94 / 359
幼児編小話
★ 50なんですっ!
しおりを挟む
くるんくるん♪
くるんくるんくるん♪
……鈴ちゃんが回ってる。
それも嬉しそうに元気よく。
良く見れば庭でご機嫌で水撒きしてるように見えるけど。
でも、それにしたって…。
くるりんくるりん♪
………真っ白なワンピースがふわふわと踊る。
うん。可愛いからいいかな。
「鈴、上機嫌だね…」
「うん。絶好調だね」
「可愛いけどね」
「うん。すっごく可愛いけどね」
でも、鈴ちゃん。一ついいかな?お兄ちゃん思うんだ。
お祖父ちゃん家の庭って広いけど、そんなびちゃびちゃになるほど、水撒かなくていいと思うんだ。
たまにお祖父ちゃんが鈴ちゃんを止めようとホースの栓を締めようとするんだけど、鈴ちゃん笑顔で歌いながらもう一度栓を開けちゃうんだよね。
もうその攻防戦も何度目かな…?
縁側で僕達はその光景を眺めているから同罪だと思うけど…。
だって、可愛いんだもん。
仕方ない。これは仕方ないんだ。
「でも、そろそろ止めないとね」
「うん。お祖父ちゃんがもう水妖になりつつあるしね」
僕達は石の踏み台の上に置いてあるサンダルを履いて、僕は鈴ちゃんの手からホースを受け取り、棗は鈴ちゃんを背後から抱っこした。
「えへへ~。棗お兄ちゃんっ」
「ははっ、鈴、くすぐったいよっ」
鈴ちゃんが棗の頬に頬を擦り付ける。羨ましい。
ホースを急いで戻してきた僕は鈴ちゃんの頭を撫でる。
「えへへ~、葵お兄ちゃんっ」
僕の手に鈴ちゃんが自分から頭を擦りつけてくる。可愛いよーっ!
棗の腕から鈴ちゃんが地面に着地すると、僕と棗の間に立ち手を繋いでくる。
そしてそのまま歩き出した。
何処に行くのかな?
連れられるまま行った先は、見晴らしのいい原っぱ。この村は結構こんな場所があるけど、ここはお祖父ちゃんの敷地内。
そこに到着して、鈴ちゃんは楽しそうに僕の手を引っ張った。
くるりんくるりん♪
僕の手を両手でつかんで一緒に回る。
楽しそうで嬉しそう。
本当に何でこんな上機嫌?
僕の手を離して、棗の手をとりやっぱりくるくると回る。
嬉しそうで可愛いのは何より、なんだけど、本当にどうしてこんなに上機嫌なの?
鈴ちゃんの顔はずっとにこにこと笑みを浮かべてる。うん。可愛いよ。
僕は棗と視線を合せ会話する。
『理由知ってる?』
『知らない』
『だよね』
『うん』
そして同時に首を傾げた。
そんな僕達を無視して、鈴ちゃんは僕と棗の手を繋がせ、自分も棗と僕と手を繋ぐ。輪になった。
で、やっぱりくるくる回らされる。
可愛いけど、段々速度が増していく。ちょ、ちょっと気持ち悪くなって来た。
どうやら、それは二人も同じだったらしく、耐え切れなくなって三人同時に手を離し、原っぱに転がる。
「す、すずちゃん…限度が、あるよ…」
「わ、私も、今、そう、思った…うっぷ」
「あれだけ、回転、したら、こう、なる、よね……」
大の字になって転がる僕達。でも話してる事は結構情けない。
それがおかしくて、僕達は堪えきれず声を出して笑った。
「全く、お前ら急に走りだして何処行くかと思ったら、何してんだか」
声がして体を起こすと、そこには鴇兄さんがいた。
「鴇お兄ちゃんっ、苦しみは共にっ」
「は?」
「えいっ」
鈴ちゃんが鴇兄さんの腕にしがみつく。
僕達ですら軽いと思う鈴ちゃん。鴇兄さんにしてみたら腕に縋りつかれた所でどうって事はないだろう。
「んむむ?えいっ」
手を両手で握って引っ張る。けどびくともしない。
「美鈴?」
「んむーっ…葵お兄ちゃん、棗お兄ちゃん、手伝ってー…」
しょんぼりしている鈴ちゃんに僕達は苦笑するしかない。
鈴ちゃんのやりたい事は解っていた。きっと鴇兄さんとも一緒に回転したいんだろう。
何でなのかは解らないけど。
僕達は立ち上がり鴇兄さんの腕を鈴ちゃんと一緒に引っ張ってみた。
「……」
かなり本気で引っ張ってるのに鴇兄さんは口元に笑みを浮かべて微動だにしない。嘘だろ、三人がかりなのに…。
あ、鈴ちゃんが悔しさに口をぱかりと開けた。
齧られると本能的に悟った鴇兄さんがひょいっと腕を上にあげた。
掴まっていた僕達は強制的に宙に浮く。
「片腕だけで持ち上げるのは結構きついな。棗、お前こっちにこい」
「わわっ!?」
右腕にいた僕達の中から棗だけが左腕に移動させられた。体は相変わらず宙に浮いたままだ。
手を離せばいいだけの事だろうけど。鴇兄さんがこうやって遊んでくれるのは珍しいから離したくない。
鴇兄さんはもう一度にやりと笑うと、そのままぐるんっと回転した。
「きゃっ」
「うわっ」
「おわっ」
僕達三人の声が同時に発せられる。
そのまま僕達の体が鴇兄さんの力と遠心力で鴇兄さんの肩の位置くらいの高さまで上がって行って…まるで鴇兄さんが回旋塔のようだ。
でもちょっと、いやかなり楽しい。
そのまま、鴇兄さんのスピードは落ちて行き、僕達は地面に降ろされた。軽く目が回る。
「面白かったーっ」
「でも、暫く回転は、いいかな…」
「そう、だね…」
鈴ちゃんだけが元気だ。
鴇兄さんもどっかりと座りこむ。
「やっぱり、大地のようにはいかないか…」
なにやら鴇兄さんが呟いているけど、あの人のようには誰もなれないから気にしなくていいと思う。
気にするなって意味を込めて僕は鴇兄さんの背中から首に腕を回して抱き着く。
すると、棗も同じ事思ったのか鴇兄さんの横から腰に抱き着く。
「大地お兄ちゃんは大地お兄ちゃん、鴇お兄ちゃんは鴇お兄ちゃん。違って当然っ」
鈴ちゃんが鴇兄さんの胸に抱き着く。
「ったく。お前らは本当に可愛いな。あいつらにブラコン、シスコン言われても仕方ない気がしてきた」
呆れ顔しながらも、鴇兄さんは嬉しそうだ。
「僕達もブラコンでシスコンだよ、鴇兄さん」
棗の言葉に僕達は頷く。
「でも、何の問題もないし」
僕も棗をフォローする。
「私もブラコンで問題ないよっ。えへへっ」
うんうん。鈴ちゃんは特にブラコンであって欲しいから、僕はしっかりと頷く。
見ると、二人もそうだったからきっと鈴ちゃんに関しては皆一緒。
「っと、そうだ。なぁ。美鈴?」
「なぁに?鴇お兄ちゃん?」
「お前なんで今日そんなにやたらに機嫌良かったんだ?」
あ、僕達もそれは知りたい。
じっと視線が鴇兄さんの腕の中にいる鈴ちゃんに集中する。
「だって、『感想が50に到達』したんだもんっ!」
………ん?
「だから、兄妹できゃっきゃしている図のサービスショットですっ!」
…………えーっと?
