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最終章 数多の未来への選択編
御曹司編おまけ小話 会長子息の夢
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「………はぁ~…」
ヤバい。
「………はぁ~ん…」
ヤバ過ぎる。
可愛い。
どのアングルから見ても。
どんな事をしていても。
「僕の奥さんが可愛くて死ねるっ!!」
「社長。仕事しろや」
秘書に言われて、眺めていたスマホの待ち受けを片手に、僕はノートパソコンを開いた。
だけどさ。
開いては見たけどさ。
やる気は全くおきない。
だって、今は出張中の車の中で、僕は奥さんと会えない。
一秒だって離れていたくないのに、そんな奥さんと離されてしかも仕事?
「いや、無理です」
「無理じゃねーです。やれ。でないと」
言いながら秘書が取りだしたのがスマホ。
しかも、しかも。ディスプレイに出てるのは僕の愛おしい恋しい奥さんの名前。
「仕事しなくて困ってるので離婚して下さいと奥様に伝えるぞ」
「ヒィィィィッ!?何て恐ろしい事をっ!!わ、分かったっ!!やるっ!!やるからっ!!」
宣言して、僕はキーボードの上で指を高速タイプした。
「…もしも、私が持ってるこの決済待ちデータUSB10本分を午前中に終わらせる事が出来たらご褒美をやろう」
「ご褒美?」
「あぁ。私が社長の半休をどうにか調節して作ってやろうじゃないか」
「えっ!?えっ!?じゃあ、もしかしてっ」
「奥様に会いに行かれるのも、遊びに行かれるのも、どうぞご自由に」
「や、やるっ!!絶対に仕上げるっ!!」
集中すれば決済の山の一つや二つっ!!
鬼秘書である従兄弟に言われ、僕は死ぬ気で仕事をした。
そして僕は当然、休みをっ!!
―――とれなかった。
いや、だから無理なんだって。
あの量をこなせるのは優秀なそれこそ僕の奥さんだったりその身内だったり樹先輩だからであって。
凡人には無理なんだって。
仕事は終わらず、僕は盛大に落ち込みつつ仕事に臨んだ。
うぅ…会いたい…。
出張先のホテルに辿り着いて、チェックインを済ませて僕はまた直ぐに車に乗りこむ。
余所の社長との会食を終わらせて、車に乗りこんでまた仕事をこなして。
一先ず秘書が言った分を終わらせたのが夕方で。
これじゃあ今から帰っても奥さんと過ごすなんて夢のまた夢。泣きたい。
「で?どうする?飯食うなら予約するが?」
「いい。ホテルの部屋で美鈴さんに電話する。せめて顔を見る。顔を見てスクショ撮って拝んで寝る」
「相変わらず気持ち悪いな、お前」
「気持ち悪くて結構だ。ずっとずっと恋い焦がれてやっとやっと政略とは言え結婚出来たこの気持ち、お前にはわかるまい」
「いや、解りたくもねーわ」
並んで悪態をつきつつ、ホテルの中へ入ると。
「―――……ぃゃ…っ」
声が聞こえて僕は直ぐに動いていた。
この声は間違いないっ!!
「おいっ、要っ!?」
後ろから声が聞こえたけれど無視。
走って、走って、ホテルのロビー。
そこには、僕の愛してやまない奥さんの姿があって。
しかもその奥さんは変な男に腕を握られていて。
「……俺ですら、最近、全く、欠片も、触れられてねぇってのに…」
ブチンッと何かが切れる音がした。
「お客様っ。こちらのお客様が嫌がっておりますのでお放し下さいっ」
「失礼なスタッフだなっ。私は迷っていた彼女を部屋へ送ってやろうとしていただけだ」
「そう、なのですか?」
スタッフが奥さんに確かめるが、彼女が何か言える訳がない。
今だって真っ青になって、体を震わせてると言うのに。
彼女の手を掴んでいる腕をがっちりと掴み、
「てめぇ…俺の妻に何してやがる」
降ろしていた前髪を掻き上げて睨みつける。
「な、ななな、いきなり何なんだっ、お前はっ」
