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第二章 思わぬ『ライバル』登場で、いよいよ二人の間は急接近!? 浮かび上がる彼女のホントのキモチ!!
第三十二話 ごちゃごちゃ言わずに『ハッキリ』いえばいいのですわ!
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――カルサイトリコ スパー高原 岩石地帯――
BANG! BANG! BANG!
「大量! 大量! ざっとこんなもんですわね」
僕、ついてくる必要があったのかな?
ジェニファーさんの足元には、大量の〈ピーカン・クラブ〉が。
ざっと20匹ぐらいはいる。
「というか、そんなにいらないと思うんだけど」
「……あら、それもそうですわね」
やれやれ、弾だって限りがあるのに。
「フー、いいアセかきましたわ。それにしても息ぴったり――あれ、ウィンさんはどこへ」
「あれ、そういえば……」
いない。
どこ行っちゃったんだろう。
「まったく、どこに行ってしまわれたのかしら?」
一人になるなんて危険だ。
「とにかく探しましょう」
「そうですわね」
「クーン! クーン!」
僕らは一度狩りを中断し、ウィンを探すことに。
キキがにおいをたどってくれているから、すぐに見つかるだろう。
「でも、本当にアナタたち恋人同士じゃないんですの?」
「ええ、まぁ、そうですね」
それは間違いないんだけど。
でも、この状態は、なんて言えばいんだろう。
「キモチだけ伝えて、はぐらかされているっていうのかなぁ?」
ちょっと言い方悪いか、これは。
「そんな変な状態になってます……ハハハ」
「なんですか。それは、まったくしょうがない人ですわね」
「面目次第もございません」
「いいえ、さっきのはミスターフィル、アナタにではなく、ウィンさんに言ったのです」
どういうことだろう?
「どうせ自分がいつか死ぬからとか、変なこと考えているんじゃありませんの」
「……そうなんですかね」
うーん、それをどうにかしようと旅しているんだけどなぁ。
とはいってもやっぱり色々と不安なのかもしれない。
気持ちを支えられるものがあればいいんだけど。
自分が支えになる?
いやいやいや、はぐらかされていたらなぁ。
でも――。
「少し押しが足りないんじゃありませんの?」
「やっぱりそうなんですかね」
「そうですわよ」
ジェニファーさんにため息つかれた。
確かにはっきりさせていないのは結局、自分の方なのかもしれない。
「ああいう自尊心が足りなくて、近づこうとすればさけて、離れようとすればヤキモチを焼く『こまったちゃん』には「オレが信じる! お前を信じろ!」ぐらい言ってやらないと」
「あはは、どっかで聞いたことのあるようなセリフですね」
レヴィン兄ぃに似合いそう。
でも、ほんとそうかも。
「ジェニファーさんって、いつも自信に満ちあふれていますよね。ほんとスゴイと思います」
「そうですわね。我ながら自尊心のかたまりのようだと思っていますわ」
高飛車なジェニファーさんの言葉。
でもあんまりイヤミに感じないんだよなぁ。
ほんと尊敬す――。
「きゃあああああああああああああああああああああああああああっ!」
「ゥワァン! ゥワァン!」
「これはウィンの声!」
「あっちですわ!」
僕らはさけび声がした方へ、急ぎ向かった!
『SHAAAAAAAAA!』
「ウィン!」
「ウィンさん!」
「フィル! ジェニー!」
ウィンは〈サポテ・ローパー〉という触手モンスターにつかまっていた。
逆さづりにされて身動きが取れないみたい。
「ザコ相手に何やってるんですの! 行きますわよフィル!」
「はい!」
僕は新調したボウナイフをぬいて走った!
BANG! BANG! BANG!
ZSS! ZOSCH! ZWWUSCH!!
BBBSCHHAAAAA!!
――そして1分後。
「フぅ……まったく、世話が焼けますわね」
「……ゴメン」
ジェニファーさんがウィンをたしなめている間。
自分は〈サポテ・ローパー〉の頭についている実をもぎ取る。
この身はチョコレート・プリンのような味がして、ウィンの大好物。
ウィンもかなり落ちこんでいるから、これで元気になってくれればいいんだけど。
「ウィンさん、あなたワザとわたくしとミスターフィルを二人っきりにしましたわね」
はぁ?