「悪い。美鈴。言っている意味がさっぱりわからん」
うんうん。全然分からない。
「これからも、応援感想、よろしくお願いしますっ!」
ぺこりと頭を下げる。えーっとそれは鴇兄さんに言ってるの?
とりあえずさっぱり分からない僕達はただただ首を傾げるのだった。
※※※
本当に感想ありがとうございますっ!
まさかここまでの方に読んで頂けるとは思ってもいなくて。
初めてこういうサイトでオリジナル作品を載せましたが、皆様とてもお優しく感想を書いて頂いて。
感謝感激でございますっ!
自分が書く理想の文章は「するめ」です。
何度読み返しても、新しい発見のある文章を目指しておりますっ!
どうぞこれからも美鈴を愛して頂けると嬉しいですっ!
PS:この手の文章が苦手な方がいらっしゃるかとおもいます。
何か意見があった地点でこの小話はひっこめますのでご了承下さいませ(*'ω'*)
三木猫
くるんくるんくるん♪
……鈴ちゃんが回ってる。
それも嬉しそうに元気よく。
良く見れば庭でご機嫌で水撒きしてるように見えるけど。
でも、それにしたって…。
くるりんくるりん♪
………真っ白なワンピースがふわふわと踊る。
うん。可愛いからいいかな。
「鈴、上機嫌だね…」
「うん。絶好調だね」
「可愛いけどね」
「うん。すっごく可愛いけどね」
でも、鈴ちゃん。一ついいかな?お兄ちゃん思うんだ。
お祖父ちゃん家の庭って広いけど、そんなびちゃびちゃになるほど、水撒かなくていいと思うんだ。
たまにお祖父ちゃんが鈴ちゃんを止めようとホースの栓を締めようとするんだけど、鈴ちゃん笑顔で歌いながらもう一度栓を開けちゃうんだよね。
もうその攻防戦も何度目かな…?
縁側で僕達はその光景を眺めているから同罪だと思うけど…。
だって、可愛いんだもん。
仕方ない。これは仕方ないんだ。
「でも、そろそろ止めないとね」
「うん。お祖父ちゃんがもう水妖になりつつあるしね」
僕達は石の踏み台の上に置いてあるサンダルを履いて、僕は鈴ちゃんの手からホースを受け取り、棗は鈴ちゃんを背後から抱っこした。
「えへへ~。棗お兄ちゃんっ」
「ははっ、鈴、くすぐったいよっ」
鈴ちゃんが棗の頬に頬を擦り付ける。羨ましい。
ホースを急いで戻してきた僕は鈴ちゃんの頭を撫でる。
「えへへ~、葵お兄ちゃんっ」
僕の手に鈴ちゃんが自分から頭を擦りつけてくる。可愛いよーっ!
棗の腕から鈴ちゃんが地面に着地すると、僕と棗の間に立ち手を繋いでくる。
そしてそのまま歩き出した。
何処に行くのかな?
連れられるまま行った先は、見晴らしのいい原っぱ。この村は結構こんな場所があるけど、ここはお祖父ちゃんの敷地内。
そこに到着して、鈴ちゃんは楽しそうに僕の手を引っ張った。
くるりんくるりん♪
僕の手を両手でつかんで一緒に回る。
楽しそうで嬉しそう。
本当に何でこんな上機嫌?
僕の手を離して、棗の手をとりやっぱりくるくると回る。
嬉しそうで可愛いのは何より、なんだけど、本当にどうしてこんなに上機嫌なの?
鈴ちゃんの顔はずっとにこにこと笑みを浮かべてる。うん。可愛いよ。
僕は棗と視線を合せ会話する。
『理由知ってる?』
『知らない』
『だよね』
『うん』
そして同時に首を傾げた。
そんな僕達を無視して、鈴ちゃんは僕と棗の手を繋がせ、自分も棗と僕と手を繋ぐ。輪になった。
で、やっぱりくるくる回らされる。
可愛いけど、段々速度が増していく。ちょ、ちょっと気持ち悪くなって来た。
どうやら、それは二人も同じだったらしく、耐え切れなくなって三人同時に手を離し、原っぱに転がる。
「す、すずちゃん…限度が、あるよ…」
「わ、私も、今、そう、思った…うっぷ」
「あれだけ、回転、したら、こう、なる、よね……」
大の字になって転がる僕達。でも話してる事は結構情けない。
それがおかしくて、僕達は堪えきれず声を出して笑った。
「全く、お前ら急に走りだして何処行くかと思ったら、何してんだか」
声がして体を起こすと、そこには鴇兄さんがいた。
「鴇お兄ちゃんっ、苦しみは共にっ」
「は?」
「えいっ」
鈴ちゃんが鴇兄さんの腕にしがみつく。
僕達ですら軽いと思う鈴ちゃん。鴇兄さんにしてみたら腕に縋りつかれた所でどうって事はないだろう。
「んむむ?えいっ」
手を両手で握って引っ張る。けどびくともしない。
「美鈴?」
「んむーっ…葵お兄ちゃん、棗お兄ちゃん、手伝ってー…」
しょんぼりしている鈴ちゃんに僕達は苦笑するしかない。
鈴ちゃんのやりたい事は解っていた。きっと鴇兄さんとも一緒に回転したいんだろう。
何でなのかは解らないけど。
僕達は立ち上がり鴇兄さんの腕を鈴ちゃんと一緒に引っ張ってみた。
「……」
かなり本気で引っ張ってるのに鴇兄さんは口元に笑みを浮かべて微動だにしない。嘘だろ、三人がかりなのに…。
あ、鈴ちゃんが悔しさに口をぱかりと開けた。
齧られると本能的に悟った鴇兄さんがひょいっと腕を上にあげた。
掴まっていた僕達は強制的に宙に浮く。
「片腕だけで持ち上げるのは結構きついな。棗、お前こっちにこい」
「わわっ!?」
右腕にいた僕達の中から棗だけが左腕に移動させられた。体は相変わらず宙に浮いたままだ。
手を離せばいいだけの事だろうけど。鴇兄さんがこうやって遊んでくれるのは珍しいから離したくない。
鴇兄さんはもう一度にやりと笑うと、そのままぐるんっと回転した。
「きゃっ」
「うわっ」
「おわっ」
僕達三人の声が同時に発せられる。
そのまま僕達の体が鴇兄さんの力と遠心力で鴇兄さんの肩の位置くらいの高さまで上がって行って…まるで鴇兄さんが回旋塔のようだ。
でもちょっと、いやかなり楽しい。
そのまま、鴇兄さんのスピードは落ちて行き、僕達は地面に降ろされた。軽く目が回る。
「面白かったーっ」
「でも、暫く回転は、いいかな…」
「そう、だね…」
鈴ちゃんだけが元気だ。
鴇兄さんもどっかりと座りこむ。
「やっぱり、大地のようにはいかないか…」
なにやら鴇兄さんが呟いているけど、あの人のようには誰もなれないから気にしなくていいと思う。
気にするなって意味を込めて僕は鴇兄さんの背中から首に腕を回して抱き着く。
すると、棗も同じ事思ったのか鴇兄さんの横から腰に抱き着く。
「大地お兄ちゃんは大地お兄ちゃん、鴇お兄ちゃんは鴇お兄ちゃん。違って当然っ」
鈴ちゃんが鴇兄さんの胸に抱き着く。
「ったく。お前らは本当に可愛いな。あいつらにブラコン、シスコン言われても仕方ない気がしてきた」
呆れ顔しながらも、鴇兄さんは嬉しそうだ。
「僕達もブラコンでシスコンだよ、鴇兄さん」
棗の言葉に僕達は頷く。
「でも、何の問題もないし」
僕も棗をフォローする。
「私もブラコンで問題ないよっ。えへへっ」
うんうん。鈴ちゃんは特にブラコンであって欲しいから、僕はしっかりと頷く。
見ると、二人もそうだったからきっと鈴ちゃんに関しては皆一緒。
「っと、そうだ。なぁ。美鈴?」
「なぁに?鴇お兄ちゃん?」
「お前なんで今日そんなにやたらに機嫌良かったんだ?」
あ、僕達もそれは知りたい。
じっと視線が鴇兄さんの腕の中にいる鈴ちゃんに集中する。
「だって、『感想が50に到達』したんだもんっ!」
………ん?
