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番外編(side健)
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俺は宮内 健、23歳。
大学を卒業してもうすぐ丸1年になろうとしてる。
社会人になってようやく自分のリズムとでも言うのだろうか。
生活にもゆとりが出てきて、自分の時間を持てるようになってきた。
元々、まじめに考えるのが苦手で楽観的なこともあり、ストレスなんてものとは無縁に近い。
それでも仕事はやはりキツイ。
今は、営業職で外回りばかりしている。
仕事内容は、自分に合っていると思う。
人と話すことは好きだし、相手を動きを読むのは得意な方だ。
ただ夏と冬は、肉体的にキツイ。
暑いのも寒いのも好きじゃない。
だから最近までは、寒さのせいで何度も職場放棄をしてしまいそうになっていた。
ようやく春の兆しを感じ始めたこの頃は、肌寒さはあったが日中の暖かさで救われていた。
自分の時間を持てるようになったのはいいが、その貴重な時間をなぜ俺はコイツと過ごしているのだろう。
チラッと横を見ると、見事に化粧で仕上げられた顔が存在している。
相手は工藤 奈緒。
俺の大学の同期で・・・当時はウザイ女だった。
ウザイとは俺にしつこいとか、そんなんじゃない。
五月蝿い、と言った方がいいのかどうか。
とにかく話してると、疲れる。
そんな感じだった。
そして奈緒の意中の人間は、やはり大学の同期だった浅野 楓。
それを知ったのは大学4年の時。
それまでは俺か楓のどちらかが好きだということは周りから聞いていたが、その後、本人の口から聞いた。
いや別に知りたいとも思わなかったけど。
奈緒とは卒業して半年くらい経った頃に連絡が来た。
それまでは1度も連絡など取り合っておらず、すっかり俺も忘れかけていた。
しかし、相変わらずの奈緒のトークは俺の記憶にしっかり染み付いているらしく思い出すのに全く時間はかからなかった。
それから、しばしば奈緒と一緒に飲むようになった。
今日もその流れだ。
散々飲んで店を出た後、このまま帰れと奈緒に言ったが、彼女は断固としてそれを拒否し、なぜか今、俺は奈緒に連れられ、奈緒の家にいる。
無理矢理、ソファに座らされ、そして目の前には、酒とつまみの山。
「適当に飲んでて。ちょっと化粧落としてくるわ。」
そう言い残して、彼女は洗面所へと消えた。
一人暮らしの女の部屋に一人。
やはり気になってみてしまう部屋の中。
意外と女の子っぽい部屋。
部屋の中は薄いオレンジで統一されていた。
奈緒のイメージは、思いっきり赤だったんだけどな。
もっと派手な部屋だと思ってた。
そう言えば、初めてじゃないか?奈緒の家に来るのは。
大学の時もほとんど研究室で会うだけだったし。
そう考えたら、急に緊張してきた。
俺、意外と奈緒の事知らないのかもな。
「どうしたの?」
「へっ!?」
急に後ろから声がかかって驚いた。
見上げると、そこには見知らぬ女性が立っていた。
「・・・誰?」
自然と相手にそう聞いていた。
いや、実際は誰だかわかる。
わかっているが、聞かなきゃ受け入れられない自分がいた。
だってそうだろ?
反則だろ?
全くの別人じゃないかっ!
有り得ん!
「バカじゃないの?」
返ってきた言葉は、まんま奈緒だ。
けれど、未だに半分放心状態だった。
奈緒の化粧を落とした顔も見るのが初めてだったのだとその時、ようやく気がついた。
俺の横に座り、ビールの缶をプシュッと開け、ぐい飲みするその仕草は完璧、奈緒。
だけど、顔は・・・マジ、ヤバイ。
そう思った。
なんつーか・・・もろ俺のタイプの顔。
化粧をしてなくても十分イケる。
可愛い系の顔立ちでクリっとした大きい目とぷっくりとした唇。
いかん、これは奈緒なんだ。
化粧で化け過ぎだ!
