21 / 55
限界離婚
明らかになる土曜日
しおりを挟む
良は土曜日の朝9時に町で一番大きな総合病院へ行った。
白と青を基調とする建物は清潔感があり、新しい。10階建ての総合病院は救急医療センターに指定されてる。
入院棟へ入り、エレベーターで祖母が入院した6階へ移動する。
病院の中は涼しく、外の暑さを感じさせなかった。
祖母が入れられた病室へ良は着いた。祖母のベッドの隣にはすでに麗奈が座っていた。
良は、麗奈に会釈をして、ベッドの反対側の椅子に座る。
祖母は点滴をしながら眠っている。
なぜか手足は包帯のようなもので縛られている。
違和感を感じていると、看護師が病室に入ってきた。
「丸田さんですか?先生から病状説明があります。この後お時間よろしいですか?」
良は立ち上がり看護師へ告げた。
「はい。よろしくお願いします。」
良は看護師に2畳ほどの個室へ案内された。病状説明の為のその部屋には、数個の椅子とパソコンが設置されている。麗奈も話を聞きたいというので、一緒に説明を受けに行く事にした。
相変わらず両親と妻と息子の居場所が分からない。
良は、祖母の事が落ち着けば、家族を探さなければいけないと思っていた。
別室で待っていると、医師が来る前に看護師は部屋へ入ってきた。
「もしかして、丸田広一さんのご家族ですか?住所が同じみたいですが、、、」
良は驚き返事をする。
「そうです。どうして父の事を、、、」
看護師は、良へ伝えてきた。
「広一さんは月曜日からこちらに入院していますよ。ここ数日ご家族と連絡がとれなくて困っていたんです。」
良は、驚き言った。
「私は、今週出張で県外へ行っていて、昨日の夜帰宅した所なんです。帰ると家の中が荒らされていて、祖母が倒れていました。祖母以外の家族が見当たらなくて困っていたんです。出張先のトラブルで携帯電話を故障してしまい、家族の電話番号が分からなくなってしまって、、、」
看護師は、少し難しい顔で言う。
「そうなんですね。丸田広一さんの主治医も、丸田文さんと一緒の先生なんです。一緒に説明を受けられますか?」
良は言った。
「はい。お願いします。」
看護師は、良の隣に座る麗奈を見て言う。
「それで、、、そちらの方は、、、、ご家族の方ですか?」
麗奈は、看護師へ伝えた。
「玉留 麗奈です。丸田文の孫になります。広一さんは私の叔父です。」
白と青を基調とする建物は清潔感があり、新しい。10階建ての総合病院は救急医療センターに指定されてる。
入院棟へ入り、エレベーターで祖母が入院した6階へ移動する。
病院の中は涼しく、外の暑さを感じさせなかった。
祖母が入れられた病室へ良は着いた。祖母のベッドの隣にはすでに麗奈が座っていた。
良は、麗奈に会釈をして、ベッドの反対側の椅子に座る。
祖母は点滴をしながら眠っている。
なぜか手足は包帯のようなもので縛られている。
違和感を感じていると、看護師が病室に入ってきた。
「丸田さんですか?先生から病状説明があります。この後お時間よろしいですか?」
良は立ち上がり看護師へ告げた。
「はい。よろしくお願いします。」
良は看護師に2畳ほどの個室へ案内された。病状説明の為のその部屋には、数個の椅子とパソコンが設置されている。麗奈も話を聞きたいというので、一緒に説明を受けに行く事にした。
相変わらず両親と妻と息子の居場所が分からない。
良は、祖母の事が落ち着けば、家族を探さなければいけないと思っていた。
別室で待っていると、医師が来る前に看護師は部屋へ入ってきた。
「もしかして、丸田広一さんのご家族ですか?住所が同じみたいですが、、、」
良は驚き返事をする。
「そうです。どうして父の事を、、、」
看護師は、良へ伝えてきた。
「広一さんは月曜日からこちらに入院していますよ。ここ数日ご家族と連絡がとれなくて困っていたんです。」
良は、驚き言った。
「私は、今週出張で県外へ行っていて、昨日の夜帰宅した所なんです。帰ると家の中が荒らされていて、祖母が倒れていました。祖母以外の家族が見当たらなくて困っていたんです。出張先のトラブルで携帯電話を故障してしまい、家族の電話番号が分からなくなってしまって、、、」
看護師は、少し難しい顔で言う。
「そうなんですね。丸田広一さんの主治医も、丸田文さんと一緒の先生なんです。一緒に説明を受けられますか?」
良は言った。
「はい。お願いします。」
看護師は、良の隣に座る麗奈を見て言う。
「それで、、、そちらの方は、、、、ご家族の方ですか?」
麗奈は、看護師へ伝えた。
「玉留 麗奈です。丸田文の孫になります。広一さんは私の叔父です。」
0
お気に入りに追加
91
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
物置小屋
黒蝶
大衆娯楽
言葉にはきっと色んな力があるのだと証明したい。
けれど私は、失声症でもうやりたかった仕事を目指せない...。
そもそももう自分じゃただ読みあげることすら叶わない。
どうせ眠ってしまうなら、誰かに使ってもらおう。
ーーここは、そんな作者が希望をこめた台詞や台本の物置小屋。
1人向けから演劇向けまで、色々な種類のものを書いていきます。
時々、書くかどうか迷っている物語もあげるかもしれません。
使いたいものがあれば声をかけてください。
リクエスト、常時受け付けます。
お断りさせていただく場合もありますが、できるだけやってみますので読みたい話を教えていただけると嬉しいです。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる