209 / 388
第三話
そして就寝
しおりを挟む
明日の方針も決まりシャルターに入ると順番にシャワーを浴びる。
「ふはぁ……これは凄い」
シャワーを浴び終わったアティウラが下着のような薄着姿で長い髪の毛をタオルで拭きながらそう言った。
「でしょ? シャワーってのも気持ちよくて便利だけど、この室内は暖かいし夜なのに明るいし、それに何より魔物や獣に襲われる心配がないからね」
何故かドヤ顔で説明するデル。
「前の時代に使われていた緊急避難用らしいよ」
「そうなんだ」
シェルター内を見渡すアティウラ、風呂上がりで下着姿のような格好はなんとも色っぽい。
「二人を心配してないのが不思議だった……確かにこれなら安全」
「ここには水があるから食糧さえ確保しておけば余裕で数日は引きこもれるよ」
おおよそ8~10畳くらいの室内だがこれくらいの人数であればそこまで手狭には感じない。
このシェルターは異世界や異次元に存在しているのではなく、この星の何処かの地下10メートル程の場所にある。
地下なので室温は一年を通して一定で冬は暖かく感じられ夏は涼しく感じられる。
トイレやシャワーは地下水を使っているが俺達が使う程度であれば枯渇するような心配は全くない。調理も出来るようだが残念ながらそれらの装備品は壊れていて今は物置として使用している。
いずれにせよシェルターに入るには魔力が消費されるので注意が必要である。
「このおかげで夜の見張りが不要ですし、何よりこうやって身だしなみまで整えることが出来るので本当に助かってます」
セレーネが髪の毛を整えながら嬉しそうに言った。
「ここに探索で見つけたアイテムも保管出来そう」
さすが現役冒険者、そういう発想が直ぐに出る。そうか雑嚢に入らない大きなのはこっちに置けば良いか。
「主様は戦う以外なんでもあるのね」
「なんだそれ」
これは別に俺の能力じゃなくてアイテムなんだが。
「そりゃそうでしょ、他人に多量の魔力を与えて、敵を正確に察知して強さまで分かって、更にこんな拠点まで持っている。まさに何でもありじゃん」
デルがまたもドヤ顔で語る。
「ですが勇者様は自身が戦えないと分かっていらっしゃるのに他者を庇ったりしますよ」
「……逃げなさいと言ったのに逃げないでキスしてきた」
「わたくしのときもそうでした。ゾンビがいるのに気にせず飛び込んできました」
綺麗なロングヘアの二人は嬉しそうに人の話をし始めた。
「そうそう、凄いお節介なんだよね。まあ僕もそのお節介に助けてもらってるからあんまり変なことは言えないけど」
デルはベッドの下にある本を取り出しながら会話を続ける。
女三人寄れば姦しいとはよく言ったもの。
全員種族が違うのに、女性というのは基本的な資質は変わらないんだなと実感する。ただ俺のことを楽しそうに話すのは止めてほしい。
端から見ている限りは、お風呂上がりの薄着でキャッキャしてるのは可愛いけどさ。
しかし、今日もなんとか生き残ったな。
結局アティウラに戦ってもらったけどさ。自分で戦えないってのは本当にもどかしい。
などと考えるが、とても俺にアティウラの様な戦い方が出来るようになるとは思えない。
もし彼女が同行を拒否されたら、二人と合流する前に某巨人マンガの如くトロルに捕まって喰われていたかもしれない。
いや、トロルどころか森の魔物に普通に襲われて死んでたかもな。
「……はぁ、あのさセレーネ」
心の奥から震えを感じ始めた俺はセレーネを呼ぶ。
「あ、はい。こちらへどうぞ」
セレーネは俺が腰掛けているベッドの横に座ると、はいどうぞと両手を前に出して迎えてくれる。
直ぐさま彼女の身体に抱きつくと優しく首に手を回して自分の胸に引き寄せてくれる。
優しい温もりを感じるとそのまま柔らかな感触に身を預けた。
「……我が儘言ってごめん」
「いいえ、勇者様は今日も大変だったのでしょう」
「うん……ありがとう」
セレーネの温もりを感じると今日も生き残れたんだなと安心する。
何故この状態になるのかは肉体と精神が合っていないからじゃないかと考えていた。
