだった。
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