妖艶幽玄絵巻

樹々

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第一巻

巻ノ二『白銀の獣』

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 汚れきった部屋を毎日、少しずつ掃除していく。

 変な主、紫藤蘭丸に拾われた俺は、助けてもらった恩もあるので言われた通りに家事をこなした。

「清次郎、清次郎!」

「はっ。ここに」

 某など堅苦しい、俺で良い、と命令した主の紫藤は、部屋から綺麗な顔を突き出して呼んでいる。急いで駆けつければ、半裸だった。

「……何をなさっておいでですか?」

「帯が無いのだ。知らぬか?」

「ご一緒に置いていたはずですが……」

 白いきめ細やかな肌が露わになっている。褌を締めているのが不思議なほど、綺麗な男だった。

 だが、俺には関係ないことだ。

 いくら美人でも、男に違いはない。

 俺と同じ物が付いている男に、惹かれるはずがない。まして、彼は俺を抱きたいと何度も迫ってきている。

 それこそあり得ない。

 何が悲しくて、自分よりも細い男に組み敷かれるものか。

「無いから探しておるのだ。もうすぐ行商人が野菜を売りに来ると言うのに。襲い掛かられたらどうしてくれる」

「襲い掛かるのですか……?」

「ああ。夏の事だ。あまりの暑さに面倒で、褌で対応したらいきなり押し倒しおって。おぞましい。その辺を飛んでいた侍の霊を憑依させ、事なきを得たが……」

「……ひょうい? ひょういとは何でございましょう?」

 予備の帯をタンスから取り出した俺に、彼はハッとしたようにそっぽを向いた。

「何でもない。気にするな」

「気になりますが」

「……抱かせてくれたら洗いざらい私の秘密を……」

「結構です」

 そんな取引など応じない。彼の着物を整え、腰を縛ってやる。胸元はなるべく隠してやった。だいたい、襲われるとわかっているのなら、肌を隠しておけば良いのに。

 いつも緩めに着ている紫藤は、確かに色艶がある。

「ちっ。相変わらずつれない奴だ。こんなに可愛い顔をしているのに」

「そのような気色の悪いことをおっしゃるのは紫藤様くらいです。行商人が心配なら、俺も一緒におりますが」

「ふむ。そうだな。私とお主が仲睦まじい関係であることを知らしめれば、襲う馬鹿は少なくなるだろう」

「やはり俺は離れの掃除に行ってきます」

「これ、待たぬか! 清次郎!」

 足早に廊下を歩いた俺は、彼から見えない離れまで向かった。物置として使われている離れには、大量の埃が待っている。

「まったく……俺は侍だぞ」

 袴こそ脱いだけれど、腰に刀は帯びている。異国の血が流れていようとも、侍の魂を持った男でありたい。

「……とはいえ、貧乏侍は辛いものだ」

 はたきを手にし、手拭いを口に巻き付けた俺は、障子を開け放って埃を追い出していく。パタパタとはたけばはたくほど、面白いくらいに白い埃が舞い上がる。

 何年掃除していないのか。ネズミが三匹駆けていった。

 せっかくこれほどの広い屋敷に居ながら、活かされていない。雇われて一週間、俺がこの家の主であればと何度思ったことか。

「……にしても、不思議なお人だ」

 腰に手を当てパタパタ叩き続ける。これだけの屋敷に住んでいながら、働いている風には見えなかった。かといって、生活に困っている様子もない。

 一週間に一度、野菜と米を売りに行商人が来ると言っていたけれど。わざわざこんな辺鄙な山奥まで売りに来てくれるとは。よほどの身分の者だろう。

 紫藤、という名を、どこかで聞いた気がしたけれど、どうしても思い出せないままになっている。彼に聞けばきっと、また抱かせてくれたら教えてやる、と言うのは目に見えていた。