精神はおっさんで一度は死にかけた身だからか目の前の危険に対して酷く鈍感になっているが、肉体の方はまだ若く経験が浅いため後になって落ち着いたときに精神と関係なく恐怖で身体が震え始めるのだと今のところは思っている。
これは俺自身では制御不能なようで肉体が感じている恐怖はそのまま精神にまで蝕んでいき冷静でいられなくなる。
だが彼女達の温もりがその恐怖を和らげてくれる。
もしかしたら別の感触により他のことに肉体の興味が移るからかもしれないけどな。
彼女達には大変申し訳ないが、こうやって肉体と精神の均衡を保つためにお願いするしかない。
「あれはあんまり気にしないでやって、アイツって結構無謀な行動をするくせに後から怖くなって、ああなるみたいなの」
「昨夜、見たから知ってる」
デルとアティウラが近くで何か話しているようだが今は気にしない。
「まだクソガキなのに妙に大人びているからか、普段は年上にも思えるけど、こういうところは年相応でママのおっぱいが恋しいのよ」
「そういうところが可愛い」
「可愛いか? むしろ今なんて見た目よりも幼くない」
「むしろそれがいい」
「あ、そ、そうなんだ……」
デルはなんとも微妙に分からない顔をするが、直ぐに飽きて本を読み始めた。
しばらくセレーネに抱きついた俺が落ち着くと就寝する。
コットベッドは三つしかないので俺が寝袋で寝ることにする。
もちろんアティウラは寝袋で十分だと言っていたが、明日のことを考えたら十分に身体を休めて欲しいと頼んで無理矢理寝かせた。
もちろんこの寝袋でも十分に眠れるので問題はないが、やはりベッドの方が身体を休められることに違いはない。
それとは別に寝袋だと一人で静かに眠れるんだよね。ベッドだと視点が同じ高さになって彼女達の寝姿がよく見えて色々と困ることが多い。
それでなくてもこの密室で甘く良い匂いがしているというのに薄着の女の子3人が直ぐ近くで寝息を立てているのは結構身体に毒なのである。
だがそうやって悶々とするのもほんのわずか、歩き疲れている身体は休息を求めてあっさりと意識が落ちていくのであった。
同じ時間の森の中。
ぐっ、ぐうぅぅ……。
「うう……、お腹空いた……」
寒さ以上に空腹が辛い夜だった。
移動を重視したため、途中で狩りなどの時間が割けず満足に食事が出来なかった。
トロルはその辺の適当なものを食べ、ゴブリンやコボルドも虫などを食べていたようだが、当然元日本人の彼にそんなものが食べられるわけもなく何も食べずに寝た。
だが空腹に対して身体は素直な反応をするため、なかなか寝付けなかった。
「で、でも……明日、明日になれば……」
そう、明日になればきっと求めて止まないものが手に入る。そう考えたらこの空腹も耐えられるのであった。
「ぐふ……ぐふふっ、め、メイドさん……と、あんなことそんなこと……ぐふふっ」
「ふはぁ……これは凄い」
シャワーを浴び終わったアティウラが下着のような薄着姿で長い髪の毛をタオルで拭きながらそう言った。
「でしょ? シャワーってのも気持ちよくて便利だけど、この室内は暖かいし夜なのに明るいし、それに何より魔物や獣に襲われる心配がないからね」
何故かドヤ顔で説明するデル。
「前の時代に使われていた緊急避難用らしいよ」
「そうなんだ」
シェルター内を見渡すアティウラ、風呂上がりで下着姿のような格好はなんとも色っぽい。
「二人を心配してないのが不思議だった……確かにこれなら安全」
「ここには水があるから食糧さえ確保しておけば余裕で数日は引きこもれるよ」
おおよそ8~10畳くらいの室内だがこれくらいの人数であればそこまで手狭には感じない。
このシェルターは異世界や異次元に存在しているのではなく、この星の何処かの地下10メートル程の場所にある。
地下なので室温は一年を通して一定で冬は暖かく感じられ夏は涼しく感じられる。
トイレやシャワーは地下水を使っているが俺達が使う程度であれば枯渇するような心配は全くない。調理も出来るようだが残念ながらそれらの装備品は壊れていて今は物置として使用している。
いずれにせよシェルターに入るには魔力が消費されるので注意が必要である。
「このおかげで夜の見張りが不要ですし、何よりこうやって身だしなみまで整えることが出来るので本当に助かってます」
セレーネが髪の毛を整えながら嬉しそうに言った。
「ここに探索で見つけたアイテムも保管出来そう」
さすが現役冒険者、そういう発想が直ぐに出る。そうか雑嚢に入らない大きなのはこっちに置けば良いか。
「主様は戦う以外なんでもあるのね」
「なんだそれ」
これは別に俺の能力じゃなくてアイテムなんだが。
「そりゃそうでしょ、他人に多量の魔力を与えて、敵を正確に察知して強さまで分かって、更にこんな拠点まで持っている。まさに何でもありじゃん」
デルがまたもドヤ顔で語る。
「ですが勇者様は自身が戦えないと分かっていらっしゃるのに他者を庇ったりしますよ」
「……逃げなさいと言ったのに逃げないでキスしてきた」
「わたくしのときもそうでした。ゾンビがいるのに気にせず飛び込んできました」
綺麗なロングヘアの二人は嬉しそうに人の話をし始めた。
「そうそう、凄いお節介なんだよね。まあ僕もそのお節介に助けてもらってるからあんまり変なことは言えないけど」
デルはベッドの下にある本を取り出しながら会話を続ける。
女三人寄れば姦しいとはよく言ったもの。
全員種族が違うのに、女性というのは基本的な資質は変わらないんだなと実感する。ただ俺のことを楽しそうに話すのは止めてほしい。
端から見ている限りは、お風呂上がりの薄着でキャッキャしてるのは可愛いけどさ。
しかし、今日もなんとか生き残ったな。
結局アティウラに戦ってもらったけどさ。自分で戦えないってのは本当にもどかしい。
などと考えるが、とても俺にアティウラの様な戦い方が出来るようになるとは思えない。
もし彼女が同行を拒否されたら、二人と合流する前に某巨人マンガの如くトロルに捕まって喰われていたかもしれない。
いや、トロルどころか森の魔物に普通に襲われて死んでたかもな。
「……はぁ、あのさセレーネ」
心の奥から震えを感じ始めた俺はセレーネを呼ぶ。
「あ、はい。こちらへどうぞ」
セレーネは俺が腰掛けているベッドの横に座ると、はいどうぞと両手を前に出して迎えてくれる。
直ぐさま彼女の身体に抱きつくと優しく首に手を回して自分の胸に引き寄せてくれる。
優しい温もりを感じるとそのまま柔らかな感触に身を預けた。
「……我が儘言ってごめん」
「いいえ、勇者様は今日も大変だったのでしょう」
「うん……ありがとう」
セレーネの温もりを感じると今日も生き残れたんだなと安心する。
何故この状態になるのかは肉体と精神が合っていないからじゃないかと考えていた。
精神はおっさんで一度は死にかけた身だからか目の前の危険に対して酷く鈍感になっているが、肉体の方はまだ若く経験が浅いため後になって落ち着いたときに精神と関係なく恐怖で身体が震え始めるのだと今のところは思っている。
これは俺自身では制御不能なようで肉体が感じている恐怖はそのまま精神にまで蝕んでいき冷静でいられなくなる。
だが彼女達の温もりがその恐怖を和らげてくれる。
もしかしたら別の感触により他のことに肉体の興味が移るからかもしれないけどな。
彼女達には大変申し訳ないが、こうやって肉体と精神の均衡を保つためにお願いするしかない。
「あれはあんまり気にしないでやって、アイツって結構無謀な行動をするくせに後から怖くなって、ああなるみたいなの」
「昨夜、見たから知ってる」
デルとアティウラが近くで何か話しているようだが今は気にしない。
「まだクソガキなのに妙に大人びているからか、普段は年上にも思えるけど、こういうところは年相応でママのおっぱいが恋しいのよ」
「そういうところが可愛い」
「可愛いか? むしろ今なんて見た目よりも幼くない」
「むしろそれがいい」
「あ、そ、そうなんだ……」
デルはなんとも微妙に分からない顔をするが、直ぐに飽きて本を読み始めた。
しばらくセレーネに抱きついた俺が落ち着くと就寝する。
コットベッドは三つしかないので俺が寝袋で寝ることにする。
もちろんアティウラは寝袋で十分だと言っていたが、明日のことを考えたら十分に身体を休めて欲しいと頼んで無理矢理寝かせた。
もちろんこの寝袋でも十分に眠れるので問題はないが、やはりベッドの方が身体を休められることに違いはない。
それとは別に寝袋だと一人で静かに眠れるんだよね。ベッドだと視点が同じ高さになって彼女達の寝姿がよく見えて色々と困ることが多い。
それでなくてもこの密室で甘く良い匂いがしているというのに薄着の女の子3人が直ぐ近くで寝息を立てているのは結構身体に毒なのである。
だがそうやって悶々とするのもほんのわずか、歩き疲れている身体は休息を求めてあっさりと意識が落ちていくのであった。
同じ時間の森の中。
ぐっ、ぐうぅぅ……。
「うう……、お腹空いた……」
寒さ以上に空腹が辛い夜だった。
移動を重視したため、途中で狩りなどの時間が割けず満足に食事が出来なかった。
トロルはその辺の適当なものを食べ、ゴブリンやコボルドも虫などを食べていたようだが、当然元日本人の彼にそんなものが食べられるわけもなく何も食べずに寝た。
だが空腹に対して身体は素直な反応をするため、なかなか寝付けなかった。
「で、でも……明日、明日になれば……」
そう、明日になればきっと求めて止まないものが手に入る。そう考えたらこの空腹も耐えられるのであった。
「ぐふ……ぐふふっ、め、メイドさん……と、あんなことそんなこと……ぐふふっ」
0
お気に入りに追加
103
あなたにおすすめの小説
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
悪役令嬢は永眠しました
詩海猫
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」
長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。
だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。
ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」
*思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m
断罪イベント返しなんぞされてたまるか。私は普通に生きたいんだ邪魔するな!!
柊
ファンタジー
「ミレイユ・ギルマン!」
ミレヴン国立宮廷学校卒業記念の夜会にて、突如叫んだのは第一王子であるセルジオ・ライナルディ。
「お前のような性悪な女を王妃には出来ない! よって今日ここで私は公爵令嬢ミレイユ・ギルマンとの婚約を破棄し、男爵令嬢アンナ・ラブレと婚姻する!!」
そう宣言されたミレイユ・ギルマンは冷静に「さようでございますか。ですが、『性悪な』というのはどういうことでしょうか?」と返す。それに反論するセルジオ。彼に肩を抱かれている渦中の男爵令嬢アンナ・ラブレは思った。
(やっべえ。これ前世の投稿サイトで何万回も見た展開だ!)と。
※pixiv、カクヨム、小説家になろうにも同じものを投稿しています。
乙女ゲームの断罪イベントが終わった世界で転生したモブは何を思う
ひなクラゲ
ファンタジー
ここは乙女ゲームの世界
悪役令嬢の断罪イベントも終わり、無事にエンディングを迎えたのだろう…
主人公と王子の幸せそうな笑顔で…
でも転生者であるモブは思う
きっとこのまま幸福なまま終わる筈がないと…
他国から来た王妃ですが、冷遇? 私にとっては厚遇すぎます!
七辻ゆゆ
ファンタジー
人質同然でやってきたというのに、出されるご飯は母国より美味しいし、嫌味な上司もいないから掃除洗濯毎日楽しいのですが!?
義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる