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第4章

登場人物紹介 その6

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☆新登場キャラクター

☆菊池遙(きくち・はるか)
 2年5組。クラスでは目立たない穏健派のグループのリーダー。高木恵、木元耀といつも3人で固まって行動している。ある理由からすみれに目をつけて接触の機会を狙っている。


☆木元耀(きもと・ひかり)
 2年5組。遙グループの一人。クラスではあまり目立たないが、人懐っこい性格をしており、意外と顔が広い。


☆高木恵(たかぎ・めぐみ)
 2年5組。遙グループの一人。噂話が大好きなおしゃべり好き。


☆山崎敦子(やまさき・あつこ)
 2年2組美術部所属。一年の時にエリカと同じクラスの親友。現在は同じクラスの尊や大和とも仲が良い。


☆宮本翔太郎(みやもと・しょうたろう)
 2年2組。野球部所属。瞬と部活仲間で敦子とも仲が良い間柄。少なからず敦子のことを想っているが、行動には移せていない。


☆神部歩(かんべ・あゆみ)
 2年3組、女子バスケ部所属。忍の部活仲間で親友の一人。運動神経抜群の元気娘。新学期早々忍のある噂を聞いてショックを受ける。


☆佐々木勇次(ささき・ゆうじ)
 2年1組、吹奏楽部所属。生活は非常に温厚で見た目も優男。しかしサックスを持ち演奏を始めると性格が変わる。一年の頃からすみれを気にしている。


☆鈴木亜美菜(すずき・あみな)
 2年3組。吹奏楽部所属。気が強い性格で縄張り意識が強い。一年次にすみれと同じクラスで、剛に恋心を抱いていた。すみれにとって天敵の一人。今では剛を諦めて勇次に乗り換えようとアプローチをするも上手くいかずにいる。学年で目立っている三佳や忍、すみれを嫌っている。


山田二郎(やまだ・じろう)
 主人公の一人。2年5組の生徒。基本的にやる気が無く、何事も斜にかまえるあまのじゃく。若干の猫背と死んだ魚のような目を持っている事以外は平凡な男子高校生。ただ放課後になるとやる気を出し、誰に頼まれたわけでも無く校内の見回りをして何かと面倒事に出くわしている。運動神経はそこそこ、学力もそこそこだが英語に関しては幼少時から厳しく教育されていたため、学年トップを一年の頃から維持している。友人の一ノ瀬一とは中学時代からの付き合いで、徘徊癖のある変わり者と思われつつも信頼できる親友としてなぜか気に入られている。
 凜の強烈なアプローチを軽くながし、忍の嫉妬にも動じず、四葉との関係の進展にも二郎自身着いていけない状況で戸惑っており、悩んだ結果、とりあいず悩むことをやめて2学期を迎えることになった。
 二郎にとって不思議な出会いがあったことに今は気付いていない。


一ノ瀬一(いちのせ・はじめ)
 二郎のクラスメイト。生徒会広報で学年一の顔の広さを持つ。どんなときでも優しく、誰にでも好かれる好青年。運動神経も良く、学力もクラス2位。学年3位のオールラウンダー。ポジティブ思考でギャップ萌。姉と妹に普段から女の怖さを叩き込められているのため女子の扱いも慣れておりチャラい面もあるが、意外と圧しに弱く何でも受け入れてしまえる度量の広さが、逆に特定の人との深い付き合いを難しくさせている。
 その一方で自分のスタイルを良くも悪くも貫く変わり者の二郎の理解者であり、中学時代からの数少ない親友。基本的にその場の空気を読み、どんな状況でも場を落ち着かせるピースメーカー。
 夏休みの終わりにすみれの勢いに負けていつの間にか彼女持ちとなる。
今後どうするかは何も考えていなかったため、何かとくろうすることなる。
 

馬場三佳(ばば・みか)
 二郎のクラスメイト。陸上部所属で全国大会で4位になった実力者。トレードマークはゆらゆら揺れる長く伸びたポニーテール。男女ともに文句のつけようも無い美貌をもち、校内一のアイドル的な人気を誇る。しかしながら本人に自覚はあまり無く、性格は天然の憎めないおバカキャラでそれも人気の要因となっている。高一から告白された経験は数知れずほど。とにかくフランクで男女かまわずフレンドリーに振る舞うので勘違いしたバカな男達が後を絶たない。
 ペンギンランドの一件から二郎に興味を持ち始めるが、いまいち二郎との関係を深めることが出来ずに居るため、何かしらのきっかけを探している。
 また全国大会以降燃え尽き症候群になっており、陸上へのモチベーションがいまいちモテずにいる。


結城四葉(ゆうき・よつば)
 二郎達の隣の2年4組の生徒。帰宅部。ある事がきっかけで二郎と知り合う。学校生活では交友関係を極力少なくしており、普段はマスクとメガネに前髪を下ろした地味っ子スタイルで、ほとんどしゃべらないため存在感もほとんどなく、未だに顔と声を知らないクラスメイトが大半。しかし実際はとても笑顔が似合うしっかり者で人懐っこい一面もある美少女。努力家で学力は1年次から学年5位以内をキープ。
夏休みは稼ぎ時であるため、週6でバイトに勤しんいでる。
 趣味は弟の野球の応援で、当面の目標は弟に新しいグローブを買うこと。最近の悩みは素顔が大人っぽいため、高校生に見られないこと。
 二郎との関わりをきっかけに学校生活でも少しずつ行動を変えて生きたらと考えている。


橋本すみれ(はしもと・すみれ)
 二郎クラスメイト。2年5組女子のリーダー的存在。見た目は流行にキッチリ乗れる今時の女子高生で、性格はハキハキとしたしっかり者だが、恋愛に関しては不器用で直情的。自分の気持ちに正直に行動することで周りに気を遣わせることもあるが、基本的には面倒見の良い善人のため友人関係は上手くいっている。三佳、忍、エリカの女子グループのリーダー。
 ペンギンランド、陸上大会、花火大会などを通して一との関係を一気に縮めて奇跡的に告白に成功。人生で最も幸せな時間を過ごしているが、遙達の話しを聞いて現実に引き戻されることになる。
 またかつての因縁をもつ生徒が現れてさらに騒がしい状況に巻き込まれる。


飯田エリカ(いいだ・えりか)
 二郎のクラスメイト。美術部所属。丸メガネを掛けた文化系ほんわか少女。学級委員をしており男女から共に信頼が厚く一部からは「お母さん」と呼ばれることがある。普段は非常に温和な性格で面倒見が良いが三佳の予想も付かない言動に対してのみ希に人格が変わることがある。
 すみれグループにはクラスの平和を保つために加入し、現状ではクラスの雰囲気に満足している。基本的には前から引っ張るよりも後ろからフォローしてあげるタイプの影のリーダー的存在。学力は優秀でクラストップの校内で2位の才女。テストの度に三佳のために勉強会を開いている。
 拓実とは相思相愛で夏休みは二人でデートを繰り返して晴れて恋人同士になる。
 新学期早々三佳や忍の噂を聞き、真相を確かめ今後の対応策を講じるためあれこれ動き回ることに。

成田忍(なりた・しのぶ)
 二郎のクラスメイト。バスケ部所属のエース。長身とスタイル抜群の姿とボーイッシュな容貌と振る舞いが校内女子(主に後輩女子)から崇拝されており、熱狂的なファンがいるほどの人気者。性格も竹を割ったようなさっぱりしたタイプで、高校生活はバスケ一本でいくつもりのため女子特有のマウンティングや恋愛などのもめ事には全く興味なし。一年からクラスと部活が同じの二郎に対しては腐れ縁と思いつつもなんとなくほっておけない間柄になっている。
 3年が引退してから新しい女バスの部長となる。夏祭りの一件から変に二郎を意識するようになり、つんでれ具合が激化する。なぜか凜への対抗意識が強く何かと維持を張るようになっていく。
 また歩と尊の関係をどうにかしたいと悩むことになる。


レベッカ・ファーガソン
 2年4組で四葉のクラスメイト。写真部所属。ブロンドで瞳の青いイングリッシュローズ。イギリスから移住して10年、すっかり日本の生活にも慣れたが、日本の英語のテストだけは未だに苦手。
 高校一年時は二郎のクラスメイトで、英語の勉強をきっかけに仲良くなる。天真爛漫でクラスのマスコット的存在として愛されるキャラクター。現在も二郎とは部室でお茶を飲む間柄。数少ない四葉の友達。
 夏休みに一とすみれとも友人関係となり、2年5組の生徒たちとの交友関係を広げていく。
 四葉もレベッカに引っ張られ、二郎達のグループと少しずつ関係を持っていくきっかけを作っていく。
 凜を鬼の副会長、小悪魔副会長と呼び、いつも怒られているが本人が全く懲りていない。
 好物はハッピータウンと歌舞伎揚げ。


工藤剛(くどう・つよし)
 2年1組。サッカー部のエースストライカーで学年トップクラスのイケ面男子。爽やかスポーツ男子で、自分が他の男子よりもモテることをある程度自覚している自信家な面もある。三佳に密かに思いを寄せており、告白のチャンスを狙っている。エリカの小学生時代からの幼馴染みで、親友は同じくサッカー部でクラスメイトの服部拓実がいる。
 花火大会当日に三佳に告白をして振られる。本人としては気持ちが吹っ切れて新たな恋を探し始める。また失恋を経験したことでイケメン度がさらに増し、以前以上にモテまくることになる。

服部拓実(はっとり・たくみ)
 2年1組。剛のクラスメイト。サッカー部所属で剛の親友。エリカとも幼馴染みで両想いの関係。性格は明るく気配りの出来るムードメーカー。
 夏休みにエリカと無事恋人同士となるが親友の剛が失恋したことで、若干気を遣っている。エリカと共に夏休みの噂について真相究明に当たることにことになる。


二階堂凜(にかいどう・りん)
生徒会副会長。二郎、一と同じ中学出身で高校でも1学年上の先輩。才色兼備の黒髪ロングヘアーの和風美人。性格は気が強く自分の正義を貫く一本芯の通った精錬潔白が心情の優等生。中学時代のある騒動をきっかけに二郎にゾッコンとなるも、かなりのドSっぷりと二郎への行き過ぎた愛情表現のために、二郎からは本気の気持ちが分からずからかわれていると勘違いされている。根は真面目だが、いたずら好きでちゃめっけもあり、なんだかんだで二郎や一からは愛すべき先輩として思われている。
夏休みの花火大会では二郎とイチャつくことに成功するも四葉に横取りされたことを根に持っており、新学期早々四葉に宣戦布告しに来る。また忍と二郎の関係に何かとケチをつけて対抗意識を燃やすようになる。
生徒会の権限で二郎を秋の行事でも動員して一緒に居る時間を作ろうとする。


藤堂英治(とうどう・えいじ)
 生徒会会長。学力学年トップかつ超絶のイケ面の完璧超人だが、性格がキツく毒舌家でしかも潔癖症という重い属性持ちのため一般生徒からは若干距離を置かれている。性格は真面目で責任感も強く、付き合ってみると非常に面倒見も良いため教員や生徒会メンバーからの信頼は厚い。一にとっても尊敬する先輩である一方で、英治自身も一のコミュニケーション能力の高さに尊敬の念を抱いている。同じく生徒会会計の佐倉ほのかとは両思いの関係。
 残り少ない生徒会の仕事を密かに楽しんでおり、凜と二郎のやり取りを見守っている。


佐倉ほのか(さくら・ほのか)
 生徒会会計。凜と英治と共に3年生。おっとりした性格で普段が大人しいが、怒ると学年で一番恐ろしいと言う噂があり、誰もほのかの機嫌を悪くさせないように気をつけている。凜の親友で英治とは両思いの関係。凜と二郎の関係を温かく見守っている。
 英治との仲も安泰で後は凜の恋の行方を英治と共に応援している。

宮森巴(みやもり・ともえ)
 2年3組。生徒会書記。一と共に1年次から生徒会に所属する生真面目少女。規範と規律を何良いも尊び、風紀の乱れを極端に嫌うため一部の生徒からは嫌われている面もあり、本人も陰で気にしている。1年次に同じクラスであり、生徒会でもともに過ごしてきた一に対して、巴自身少なからず特別な思いを持っていたが、花火大会当日の告白未遂やすみれとのイチャつきを目の前で見せつけられたため、今まで以上の規律の鬼になる。しかし、失恋のダメージは思いのほか大きく気を落とす事が増えている。


中田尊(なかた・たける)
 2年2組。バスケ部部長。身長180cmを超える大男。単純明快の筋肉バカで、良くも悪くも裏表のない性格で交友関係も広く、どちらかと言えば女子よりも男子にモテるタイプの男子。同じクラスの大和とは親友で二郎や一ともバスケ部の繋がりで付き合いがある。一年時はすみれと剛と同じクラス。 
 花火大会当日に忍に完膚なきまでに振られるが、女子バスケ部に自分を好きな子がいると聞かされて何とか元気を取り戻す。

小野大和(おの・やまと)
 2年2組。バスケ部所属。身長、体重、容姿、学力、交友関係などあらゆる点で普通の男子。性格はどちらかと言えば落ち着きがあり一歩引いているタイプ。尊とは部活とクラスが同じこともあり親友の関係。一と巴とは一年時に同じクラス。
 花火大会当日は巴にフラれるも、未だ巴を忘れることが出来ずに巴と一の関係を気にしている。
また夏休みの噂話を聞き、行動を移すことになる。


五十嵐瞬(いがらし・しゅん)
 2年3組。野球部所属。高飛車で傲慢、気が強く自意識過剰な自己中男。偶然、四葉の素顔を見て一目惚れして強引に告白しようと画策し二郎に阻止される。
 一年次に二郎と同じクラスで二郎を根暗で地味な雑魚だと思っていたが、今は要注意人物として警戒している。
 新学期早々に二郎に復習しようと悪巧みを実行する。


吉田咲(よしだ・さき)
 二郎の小学校時代のクラスメイト。とても恥ずかしがり屋で内気だが、根は真面目な責任感が強い女の子。小学6年の時にクラスの問題にいじめを受けて転校する事になる。二郎の人格形成に大きく影響を与えるきっかけを作った少女で、今もなお二郎の心に強く影響を与えている。
 二郎と新たな出会いを迎える事になるが、二郎には気付かれずヤキモキする。



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