「それはこっちのセリフだろうが。俺の妻に何してたんだって聞いてんだよ、あぁ?」
旦那である僕が手ですら触れられていないってのにっ…。
「取りあえず殴られろ。もしくは潰されろ」
もう片方の手で男の顔面に手をぶつけ握る。
「うがあっ!いだいっ、いだいぃっ!」
「要さんっ」
トンッと背中に誰かが抱き着いてきた。
ゆっくりと振り返るとそこには美鈴さんの姿が。
「…こ、怖かった、……うぅ…」
………うん。やってしまおう。こいつ。
美鈴さんをこんな目に合わせたんだ。生きてる必要はないだろう。
「おい、要。後の処理は俺がしとく。お前は嫁さんのケアしろよ。ほら、部屋の鍵」
ポイッと投げられた鍵を、男を放り投げてからキャッチして。
「美鈴さん。行きましょう」
「うん」
彼女の肩に腕を回して、彼女を庇ってくれたスタッフに案内を頼み部屋へと向かった。
部屋の中へと入ると、美鈴さんはギュッと僕に抱き付いてくれる。
「…要さん。助けてくれてありがとう」
「助けるのは当然ですっ!それより怪我はっ!?」
「手首が、ちょっと痛いけど、大丈夫」
微笑む彼女が痛々しくて。
僕は彼女の手をゆっくりととり、その赤くなった手首にそっとキスをした。
「手当て、しましょう」
「大丈夫。そこまで酷くないから。それよりも…要さん」
「?、はい?」
「お仕事お疲れ様。ご褒美に私が甘やかしてあげるね?」
「え?」
掴んでいた筈の手が逆に掴まれて、ソファへと誘われる。
並んで座った途端に彼女の手が伸びて、そのまま膝に導かれて…膝枕ぁっ!?
「……ゆっくり、休んでね。要さん」
頬にキスされて…。
こんな幸せでいいんだろうかっ!?
と思いつつも、僕は美鈴さんの優しい香りに包まれてゆっくりと瞳を閉じた。
「………って言う、夢を見たんだ」
「お前、こんなに時間かけて言う事がそれか」
「だから、今すぐ家に帰して欲しい」
「帰しても良いが、今日お前の奥さん家にいないだろ。白鳥の後処理があるとか言ってあっちも出張に行ってるだろうが」
「うぅ…」
「それから今日の会議には白鳥の代表で棗さんが来るらしい」
「えっ!?」
「まぁ、覚悟しておくんだな」
言いながらぽいっと投げられたUSBの七本目。
「白昼夢も程々にしとけよ。あと残り三本あるんだからな」
「うぅ…」
車が左右に蛇行する。
「し、白鳥さああああああんっ!!」
会いたさのあまり僕は全力で叫ぶのだった。
ヤバい。
「………はぁ~ん…」
ヤバ過ぎる。
可愛い。
どのアングルから見ても。
どんな事をしていても。
「僕の奥さんが可愛くて死ねるっ!!」
「社長。仕事しろや」
秘書に言われて、眺めていたスマホの待ち受けを片手に、僕はノートパソコンを開いた。
だけどさ。
開いては見たけどさ。
やる気は全くおきない。
だって、今は出張中の車の中で、僕は奥さんと会えない。
一秒だって離れていたくないのに、そんな奥さんと離されてしかも仕事?
「いや、無理です」
「無理じゃねーです。やれ。でないと」
言いながら秘書が取りだしたのがスマホ。
しかも、しかも。ディスプレイに出てるのは僕の愛おしい恋しい奥さんの名前。
「仕事しなくて困ってるので離婚して下さいと奥様に伝えるぞ」
「ヒィィィィッ!?何て恐ろしい事をっ!!わ、分かったっ!!やるっ!!やるからっ!!」
宣言して、僕はキーボードの上で指を高速タイプした。
「…もしも、私が持ってるこの決済待ちデータUSB10本分を午前中に終わらせる事が出来たらご褒美をやろう」
「ご褒美?」
「あぁ。私が社長の半休をどうにか調節して作ってやろうじゃないか」
「えっ!?えっ!?じゃあ、もしかしてっ」
「奥様に会いに行かれるのも、遊びに行かれるのも、どうぞご自由に」
「や、やるっ!!絶対に仕上げるっ!!」
集中すれば決済の山の一つや二つっ!!
鬼秘書である従兄弟に言われ、僕は死ぬ気で仕事をした。
そして僕は当然、休みをっ!!
