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それぞれの絆
【旦】天の川の先に・二
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「さって、雪坊はどんな感じになるのかなー?」
「間違い無く、可愛いと思うよ~」
今しがた星が持って来た麦茶を飲みながら、天野と相楽が暢気に笑う。
茶の間を隔てた台所の方からは、やたらと良い匂いが漂って来ていた。
あの親父と星の二人で、豪勢な料理を作っているそうだ。
『式が終わってからのお楽しみだぞ!』
と、星がニヤニヤしながら言ったのが、何か癪に障った。
俺達の了承も得ずに勝手に事を進めて、何を盛り上がっているのだ。
「…ほ~ら~。眉間に皺が寄ってるよ~?」
口を一文字に結ぶ俺の額に相楽の指が伸びて来て、むにむにと揉まれた。
それを片手で軽く払い、俺は目の前に居る相楽と、その後ろに居る天野に細めた目を向けた。
「…よせ。本当に何なのだ? こんな、いきなり。…何か理由があるのだろう? 話せ」
俺の言葉に、二人は顔を見合わせて、やがて互いに頷き合った。
「あのね~。強引で悪いとは思ったんだけど~…時間が無いんだ…もう…」
「…時間…?」
相楽が姿勢を正し、何処か寂しそうに笑うその様に、俺はぴくりと眉を動かした。
「うん、あのね…」
「ああ、悪い、ゆずっぺ。やっぱ俺から話すわ」
何時もの間延びした喋りでは無いそれが、何か只ならぬ事を告げようとしている様で身構えたが、天野が立ち上がり、それを遮った。
「…天野…?」
軽く頭を掻きながら、部屋の隅で麦茶を飲んでいた天野が俺の前に、相楽の隣に並んで胡坐を掻く。
「…五十嵐司令には話してあるんだが…ゆかりん…いや、高梨」
「な、何だ?」
勤務中だって、まともに人の名を呼ばない天野が、真剣な眼差しで俺を見て来る。
"高梨"と呼んだ事で、これは本当に何か只ならぬ事を告げようとして居るのだと、俺は湧き上がって来た唾を飲み、再び身構えた。
「俺、朱雀辞めるわ」
一度目を閉じて、再び目を開いた天野の表情は、相楽と同じく何処か寂しそうに見えた。
「…は…?」
そんな天野の口から発せられた言葉の意味が、俺には理解出来なかった。随分と間抜けな声を出した自覚はあるし、間抜け面を晒している自覚もある。寂しそうな表情とは裏腹に、その声音が『俺、朱雀に入るわ』と言った時と同じく、明るく軽い物だったからかも知れんが。
「五十嵐司令からの承諾は得ている。まあ、そのせいで休みの仕様が変わったんだが」
照れくさそうに頭を掻きながら話す天野の姿に『…ああ、そう言えば司令に話したと言っていたな』と、ぼんやりと思った。
「先にお前に話すべきだったんだが…気を遣われるのが嫌でな」
「…あ、ああ…。しかし…何故だ? 俺が知る限り、お前に何かしらの病がある訳でも無いし、この仕事に嫌気が差した訳でもあるまい? お前はまだまだ現役で行けるし、五十嵐司令だって、止めた筈だと思うが…」
俺の言葉に、天野は大きく頷いた。
「ああ、止められた。泣いて止められたよ」
…泣いたのか…。
「それならば、何故?」
「…その、な…」
「ごめんね、紫君、良い?」
言い淀む天野に代わり、それまで黙っていた相楽が口を挟んで来た。
「あ、ああ?」
何だ? 五十嵐司令が泣きながら止めて、それでも了承したと云う理由は何なのだ? それを相楽は知って居ると云うのか? まさか、俺の知らぬ処で天野は病魔に侵されていたと云うのか?
