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第4章
人の噂も七十五日⑬ ~私の知らない君を探して~
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一とすみれは生徒会室のある本館3階に移動するため教室を出て階段を登り始めるとすみれがドキドキを押さえながら声を潜めて言った。
「夜の校舎ってなんとも言えない雰囲気があって何だかドキドキするね」
「確かにね、毎日普通に使っている階段も何か特別な感じがするよね。ほら、足下が暗いから捕まって」
すみれの言葉に一は頷きながらすみれの手を取って言った。
「っ!うん」
すみれは言葉にならない驚きの後、しっかりと一の手を握るとそれからは何も言わずに一段前を歩く一の手のひらの暖かさを実感しながらこの後の展開にさらなる妄想を膨らませるのであった。
「はい、到着!鍵を開けるからちょっと待って。・・・よし。・・・・・はい、我らが生徒会室へどうぞ」
一が鍵を開け一足先に部屋へ入ると手慣れた様子で電気をつけて部屋の前で待つすみれを招き入れた。
「お邪魔します。・・ここが生徒会室かぁ。私今まで一度も入ったことがなかったよ。意外とこぢんまりとして小さくまとまってる感じだね」
すみれが率直な感想を言うと一が苦笑いで答えた。
「そうなんだよ、すーみんの言うとおりに正直手狭でね。五人が全員揃って作業していると圧迫感が凄いから、なるべく作業時間が被らないように工夫して最近は活動しているよ。何だか年々モノが増えるって英治先輩がぼやいていたよ」
一が言うとおり現状の生徒会室はスペースがあまりなく見るからに窮屈そうな状況だった。
まず目につくのは一達生徒会のメンバーのデスクだ。入り口から一番奥に位置するのが会長用のデスクであり、そのデスクに側面が着くように縦にデスクが向き合うように2列4台並べてあり、会長が4人の横顔を見る事が出来る配置となっていた。そのデスクの上にはノートパソコンが置いてあり、さらには多くの書類や私物などが並べてあった。
またそのデスクの塊から人が二人通れるかどうかと言うほどの間を開けて両サイドに大きな棚が設置されており、右側には壁全面に、左側は壁の半分ほどの幅を占めており、これまで長年に渡る歴代の生徒会の活動記録や本年度の生徒会の取り組みに関する書類など多種多様の資料がファイルリングされていた。
左側半分の棚のないスペースには制服やコートを掛けるハンガー置き場や冷蔵庫やゴミ箱に掃除用具入れや備品をしまう小さな引き出し箱、他にも生徒会活動には関係ない受験用の赤本や歴代の先輩達が置いていったのか漫画や小説、雑誌などの本が詰め込まれた小さな本棚など多くのモノが置かれていた。
その様子を一通り見渡すと所々に歴代の生徒会メンバーが写った写真や学内行事の様子を撮った写真などが貼られており、これまでの生徒会の歴史を随所で感じることの出来るこの部屋の雰囲気をすみれは好意的に受け取っていた。
そんなことを思いつつ少しでも一の事を知りたいと思いながら、生徒会室の中をじっくりすみれが観察していると一枚の写真を指さして一に問いかけた。
「これって一君達だよね。去年のクリスマスの写真かな。ふふふ、なんかこれ凄く良い写真だね」
そう言った写真にはクリスマスにちなんだコスプレをした生徒会の5人のメンバーが写っていた。
「それか、懐かしいな。あれから色々あったけどあっという間な気がするな。この時まだ新しく生徒会に入ったばかりでちょうど年末の部屋の大掃除を皆でやった後に親睦会もかねて忘年会をしようってほのか先輩が言い出してさ。俺の生徒会の一番初めの仕事はこのパーティーの準備だったんだよなぁ」
一が懐かしそうに写真を眺めているとすみれが笑いながら尋ねた。
「でも、これ何の格好をしているの、一君。1人だけ何か変なコスプレなんだけど」
「何ってトナカイのコスプレだよ。ほのか先輩がクリスマスパーティーにはサンタの衣装が絶対に必要だって言うモノだから、ドンキでコスプレの調達をしに行ったんだけど、サンタコスが4着しかなくて、俺なんかはトナカイで十分だって凜先輩が言い出して、結局俺だけ微妙なトナカイコスプレをさせられて恥ずかしい思いをしたんだよな」