可愛い系の顔から綺麗系の顔にって、そりゃナシだろ!
あまりにショックで何も言えない。
「?健ちゃん?どうした?おーい!起きてるぅ?」
肩をぶんぶん揺すられ、ようやく我に返った。
「あ・・・わりぃ。ちょっと意識が飛んでたわ、ははは!」
動揺をなんとか誤魔化そうと乾いた笑いを漏らす。
これは奈緒だ。
顔を見なければ、普段の奈緒との会話だ。
いくら顔が好みだからって動揺してどうする。
「ねぇ、健ちゃん。」
「うん?」
「あたしと寝てみない?」
「はい?」
何を突然。
彼女を見ると冗談とも真剣とも取れる微妙な表情をしていた。
「えっと、あ、ほら私ってさ、今まで付き合った男、これでも結構、いるのよ?両手で数え切れないくらい。」
なんだよ、結局自慢かよ・・・。
「だけどさ、いつも結果は同じ。みーんな相手から別れを持ち出すの。しかもさ・・・ヤッた後、すぐに。どう思う?」
「どうって・・・知るかよ。」
「ちょっとぉー、どうして適当に答えるのよぉ。」
そう言って俺に詰め寄ってくる。
酔っ払ってるのか?
「俺に聞くのが、間違ってる。俺はおまえと付き合った事もないし、ましてや肉体関係とかもなし。だからそういう質問されても困る。」
「だから寝てみない?って聞いてるんじゃない。」
「はぁ・・・奈緒。おまえ言ってる意味わかってる?相手は俺だぞ?健だぞ?」
「そうよ。健ちゃんに言ってるの。健ちゃんならいいかなぁって思って。」
「なんだ、そりゃ。」
コイツの思考回路が全くわからん。
今に始まった事じゃないが。
「だいたい、原因を知りたいなら別れた本人に聞くのが一番だろうが。」
「聞けないわよ!振られた上に恥をかけっての?」
奈緒はプライドだけは高いからなぁ。
無理だろうな。
でもだからって・・・。
「奈緒。こう言っちゃなんだが、俺は寝る相手を選ぶんだよ。」
「それって私に魅力ないって言ってんの?」
「正確には違う。俺は好きな女しか抱かない主義なわけよ。つまり彼女しか抱かないの。」
「健ちゃん、彼女なんていたっけ?」
「今はいないな。」
「だったら別にいいじゃん。」
「そういう問題じゃない。奈緒も少しは自分の体、大事にしろよ。」
「大事にしてるわよ。付き合ってる男としか寝てないし。まぁ気持ちは別としてね。」
「なんだよ、結局、軽い女ってことだろ?」
「違うわよ!私も健ちゃんと一緒でしょ?恋人としかしてないしさ。」
好きでもない男と付き合う時点で最悪なんだよ。
でもよくコイツと付き合おうと思うよな・・・。
五月蝿いし、我侭だし、態度でかいし。
奈緒の元彼の何人かは俺も見た事がある。
いかにも気弱そうな奴ばっか。
まぁ奈緒がこれだけ勝気だし、相手はそういう奴のほうが釣り合いが取れるのかもしれないな。
たぶん相手も奈緒のそういう所を好きになったんだろう。
ぐいぐい引っ張っていきそうだもんな、コイツ。
「とにかく俺は無理。さっきも言ったけど、俺は好きな女としか寝ないの。それに人には好みっつーもんがあるだろ?俺の好みは奈緒のようなタイプじゃないのよ。なんつーか、従順なタイプがいいわけ。ベッドの上でもな。つまり、奈緒とは正反対なわけよ。わかる?」
「うう・・・そこまで言うかなぁ?普通。はぁ、健ちゃんにまで振られたぁ・・・。」
奈緒はそのままズルズルと頭をテーブルに摺り寄せた。
ったく、この酔っ払いが。
そう心で毒を吐く。
俺と奈緒っつー組合せ自体が有り得ないんだって。
そもそも想像できない。
いや、するのが恐い。
俺と奈緒がセックス・・・ダメだ、無理。
許容範囲を超えた・・・。