 こんな体格の良い男を抱きたいなどと。おかしな事を言う男だ。自分の方がよほどその道の人間に見えるというのに。

 高い棚の上をパタパタと叩いていた俺は、フッと忍び寄ってきた気配に振り返る。

「……ちっ。勘の良い奴め」

「紫藤様。邪魔です」

「主に対して邪魔とは何だ! ほんの少しくらい触っても良いだろう!」

 白い肌を真っ赤にして怒る紫藤に、疲れた溜息がどっと出てしまう。

「行商人が来るのでしょう? さ、ここは俺がしておきますので」

「……守りの固い奴だ」

 もう一度舌打ちした彼は、足を踏み鳴らしながら廊下を歩いていった。

 その後ろ姿を入念に確認し、本当に彼が帰った事を確認してから座り込む。

「……主を間違えたな。金が溜まったら早々に出よう」

 それまで助けてもらった恩はきっちり返しておく。はたきを握り締め、立ち上がると掃除を再開した。一際大きな埃が舞い上がり、目に染みて少し泣いた。



*** 



 離れの掃除も終わり、そろそろ夕飯の支度に取りかかろうとした俺は、独特な空気を感じた。

 殺気立つ、人の気配。

 複数感じる。

 はたきを放り出し、庭へ急いだ。確か行商人が品物を売りに来ていたはずだが。

 屋敷の建物に沿い、角を曲がった時だった。

 組み敷かれている、紫藤の姿がある。着物ははだけ、顔には殴られた跡もある。今まさに褌を解かれた彼は、足を持ち上げられていた。

「何をしている、お主ら!!」

 刀を抜き、走り込む。相手は八人居た。行商人を装い、紫藤を浚いに来たのだろうか。

 考えている暇は無かった。主である紫藤を救う事こそが、侍である俺の使命。一気に集中し、刀を振り上げる。

 紫藤を組み敷いていた男の腕を斬り上げた。たまらず離れていく。刀を返し、柄でもう一人を吹き飛ばした。失礼ながら紫藤を股越し、相手を威嚇するように刀を突き付ける。

「て、てめ! 何者だ!?」

「紫藤蘭丸様を主とする清次郎なり。主に仇なす者、許さぬ」

 今の内に紫藤を起こそうとした俺は、下から着物を捲り上げられている。捲っているのはもちろん、紫藤で。

「……誘っておるのだな? とうとう私に抱かれる気になったのだな!?」

「な、何をおっしゃって……!?」

 足を掬い上げられていた。背中から倒れてしまう。覆い被さってきた紫藤は、綺麗な顔が台無しになるほど鼻息を荒くして俺の胸元を広げている。

「痺れたぞ……清次郎」

「その様なことをおっしゃっている場合では……!」

 完全に自分が襲われていた事を忘れている。というかだ、背後に刀を振り上げた賊が居ることを完全に失念している。

 咄嗟に紫藤を抱き込み、振り下ろされた刀を刀で受け止めた。人が必死に闘っているというのに、彼は俺の胸に食いつき始めている。

「紫藤様!! しっかりなさって下さい!」

「おお……汗を掻いた肌もなかなか……」

「紫藤様!! お気を確かに!」

 賊が何となく、気まずそうに俺を見ている。そんな目で俺を見ないで欲しい。

 急いで立ち上がろうとした俺は、ビリッと痺れた自分の体に驚いた。胸元に埋まった紫藤が、俺の胸の飾りを口に含んで遊んでいる。

「し、紫藤……ん……ぅあ……!? ……はぁっ……くそっ!」

「…………良い声だ。もっと鳴け……」

 スルリと、褌の上から撫でられた。着物を割り開かれ、賊の前だというのに感じてしまう。

 息が上がる俺を満足そうに見つめた紫藤は、徐に唇を合わせてきた。

「…………!?」

 はね除けたくても、できないほどに感じさせられている。ゆるりと入ってきた舌が、俺のそれに重なっている。

「やはり……私の目に狂いは無かった……ああ、何と可愛い……清次郎……私の物になれ」

「……ご冗談を……ん……」

「体はずいぶん素直なのだがな?」

「……おい、お前ら。いい加減にしやがれ!」

 賊の一人が耐えかねて、刀を振り上げている。応戦したくても、力が抜けてしまった体は動かない。このままでは主が、紫藤が斬られてしまう。

 わななく手で受け止めようとしたけれど。

「下衆が。下がっておれば良いものを……そこな者、来い!」

 呟いたかと思うと、跳ね起きた紫藤が、俺の刀を奪って弾き返していた。

 まさか紫藤から反撃を喰らうとは思わなかったのだろう。一瞬、ひるんだ賊の懐へ入り込み、滑らかな動作で斬りつけている。返り血を浴びた紫藤は、鋭い眼光を他の男達に注いでいる。