一が笑いながら去年のクリスマスパーティーを思い出しているとすみれが写真を見ながら言った。
「でも、結構ノリノリな感じで写真には写っているし、どちらかと言えばこの子、宮森さんだっけ。彼女の方がめちゃくちゃ恥ずかしそうに顔を真っ赤にしているけど」
「あー巴ちゃんね。これ大変だったんだよ。コスプレなんて風紀の乱れだって言い始めてなかなか服を着ないモノだから、ほのか先輩と凜先輩が意地になって着せようとしてさ。やっとこさ着たところで記念写真を撮るって言ったら、またそこで写真は魂が抜かれるから良くないとか、こんな格好したら嫁に行けなくなるとか言って巴ちゃんがごねるもんだから服を脱がないように皆で押さえつけてやっと撮った写真がこれなんだよね。本当に巴ちゃんには悪い事したけど、なんだかんだで思い出に残っているのはこういうバカな事だったりするんだよね」
その写真には暴れ出す巴の体をがっちり腕ごと両手で抱き込み満面の笑顔とともにサンタコスをノリノリで着こなすほのかと、コスプレの赤いポンチョを巴に着せて自分も初めてするコスプレに思いのほかテンションを上げてしめしめと笑う凜に、渋々と先輩の命令に従い巴にサンタ帽子を被せてトナカイのコスプレをさせられている一がいた。またその少し後ろには白いふわふわの髭をつけてサンタ帽を被りながら達観した表情で4人を見つめる英治と写真の真ん中で3人に捕縛され顔を真っ赤にしながら何かを叫んでいる巴の姿がそこにはあった。
「私の知らない一君がいる」
「どうした急に」
先程までの明るい表情から真剣な顔つきになったすみれに心配そうに一が声を掛けた。
「いや、これが生徒会の人たちと居るときの一君なんだなって思ってね。私はまだ一君の事を全然知らないんだなって痛感しているとこだよ」
「そんなの当たり前だろ。俺だってまだすーみんのことよく知らないし、これから沢山知っていきたいと思っているよ」
「ありがとう。でも私も生徒会の皆さんに負けないくらい一君がいつも笑顔で居てもらえるような最高の彼女になれたら良いなと思うよ」
すみれの嘘偽りのない正直な想いを聞いた一は嬉しく思いながらも、その思いを受け止められるかどうかという一抹の不安を心に隠しながらごまかすように言った。
「そうだね、でも、ハードルは高いぞ。本当に色々と振り回されて大変な思いをさせられたけど、その分この一年は本当に多くのことを学ばせてもらったし、バカな事で楽しませてもらったんだ。そんな訳でこの生徒会の先輩3人と巴ちゃんを加えた4人を俺は尊敬しているし、最高の仲間だって思っているよ。だからそれと同じくらい俺にとって大事な存在になるのは難易度が高いかもよ」
一は今まで誰にも話したことがない生徒会メンバーへの思いを語りつつ、すみれに発破を掛けるようにいじらしく言った。
「そんなにハードルが高いの!やっぱり私じゃ無理なのか」
先程までの真剣な表情から急に自信を無くし弱気な顔になったすみれが一に泣きつくように言った。
「まずは突然意味不明な妄想世界に飛ばないように気をつけることかから始めようか。さすがにさっきのアレは想像豊かな男子高校生でも付いていけないレベルの妄想だったからね。すーみんは一体普段からどんな妄想をしているんだよ。全く破廉恥な娘だわ!」
一がすみれの妄想爆発した教室での事をいじり倒していると、余りの羞恥心に顔を下げて、即座に土下座をしながら平謝りをし始めた。
「本当にそれだけは誰にも言わないでください。何でも言うことを聞くからお願いします。思い出すと恥ずかしくて穴に入りたいぐらいだよ。もうしませんから勘弁してください」
「本当に、何でも言うこと聞くの。本当に?」
一がニヤニヤしながらすみれに問いかけると、恥ずかしそうにつぶやいた。
「エッチな奴は、ちょっと心の準備をさせて欲しいです」
「だから何で俺がそんな要求すると思っているのさ。冗談に決まっているでしょ。付き合いたての大事な彼女にそんな無茶振りをするわけないでしょうが。本当に今日のすーみんはむっつりすーみんだな。全然懲りてないじゃんか、全く」