―――とれなかった。
いや、だから無理なんだって。
あの量をこなせるのは優秀なそれこそ僕の奥さんだったりその身内だったり樹先輩だからであって。
凡人には無理なんだって。
仕事は終わらず、僕は盛大に落ち込みつつ仕事に臨んだ。
うぅ…会いたい…。
出張先のホテルに辿り着いて、チェックインを済ませて僕はまた直ぐに車に乗りこむ。
余所の社長との会食を終わらせて、車に乗りこんでまた仕事をこなして。
一先ず秘書が言った分を終わらせたのが夕方で。
これじゃあ今から帰っても奥さんと過ごすなんて夢のまた夢。泣きたい。
「で?どうする?飯食うなら予約するが?」
「いい。ホテルの部屋で美鈴さんに電話する。せめて顔を見る。顔を見てスクショ撮って拝んで寝る」
「相変わらず気持ち悪いな、お前」
「気持ち悪くて結構だ。ずっとずっと恋い焦がれてやっとやっと政略とは言え結婚出来たこの気持ち、お前にはわかるまい」
「いや、解りたくもねーわ」
並んで悪態をつきつつ、ホテルの中へ入ると。
「―――……ぃゃ…っ」
声が聞こえて僕は直ぐに動いていた。
この声は間違いないっ!!
「おいっ、要っ!?」
後ろから声が聞こえたけれど無視。
走って、走って、ホテルのロビー。
そこには、僕の愛してやまない奥さんの姿があって。
しかもその奥さんは変な男に腕を握られていて。
「……俺ですら、最近、全く、欠片も、触れられてねぇってのに…」
ブチンッと何かが切れる音がした。
「お客様っ。こちらのお客様が嫌がっておりますのでお放し下さいっ」
「失礼なスタッフだなっ。私は迷っていた彼女を部屋へ送ってやろうとしていただけだ」
「そう、なのですか?」
スタッフが奥さんに確かめるが、彼女が何か言える訳がない。
今だって真っ青になって、体を震わせてると言うのに。
彼女の手を掴んでいる腕をがっちりと掴み、
「てめぇ…俺の妻に何してやがる」
降ろしていた前髪を掻き上げて睨みつける。
「な、ななな、いきなり何なんだっ、お前はっ」
「それはこっちのセリフだろうが。俺の妻に何してたんだって聞いてんだよ、あぁ?」
旦那である僕が手ですら触れられていないってのにっ…。
「取りあえず殴られろ。もしくは潰されろ」
もう片方の手で男の顔面に手をぶつけ握る。
「うがあっ!いだいっ、いだいぃっ!」
「要さんっ」
トンッと背中に誰かが抱き着いてきた。
ゆっくりと振り返るとそこには美鈴さんの姿が。
「…こ、怖かった、……うぅ…」
………うん。やってしまおう。こいつ。
美鈴さんをこんな目に合わせたんだ。生きてる必要はないだろう。
「おい、要。後の処理は俺がしとく。お前は嫁さんのケアしろよ。ほら、部屋の鍵」
ポイッと投げられた鍵を、男を放り投げてからキャッチして。
「美鈴さん。行きましょう」
「うん」
彼女の肩に腕を回して、彼女を庇ってくれたスタッフに案内を頼み部屋へと向かった。
部屋の中へと入ると、美鈴さんはギュッと僕に抱き付いてくれる。
「…要さん。助けてくれてありがとう」
「助けるのは当然ですっ!それより怪我はっ!?」
「手首が、ちょっと痛いけど、大丈夫」
微笑む彼女が痛々しくて。
僕は彼女の手をゆっくりととり、その赤くなった手首にそっとキスをした。
「手当て、しましょう」
「大丈夫。そこまで酷くないから。それよりも…要さん」
「?、はい?」
「お仕事お疲れ様。ご褒美に私が甘やかしてあげるね?」
「え?」
掴んでいた筈の手が逆に掴まれて、ソファへと誘われる。
並んで座った途端に彼女の手が伸びて、そのまま膝に導かれて…膝枕ぁっ!?
「……ゆっくり、休んでね。要さん」
頬にキスされて…。
こんな幸せでいいんだろうかっ!?
と思いつつも、僕は美鈴さんの優しい香りに包まれてゆっくりと瞳を閉じた。
「………って言う、夢を見たんだ」
「お前、こんなに時間かけて言う事がそれか」
「だから、今すぐ家に帰して欲しい」
「帰しても良いが、今日お前の奥さん家にいないだろ。白鳥の後処理があるとか言ってあっちも出張に行ってるだろうが」
「うぅ…」
「それから今日の会議には白鳥の代表で棗さんが来るらしい」
「えっ!?」
「まぁ、覚悟しておくんだな」
言いながらぽいっと投げられたUSBの七本目。
「白昼夢も程々にしとけよ。あと残り三本あるんだからな」
「うぅ…」
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「し、白鳥さああああああんっ!!」
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