 その瞳が、髪の色と同じく白く輝いている。

 血を浴びた赤い唇を歪め、妖しく微笑んだ。

「おっと、それに触るなよ。それは私の物だ」

 俺を刀で指し示し、赤く濡れた唇を指でなぞって見せている。

 足をやや広げ構えた姿は、溜息が出るほど美しかった。

 白い髪が腰で揺れている。片方脱げた着物からは、艶やかな肩が見えている。

「私が欲しいのなら、もう少し腕を磨いてくることだ。私に憑いた侍は、お主ら程度では歯が立たぬ故な」

 彼が刀を振る度に、一人、また一人と倒れていく。尻餅をついて動けなくなった男二人だけを残した紫藤は、血を流して呻く仲間をさっさと連れて行けと命じた。

「二度目は無い。心せよ」

 再び来れば斬る、そう告げた彼を、俺は呆然と見上げることしかできなかった。

 賊が仲間を引きずって帰っていくのを確認した紫藤は、すぐに俺のもとへと走ってくる。その時にはもう、瞳の色は黒へと戻っていた。

「怪我はないか? 可愛い顔に傷でも付いたら大変だからな」

「……紫藤様の方がお酷い」

「私の顔など構わぬ」

「……俺を待たずに倒せば良いものを」

 俺より、格段に強い彼なら、すぐに片が付いたはずなのに。わざわざ襲われて、俺が来るまで待つとは。

「私は侍ではない。それに憑依させるのは、あまり好きではないからな。過去の記憶も共に流れて来る故」

「……またひょうい、ですか」

 何の事なのか。急に強くなった事に関係するのだろうか。

 考えている俺の着物をいそいそと脱がせた紫藤は、自分も半裸に近く、酷く色っぽい事を棚に上げて溜息をついている。

「うむ……たまらんの」

 胸に口付けられ、呆れた俺は、どさりと仰向けに倒れた。すかさず紫藤がのし掛かってくる。

「清次郎……まこと可愛い奴だ……」

 血で染まった赤い唇が迫ってくる。それを間近で見上げた俺は、主の顔をわし掴んだ。

「幸い、野菜と肉は手に入ったようで。夕飯の支度にかかります」

「そんなもの後で良い。のう、興奮した体を沈めてやろう……」

「興奮されていらっしゃるのは紫藤様だけです。お構いなく」

 腰を抱き、反転してしまう。艶やかな白い肌に、ほんの少しだけグラリときた俺は、誤魔化すように立ち上がった。

「清次郎!」

「夕飯は野菜を煮た物をお出ししましょう。ついでに湯も沸かしますので、先に入られて下さい」

「一緒に……」

「では」

 主を置いていった俺は、行商人に化けていた賊が落としていった野菜を確かめる。毒などの類は仕込まれていないようだ。

 生きた鶏も二羽居たので連れていく。野菜を生かじりするような生活をしている紫藤に、鶏を持ってくる時点で怪しいと気付かなかったのだろうか。

 世間知らずの紫藤蘭丸。

 ひょうい、が何を意味するのか、興味はあるけれど。まだ聞かなくても良い。

 そのうち、どうあっても知らなければならないだろう。

「……まあ、退屈はしないか」

 鶏はしばらく飼って、卵を生むか見てみなければ。生んでくれたら助かるのだが。

 野菜の入った籠を運んでいた俺は、そっと後ろを振り返ってみる。ぶつくさと何か言いながら着物に付いた砂を払っている紫藤が居る。

 ふっと、顔を上げた彼は、見えない何かに手を振っている。風に白髪を靡かせた彼は、俺の視線に気づき、振り返った。

「抱いて欲しいか?」

「全く」

「つれないな!」

 細い腕を組み、笑っている。

 俺も笑みを返すと土間の方へ向かった。野菜を収納場所へと入れていく。

「紫藤……蘭丸……か」

 もし、抱く方であれば、考えたかもしれない。

 だが、俺は男だ。

 侍だ。