大学を卒業してもうすぐ丸1年になろうとしてる。
社会人になってようやく自分のリズムとでも言うのだろうか。
生活にもゆとりが出てきて、自分の時間を持てるようになってきた。
元々、まじめに考えるのが苦手で楽観的なこともあり、ストレスなんてものとは無縁に近い。
それでも仕事はやはりキツイ。
今は、営業職で外回りばかりしている。
仕事内容は、自分に合っていると思う。
人と話すことは好きだし、相手を動きを読むのは得意な方だ。
ただ夏と冬は、肉体的にキツイ。
暑いのも寒いのも好きじゃない。
だから最近までは、寒さのせいで何度も職場放棄をしてしまいそうになっていた。
ようやく春の兆しを感じ始めたこの頃は、肌寒さはあったが日中の暖かさで救われていた。
自分の時間を持てるようになったのはいいが、その貴重な時間をなぜ俺はコイツと過ごしているのだろう。
チラッと横を見ると、見事に化粧で仕上げられた顔が存在している。
相手は工藤 奈緒。
俺の大学の同期で・・・当時はウザイ女だった。
ウザイとは俺にしつこいとか、そんなんじゃない。
五月蝿い、と言った方がいいのかどうか。
とにかく話してると、疲れる。
そんな感じだった。
そして奈緒の意中の人間は、やはり大学の同期だった浅野 楓。
それを知ったのは大学4年の時。
それまでは俺か楓のどちらかが好きだということは周りから聞いていたが、その後、本人の口から聞いた。
いや別に知りたいとも思わなかったけど。
奈緒とは卒業して半年くらい経った頃に連絡が来た。
それまでは1度も連絡など取り合っておらず、すっかり俺も忘れかけていた。
しかし、相変わらずの奈緒のトークは俺の記憶にしっかり染み付いているらしく思い出すのに全く時間はかからなかった。
それから、しばしば奈緒と一緒に飲むようになった。
今日もその流れだ。
散々飲んで店を出た後、このまま帰れと奈緒に言ったが、彼女は断固としてそれを拒否し、なぜか今、俺は奈緒に連れられ、奈緒の家にいる。
無理矢理、ソファに座らされ、そして目の前には、酒とつまみの山。
「適当に飲んでて。ちょっと化粧落としてくるわ。」
そう言い残して、彼女は洗面所へと消えた。
一人暮らしの女の部屋に一人。
やはり気になってみてしまう部屋の中。
意外と女の子っぽい部屋。
部屋の中は薄いオレンジで統一されていた。
奈緒のイメージは、思いっきり赤だったんだけどな。
もっと派手な部屋だと思ってた。
そう言えば、初めてじゃないか?奈緒の家に来るのは。
大学の時もほとんど研究室で会うだけだったし。
そう考えたら、急に緊張してきた。
俺、意外と奈緒の事知らないのかもな。
「どうしたの?」
「へっ!?」
急に後ろから声がかかって驚いた。
見上げると、そこには見知らぬ女性が立っていた。
「・・・誰?」
自然と相手にそう聞いていた。
いや、実際は誰だかわかる。
わかっているが、聞かなきゃ受け入れられない自分がいた。
だってそうだろ?
反則だろ?
全くの別人じゃないかっ!
有り得ん!
「バカじゃないの?」
返ってきた言葉は、まんま奈緒だ。
けれど、未だに半分放心状態だった。
奈緒の化粧を落とした顔も見るのが初めてだったのだとその時、ようやく気がついた。
俺の横に座り、ビールの缶をプシュッと開け、ぐい飲みするその仕草は完璧、奈緒。
だけど、顔は・・・マジ、ヤバイ。
そう思った。
なんつーか・・・もろ俺のタイプの顔。
化粧をしてなくても十分イケる。
可愛い系の顔立ちでクリっとした大きい目とぷっくりとした唇。
いかん、これは奈緒なんだ。
化粧で化け過ぎだ!