「その"まだまだ現役"って云うのが問題なんだよ」
「…は…?」
しかし、相楽の言葉に、俺はまたも間抜けな声と面を晒した。
「…ずっと傍に居る紫君達…ううん、猛君本人も気付かなかった事…ああ、違うかな…猛君も杜川のおじさんも薄々気付いていたみたいだけど…。…年末に…僕、こっちに帰って来たよね?」
「あ、ああ? あの時は助かった。あ、礼がまだだったか?」
そうだ。
昨年末に、何とも言い難い任務で、朱雀が所有する保有地へと行ったのだ。雪緒を一人残して行く事に不安があったが、それをこの相楽…まあ、あの親父の仕業だが…が吹き飛ばしてくれたのだ。
「ううん、お礼は貰ったよ。…あのね、久しぶりに皆に会って思ったんだ"変わらないな"って」
「…ん?」
「あ、それは別に悪い事じゃないよ? 離れて居ても、皆、以前と同じ様に僕に接してくれるし、全然問題じゃないよ? 紫君は少し皺が目立つ様になったな、とか、手の節が目立つ様になったな、とか、血管が浮く様になったな、とか、あ、白髪がとか」
「…おい」
それはお前も同じだろうが。歳を取れば誰だって、否が応でもそうなる。
「…でも、ね。猛君には、それが無いんだ」
「…は…?」
「猛君に…ううん、それは、みくちゃんにも言える事だけど…二人には目立った加齢が見られないんだよ」
「…は…?」
「…妖ってさ、俺達と違って寿命が長いんだとさ」
相楽の言葉に天野を見れば、奴は軽く肩を竦めて笑って見せた。そして、僅かに目を伏せて話し出す。
「…何時ぐらいだったかなあ…何か爪の伸びが悪いなとか、髪の伸びが遅いなとか気付いたのは…まあ、はっきりと自覚したのは、ゆずっぺに"猛君とみくちゃんは、何時まで経っても変わらないね"って言われた時なんだが…。…気付いちまった物は仕方が無いよなあ? 杜川さんに話してさ、それで妖の寿命の事を知った。知らなかったよなあ? 俺達、あいつらを見れば…良くない物なら、即斬っていたし…」
「歳を取らない訳じゃないよ? ただ、人間より、それが緩やかなだけ…それでね…」
「…っ…、待て! 星は!? 月兎は!? あいつらは、成長しているだろう!?」
相楽は言った。みくに加齢は見られないと。だが、みくと同じ元妖の星と月兎は歳を重ね、それに見合った成長を遂げているではないか。
「うん。これは、杜川のおじさんの見解なんだけどね。星君と月兎君は、まだ幼体の内に人型になったから、成体…成人になるまでは成長が早いんじゃないかって。また、星君は最初に成人の男性に変化しているでしょ? その姿を追っているんじゃないかって言ってたよ。…それに追い付いたら…みくちゃんと同じく、ゆっくりと歳を重ねるだろうって…。月兎君は、そんな星君を見ているから、星君の真似をして…って、本当に妖は謎だらけだよね。…まあ、星君はあんな感じだから、若く見えても誰も変に思わないだろうけどね。あはは~」
あははじゃないだろう!
星は雪緒の親友なんだぞ!? 月兎はその義弟で、雪緒に懐いている。それが、この先、共に歩んで行けなくなるだと!? 雪緒に何て言えば良いのだ? いや、今、向こうでもその話をしているのか?
「…って、そこに何故天野が?」
「いや~…ほら、その、俺、みくちゃんと…してる…だろ?」
おい…熊が恥じらうな。
「その…みくちゃんの命を分けて貰って…それで寿命が延びたんだろうって、杜川さんが言っ…あだぁっ!?」
天野が言い終わる前に俺は立ちあがり、その頭に拳を落としていた。
「間違い無く、可愛いと思うよ~」
今しがた星が持って来た麦茶を飲みながら、天野と相楽が暢気に笑う。
茶の間を隔てた台所の方からは、やたらと良い匂いが漂って来ていた。
あの親父と星の二人で、豪勢な料理を作っているそうだ。
『式が終わってからのお楽しみだぞ!』
と、星がニヤニヤしながら言ったのが、何か癪に障った。
俺達の了承も得ずに勝手に事を進めて、何を盛り上がっているのだ。
「…ほ~ら~。眉間に皺が寄ってるよ~?」
口を一文字に結ぶ俺の額に相楽の指が伸びて来て、むにむにと揉まれた。
それを片手で軽く払い、俺は目の前に居る相楽と、その後ろに居る天野に細めた目を向けた。
「…よせ。本当に何なのだ? こんな、いきなり。…何か理由があるのだろう? 話せ」
俺の言葉に、二人は顔を見合わせて、やがて互いに頷き合った。
「あのね~。強引で悪いとは思ったんだけど~…時間が無いんだ…もう…」
「…時間…?」
相楽が姿勢を正し、何処か寂しそうに笑うその様に、俺はぴくりと眉を動かした。
「うん、あのね…」
「ああ、悪い、ゆずっぺ。やっぱ俺から話すわ」
何時もの間延びした喋りでは無いそれが、何か只ならぬ事を告げようとしている様で身構えたが、天野が立ち上がり、それを遮った。
「…天野…?」
軽く頭を掻きながら、部屋の隅で麦茶を飲んでいた天野が俺の前に、相楽の隣に並んで胡坐を掻く。
「…五十嵐司令には話してあるんだが…ゆかりん…いや、高梨」
「な、何だ?」
勤務中だって、まともに人の名を呼ばない天野が、真剣な眼差しで俺を見て来る。
"高梨"と呼んだ事で、これは本当に何か只ならぬ事を告げようとして居るのだと、俺は湧き上がって来た唾を飲み、再び身構えた。
「俺、朱雀辞めるわ」
一度目を閉じて、再び目を開いた天野の表情は、相楽と同じく何処か寂しそうに見えた。
「…は…?」
そんな天野の口から発せられた言葉の意味が、俺には理解出来なかった。随分と間抜けな声を出した自覚はあるし、間抜け面を晒している自覚もある。寂しそうな表情とは裏腹に、その声音が『俺、朱雀に入るわ』と言った時と同じく、明るく軽い物だったからかも知れんが。
「五十嵐司令からの承諾は得ている。まあ、そのせいで休みの仕様が変わったんだが」
照れくさそうに頭を掻きながら話す天野の姿に『…ああ、そう言えば司令に話したと言っていたな』と、ぼんやりと思った。
「先にお前に話すべきだったんだが…気を遣われるのが嫌でな」
「…あ、ああ…。しかし…何故だ? 俺が知る限り、お前に何かしらの病がある訳でも無いし、この仕事に嫌気が差した訳でもあるまい? お前はまだまだ現役で行けるし、五十嵐司令だって、止めた筈だと思うが…」
俺の言葉に、天野は大きく頷いた。
「ああ、止められた。泣いて止められたよ」
…泣いたのか…。
「それならば、何故?」
「…その、な…」
「ごめんね、紫君、良い?」
言い淀む天野に代わり、それまで黙っていた相楽が口を挟んで来た。
「あ、ああ?」
何だ? 五十嵐司令が泣きながら止めて、それでも了承したと云う理由は何なのだ? それを相楽は知って居ると云うのか? まさか、俺の知らぬ処で天野は病魔に侵されていたと云うのか?