「えっ! どうしてわかったの!?」
ごめん、えっと、どういうこと?
「やっぱり……ほんとバカですわね」
「ちょっとまって、全然意味がわからないんだけど! どういうこと?」
ウィン……。
いまにも泣きそうなくらい、ツライ顔して。
何かあったのか?
「……二人を……くっつけようとしました。ごめんなさい」
「……ハァ……まぁ、そんなところでしょうね」
うんざりした顔されても。
よくわからないんだけど?
「ようはこういうことですわ」
話はこうだ。
まず、昨日ウィンはジェニファーさんが僕に好意を持っているとカンチガイした。
どこでそう思ったのかは、この際置いておこう。
それで、一晩悩んで。
どうせ死ぬ自分より、ジェニファーさんの方がいいだろうと考えたらしい。
さっきやけに元気なかったり積極的だったのもそのせいだと思う。
「うぅ……グス……」
……ウィン泣いちゃった。
「ハァァァァッァ~~~……」
ジェニファーさんのため息、すごく重々しい。
「ごちゃごちゃ言わずにどうしたいかハッキリ言えばいいじゃありませんか! 何をためらっているんですの!」
ビクッ! っとウィンの肩がはねあがると――。
「……アタシだって、ずっといっしょにいたいよ」
「いればいいのですわ」
「……みんなと、フィルと、ずっと楽しくすごしたいよ」
「すごせばいいのですわ」
「ジェニファーさんの言う通りだよ。それをかなえるために旅をしているんじゃないか」
「……うぅ……」
うずくまってしまったウィンに自分はそっと寄りそった。
ほんと不器用なんだから。
「……ハァ……そもそも、どうしてあなたのお母さまは、お父さまといっしょになったんですの?」
「え? どうしてって……」
「死ぬと分かっていて、どうしてレヴィンさん、それにアナタを産んだんです?」
「それは……」
「まずはそれを知って――っ!!!?」
「ゥワァン! ゥワァン! ゥゥゥゥーッ!!」
なんだ?
ジェニファーさん、声を失っている。
キキもうなっている。
それになんだかカゲってきて。
上を見上げると――。
『PUUUUUUUUUUUUUUUUUUDDDDDDDDDIIIIINNG……』
ぁ…………。
なんと孤立丘の後ろから、特大のプリン状のモンスターが現れた!
BANG! BANG! BANG!
「大量! 大量! ざっとこんなもんですわね」
僕、ついてくる必要があったのかな?
ジェニファーさんの足元には、大量の〈ピーカン・クラブ〉が。
ざっと20匹ぐらいはいる。
「というか、そんなにいらないと思うんだけど」
「……あら、それもそうですわね」
やれやれ、弾だって限りがあるのに。
「フー、いいアセかきましたわ。それにしても息ぴったり――あれ、ウィンさんはどこへ」
「あれ、そういえば……」
いない。
どこ行っちゃったんだろう。
「まったく、どこに行ってしまわれたのかしら?」
一人になるなんて危険だ。
「とにかく探しましょう」
「そうですわね」
「クーン! クーン!」
僕らは一度狩りを中断し、ウィンを探すことに。
キキがにおいをたどってくれているから、すぐに見つかるだろう。
「でも、本当にアナタたち恋人同士じゃないんですの?」
「ええ、まぁ、そうですね」
それは間違いないんだけど。
でも、この状態は、なんて言えばいんだろう。
「キモチだけ伝えて、はぐらかされているっていうのかなぁ?」
ちょっと言い方悪いか、これは。
「そんな変な状態になってます……ハハハ」
「なんですか。それは、まったくしょうがない人ですわね」
「面目次第もございません」
「いいえ、さっきのはミスターフィル、アナタにではなく、ウィンさんに言ったのです」
どういうことだろう?
「どうせ自分がいつか死ぬからとか、変なこと考えているんじゃありませんの」
「……そうなんですかね」
うーん、それをどうにかしようと旅しているんだけどなぁ。
とはいってもやっぱり色々と不安なのかもしれない。
気持ちを支えられるものがあればいいんだけど。
自分が支えになる?
いやいやいや、はぐらかされていたらなぁ。
でも――。
「少し押しが足りないんじゃありませんの?」
「やっぱりそうなんですかね」
「そうですわよ」
ジェニファーさんにため息つかれた。
確かにはっきりさせていないのは結局、自分の方なのかもしれない。
「ああいう自尊心が足りなくて、近づこうとすればさけて、離れようとすればヤキモチを焼く『こまったちゃん』には「オレが信じる! お前を信じろ!」ぐらい言ってやらないと」
「あはは、どっかで聞いたことのあるようなセリフですね」
レヴィン兄ぃに似合いそう。
でも、ほんとそうかも。
「ジェニファーさんって、いつも自信に満ちあふれていますよね。ほんとスゴイと思います」
「そうですわね。我ながら自尊心のかたまりのようだと思っていますわ」
高飛車なジェニファーさんの言葉。
でもあんまりイヤミに感じないんだよなぁ。
ほんと尊敬す――。
「きゃあああああああああああああああああああああああああああっ!」
「ゥワァン! ゥワァン!」
「これはウィンの声!」
「あっちですわ!」
僕らはさけび声がした方へ、急ぎ向かった!
『SHAAAAAAAAA!』
「ウィン!」
「ウィンさん!」
「フィル! ジェニー!」
ウィンは〈サポテ・ローパー〉という触手モンスターにつかまっていた。
逆さづりにされて身動きが取れないみたい。
「ザコ相手に何やってるんですの! 行きますわよフィル!」
「はい!」
僕は新調したボウナイフをぬいて走った!
BANG! BANG! BANG!
ZSS! ZOSCH! ZWWUSCH!!
BBBSCHHAAAAA!!
――そして1分後。
「フぅ……まったく、世話が焼けますわね」
「……ゴメン」
ジェニファーさんがウィンをたしなめている間。
自分は〈サポテ・ローパー〉の頭についている実をもぎ取る。
この身はチョコレート・プリンのような味がして、ウィンの大好物。
ウィンもかなり落ちこんでいるから、これで元気になってくれればいいんだけど。
「ウィンさん、あなたワザとわたくしとミスターフィルを二人っきりにしましたわね」
はぁ?
「えっ! どうしてわかったの!?」
ごめん、えっと、どういうこと?
「やっぱり……ほんとバカですわね」
「ちょっとまって、全然意味がわからないんだけど! どういうこと?」
ウィン……。
いまにも泣きそうなくらい、ツライ顔して。
何かあったのか?
「……二人を……くっつけようとしました。ごめんなさい」
「……ハァ……まぁ、そんなところでしょうね」
うんざりした顔されても。
よくわからないんだけど?
「ようはこういうことですわ」
話はこうだ。
まず、昨日ウィンはジェニファーさんが僕に好意を持っているとカンチガイした。
どこでそう思ったのかは、この際置いておこう。
それで、一晩悩んで。
どうせ死ぬ自分より、ジェニファーさんの方がいいだろうと考えたらしい。
さっきやけに元気なかったり積極的だったのもそのせいだと思う。
「うぅ……グス……」
……ウィン泣いちゃった。
「ハァァァァッァ~~~……」
ジェニファーさんのため息、すごく重々しい。
「ごちゃごちゃ言わずにどうしたいかハッキリ言えばいいじゃありませんか! 何をためらっているんですの!」
ビクッ! っとウィンの肩がはねあがると――。
「……アタシだって、ずっといっしょにいたいよ」
「いればいいのですわ」
「……みんなと、フィルと、ずっと楽しくすごしたいよ」
「すごせばいいのですわ」
「ジェニファーさんの言う通りだよ。それをかなえるために旅をしているんじゃないか」
「……うぅ……」
うずくまってしまったウィンに自分はそっと寄りそった。
ほんと不器用なんだから。
「……ハァ……そもそも、どうしてあなたのお母さまは、お父さまといっしょになったんですの?」
「え? どうしてって……」
「死ぬと分かっていて、どうしてレヴィンさん、それにアナタを産んだんです?」
「それは……」
「まずはそれを知って――っ!!!?」
「ゥワァン! ゥワァン! ゥゥゥゥーッ!!」
なんだ?
ジェニファーさん、声を失っている。
キキもうなっている。
それになんだかカゲってきて。
上を見上げると――。
『PUUUUUUUUUUUUUUUUUUDDDDDDDDDIIIIINNG……』
ぁ…………。
なんと孤立丘の後ろから、特大のプリン状のモンスターが現れた!
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