一のからかいにようやく気付いたすみれはさらに顔真っ赤にして、顔を両手で押さえながら羞恥心でもだえ苦しむのであった。
「夜の校舎ってなんとも言えない雰囲気があって何だかドキドキするね」
「確かにね、毎日普通に使っている階段も何か特別な感じがするよね。ほら、足下が暗いから捕まって」
すみれの言葉に一は頷きながらすみれの手を取って言った。
「っ!うん」
すみれは言葉にならない驚きの後、しっかりと一の手を握るとそれからは何も言わずに一段前を歩く一の手のひらの暖かさを実感しながらこの後の展開にさらなる妄想を膨らませるのであった。
「はい、到着!鍵を開けるからちょっと待って。・・・よし。・・・・・はい、我らが生徒会室へどうぞ」
一が鍵を開け一足先に部屋へ入ると手慣れた様子で電気をつけて部屋の前で待つすみれを招き入れた。
「お邪魔します。・・ここが生徒会室かぁ。私今まで一度も入ったことがなかったよ。意外とこぢんまりとして小さくまとまってる感じだね」
すみれが率直な感想を言うと一が苦笑いで答えた。
「そうなんだよ、すーみんの言うとおりに正直手狭でね。五人が全員揃って作業していると圧迫感が凄いから、なるべく作業時間が被らないように工夫して最近は活動しているよ。何だか年々モノが増えるって英治先輩がぼやいていたよ」
一が言うとおり現状の生徒会室はスペースがあまりなく見るからに窮屈そうな状況だった。
まず目につくのは一達生徒会のメンバーのデスクだ。入り口から一番奥に位置するのが会長用のデスクであり、そのデスクに側面が着くように縦にデスクが向き合うように2列4台並べてあり、会長が4人の横顔を見る事が出来る配置となっていた。そのデスクの上にはノートパソコンが置いてあり、さらには多くの書類や私物などが並べてあった。
またそのデスクの塊から人が二人通れるかどうかと言うほどの間を開けて両サイドに大きな棚が設置されており、右側には壁全面に、左側は壁の半分ほどの幅を占めており、これまで長年に渡る歴代の生徒会の活動記録や本年度の生徒会の取り組みに関する書類など多種多様の資料がファイルリングされていた。
左側半分の棚のないスペースには制服やコートを掛けるハンガー置き場や冷蔵庫やゴミ箱に掃除用具入れや備品をしまう小さな引き出し箱、他にも生徒会活動には関係ない受験用の赤本や歴代の先輩達が置いていったのか漫画や小説、雑誌などの本が詰め込まれた小さな本棚など多くのモノが置かれていた。
その様子を一通り見渡すと所々に歴代の生徒会メンバーが写った写真や学内行事の様子を撮った写真などが貼られており、これまでの生徒会の歴史を随所で感じることの出来るこの部屋の雰囲気をすみれは好意的に受け取っていた。
そんなことを思いつつ少しでも一の事を知りたいと思いながら、生徒会室の中をじっくりすみれが観察していると一枚の写真を指さして一に問いかけた。
「これって一君達だよね。去年のクリスマスの写真かな。ふふふ、なんかこれ凄く良い写真だね」
そう言った写真にはクリスマスにちなんだコスプレをした生徒会の5人のメンバーが写っていた。
「それか、懐かしいな。あれから色々あったけどあっという間な気がするな。この時まだ新しく生徒会に入ったばかりでちょうど年末の部屋の大掃除を皆でやった後に親睦会もかねて忘年会をしようってほのか先輩が言い出してさ。俺の生徒会の一番初めの仕事はこのパーティーの準備だったんだよなぁ」
一が懐かしそうに写真を眺めているとすみれが笑いながら尋ねた。
「でも、これ何の格好をしているの、一君。1人だけ何か変なコスプレなんだけど」
「何ってトナカイのコスプレだよ。ほのか先輩がクリスマスパーティーにはサンタの衣装が絶対に必要だって言うモノだから、ドンキでコスプレの調達をしに行ったんだけど、サンタコスが4着しかなくて、俺なんかはトナカイで十分だって凜先輩が言い出して、結局俺だけ微妙なトナカイコスプレをさせられて恥ずかしい思いをしたんだよな」
一が笑いながら去年のクリスマスパーティーを思い出しているとすみれが写真を見ながら言った。
「でも、結構ノリノリな感じで写真には写っているし、どちらかと言えばこの子、宮森さんだっけ。彼女の方がめちゃくちゃ恥ずかしそうに顔を真っ赤にしているけど」
「あー巴ちゃんね。これ大変だったんだよ。コスプレなんて風紀の乱れだって言い始めてなかなか服を着ないモノだから、ほのか先輩と凜先輩が意地になって着せようとしてさ。やっとこさ着たところで記念写真を撮るって言ったら、またそこで写真は魂が抜かれるから良くないとか、こんな格好したら嫁に行けなくなるとか言って巴ちゃんがごねるもんだから服を脱がないように皆で押さえつけてやっと撮った写真がこれなんだよね。本当に巴ちゃんには悪い事したけど、なんだかんだで思い出に残っているのはこういうバカな事だったりするんだよね」
その写真には暴れ出す巴の体をがっちり腕ごと両手で抱き込み満面の笑顔とともにサンタコスをノリノリで着こなすほのかと、コスプレの赤いポンチョを巴に着せて自分も初めてするコスプレに思いのほかテンションを上げてしめしめと笑う凜に、渋々と先輩の命令に従い巴にサンタ帽子を被せてトナカイのコスプレをさせられている一がいた。またその少し後ろには白いふわふわの髭をつけてサンタ帽を被りながら達観した表情で4人を見つめる英治と写真の真ん中で3人に捕縛され顔を真っ赤にしながら何かを叫んでいる巴の姿がそこにはあった。
「私の知らない一君がいる」
「どうした急に」
先程までの明るい表情から真剣な顔つきになったすみれに心配そうに一が声を掛けた。
「いや、これが生徒会の人たちと居るときの一君なんだなって思ってね。私はまだ一君の事を全然知らないんだなって痛感しているとこだよ」
「そんなの当たり前だろ。俺だってまだすーみんのことよく知らないし、これから沢山知っていきたいと思っているよ」
「ありがとう。でも私も生徒会の皆さんに負けないくらい一君がいつも笑顔で居てもらえるような最高の彼女になれたら良いなと思うよ」
すみれの嘘偽りのない正直な想いを聞いた一は嬉しく思いながらも、その思いを受け止められるかどうかという一抹の不安を心に隠しながらごまかすように言った。
「そうだね、でも、ハードルは高いぞ。本当に色々と振り回されて大変な思いをさせられたけど、その分この一年は本当に多くのことを学ばせてもらったし、バカな事で楽しませてもらったんだ。そんな訳でこの生徒会の先輩3人と巴ちゃんを加えた4人を俺は尊敬しているし、最高の仲間だって思っているよ。だからそれと同じくらい俺にとって大事な存在になるのは難易度が高いかもよ」
一は今まで誰にも話したことがない生徒会メンバーへの思いを語りつつ、すみれに発破を掛けるようにいじらしく言った。
「そんなにハードルが高いの!やっぱり私じゃ無理なのか」
先程までの真剣な表情から急に自信を無くし弱気な顔になったすみれが一に泣きつくように言った。
「まずは突然意味不明な妄想世界に飛ばないように気をつけることかから始めようか。さすがにさっきのアレは想像豊かな男子高校生でも付いていけないレベルの妄想だったからね。すーみんは一体普段からどんな妄想をしているんだよ。全く破廉恥な娘だわ!」
一がすみれの妄想爆発した教室での事をいじり倒していると、余りの羞恥心に顔を下げて、即座に土下座をしながら平謝りをし始めた。
「本当にそれだけは誰にも言わないでください。何でも言うことを聞くからお願いします。思い出すと恥ずかしくて穴に入りたいぐらいだよ。もうしませんから勘弁してください」
「本当に、何でも言うこと聞くの。本当に?」
一がニヤニヤしながらすみれに問いかけると、恥ずかしそうにつぶやいた。
「エッチな奴は、ちょっと心の準備をさせて欲しいです」
「だから何で俺がそんな要求すると思っているのさ。冗談に決まっているでしょ。付き合いたての大事な彼女にそんな無茶振りをするわけないでしょうが。本当に今日のすーみんはむっつりすーみんだな。全然懲りてないじゃんか、全く」
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