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それからの絆
【十】ぽかぽかのお見合い
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「それでは、後は若い人達で…」
「星、二人で庭を散策して来ると良いよ」
今日は、おいらのお見合いの日だ。
でっかい旅館の広い食堂で、おいらが頭をワシワシした女…東藤綾女、十八歳だって貰った紙に書いてあった。と、再会した。
自己紹介とか、趣味とかそんな話をしながら飯を食べた。
美味いのは美味いんだけど、物足りない。帰ったら腹いっぱい食べよ。
親父殿とその他に言われてあやめと庭に出て来て、で、そこの池にいる鯉をおいら達は見てる。この鯉、持って帰って食べたら駄目かなあ。美味そうなんだけどなあ。脂乗っててうまそなんだよな。
「…あの、先日はお礼もままなりませんで申し訳ございませんでした」
しゃがんで涎を垂らしながら鯉を見てたおいらの斜め後ろに立って、あやめが言って来た。
「ん? お礼なら聞いたぞ? そんな事で謝らなくていいぞ?」
涎を着物の袖で拭いてから、おいらは立ち上がってあやめを見た。
背中まである髪は真っ直ぐで、前髪も長くて真ん中で分けて耳に掛けてる。
頭はおいらの胸ぐらいの高さだ。深い藍色の着物には、何の花かはわかんないけど、白い花や薄い赤い花が描かれていた。
顔は、りんたろが見たら"美人"とか言いそう。おいら、顔とか気にしないから良くわかんないけど。
あ、右目の下にほくろがあるや。泣きほくろとか言うヤツだっけ? ま、いいや。
「いいえ。人間として、感謝の気持ちをお伝えする事を忘れ…」
「んー! んんー! 真面目なのいらないから! あん時、お前もっとぽんぽん言ってたろ? それでいいいから!」
なんかゆきおみたいだな?
ゆきおを女にしたら、こんな感じなのかな?
「そんで、おいらも酷い事したし、言ったと思うから! ごめんな! んで、何でそんなおいらとお見合いしたいと思ったんだ?」
「はわぁっ!?」
おいらがそう言ったら、あやめは両手で自分の身体を抱き締めて腰を折った。
んん?
何だ?
何か、これに似たヤツを見た気がするぞ?
何処でだっけ?
「はあああ…本当に月也様と同じですわ…」
んんん?
それ、前にも聞いた気がするぞ?
「はわわ…もうどう致しましょう…。間違いありませんわ。月也様は星様をモデルに書かれたのですわ…はあ、はあ…ああ、胸が痛い…」
あやめが訳のわかんない事を言いながら、両手で胸を押さえてぶるぶると震えてる。顔色が赤と青を繰り返してる。息もはあはあと荒いぞ。だいじょぶか、これ?
「お前、だいじょぶか? 親のとこへ戻るか?」
「はああ…大丈夫ですわ。非常に興奮しますと胸が苦しくなりますの。持病ですので、どうかお気になさらずにお願い致します。はああ…ああ、そうですわ。こちらをお渡ししようと思っていましたの。こちらに月也様の事が書かれていますの」
そう言ってあやめは懐から一冊の本を取り出しておいらに渡して来た。
そしたら、なんか胸がしぼんだ様に見えた。
「貰っていいのか?」
「はい! その為に持って来たのですから! そちらに出て来ます、雷音様のお兄様が月也様なのです。わたくしの一押しの人物なのです。一見元気なおバカさんなのですけれど、実はそうではなくて、その元気さの下にお辛い事を隠していまして、他人には見せない様にしているのですわ。そのお姿がとてもいじらしくて、もう胸がきゅんきゅんとしてしまいますの。弟君の雷音様とは小さい頃に生き別れになってしまったのですけど、その原因が雷音様の主人であります縁様なのですが、雷音様はそれを知らないのです。月也様は雷音様を取り戻そうと…」
ありがとって言おうとしたら、あやめが物凄い勢いで何か言って来た。
「ん! ごめん。訳わかんない! これは後で読むけど! けど、おいらとこれと何か関係があるのか?」
「はうあっ! わたくしったら、つい…! つまりですね、そちらに書かれております、月也様が星様にそっくりなのですわ! いいえ、星様が月也様なのですわ! こちらを書かれた方は星様のお知り合いだと思いましたの。それで、文では無く、直に感動をお伝えしたいと思いまして! 星様にお会いすれば、作者の方とお会いできるのではと思いまして、縁談を持ち掛けたのですわ。ですから、このお話は断って下さって構いませんの」
おいらがそう言えば、あやめはまた物凄い勢いのまま言った。
うん、知ってるぞ。
こういうのパワフルって言うんだよな。
凄いな、おいらも見習わないとな!
「んん? なんかよくわかんないけど、おいらから断ると、お前の名前に傷が付くから、お前から断るようにしろって親父殿に言われたぞ? だから、お前、おいらの事嫌わないと駄目だぞ? あと、おいらの知り合いに本を書くヤツはいないぞ?」
「はあああああ…っ! 何てお優しいのでしょう! …え、はら? 作者の方とお知り合いでは無いと仰いましたか?」
優しい?
うん。親父殿は優しいぞ!
それに気が付くなんて、あやめはいいヤツだな!
「ん! 知らないぞ!」
「はわあああ…。そうでしたか…わたくしの勝手な思い込みでしたのですね…」
あやめが両手でほっぺを押さえてしょんぼりとした。
「ん? 手紙って言ってたな? 会えなくても、手紙出せるんだろ? 返事貰えないのか?」
「…はわ…ああああ…あの…その…読んだ時の感動の勢いのままで書いていまして…後から読み返しますと…その…とても酷い物でして…御迷惑になるかと…その…一度も…お出しした事は無いのです…。…書いては書き直して…書き直しては…また書いて…お恥ずかしい限りです…」
なんか、あやめがしおしおとしぼんでくぞ?
先刻までの元気はどこ行ったんだ?
「なんだ。迷惑かどうかなんて、お前が決めるものじゃないだろ? 貰った相手が決める事だろ? いいと思ったんだろ? 思った事はちゃんと言わないと伝わらないぞ? おいらも、帰ったら大切な人に大切な事を伝えるんだ。迷惑だと思うけど、言うの怖いけど、言わなきゃわかんないし、伝わらないんだ。だから、おいらは言うぞ? お前は?」
うん。
お見合いが終わったら、親父殿に言うって決めたんだ。
「はああああっ…! 勇気をありがとうございますっ…!! そうですわ! お伝えする処から始めなければなりませんよね! やはり星様はお優しいです! 星様が御迷惑でなければ、是非お友達になりたいのですが…っ…! そうしましたら、瑠璃子様にもお会い出来ますかしら!? 瑠璃子様はわたくしと同じ女性ですのに、とてもお強くて、あの日から、わたくし憧れていますの!」
あやめが下を向いてた顔を上げて、目をぽかぽかさせて胸に両手をあてて、そう言った。
うん、元気が復活したみたいだ。良かったな。
「ん! 会えるぞ! るりことおいらは友達だからな!」
「はわああああ! 何て素晴らしい日なのでしょう! この感動を忘れない内に文にしたためましょう!」
あやめが手のひらを組んで、顔と一緒に空へとあげてる。
あれだな、お祈りってヤツだな。
「なんか大げさだな、あやめは。けど、おもしろいな!」
「あ、やはり星様です! この様な処でどうされたのですか?」
「あ、ゆきお。ゆきおこそ、どしたんだ?」
頭の後ろで手を組んでおいらが笑った時、ゆきおの声が聞こえて来た。
振り返ったら、走ったのか顔を赤くしたゆきおが立ってた。その後ろにおじさんが見える。
何で、二人がいるんだろ?
「はわあっ!? 雷音様!? はあはあ、はあ…っ…! はう…っ…」
「おわっ!? あやめ!? いきなり寝るなあっ!!」
そしたら、あやめが胸を押さえて、ふらあ~って後ろに倒れそうになったから、おいらは慌てて手を伸ばして、その手首を掴んだ。
「ふえっ!?」
ゆきおが目を丸くして驚いてた。
「星、二人で庭を散策して来ると良いよ」
今日は、おいらのお見合いの日だ。
でっかい旅館の広い食堂で、おいらが頭をワシワシした女…東藤綾女、十八歳だって貰った紙に書いてあった。と、再会した。
自己紹介とか、趣味とかそんな話をしながら飯を食べた。
美味いのは美味いんだけど、物足りない。帰ったら腹いっぱい食べよ。
親父殿とその他に言われてあやめと庭に出て来て、で、そこの池にいる鯉をおいら達は見てる。この鯉、持って帰って食べたら駄目かなあ。美味そうなんだけどなあ。脂乗っててうまそなんだよな。
「…あの、先日はお礼もままなりませんで申し訳ございませんでした」
しゃがんで涎を垂らしながら鯉を見てたおいらの斜め後ろに立って、あやめが言って来た。
「ん? お礼なら聞いたぞ? そんな事で謝らなくていいぞ?」
涎を着物の袖で拭いてから、おいらは立ち上がってあやめを見た。
背中まである髪は真っ直ぐで、前髪も長くて真ん中で分けて耳に掛けてる。
頭はおいらの胸ぐらいの高さだ。深い藍色の着物には、何の花かはわかんないけど、白い花や薄い赤い花が描かれていた。
顔は、りんたろが見たら"美人"とか言いそう。おいら、顔とか気にしないから良くわかんないけど。
あ、右目の下にほくろがあるや。泣きほくろとか言うヤツだっけ? ま、いいや。
「いいえ。人間として、感謝の気持ちをお伝えする事を忘れ…」
「んー! んんー! 真面目なのいらないから! あん時、お前もっとぽんぽん言ってたろ? それでいいいから!」
なんかゆきおみたいだな?
ゆきおを女にしたら、こんな感じなのかな?
「そんで、おいらも酷い事したし、言ったと思うから! ごめんな! んで、何でそんなおいらとお見合いしたいと思ったんだ?」
「はわぁっ!?」
おいらがそう言ったら、あやめは両手で自分の身体を抱き締めて腰を折った。
んん?
何だ?
何か、これに似たヤツを見た気がするぞ?
何処でだっけ?
「はあああ…本当に月也様と同じですわ…」
んんん?
それ、前にも聞いた気がするぞ?
「はわわ…もうどう致しましょう…。間違いありませんわ。月也様は星様をモデルに書かれたのですわ…はあ、はあ…ああ、胸が痛い…」
あやめが訳のわかんない事を言いながら、両手で胸を押さえてぶるぶると震えてる。顔色が赤と青を繰り返してる。息もはあはあと荒いぞ。だいじょぶか、これ?
「お前、だいじょぶか? 親のとこへ戻るか?」
「はああ…大丈夫ですわ。非常に興奮しますと胸が苦しくなりますの。持病ですので、どうかお気になさらずにお願い致します。はああ…ああ、そうですわ。こちらをお渡ししようと思っていましたの。こちらに月也様の事が書かれていますの」
そう言ってあやめは懐から一冊の本を取り出しておいらに渡して来た。
そしたら、なんか胸がしぼんだ様に見えた。
「貰っていいのか?」
「はい! その為に持って来たのですから! そちらに出て来ます、雷音様のお兄様が月也様なのです。わたくしの一押しの人物なのです。一見元気なおバカさんなのですけれど、実はそうではなくて、その元気さの下にお辛い事を隠していまして、他人には見せない様にしているのですわ。そのお姿がとてもいじらしくて、もう胸がきゅんきゅんとしてしまいますの。弟君の雷音様とは小さい頃に生き別れになってしまったのですけど、その原因が雷音様の主人であります縁様なのですが、雷音様はそれを知らないのです。月也様は雷音様を取り戻そうと…」
ありがとって言おうとしたら、あやめが物凄い勢いで何か言って来た。
「ん! ごめん。訳わかんない! これは後で読むけど! けど、おいらとこれと何か関係があるのか?」
「はうあっ! わたくしったら、つい…! つまりですね、そちらに書かれております、月也様が星様にそっくりなのですわ! いいえ、星様が月也様なのですわ! こちらを書かれた方は星様のお知り合いだと思いましたの。それで、文では無く、直に感動をお伝えしたいと思いまして! 星様にお会いすれば、作者の方とお会いできるのではと思いまして、縁談を持ち掛けたのですわ。ですから、このお話は断って下さって構いませんの」
おいらがそう言えば、あやめはまた物凄い勢いのまま言った。
うん、知ってるぞ。
こういうのパワフルって言うんだよな。
凄いな、おいらも見習わないとな!
「んん? なんかよくわかんないけど、おいらから断ると、お前の名前に傷が付くから、お前から断るようにしろって親父殿に言われたぞ? だから、お前、おいらの事嫌わないと駄目だぞ? あと、おいらの知り合いに本を書くヤツはいないぞ?」
「はあああああ…っ! 何てお優しいのでしょう! …え、はら? 作者の方とお知り合いでは無いと仰いましたか?」
優しい?
うん。親父殿は優しいぞ!
それに気が付くなんて、あやめはいいヤツだな!
「ん! 知らないぞ!」
「はわあああ…。そうでしたか…わたくしの勝手な思い込みでしたのですね…」
あやめが両手でほっぺを押さえてしょんぼりとした。
「ん? 手紙って言ってたな? 会えなくても、手紙出せるんだろ? 返事貰えないのか?」
「…はわ…ああああ…あの…その…読んだ時の感動の勢いのままで書いていまして…後から読み返しますと…その…とても酷い物でして…御迷惑になるかと…その…一度も…お出しした事は無いのです…。…書いては書き直して…書き直しては…また書いて…お恥ずかしい限りです…」
なんか、あやめがしおしおとしぼんでくぞ?
先刻までの元気はどこ行ったんだ?
「なんだ。迷惑かどうかなんて、お前が決めるものじゃないだろ? 貰った相手が決める事だろ? いいと思ったんだろ? 思った事はちゃんと言わないと伝わらないぞ? おいらも、帰ったら大切な人に大切な事を伝えるんだ。迷惑だと思うけど、言うの怖いけど、言わなきゃわかんないし、伝わらないんだ。だから、おいらは言うぞ? お前は?」
うん。
お見合いが終わったら、親父殿に言うって決めたんだ。
「はああああっ…! 勇気をありがとうございますっ…!! そうですわ! お伝えする処から始めなければなりませんよね! やはり星様はお優しいです! 星様が御迷惑でなければ、是非お友達になりたいのですが…っ…! そうしましたら、瑠璃子様にもお会い出来ますかしら!? 瑠璃子様はわたくしと同じ女性ですのに、とてもお強くて、あの日から、わたくし憧れていますの!」
あやめが下を向いてた顔を上げて、目をぽかぽかさせて胸に両手をあてて、そう言った。
うん、元気が復活したみたいだ。良かったな。
「ん! 会えるぞ! るりことおいらは友達だからな!」
「はわああああ! 何て素晴らしい日なのでしょう! この感動を忘れない内に文にしたためましょう!」
あやめが手のひらを組んで、顔と一緒に空へとあげてる。
あれだな、お祈りってヤツだな。
「なんか大げさだな、あやめは。けど、おもしろいな!」
「あ、やはり星様です! この様な処でどうされたのですか?」
「あ、ゆきお。ゆきおこそ、どしたんだ?」
頭の後ろで手を組んでおいらが笑った時、ゆきおの声が聞こえて来た。
振り返ったら、走ったのか顔を赤くしたゆきおが立ってた。その後ろにおじさんが見える。
何で、二人がいるんだろ?
「はわあっ!? 雷音様!? はあはあ、はあ…っ…! はう…っ…」
「おわっ!? あやめ!? いきなり寝るなあっ!!」
そしたら、あやめが胸を押さえて、ふらあ~って後ろに倒れそうになったから、おいらは慌てて手を伸ばして、その手首を掴んだ。
「ふえっ!?」
ゆきおが目を丸くして驚いてた。
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