 抱かれるなんて、あり得ない。



「清次郎!! 清次郎!!」

 物思いに耽っていた俺は、静寂を引き裂くように呼ぶ声に顔を上げた。

「……またか。ここに!」

「は、はよう来てくれ……!」

 珍しく焦った声を出す紫藤に、何かあったのかと土間を飛び出せば。

 籠に入れていた鶏が一羽、脱走し、紫藤の足下をつついている。紫藤はと言うと、無造作に伸びきった庭の木にしがみ付いていた。色男台無しの姿だ。

「は、はようどけてくれ! 生き物は苦手だ!」

「はあ、少々お待ちを」

 鶏を逃がさないようそうっと近づき、一気に捕まえる。元の籠の中に戻し、上からもう一つの籠を被せておいた。

「終わりましたよ」

「う、うむ……」

 木に巻き付けていた白い足が目に入る。ギュッと目を瞑った姿が、不覚にも少し可愛いと思ってしまった。着替えていた途中だったのか、新しい着物が半分、はだけてしまっている。

「……こ、腰が抜けた」

「何ですと?」

「腰が抜けたと申したのだ! さっさと運ばぬか!」

 動かないと思ったら、まさか鶏ごときで腰を抜かすとは。見ればプルプル、体を支えている両腕が震えている。

「……ぶっ!」

「わ、笑ったな!? 主を笑うとは何事だ!」

「申し訳ございませぬ。実に可愛いと思いまして」

「……お主の方が格段に可愛いであろうが」

 生憎、可愛い可愛いと褒めそやされたのは、幼少期だけの事だ。大人になった俺を見て、可愛い、綺麗だ、などと気味の悪いことを言ったのは、紫藤が初めてであった

 苦笑しながら紫藤のもとへ向かった。必死に木へしがみ付く腕を外させ、体重を俺の方へ乗せさせる。そのまま肩に担ぎ上げてやった。

「清次郎……できれば横向きにだな」

「そういうのはおなごにするものです」

「おなごよりよほど私の方が美しいぞ」

「……否定はしませぬが」

 今、彼の恥ずかしさに染まった赤い頬を見るのはまずい気がした。落とさないよう、足を掴んで運んでいく。居間に彼を下ろし、布団を敷いてやった。その上に運ぶ時だけ、横抱きにしてやる。 

「安静にされて下さい。そのうち治ります」

「うむ」

 ここぞとばかりに俺の首に抱き付きながら、甘えるように首へと口付けてきた。

「紫藤様。腰をひっぱたきますよ」

「……ちっ」

 大人しく離れた彼に布団を被せてしまう。早々に鶏小屋を作ってしまわなければ。余った板があれば良いけれど。野犬に襲われないようにしなければ。

 計画を立てる俺を見上げた紫藤は、ほうっと溜息をついている。

「綺麗だ、清次郎……」

「それはどうも」

 受け流し、立ち上がる。

 腰を抜かしている間は大人しいであろうから、今の内に事を進めておこう。腫れている顔を冷やすため、桶に水を汲んできた俺は、手拭いを浸して絞り、顔に当ててやる。ついでに顔に掛かっていた血も拭き取った。

「温くなったら適度にご自分で冷やされて下さい」

「お主がするべきではないのか? 主の顔が一大事なのだぞ?」

「生憎することが多い故。さ、大人しくされていて下さい」

 額に掛かっていた白髪をどけてやりながら立ち上がる。未練がましく俺を見上げた彼に笑いながら廊下へ出た。虫が入らないよう障子は閉めておいた。

「さて、終わらせておくか」

 忙しく動き回った俺は、鶏小屋を完成させ、夕飯を作り、風呂の支度も整える。

 全部終わる頃には、すっかり日は暮れていた。

 腰が抜けたまま治らないのか、紫藤は借りてきた猫のように大人しかった。



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