可愛い系の顔から綺麗系の顔にって、そりゃナシだろ!
あまりにショックで何も言えない。
「?健ちゃん?どうした?おーい!起きてるぅ?」
肩をぶんぶん揺すられ、ようやく我に返った。
「あ・・・わりぃ。ちょっと意識が飛んでたわ、ははは!」
動揺をなんとか誤魔化そうと乾いた笑いを漏らす。
これは奈緒だ。
顔を見なければ、普段の奈緒との会話だ。
いくら顔が好みだからって動揺してどうする。
「ねぇ、健ちゃん。」
「うん?」
「あたしと寝てみない?」
「はい?」
何を突然。
彼女を見ると冗談とも真剣とも取れる微妙な表情をしていた。
「えっと、あ、ほら私ってさ、今まで付き合った男、これでも結構、いるのよ?両手で数え切れないくらい。」
なんだよ、結局自慢かよ・・・。
「だけどさ、いつも結果は同じ。みーんな相手から別れを持ち出すの。しかもさ・・・ヤッた後、すぐに。どう思う?」
「どうって・・・知るかよ。」
「ちょっとぉー、どうして適当に答えるのよぉ。」
そう言って俺に詰め寄ってくる。
酔っ払ってるのか?
「俺に聞くのが、間違ってる。俺はおまえと付き合った事もないし、ましてや肉体関係とかもなし。だからそういう質問されても困る。」
「だから寝てみない?って聞いてるんじゃない。」
「はぁ・・・奈緒。おまえ言ってる意味わかってる?相手は俺だぞ?健だぞ?」
「そうよ。健ちゃんに言ってるの。健ちゃんならいいかなぁって思って。」
「なんだ、そりゃ。」
コイツの思考回路が全くわからん。
今に始まった事じゃないが。
「だいたい、原因を知りたいなら別れた本人に聞くのが一番だろうが。」
「聞けないわよ!振られた上に恥をかけっての?」
奈緒はプライドだけは高いからなぁ。
無理だろうな。
でもだからって・・・。
「奈緒。こう言っちゃなんだが、俺は寝る相手を選ぶんだよ。」
「それって私に魅力ないって言ってんの?」
「正確には違う。俺は好きな女しか抱かない主義なわけよ。つまり彼女しか抱かないの。」
「健ちゃん、彼女なんていたっけ?」
「今はいないな。」
「だったら別にいいじゃん。」
「そういう問題じゃない。奈緒も少しは自分の体、大事にしろよ。」
「大事にしてるわよ。付き合ってる男としか寝てないし。まぁ気持ちは別としてね。」
「なんだよ、結局、軽い女ってことだろ?」
「違うわよ!私も健ちゃんと一緒でしょ?恋人としかしてないしさ。」
好きでもない男と付き合う時点で最悪なんだよ。
でもよくコイツと付き合おうと思うよな・・・。
五月蝿いし、我侭だし、態度でかいし。
奈緒の元彼の何人かは俺も見た事がある。
いかにも気弱そうな奴ばっか。
まぁ奈緒がこれだけ勝気だし、相手はそういう奴のほうが釣り合いが取れるのかもしれないな。
たぶん相手も奈緒のそういう所を好きになったんだろう。
ぐいぐい引っ張っていきそうだもんな、コイツ。
「とにかく俺は無理。さっきも言ったけど、俺は好きな女としか寝ないの。それに人には好みっつーもんがあるだろ?俺の好みは奈緒のようなタイプじゃないのよ。なんつーか、従順なタイプがいいわけ。ベッドの上でもな。つまり、奈緒とは正反対なわけよ。わかる?」
「うう・・・そこまで言うかなぁ?普通。はぁ、健ちゃんにまで振られたぁ・・・。」
奈緒はそのままズルズルと頭をテーブルに摺り寄せた。
ったく、この酔っ払いが。
そう心で毒を吐く。
俺と奈緒っつー組合せ自体が有り得ないんだって。
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