「その"まだまだ現役"って云うのが問題なんだよ」
「…は…?」
しかし、相楽の言葉に、俺はまたも間抜けな声と面を晒した。
「…ずっと傍に居る紫君達…ううん、猛君本人も気付かなかった事…ああ、違うかな…猛君も杜川のおじさんも薄々気付いていたみたいだけど…。…年末に…僕、こっちに帰って来たよね?」
「あ、ああ? あの時は助かった。あ、礼がまだだったか?」
そうだ。
昨年末に、何とも言い難い任務で、朱雀が所有する保有地へと行ったのだ。雪緒を一人残して行く事に不安があったが、それをこの相楽…まあ、あの親父の仕業だが…が吹き飛ばしてくれたのだ。
「ううん、お礼は貰ったよ。…あのね、久しぶりに皆に会って思ったんだ"変わらないな"って」
「…ん?」
「あ、それは別に悪い事じゃないよ? 離れて居ても、皆、以前と同じ様に僕に接してくれるし、全然問題じゃないよ? 紫君は少し皺が目立つ様になったな、とか、手の節が目立つ様になったな、とか、血管が浮く様になったな、とか、あ、白髪がとか」
「…おい」
それはお前も同じだろうが。歳を取れば誰だって、否が応でもそうなる。
「…でも、ね。猛君には、それが無いんだ」
「…は…?」
「猛君に…ううん、それは、みくちゃんにも言える事だけど…二人には目立った加齢が見られないんだよ」
「…は…?」
「…妖ってさ、俺達と違って寿命が長いんだとさ」
相楽の言葉に天野を見れば、奴は軽く肩を竦めて笑って見せた。そして、僅かに目を伏せて話し出す。
「…何時ぐらいだったかなあ…何か爪の伸びが悪いなとか、髪の伸びが遅いなとか気付いたのは…まあ、はっきりと自覚したのは、ゆずっぺに"猛君とみくちゃんは、何時まで経っても変わらないね"って言われた時なんだが…。…気付いちまった物は仕方が無いよなあ? 杜川さんに話してさ、それで妖の寿命の事を知った。知らなかったよなあ? 俺達、あいつらを見れば…良くない物なら、即斬っていたし…」
「歳を取らない訳じゃないよ? ただ、人間より、それが緩やかなだけ…それでね…」
「…っ…、待て! 星は!? 月兎は!? あいつらは、成長しているだろう!?」
相楽は言った。みくに加齢は見られないと。だが、みくと同じ元妖の星と月兎は歳を重ね、それに見合った成長を遂げているではないか。
「うん。これは、杜川のおじさんの見解なんだけどね。星君と月兎君は、まだ幼体の内に人型になったから、成体…成人になるまでは成長が早いんじゃないかって。また、星君は最初に成人の男性に変化しているでしょ? その姿を追っているんじゃないかって言ってたよ。…それに追い付いたら…みくちゃんと同じく、ゆっくりと歳を重ねるだろうって…。月兎君は、そんな星君を見ているから、星君の真似をして…って、本当に妖は謎だらけだよね。…まあ、星君はあんな感じだから、若く見えても誰も変に思わないだろうけどね。あはは~」
あははじゃないだろう!
星は雪緒の親友なんだぞ!? 月兎はその義弟で、雪緒に懐いている。それが、この先、共に歩んで行けなくなるだと!? 雪緒に何て言えば良いのだ? いや、今、向こうでもその話をしているのか?
「…って、そこに何故天野が?」
「いや~…ほら、その、俺、みくちゃんと…してる…だろ?」
おい…熊が恥じらうな。
「その…みくちゃんの命を分けて貰って…それで寿命が延びたんだろうって、杜川さんが言っ…あだぁっ!?」
天野が言い終わる前に俺は立ちあがり、その頭に拳を落としていた。
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