「だから、兄妹できゃっきゃしている図のサービスショットですっ!」
…………えーっと?
「悪い。美鈴。言っている意味がさっぱりわからん」
うんうん。全然分からない。
「これからも、応援感想、よろしくお願いしますっ!」
ぺこりと頭を下げる。えーっとそれは鴇兄さんに言ってるの?
とりあえずさっぱり分からない僕達はただただ首を傾げるのだった。
※※※
本当に感想ありがとうございますっ!
まさかここまでの方に読んで頂けるとは思ってもいなくて。
初めてこういうサイトでオリジナル作品を載せましたが、皆様とてもお優しく感想を書いて頂いて。
感謝感激でございますっ!
自分が書く理想の文章は「するめ」です。
何度読み返しても、新しい発見のある文章を目指しておりますっ!
どうぞこれからも美鈴を愛して頂けると嬉しいですっ!
PS:この手の文章が苦手な方がいらっしゃるかとおもいます。
何か意見があった地点でこの小話はひっこめますのでご了承下さいませ(*'ω'*)
三木猫
10
お気に入りに追加
3,734
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢はモブ化した
F.conoe
ファンタジー
乙女ゲーム? なにそれ食べ物? な悪役令嬢、普通にシナリオ負けして退場しました。
しかし貴族令嬢としてダメの烙印をおされた卒業パーティーで、彼女は本当の自分を取り戻す!
領地改革にいそしむ充実した日々のその裏で、乙女ゲームは着々と進行していくのである。
「……なんなのこれは。意味がわからないわ」
乙女ゲームのシナリオはこわい。
*注*誰にも前世の記憶はありません。
ざまぁが地味だと思っていましたが、オーバーキルだという意見もあるので、優しい結末を期待してる人は読まない方が良さげ。
性格悪いけど自覚がなくて自分を優しいと思っている乙女ゲームヒロインの心理描写と因果応報がメインテーマ(番外編で登場)なので、叩かれようがざまぁ改変して救う気はない。
作者の趣味100%でダンジョンが出ました。
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
逃げて、追われて、捕まって
あみにあ
恋愛
平民に生まれた私には、なぜか生まれる前の記憶があった。
この世界で王妃として生きてきた記憶。
過去の私は貴族社会の頂点に立ち、さながら悪役令嬢のような存在だった。
人を蹴落とし、気に食わない女を断罪し、今思えばひどい令嬢だったと思うわ。
だから今度は平民としての幸せをつかみたい、そう願っていたはずなのに、一体全体どうしてこんな事になってしまたのかしら……。
2020年1月5日より 番外編:続編随時アップ
2020年1月28日より 続編となります第二章スタートです。
**********お知らせ***********
2020年 1月末 レジーナブックス 様より書籍化します。
それに伴い短編で掲載している以外の話をレンタルと致します。
ご理解ご了承の程、宜しくお願い致します。
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
骸骨令嬢の恋×濃〇物語~奪って見せます、王太子っ!~
三木猫
恋愛
とある不幸な事故で命を落とした女の子が異世界に転生しました。
前世でも色々可哀想な人生で今世こそはと奮起(斜め上方向に上昇)する。
今回は恋愛も人生も順風満帆にと願う女の子の、恋…ではなく、濃い物語。
※毎週土曜日14時に更新致します。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる